BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2010年11月19日
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カテゴリ: 二次創作

BL二次創作小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。興味本位で覗いて気分を害されても責任は持てません。では、O.k方のみお進み下さい。CPはロイエドです。




暖かな小春日和、窓辺に佇みなから外の光景をしばし観賞していると、風がさわさわと吹き木をゆらしかたと思うとその風に呷られ木の葉が舞い落ち、冬が近い事を知らせている。
ここ数日の温かさを振り返ったとき、冬の訪れが間近で有ることなど忘れさせる日々が続いていた所為か、季節の移ろいなどすっかり忘れていた事に気付いた。
デスクに戻り、カレンダーを見るとある事に気付き微笑を浮かべた男は、自分のよく知った人物が廊下を歩く靴音を聞いた気がし、勢いよくドアが開けられるのを期待し、ペンを取ると数秒後に予想通りのことが起きたことに内心ほくそ笑むのだったが、表情は冷静にして穏やかに普段の姿で執務をこなす。
「ドアは静かに開けないか」
「やぁ~わりい、わりい・・・アンタが居るって聞いたらちょっとした挨拶代わりだと思ってくれよ」
頭をぽりぽりかきながら、デスクの横に立つとニンマリと歯を見せ笑い、男の顔を覗き込む。
「それで何の用だ」
言葉はあくまで静かで感情の読み取れない空気を纏っている。側に居る者を拒んでいるかの様にも聞こえるが、その心の奥には喜びが潜んでいる。
「折角帰って来たことだし、アンタの様子伺いと報告書の提出に来たんだけど、邪魔なら帰るよ」
「そうか、今日はどうする?」
デスクから初めて顔を上げ、金色の瞳と目を合わせると穏やかに微笑んでみせるとその顔に毒気を抜かれたのか、ぽかんと口を開けて言葉さえ出てこないと言った表情で見詰め返してくる手を捕まえ、引っ張ると簡単に体勢を崩し、ロイの方に倒れこんで来るのを抱きとめ膝に乗せる。
「ちょ、何だよ・・・」
ロイの体温を感じなら、真っ赤に頬を染めたエドの髪を取り、その香りを嗅ぎ、肩に顔を埋めて囁いてみせる。
「時間が有るのなら見せたいものがある、取れるか?」
「じ、時間なら・・・ある・・・な・・・なんだよ・・・見せたいものって言うのは・・・」
「その時のお楽しみだ、ここで待ち合わせだ、良いな・・・」
「あ、ああ」
エドの返事を聞くと肩に乗せられた顔が動き、首筋に当てられた唇がその場所を強く吸う、それはまるで約束の証のように紅く色鮮やかに季節外れの桜の花びらを散らす事になる。
「ば、ばか・・・なにすんだよ・・・」
より赤くなったエドが手で痕を押さえながら身を捩り、ロイから離れ、逃げるようにドアへ向かうのを強引に引き止める事は無く、笑いながらデスクに視線を戻し、最初の言葉は強く、後の言葉は聞こえるか聞こえないかギリギリの声で囁く様に一言付け加えた。
「ちょっと待てエドワード、来なければ迎えに行って・・・押し倒す・・・」
言葉にエドの足が止まり、振り返る事無くドアノブに手をかけたまま耳に届く声だけに集中した。
「や、それだけは・・・わ、解ったよ・・・」
挙動不審なエドがドアを勢いよく開けたかと思うと、酷い音を鳴らして閉まった。笑いを堪えていたロイがデスクに突っ伏し腹を抱え、それを知らないエドは早足で去っていくのだった。

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最終更新日  2010年11月19日 02時39分58秒 コメントを書く
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