BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年07月01日
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カテゴリ: 二次創作
BL二次創作です。お嫌いな方はご遠慮下さい。ついでにパラレル?)

そうだ、寺にいこ2

ろうそくの灯りがゆらりと揺れるのと同時に、二人の影も揺れる。
外では雨が降り続き、先ほどよりも気温が下がったのは気の所為だろうか、お茶を飲み干した露衣(ロイ)が器を置いた。
綺麗な所作だと思う。
誰かとは大違いだ。
見とれるエドに露衣が問う。
「誰かを見ておられるようですね」
「や、あの。。。違う、アンタの動きが綺麗だなって思ったんだ。ここに入ったときの姿にも正直、見惚れた、済まない」

涼やかに笑う顔、そっと目を細めて俯くと茶の器を引いて脇にどけ、文机に向き直り筆を走らせた。
エドはどうして良いのか分からないでその背中を見詰め、やはり綺麗だと思う。
剃り上げられた頭の形、そこから伸びる項、肩から背中のラインから妙な色気を感じ取った。
頭を振りそれを消す、なんてことを思っているのだろうか、胡坐を崩して後ろから文机を覗くと柔らかい筆の運びでスラスラと文字がつくり出されていく、綺麗な文字だと思った。
「恥ずかしいですよ、そんなに穴が開くほどみられたのではね」
クスクスと笑って振り向く顔と目が合った。
似ているだけに高鳴りが聞こえたのではないと思えるほどに動揺している。
「や、ほら、なんていうの俺、その道具初めて見たから、それに美しい文字だなって思って、読めないけどアンタのそれに感動してるんだ」
「私自身が綺麗だとか、美しい文字だとか、なんだかこそばゆい言葉ばかり並べるのですね」
正直な言葉だったのに気分でも害したのかと思ったが顔は笑っている。
「誰も書けますよ、お教えしましょう」

良い香りがした。
本堂で嗅いだ線香の香りとは違う匂いだと思った。
「済みません、勢い余ってしまって、何処も傷つきませんでしたか?」
「や、いえ、平気、すまねぇ、こっちこそ。。。」
良い香りだとは言えなかったなんだかさっきから女性を褒めているようで気恥ずかしいエドは露衣の隣に座ると近くで墨の香りを嗅いだ。

「あの。。。アンタさ何か香り付けてるのか?」
「そうですね、線香臭いのが嫌いなので香を焚き染めてるのですよ、香りはお嫌いですか?」
「いや、いや、良い香りだだなって。。。」
言ってしまった言葉に照れが見え、クスリと笑って筆を執った。
「どうですか?やってみます?」
「え、俺がか?」
「ええ」
ブルブルと頭を振った、折角綺麗な文字が並んでいるのにここで自分が手を加えては台無しに成ってしまう気がした。
「なぜ、良いのですよ遠慮しなくても、これは私にとっても練習のような物です。さぁ、どうぞ、ではこうしましょう、これはここまでにして新たな紙でね」
露衣はそういうと押入れの襖を開け、もう一つの文机と筆と硯を取り出した。
筆と硯は使い込んで有る、露衣の愛用の品というのが見て取れる。
「俺は良いよ、アンタ続けてくれよ」
「良いでは有りませんか、一緒にね、ほら、ここに座って私のお古で申し訳ないがしばし付き合って頂けませんか?心が落ち着きますよ」
先ほどからの心の揺れを悟られているのではないかと思う、これで気が落ち着くのならばそれで良い、文字に関しては自信は有ると思う。

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最終更新日  2010年07月01日 15時19分21秒 コメントを書く
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