BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年08月08日
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カテゴリ: 道に落ちていた男
BL小説でです。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

車の中で鴻山は葛藤している。立ち上がった中心を隠すために、野瀬の上着が膝にかけられている。触ろうと思えば出来ないことも無いが、隠す替わりにファスナーが全開にされ、中心は取り出されている。だらしなく零れる先走りが野瀬の上着を濡らし、触れてしまえば、野瀬の手によって上着は取り払われることに成っていて、みっともない姿を運転手に晒してしまうことになる。
運転手は終始、前方に注意を払っているが、時折、ルームミラーで後部座席を気にしてる事に気付き、小声で囁かれるように注意される。

「宗次、その潤んだ瞳は前の彼に気の毒だよ、それとも車内で三人でするか?」

喉の奥で笑う声、鴻山は溜息交じりの吐息を吐いて俯く、目の前には自分の厭らしい膨らみが目に飛び込んで来て、絶望感に襲われ、いたままら無い気持ちから逃れる為に目をきつく瞑る。
それを知っている野瀬は、上着の横から手を差し入れ、中心に触れる。
ビックリ背中が跳ねる。

「こんなにして厭らしい、ここで出してやろうか?」

鴻山の望む言葉が与えられるが、ここで達する訳には行かない、車内でそんなことをすれば、運転手は何て思うだろう。自分の浅ましさは曝け出したくない。それよりも、野瀬とのまともではない関係を知られたくない。そんな、保身の事しか今は考えられない。


「冗談だ、安心しろ」

優しいのだか、冷酷なのか分からない野瀬の言動、昂ぶりに添えられた手はそっと引かれ、安堵の息を吐く。

「こんなところではしない、家で存分に可愛がってやる」

背中にゾクリと冷たい物が走るような声が、鴻山の思いを悟ったかの様に発せられ、手が静かに退かされる。

「残念そうな顔をするな、構って欲しかったのか?」

中心から離されたてが、太股を撫でられると甘い疼きが湧いてくる。直に触れられるよりは幾分かマシでは有ったが、やはり性感を擽ることは間違いがなく、じわじわと鴻山を追い詰めるには十分な刺激で、その手が今度はズボンから抜いたシャツの端から中に潜り込む。

「や…」
「声を出すな、ばれるじゃないか」

手が悪戯に服の下で這い回る。朱に染まる首筋がどれほど感じているのかを伝え、必死に抑える為に益々、きつく唇を噛むと、野瀬の手が去って行った。
『なぜ?』そんな思いで野瀬を見上げると溜息交じりで返される言葉は、妙に優しい。

「そんな顔をするな、唇が切れる、済まない苛め過ぎた……」


これが彼の愛の形なのだろうか。鴻山には理解不能な現実ばかりが野瀬から与えられる。
翻弄される身体を抱き締め、思いに耽っていると、車が止まる。
愛想笑いを浮かべた運転手に料金を支払うと、さっさと自分だけ降りて行く、取り残された鴻山はどのようにして降りるべきか戸惑っていると、鴻山側のドアが開く。

「大丈夫か?」

差し伸べられた手に導かれるように車を降りる。しかし、翻弄され続けた身体は立っていられない、その場でへなへなと座り込んでしまうと、そんな鴻山を見かねて、軽々と抱き上げ運ぶ。


「そんな事出来ないくせに、甘えればいい、それに見えてるぞ、お前の卑しいものが」

笑う野瀬の視線の先、手にしていた上着がずれて現れている中心、慌てて握っていた上着をかき寄せ、隠す
そんな二人を置いて車は夕闇に消えて行った。
二人分の荷物は鴻山に持たせ、玄関に向かう、器用にポケットからキーホルダーを取り出し、ドアを開ける。
入ったのは、以前、通された異様な部屋ではなく、野瀬の寝室らしき場所、モノクロを基調にした部屋の壁際に置かれたベッドに横たえられる。鴻山が手にしていた荷物はデスクの上に擱き、起き上がろうとした身体を押さえつけられる。

「よく我慢した、今、解放してやる」

静かな声が官能を誘い、上着は取り払われてみっともない自身がその目に晒され、ずっと触れて欲しくて、濡れたそれはぬらぬらと明かりに照らされ、卑猥に映る。

「こんなに濡らして厭らしい」

指でツッと辿るとびくびくと跳ねる身体、嬲るのではなくて抜いて欲しい、自分で手を伸ばすと手が捉えられてしまう。

「や、触って……触らせて……あ、お願い……」

車の中で感じたよりも熱い身体、野瀬に見下ろされるだけでこうも感じてしまうのか、一体、自分はどうなってしまったのだろうか。狂いそうなほど、求めている自分がいる。

「私が触ってやるから、自分ではするな」

捉えた手を押さえつけて着ていたものが取り払われてしまう。勿論、スラックスはボタンを外され、下ろされる。野瀬自身はネクタイを抜いて鴻山の手を拘束し、ベッドに縛り付けてしまう。

「これで良い、存分に楽しめるようにしてやる」

唇が鎖骨を辿り、歯が立てられる。

「い、痛い」
「痛いのが良いのだろ、見ろ、これは喜んでいる」

手の添えられた中心はぴくぴくと反応をしめし、達したいと声を上げているよう。

「一度、楽にしてやる」

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最終更新日  2010年08月08日 16時34分55秒
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