そのとき、歴史が動いた!! ＜レイモンド＞

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February 11, 2006

「レイモンド　田丸浩史」とgoogle検索するとこのブログがトップにひっかかるようになってしまいました。

ありがとうございます。すいません。

気を取り直しまして、今月もドラゴンエイジが発売されたわけです。

毎回言ってますが、わたくしは「レイモンド」を読むために買っています。

とかいうあたまのよわそうなキャッチフレーズがつけられてるこの漫画、
さあ、今回はどんなミラクルをわたくしたちに見せてくれたのでしょうか。

たむましいん

こんなシーンから始まる今回は、瑞希とレイモンドが室町時代に行くというおはなしでございました。
それにしても、このコマの件の文章、もっぺんこの言葉使うけど、(イイ意味で)あたまのよわそうな文体で、とってもステキです。

その時代である証明をしてみせよ、とかおっしゃるわけです。

で、そのように言われたレイモンドは、とりあえずその辺にいたお侍さんに接触を図るも、 妖怪と間違われて刀でばっさりとやられちゃいます (でも無傷←サイボーグだから)。

さらに追っかけてくるお侍さんからなんとか逃げきった瑞希とレイモンド。
行き着いたところは例のアノ橋なのでした。

このはしわたるべからず

(ああ、これ、昨年トリビアにでてたアレだ！)

きっとここで、こんな嫌がらせの看板に対して、coolにとんちを効かせて堂々と渡っちゃう一休さんが出てくるはずなんですよね。

ところが、

うんけんそわか

オンアビラウンケンソワカーーッ!!

一休さん、 めっさ悩んでおられる!!

それでもなんとかアノ結論をひねり出して、いざこれから言わんとするところへ、瑞希が余計なひとこと。

へりくつ

ていうか、ハシがダメなら真ん中を渡ればイインデスけどね。

（追記：ココのところ、単行本ではキレイに修正されました。）

さて、やっとの思いでひらめいたアイディアを横からもってかれた当の一休さんですが、他のとんちを必死に考えるも、そう簡単に出てくるはずもありません。
（というより、一休さん、間違いに気づかないのはとってもあたまわるいデスヨ？）

そおんな状況で、ギャラリーさんたちも次第に信用を失っていきます。

かえるぞ

そこで、この汚名をもみ消さんがために、一休さんったら、 歴史に載っていない暴挙に出たのでした
巻き込まれたらこっちも殺られますので、急いで撤退した瑞希&レイモンド。

帰った先で母に一休さんのことを訪ねると、以下の答えが。

殺人鬼、一休

歴史、変わってました。

(コマの中に「トリビア」が。やはし田丸先生もチェックしていたのですね。)

・・・・・
余談
ドラゴンエイジにはこのレイモンドの次に「田丸汁詩(たまるじるし)！」というコラムが毎回載っているのですが、これがなかなかに興味深い内容。
田丸先生が昔影響を受けた漫画のキャラをソラで描いたイラストや、漫画家になるに至ったいきさつなどのインタビュー、田丸先生やコラム著者の少年キャプテン時代の思い出などを載せてくださっています。
読んでるとなんかアツイ気持ちになれたりすることもあります(?)。

とりわけ今回は、イラストであがってる「宇宙家族カールビンソン」のコロナちゃんが、なんかとってもラブリーでした。

（それにしても当のカールビンソンは、いつになったら再開されるんでしょうねー。）

過去ログ
レイモンド第１回、第２回
レイモンド第３回
レイモンド第４回