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2004/09/28
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カテゴリ: 企業情報システム
情報システム部長は、
・コンピュータの要素技術
・経営技術
・システム開発技術
の知識を個々に習得すことが必要だが、その個々の知識を有機的に結合して実戦の中で役立てることがさらに重要である。

本来この部分は現場で培っていくものであるが、短期間で習得するにはシュミレーションを行うしかない。シュミレーションは大きく以下の流れで進んでいく。
1:具体的な課題の識別
2:コンピュータでの支援可否の検討
3:要件定義

5:システム開発
6:システムテスト
7:導入
8:運用
9:評価

まず、1:具体的な課題の識別である。売上が落ちている、利益率が減少している、という課題は「具体的」ではない。何が原因で売上、利益が落ちているのか、または、何が原因かを探るためにはどんな情報が必要で、なぜその情報が手元にないのか、を把握することが、具体的な課題の識別である。

2:コンピュータ支援可否の検討は、1:の具体的な課題を解決する手段として本当にコンピュータ導入が効果的なのかの精査である。ここでは、どちらかと言うと、IT化を否定する方向で検討することになる。コンピュータの専門家はついついシステムを構築することに気持ちを奪われがちであるが、本当にそのシステムが意味があるかを、立ち止まって吟味することは非常に重要である。このフェーズで費用対効果の算出も行う。IT化の効果が高かったとしても、コストがそれ以上にかかれば、もちろん導入は見送られることになる。

3:要件定義~6:システムテストのフェーズはシステム開発ではお決まりのフェーズである。ここでポイントとなるのは、いかに後続のフェーズにとって有用な情報を作成するか、保守性に優れた文書を作成するか、という2点であろう。

7:導入フェーズでは、システムの導入だけではなく、新業務への導入支援(教育)が含まれる。コンピュータの専門家はシステムを作ってしまうと、それで満足しがちであるが、構築後のフェーズは重要である。簡単に言えば、いくら立派なシステムを作っても使ってもらえなければ意味が意味がないからである。

8:運用フェーズは、トラブル対応が主たる部分を占める。いかに障害を予防するか、発生した障害にいかにすばやく対応するかがポイントとなる。

9:評価は、全フェーズのなかで最も重要だと言っても良い。当初見積もられた費用の枠内に収まっているのか、期待された効果を生み出しているのかを精査する。個人的にはこのフェーズをきちんとやっている企業には出会ったことがない。しかし、失敗の含めたノウハウを次の開発に生かして行くためには、最も重要な行いであろう。






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Last updated  2004/09/28 02:23:51 AM
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