BL駄文・華は夜ひらく

BL駄文・華は夜ひらく

2012年05月24日
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カテゴリ: 君がいるから
BL駄文です。
興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。

廊下の片隅、栢山は藤野の胸に頭を預けて目を閉じ、鼓動を楽しんでいるように見える。今までに無いほど穏やかな表情は先ほどまでの争いは微塵も感じられないのだが対照的なのは藤野で緊張してるのが感じられる。
胸に響く声がした。
「緊張しないでよ」
返事は無い変わりにシャツの合わせ目を強く握っている。
「そんなにこうしてるのが嫌?」
戯れに触れて来る手が好きだったが、今はそれが無い、切なくて寂しさが募る。
「だよね、乱暴しちゃたから警戒しない方がおかしいか」
自嘲気味に笑いながら硬く握られた手に触れるとピクリと跳ねるが掃われることは無く、ホッと安堵した。
「良かった・・・逃げるかと思った・・・」

「ねぇ、もし俺が貴方の幼馴染だったら・・・そして・・・倉本さんが俺と同じ立場だったら・・・俺を選んでくれた・・・?」
答えはなんとなく想像出来た。しかし、聞かずにはいられなかった。藤野の言葉で声で知りたかったから口にしたのだ。
「多分・・・それは無い・・・お前と倉本は・・・違うから・・・」
握っていた手を強く握る。
「そう、だよね・・・俺とあの人では器が違うからね、あの辛抱強さは俺には無いよ」
今度はクスリと笑ってまた、胸に頭を預けると藤野がクシュリとくしゃみをした。
「寒い?」
「うん・・・少し・・・」
「着替えよう・・・そんなにしちゃったからね・・・」
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最終更新日  2012年05月24日 07時13分19秒
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