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今行っている仕事で、社員の方が組織改革の方針をまとめて取締役会に上申する、という場面に出くわした。その資料を読ませてもらったのだが、これがかなりよろしくない。コンサル会社の人間で言えば新入社員並みの資料で、2年目以降でこんな資料を作っていたら即クビになる、という代物である。簡単に言ってしまうと、「相手を説得する」ということにほとんど注意が払われていない。自分の考えをただ並べるだけの資料になっている。具体的には、以下のような点があげられる。・網羅性がない・展開が論理的でない・求める判断の範囲が大きい・網羅性がないコンサルが資料を作るときに絶対的に注意を払うのがこの「網羅性」である。「あれは考えなくて良いの?」と指摘されると、その時点でゲームオーバーだからである。例えば問題点として6つ挙げました、ということであれば、なぜ各種の問題が6つに絞り込まれたかのロジックを記述しなければならない。昔自民党の総裁選で亀井さんが立候補したとき、公約として「高速料金をただにする」とかいくつかの公約を掲げていた。これが「網羅性がない」典型的なパターンである。なぜ日本の諸問題の解決策が数個なのか、亀井さんはまったく示していなかった。・展開が論理的でない「風吹けば桶屋が儲かる」ではないが、自分の意図する結論に導くためには、論理的に話が展開すること、展開するときには必ず説得力のある「事実」を付加すること、が必要である。「○○の問題がある」よって「組織変更が必要だ」では論理が飛躍しすぎて同意できない。・求める判断の範囲が大きいこの資料の最大の敗因は、組織の変更策を具体的に示した点である。組織の変更は会社にとっては大きな判断になるため、おいそれとは決断することが出来ない。そもそも組織を変更すると問題が解決するかどうかがまったく見えないので、YESかNOかで判断を迫られれば、答えはNOとなってしまう。しかし、「いろいろな問題があるので、その解決策を検討するタスクフォースを立ち上げましょう」とか「組織変更で解決するかシュミレーションしてみましょう」といった提案であれば、経営者も同意することが可能である。判断の範囲を絞って、YES/NOを迫っていく、これも重要な技法である。ちなみにこの資料は取締役会預かり、ということで棚上げ(ゴミ箱行き?)しているようである。まあ当然か...
2005/07/19
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前日の日記に、「人に仕事をさせる時には精神的に追い込むこと」などという物騒なことを書いたが、それを具体的に書いてみたい。まず、締め切り日になったら必ず連絡すること。出来れば直接会うのが良いが、無理であれば電話でも構わない。メールはダメ。そこで必ず遅れた理由を徹底的に問いただす。「なぜ出来ないのか?」「何時間の作業と見積もっているのか?」「1日1時間でも作業すれば○日で終わるのではないか?」「遅れるのであれば事前に連絡をくれないのか?」「明日の○時に必ず状況報告のための電話をして欲しい」等々これだけ攻め込めば、相手は相当いやな気分になる。そうすると、「こいつから頼まれた仕事に遅れると、とてもいやな気分になるので早くやってしまおう」という気持ちになり、その人の中で作業の優先度が高くなる。ただし、心理的に追い込まれているが、相手の言うことはすべてもっとな事なので、自分で作業を進めるしかない、という状況にすることが重要。高圧的な話し方をして、「あの言い方は腹がたつな!」と思われると逆効果になる。このようなすすめ方をすれば、頼む相手の役職が上でも下でも関係なくなる。(直属の上司を追い込むのはやや危険かも知れないが...)是非お試しあれ。
2005/07/18
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プロジェクトマネージメントの本質は、・自分でスケジュールを立てること・他人にスケジュールを守らせることの2点だと思っている。「おいおい簡単すぎるぞ~」、と思われるかも知れないが、これがなかなか難しい。・自分でスケジュールを立てることプロマネの勝利の第一歩は、スケジュールを立てることである。まず、スケジュールとは、管理可能でなくてはならない。すなわち、終わったか終わってないのかが分からなくてはいけない。「~の検討」とかいう項目はダメである。「検討」の終了が何かが分からない。「設計」とかいうのもダメ。漠然としすぎていて、進捗を把握することが出来ない。また、盛り込む項目に、想定できるすべてのオプションを盛り込めるかどうかも勝負どころになる。突発的な事項でも、それが「想定内」であれば対処は楽勝である。想定していなければ、ダメージは大きい。・他人にスケジュールを守らせること次に厄介なのが、他人にスケジュールを守らせることである。他人に頼んだ時点で満足している人が多いが、それはプロマネ失格である。頼んだ相手が期日通りに作業を進めないことを想定して、しかるべき手を打つことが必要である。あまり良い手ではないが、期日を守らせるためには、精神的に追い込むのが効果が大きい。サラ金が借り手を追い込むパターンとよく似ている。サボるよりも作業をやった方が精神的に楽な状態に追い込めば、大抵こちらの意図どおりに作業してもらえる。もちろん、頼めばきちんとやってくれる人にはこんな手を使う必要はないが、世の中そういう人ばかりではないので、姑息な技が必要になってくる。これを実戦で鍛えるのみ!
2005/07/17
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ネタ切れにつき時事ネタで、今話題の郵政民営化。新聞、テレビを見てもどうも各社の主張がよく分からない。マスコミの宿命として、小泉さんを全面的に支持している論調は皆無である。すすめ方が強引だ、とか、もっと他にやるべきことがあるだろ、とか批判している。ただし、郵政民営化そのものに正面きって反対しているところはない。私の個人的意見は、郵政民営化「賛成」何がなんでも今国会で成立してほしいと思っている。道路公団の談合を見るまでもなく、公的な機関にお金をたくさん持たせておくと必ず無駄使いをする。郵政公社に流れ込んだ340兆円は、どぶに捨てられていく。民間より金利が高いという理由で間抜けな人間は郵便局にお金を預ける。結局無駄使いは回収出来ずに税金が投入される。おきまりのパターン。なんの根拠も無いが、私と同意見の人は多いと思う。少なくとも日本経済新聞や経済界の論調は、郵政民営化をなんとか進めるべきだ、というトーンである。もし、参院で不成立、衆院解散になった場合、私は、小泉自民党(=郵政民営化賛成党)が圧勝するような気がしている。永田町では、勢力が拮抗しているそうであるが、世論はそんなことはないと思っている。民主党は、郵政民営化に「反対」してしまっている。これはかなりの判断ミスと思われる。どうであろうか?
2005/07/07
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コンピュータ関連の資格はたくさんあり、ベンダーの人間は自分に「ハク」をつけるため資格の取得に走る。取得した資格を名刺に刷り込んだりする。普通は、名刺に例えば、「ITコーディネーター」なんて書いてあると、すごい、この人は信頼できると考えてしまう。ところが、最近私は、コンサルとして会議等に参加し、ベンダー側に資格のある人が参加しているとついついそれを悪用してしまう。簡単に言えば、「ITコーディネーター」なんだからそっちでやってよ!ってな感じである。ベンダーの人間としては当然のことなのだが、自分たちのリスクや作業負荷を軽減し利益率を高くしたいと考えている。しかし、資格で提唱されていることは通常理想論なので、その資格を逆手にとって作業をベンダーに押し付けてしまう。当然こちら側に、相手を凌駕する圧倒的な経験、スキルがあることが前提だが、こうやって攻め込んでいくと、相手はかなりつらい状態におちいる。まったく自分はいやな人間になったものだと感心する...
2005/07/02
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