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2009.04.18
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   4月13日-4月18日


 *ホーチミン市は2007年に前年の2倍、15億ドル相当の投資許可を外国企業に発行した。2008年には更にその2倍、30億ドルの外国投資に許可を出した。しかし外国投資の半分は不動産への投資で、工場を建設して物を生産する投資は少なくなった。また世界不況の影響で、ひとまず許可だけ取っておき後で投資をしようと言うプロジェクトが多く、実際の投資はなかなか始まらない。(訳者注:ホーチミン市にも、ゴルフ場の建設計画が8件もあるが、現在オープンしている唯一のゴルフ場でさえ客が少なくて赤字である。新しいゴルフ場を建設しても、絶対に経営は成り立たない。また外国企業は、ゴルフ場の建設として取得した土地を、他の目的に使用する事は許されない。)

 *南部Long An省の川で2隻の貨物運搬船が衝突し、ガソリンを輸送していた船に穴が開き、40立米の燃料が流れ出した。またホーチミン市のNha Be川では、5百トンの砂を運んでいた輸送船が、貨物船と衝突して沈没した。乗員の4人は救出された。

 *(訳者注:共産主義経済の名残で、現在でも1人の農民が所有できる農地には制限がある。そのために残存する一部の合作社を除いて、ベトナムには大規模農園は存在しない。農地が小さく分割されているから機械化が難しく、農業の近代化も進まない。政府は法律を改定し、金持ちの農民が広い農地を所有するのを許可する方針である。)

 *(訳者注:ハノイ市は吸収合併で拡大したが、合併される地域は直前に多数の公共事業の計画を承認した。計画が有れば、金の有る旧ハノイ市が資金を出してくれるかも知れないと言う下心である。実行できなくて元々、実行できたら儲け物と言う杜撰な計画である。Hai副首相は同市の人民委員会に、全てのプロジェクトをキャンセルしてもう一度計画を練り直し、最終的にグエンタンズン首相の許可を得るよう指示した。)

 *共産党中央委員会は、IT(情報通信)産業は重要だから、2020年までにIT技術のレベルを上げるよう関係機関に指示を出した。産業の発展には科学技術が不可欠で、今後はIT技術が特に重要だと語った。(訳者注:共産党の指導者は、アメリカ軍を相手に勇敢に戦った人達だが、既に老人で新しい技術にはついていけない。科学技術を発展させるには教育が大切で、共産党の指示だけでは技術の向上はない。)

 *ハノイ市で国会の常任委員会の会議が始まった。グエンフーチョン国会議長が開会の挨拶をし、その後でSon La水力発電所に必要な住民の移転の問題を提起した。12万世帯が移転したが、まだ7万世帯の移転が必要である。政府は代替の住居を建設したが、その家には電気も水も無く、付近には学校も診療所も店も無い。また約束した農地の分配が予定通りに行われず、新しい家に移った住民は仕事が無い。移転が進まないのは、住民ではなく政府に責任がある。

 *政府による健康保険制度は15年前に始まったが、保険に加入している国民は全体の44%だけである。政府は2014年までに国民全体を保険に加入させる計画だが、実現は難しい。保険には企業の強制保険、一般国民の健康保険、貧困世帯や学生の優遇保険などがあるが、いずれも十分に機能していない。(訳者注:ベトナムは税制が確立していないから、政府に資金がない。保険料だけで治療費をカバーしようとするから、健康保険による治療には様々な条件が付き、十分な治療を受ける事ができない。)



 *ニュージーランドの国会議長がベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長と両国の関係強化について話し合った。グエンミンチェット大統領もニュージーランドの国会議長と会談し、両国の関係強化を約束した。

 *(訳者注:政府は景気の刺激策として、生産を拡大したり新しい設備を導入する企業に、銀行融資の利子補填を行っている。既に利子補填の伴う融資は1百億ドルを越えたが、この政策には大きな問題がある。いつまで総額幾らを補填するのか決まっておらず、現在は国家の外貨準備金を利子補填に使っているが、減少する外貨準備金を将来どうするのか決めてなく、巷では不当な利子補填の噂が広まっている。中央銀行の総裁は、政府に資金的な余裕が有る限りこの政策を続けると言うだけ。財務大臣は、中央政府の指示に基づいて利子補填を実行していると言うだけ。無責任な政策は後に大きな禍根を残す。)

 *国会の常任委員会は、死刑となる犯罪の範囲を検討した。偽物商品の製造と販売、収賄や贈賄などの汚職、戦争時に敵に降伏、国家の治安の攪乱などについて、死刑を適用すべきかどうか検討した。また麻薬の密売などでは、死刑の判決を減らす事を決めた。

 *1284年に元の大軍がベトナムに侵攻した時、Tran王朝は全国の有力者をハノイに集め、共同で元の軍隊に対抗する事を決めた。ハノイ市はこれを記念し、今週の週末に大規模な祭りを開催する。(訳者注:中央政府は、国民の団結と愛国心の高揚を目指し、国費を使って祭りを開く。地元は観光産業の育成を目指し、祭りの開催に力を入れる。)

 *ホーチミン市は、国営企業の所有だが現在使われていない土地31か所を、回収する事を決めた。そして9か所は政府機関が使用し、16か所は学校や公園など公共施設のために使用し、6か所は競売で売却する。

 *土地の使用権の証明書(赤冊子)と家屋の所有権の証明書(ピンク冊子)は、土地や建物の権利を証明する重要な書類だが、取得していない国民が多い。土地や建物の登記が、非常に面倒で多額の費用が掛かるからである。グエンタンズン首相は、土地を管理する天然資源環境省と建物を管理する建設省に、手続きを簡略化して国民全員が証明書を取得できるよう、方法を考えるよう指示した。

 *(訳者注:ハノイ市のXuan Sonごみ捨て場と Son Tayごみ処理工場では、地元の住民数百人が道路を封鎖し、ごみを積んだトラックが進入できないようにした。同市は大量のごみをここに捨てているが、何の処理もしないから蠅や悪臭の発生が地元の住民を苦しめてきた。住民の実力行使に慌てた地元の役人は、ごみの上にカバーを敷いて一時的な対応をし、市の人民委員会と相談しながら対策の検討を始めた。)

 *シンガポール前の首相リークアンユー氏は、ハノイ市に移ってグエンミンチェット大統領やノンドクマン書記長と会談し、国家を発展させる秘訣を語った。ベトナムの指導者はシンガポールの援助に感謝の言葉を述べ、両国の関係強化を祝った。

 *国会の常任委員会は、ベトキューが祖国で不動産を取得する問題を検討した。現在でもベトキューは法律上はベトナムで不動産を取得するが、手続きの問題など様々な障害が有るために実際は取得できない。常任委員会は、ベトキューの不動産取得を容易にする事を決めた。

 *北部のDien Bien省で鳥インフルエンザが発生したのを最後に、過去3週間ベトナム全土でこの病気の発生は無い。ベトナムはこの病気を一掃した事になる。しかし新たな病気発生の危険性があるので、引き続き注意が必要である。(訳者注:新聞は病気発生のニュースは小さく、発生が無かったニュースは大きく掲載する。しかし考えてみれば、今までは3週間に一度はどこかで病気が発生していた事になる。)

 *ホーチミン市では10か所近くに陸橋が完成したが、これを使う歩行者は非常に少ない。登ったり降りたりが面倒だからと、危険を顧みずに車の間を縫って道を横切る。国民に交通道徳を徹底的に教える必要がある。



 *共産党政治局は北部Quang Ninh省の指導者をハノイ市に呼び、同省は石炭など天然資源に恵まれ、立派な道路や港湾施設が有るにも拘らず、経済成長が無いと叱責した。その原因は地元の役人の行政能力が劣り、適切な経済政策が取れない事にあると述べ、根本的な改革を行うよう指示した。(訳者注:大統領や首相は地方に出向いて、形ばかりの経済会議を開く。地元の役人は都合の良い嘘を並べ、国家の指導者はお世辞と賞賛の言葉を述べるだけ。しかしこの様に役人をハノイ市に呼び付けて行う会議は、経済成長は0%だと事実を示し、お世辞やご機嫌取りとは無縁の厳しい会議となる。)

 *国会の常任委員会は、古い史跡や歴史的な建造物の保存について検討し、そのためにどんな法律を制定すべきか話し合った。文化スポーツ観光大臣は、現在の法律は時代遅れで機能しておらず、早急に新しい法律を制定する必要があると報告した。

 *ホーチミン市は、社会保険に加入しながら保険料を払わない悪質な企業9社に、法的な処置を取ると発表した。ホーチミン市には保険料を払わない外国企業が多く、去年の未納額は3百万ドルを越えた。同市は悪質な8社に法的な処置を取り、88万ドルの未納金を回収した。保険料を納入しないのは、韓国企業が圧倒的に多い。





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Last updated  2009.04.18 15:25:38


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