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2011/08/24
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カテゴリ: その他


病院に行くと大体尿検査がある。土曜日のERでも検尿があった。家を出る前にトイレに行ったんで出ないと言うが、ほんの少しでもいいからと言われ5分ほど粘ってチビッとだけ出す。

今日も同じようなことがあってはいけないと、事前にトイレに行くのはやめた。今日はいくらでもOKざんすよ。

受付で名前を記入してCo-payを払う。後は名前を呼ばれるのをぼけぇ~と待つだけ。どーせ時間がかかるだろうと、持参した書類に目を通し始める。

とぉ... ごぉぉぉぉぉ~と言う地鳴りが。ああ、大型ダンプかトラックが通っているんだ と思ってやり過そうとしたが何かがひっかかる。ここクリニックの集合体のビル群の中には大型ダンプやトラックは入れない。かすかに小さくカタカタ音がし始める。この時点で日本人なら大体気づくさ、地震だと。

私「地震よ」

受「あらぁ~、地震なんか起こらないわよ。違うわよぉ」笑って否定される

が、徐々に揺れが大きく(と言っても震度2~3くらい)なる。すぐ席を立ってドアを開け放つ。建物が歪んでドアが開かなくなったらいやだしぃ。んが、ここは一階、出られなくなったら窓を壊せばいいだけの話だったが...

クリニックの中から“Oh my god!!!”と叫びながらスタッフ達が飛び出してくる。みんな外へ出て行く。状況を確認しに行ってくれてるのだと思った。

すぐ夫に連絡すべくTELしようとするが、携帯が通じない。ウンともスンとも言わないかと思えば、通じても話中。何度目かでやっと通じた。

夫「地震だっ!!! 地震だっ!!! バージニアが震源地だって!!!」興奮していた

私「ドアを開け放って、それから上から物が落ちてくるかも知れないから気をつけて」

夫「大丈夫だよっ!!!」

私「アンタのオフィスって上の方までファイルやいろんな物が積み上げてあって乱雑ジャン(すんまそん。でも全体的にそーだよね)。気をつけてね。それから建物から非難する時はエレベーターは使わないでよ」

夫「大丈夫だよっ!!! もう揺れは終わったんだから」

私「地震には揺り戻しってのがあって、二度目の方が大きいこともあるから」

夫「............」



待合室には私を含め3人の患者がいた。
それぞれに携帯で話していた。んで何気に窓の外を見ると、カラフルな制服を着たビル中のスタッフ達が集まっていた。これってもしかして自分達だけ避難した? と、今度はスタッフ達全員が一斉にビルに向かって走ってくる。まるで徒競走のように。???

クリニックに入って来たスタッフ達は自分のバッグや私物を持ってまた外に駆け出す。それより何が起こっているのさ?

私「どーしたの?」

ス「避難命令が出たのよ。みんなビルから出なければならないのっ!!!」

ってもしかして聞くまで教えてくれなかった? やっぱ自分達だけで逃げた? 他の職場ならいざ知らず、クリニックで患者を誘導せずってどーなの? まぁそれにしてもたかが震度2~3でここまで大騒ぎするのもどーかと思うが。と悠長に構えていたが、よくよく考えてみるとここ東海岸の建物には耐震設計と言うものは存在しないんだっけ。徐々に怖くなってくる、この建物が。同じ地震でも、日本のビルの中でこの程度だと慌てることってまったくないんだけどね。

ビルの外のベンチに座る。ビルからはクリニックスタッフ達、手術着のままのドクター達、両手にランチを抱えたドクター達、それから患者達合計100~200人くらいが吐き出される。芝生に座ったドクター達はピクニック気分でランチを続けていたかと思うと、あちこちからOh my god!!!と言う悲鳴のような声が聞こえる。って地震はすでに終わってますが...

私は書類の続きを読む。声をかけられる。

通行人「落ち着いてるね」

私「私、日本人だから」

ああ~、と周りから妙に納得した声が洩れる。
一人のおばちゃんが隣に座って話しかけてくる。

お「私は台湾から来たの」

私「ああ、だったら地震慣れてるよね」

お「でも台湾を離れて長いから、今日は怖くて怖くて。車を運転してたら急に揺れて、最初は車が壊れたのかと思った」

私「そーなんだぁ」

お「それより携帯が使えないのよぉ~」

私「テキストだと送れるから、テキストメッセージを送るといいよ」


それより私の膀胱が一杯になりつつあるんすけど...
と、目の前を担当医が“See you tomorrow~”とスタッフ達に挨拶しながら帰って行く。えっ!? あのぅ~、お帰りですかい? 私の診察はぁ~? Co-payも払ってるんすけどぉ。

ついにビルは完全に封鎖された。入り口には2人のセキュリティが。恐る恐る近づく。

私「あのぅ~」

セ「ダメッ!!! 中には入れないからっ!!」

私「あのぅ~、トイレに行きたいんだけどぉ~」

ダメだとよ。帰ることにした。

郊外へ向かう反対車線は信じられないほど大渋滞!!! 地震を経験したことのないアメリカ人にとっては、マジで蜂の巣をつついたような騒ぎ。でもさ、独特の勘があると言われる動物。リス、アンタ達は何事もなかったかのように木の実を食べてるわ、走り回っているわで危機感まったくないねぇ~。

ところで地鳴り。
実はクリニックで聞いたのが初めてではない。この日曜日のお昼頃にも聞いた。最初は雷のゴロゴロかと思った。それか上の住人が重い家具を引きずっているのかと。一時間以上もごぉぉぉ~は続いていた。あれは前兆だったんだろうか?


それより明日また予約を取り直さなきゃならん。予定が崩れて行く~。





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Last updated  2011/08/24 03:41:34 PM
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