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2009.09.12
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   9月7日-9月12日


 *中部は連日大雨が続き、大きな被害が出ている。道路は寸断されて不通となり、農地は冠水して農作物は腐り始めている。被害は莫大である。(訳者注:国家の指導者は頻繁に地方に出かけ、地方の役人と政治や経済について協議する。地元の役人は、立派な政治によって社会基盤は充実し、住民の生活は大幅に改善したと報告し、国家の指導者は賞賛の言葉を述べる。しかし実際は、社会基盤の改善や国民生活の向上は全然進んでいない。私がベトナムに来てから15年、毎年ベトナムは大発展を遂げたとの新聞の記事を読んでいるが、いまだにベトナム人の年間所得は数百ドルである。)

 *中部のDac Lac省で、中部の経済発展を促進する会議が開かれた。会議に出席したTrong副首相は、この地に投資する企業には、減税を含め様々な優遇を行うと述べ、内外の企業に中部への投資を求めた。(訳者注:政府は法律を無視して様々な『特別な優遇』を与えるから、国民は法律を無視する習慣がついてしまった。役人は政府を真似て、金(賄賂)を貰えば行政上で様々な『特別な優遇』を行う。)

 *石油採掘公社は、中部のQuang Ngai省に8千万ドルを投資し、キャッサバ(木薯)からエタノールを製造する工場を建設する。Son副国会議長らが出席し、起工式が行われた。(訳者注:石油採掘公社は、政府から特別な優遇を受けて地下資源を輸出し、巨額の利益を上げている。同社は莫大な資金があるから、原油の採掘以外にも金融、不動産、住宅、運送など、様々な方面に投資をしている。同社の利益のかなりの部分は、国家の指導者への献金にも回されており、同社の経理は国家秘密である。)

 *ベトナムには老朽化した橋が多いため、運輸省は30トン以上の重量車両の通行を禁止した。そして公安は、同省の法令に従って違反車両から罰金を取る。しかし貨物の入った40フィートコンテナを大型トラックに載せれば、簡単に30トンを越えてしまう。輸送会社は頻繁に罰金を取られ、音を上げている。運輸省は橋の事しか考えず、公安は罰金を取る事しか考えないから、経済に大きなマイナスが出ている。(訳者注:運輸会社は、普通の国道にある橋や道路で通行料を払い、公安には頻繁に罰金を取られる。それでも利益を上げなければならないから、ベトナムの運送料金は近隣諸国と比べて非常に高い。)

 *ノンドクマン書記長はオーストラリアの首相と会談し、貿易や投資の拡大について話し合った。ベトナムはオーストラリアの援助に感謝の言葉を述べ、同国はベトナムの経済発展を賞賛する言葉を述べた。その後でマン書記長は同国に住むベトキュー(越僑)と会談し、両国の懸け橋として友好の促進に協力して欲しいと要請した。

 *ラオスの副国会議長が大勢の国会議員と共にベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長らと両国の関係強化について話し合った。ラオスはベトナムの企業を優遇するから、積極的に同国に投資をして欲しいと語った。グエンミンチェット大統領もラオスの副国会議長と会談し、両国の友好を深めた。

 *シンガポールの副首相兼防衛大臣がベトナムを訪れ、Thanh防衛大臣と防衛に関係する問題を話し合った。両国は国防に関する協力協定を結んでいるが、実際にどの様に協力するか検討した。グエンタンズン首相もシンガポールの副首相兼防衛大臣と、防衛を中心に両国の協力関係の構築を話し合った。



 *中央政府の調査によると、ホーチミン市では2億3千万平米の国有地が、国営企業や政府の機関に無償で貸与されているが、その内1億平米以上が違法に使われている。国営企業や政府の機関は、国から無償で借りた国有地を使わなくなったら、国へ返還しなければならない。しかし殆どは返還せず民営企業などに又貸しし、違法な収入を得てそれを違法に使っている。一部の政府機関は殆ど仕事をせず、土地の賃貸から上がる巨額の収入で、役人に高額の給料を払っている。
 *その一方で学校は土地が不足し、校舎の建て増しで校庭が無くなり、子供達は運動をする場所はもちろん遊ぶ場もない。

 *中部のHa Tien省で、鉄鉱石の採掘が始まる。3900ヘクタールの土地に3千万ドルを掛けて表土を取り去り、それから本格的な採掘を始める。Hung副首相、共産党の幹部、地元の指導者が出席し、起工式が行われた。(訳者注:ベトナムには原油や石炭の他、鉄鉱石やボーキサイトなど膨大な地下資源があるが、まだ未開発のまま眠っている。)

 *ノンドクマン書記長は、公式訪問でオーストラリアからニュージーランドに到着した。同国の首相と挨拶を交わした後、同国に駐在するベトナムの大使から、同国に関する報告を受けた。

 *国会の常任委員会は、10日間に渡る会議を始めた。いろいろな法律の草案を検討し、汚職防止法などの効果を評価する。グエンフーチョン国会議長は開会の挨拶で、立派な法律を制定するよう指示した。

 *ベトナム政府は、行政改革を行って様々な手続きを簡単にしたと言うが、世界銀行の評価によると、ベトナムのビジネスのやり易さは世界で93番目、去年の91番から更に下がった。ベトナムの行政の手続きは非常に面倒で、費用と時間がたくさん掛かる。

 *ホーチミン市などでA/H1N1のインフルエンザが広がり、今までに患者は4千人を越え、死者も5人になった。学級閉鎖などを行う学校も増えている。

 *ハノイ市は日本政府の優遇融資17億ドルを用いて、28Kmの高架鉄道を建設する計画がある。同市はこの計画を実行するため、8社と建設のコンサルタント契約を結んだ。

 *ホーチミン市では今年、貧困世帯が減るどころか反対に増えている。世界的な景気の悪化で一家の働き手が職を失い、新たに貧困に落ち込む世帯が非常に多い。

 *ニュージーランドを訪問しているノンドクマン書記長は同国の首相と会談し、両国の関係を更に強化する事を約束した。ニュージーランドの首相はベトナムの急速な経済発展を賞賛し、マン書記長は同国の援助に感謝の言葉を述べた。

 *中国の国会議長が大勢の国会議員と共にベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長らと会談し、両国の友好と理解を深めた。



 *保健省は、医薬品の宣伝に関する厳しい規制を発表した。また化粧品なども、薬と間違える宣伝をしてはならないと、厳しい制限を付けた。(訳者注:街中では、偽の薬や製造元も製造日も不明な得体の知れない薬がたくさん売られている。それらを規制せずに宣伝だけを規制するなど、政府のやることは少しおかしい。)
 *ハノイ市は、看板に関する厳しい規制を発表した。違法な看板は街の美観を損ない、道路脇の看板は交通事故を増長するからである。(訳者注:街の中はごみだらけ。ごみの規制はせずに看板を規制するなど、これもおかしい。交通事故の防止は必要だが、スピード違反や無免許運転は無罪放免で、『運転手が道路脇の看板に気を取られて事故を起こすといけないから、看板を規制する』などと言う理由は、噴飯ものである。)

 *学生の健康保険は、1994年に任意加入で始まった。法律により、今年から全ての学生が加入する事になる。年間の保険料は8ドルで、貧困世帯の学生は4ドル、貧困に近い世帯の学生は6ドルである。保健省は学校に、学生に保健への加入を勧めるよう指示を出した。(訳者注:この保健に政府の援助は無い。だから一人の年間の治療費は、平均で数ドルしかない。病院で保険を使うと、体温を計り聴診器を当てる位の治療しか受けられない。これは有名無実の保険だから、ほとんどの学生は加入していない。)

 *ホーチミン市は新しいCha Va橋が開通したので、老朽化したY字橋を通行禁止にし、渡し船も廃止した。その結果、新しい橋に進入する道路の交通渋滞が悪化し、車もバイクも全然動けなくなった。同市はもう一つの古いRach Cat橋も通行禁止にする予定だったが、計画を変更して使い続ける事を決めた。

*グエンタンズン首相は大勢の役人と共に、北部Son La省の水力発電所の建設現場を視察した。これはベトナム最大の水力発電所で、1万人の労働者が今年中に最初の発電タービンを据え付け、2012年までに全ての工事を完成する計画で働いている。ズン首相は関係者の努力を賞賛し、立派な発電所を計画通りに完成するよう指示した。また地元の役人に、住民の移転も計画通りに進めるよう指示した。



 *内陸の水上交通で事故が急増しており、運輸省は内陸水上輸送協会と公安など関係する政府の役人を招き、事故を減らすための会議を開いた。5馬力以上のエンジンを持つ船は登録が必要だが、登録している船は1割も無い。また無免許運転が多く、水上交通の規則は全然守られていない。運輸省は、法律を厳しく適用する事を決めた。

 *南部Binh Duong省の観光施設で、飼育していたトラが柵を飛び越え、隣で木を植えていた3人の作業員に襲いかかった。大勢の観光客が見ている前で1人が噛み殺され、もう一人も重傷を負った。





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Last updated  2009.09.12 14:20:51


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