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2009.10.31
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   10月26日-10月31日


 *中部のPhu Yen省とハノイ市を結ぶ新しい航空路線が開設され、チェット大統領は一番機に乗って同省に到着した。地元の役人と経済発展について話し合った後、大型事業を計画している内外の3社に、投資許可を手渡した。更にHung Vuong橋の建設現場を訪れ、労働者を激励した。

 *ノンドクマン書記長は日曜で休憩中の国会を訪れ、国会議員と教育について話し合った。国会議員は、政府には幼稚園や保育園に対する政策が無く、幼児は劣悪な環境に置かれていると報告した。また大学のレベルが劣る事を取り上げ、何らかの対策が必要だと述べた。ある国会議員は教育法の改定が必要だと述べ、別の国会議員は既に立派な法律が有るが、それを実行しないのが問題だと意見を述べた。

 *統計局は、10月の消費者物価は0.37%上昇し、今年になって4.49%の上昇だと発表した。値上がりした商品は多いが、値上がり幅はわずかだった。

 *ハノイ市は違法駐車が多く、渋滞を更に悪化させている。狭い道路に車が止まっていると、車両の流れは直ぐに悪くなる。同市の交通の公安は、先月だけで3千件を越える違法駐車に罰金を課した。(訳者注:ハノイ市やホーチミン市には、駐車場が非常に少ない。ベトナム政府は十年先、二十年先の都市計画を作りながら、自動車の増加を考慮していなかった。駐車違反の自動車以上に問題なのは、止める場所が無いから時間潰しのために仕方なく走っている自動車である。)

 *ホーチミン市は外部から転入して来る人が多く、市の人口は過去10年で2百万人も増え、今では710万人に達したと言われる。この結果、交通渋滞や住宅の不足など様々な問題が出ている。同市は以前、転入を拒否する政策を取っていたが、中央政府の指示で拒否が難しくなった。しかし転入を制限しなければ、同市は破裂してしまう。同市は中央政府に、外部からの転入を制限する省令を作る許可を求めている。

 *ベトナムには現在376の大学があるが、この内2百校は過去10年に設立された大学である(新設80校、専門学校からの格上げ120校)。急激な大学の設立で、教授の不足や劣悪な教育施設など、様々な問題が出ている。政府には大学を監督する機関があるが、実際は機能していない。新設の大学の多くは金儲けが最大の目的で、大学をビジネスと考えて運営している。

 *日本政府はベトナムに7億ドルの優遇融資を行う事を決め、坂場大使とPhuc計画投資大臣が融資の契約書に署名した。この資金は火力発電所の建設、道路の建設、中小企業の援助などに用いる。更に日本政府は、貧困撲滅などに550億円の援助も予定している。汚職の問題で一時は援助が凍結されたが、最終的には過去最大の援助をする事になる。



 *政府が公布した法律により、低所得者用の安い住宅の建設には、税金などの面で政府の優遇を受ける事ができる。しかし法律の内容が不明確で、実際に優遇を受けるた企業はほとんど無い。建設省は、どんな住宅が『低所得者用の安い住宅』で、どの様な条件を満たせば政府の優遇が受けられるのか、明確にする方針である。(訳者注:ベトナムの法律の多くは、規定が不明確なために実施ができない。)

 *今年は蚊によって伝染するデング熱が広がり、全国で7万人余がこの病気にかかり、58人が死亡している。グエンタンズン首相は保健省や地方の人民委員会に、デング熱を無くすのに全力を上げるよう指示を出した。(訳者注:病気の予防など、首相が率先してやる事では無い。また病気を無くせと言っても、下部の役人は何をしたら良いか分からず、結局は何もしないで終わる。)

 *政府は景気の刺激策として、銀行融資の利子補填を行っている。全ての銀行融資が対象だが、手続きが難しいため、実際にこの恩恵を受けるのは政府にコネのある大企業だけである。国会議員はこれを問題にし、貧しい農民を対象にする経済援助を検討した。大勢の国会議員が、農村での公共事業を通し、景気を刺激すべきだと意見を述べた。

 *今年になって輸出は13.8%減少し、463億ドルである。一方で輸入は21.7%も減少し、551億ドルである。この結果、貿易赤字は88億ドルと、去年の半分に減った。

 *日本共同ニュースの記者団がベトナムを訪れ、ベトナム報道協会とニュースの相互配信などで、互いに協力する事を話し合った。グエンミンチェット大統領も日本の記者団と会談し、日本の援助に感謝の言葉を述べた。日本の記者団は、ベトナムの経済発展を賞賛する言葉を述べた。

 *韓国のSamsung社は、北部のBac Ninh省の工業団地に7億ドルを投資し、携帯電話の製造工場を建設した。グエンタンズン首相や韓国の大使が出席し、この工場のオープニングの式が行われた。この工場は、2012年には年間1億個の携帯電話を製造する予定である。式典に出席したグエンタンズン首相は、同社はベトナムの経済発展に大きな貢献をしているので、政府は同社を特別に優遇するつもりだと語った。

 *国会は、ベトナムの環境保護について検討した。ある国会議員は、工業団地の多くは廃水やごみの処理施設が無く、工業団地が公害の発生源になっていると批判した。また政府は合計460万ヘクタールの森林を国営の農場に貸与したが、農場は森林を保護せず樹木を伐採し、地元の住民に農地として売却してしまうなど、管理が全くでたらめだと非難した。

 *北部のメコンデルタには、膨大な量の石炭が埋蔵されている。しかし地下600-2000メートルの深い場所にあり、しかも地表は農地や住宅地だから、採掘が非常に難しい。政府は綿密な調査を行い、この石炭を採掘する方法を検討している。

 *ハノイ市も、社会保険料を支払わない企業55社を裁判所に訴え、法律に基づいて社会保険料を強制的に徴収する予定である。(訳者注:大きな企業は全て社会保険に加入する義務があるが、ほとんどの企業は法律を無視して社会保険に加入していない。裁判所に訴えられるのは、社会保険に加入しながら保険料を払わない企業である。)

 *ロシア、ペテルスブルグ工科大学の学長がベトナムを訪れ、グエンミンチェット大統領と教育について話し合った。同大学は、ハノイ市に分校を設立する計画を持っている。チェット大統領は、この学長に教育勲章を授与し、ロシアの援助に感謝の意を示した。

 *国会は、民兵に関する法律の改定を検討した。戦争などの有事には、国民は国家のために戦わなければならない。男性は18歳から45歳まで、女性は18歳から40歳まで兵役の義務を持つ。国民をどの様に組織するか、戦争の訓練をどうやるか、国会議員は様々な意見を述べた。



 *ベトナムとカンボジアの公安は、過去2年間に国境を挟んだ2千件の密貿易を摘発した。この内6百件は、麻薬に関係する密貿易だった。これは氷山の一角だが、以前と比べると摘発の件数は大幅に増えた。これは両国の公安が情報を交換し、協力して摘発するからである。一昨日もホーチミン市に両国の公安の代表が集まり、密貿易の防止と協力について話し合った。

 *日本政府は、ベトナムに360万ドルの無償援助を行う事を決め、坂場大使とNinh財務大臣が覚書きに調印した。ベトナムはこの資金で肥料などを購入し、貧しい農民に配布する。

 *ハイフォン市の高校で、授業中に気分が悪くなり失神する学生と教師が出て、72人が病院に入院した。学校の付近には製鉄所などがあり、ここから有毒なガスが流れ出たらしい。しかしどの工場からどんな有毒ガスが流れ出たのか、現在は不明である。学校は、原因が判るまで一時閉鎖する事を決めた。

 *ホーチミン市は海抜の低い沼地だったから、今でも雨が降ると冠水する土地が多い。そこを住宅地にするには、土盛りが必要である。しかし同市には土が無い。そこで業者は農民と契約し、農地を養魚場に変えると言って穴を掘らせ、その土を買い取る。洪水になればその穴は流れて来る泥で埋まり、再び土を売ることができる。しかし付近は更に土地が低くなり、洪水の被害が大きくなる。同市は、この様な違法行為を取り締まる予定である。

 *ラオス人民革命党の党首が大勢の閣僚と共にハノイ市を訪れ、60年前に共同でフランス植民地軍と戦った事を記念し、盛大な式典を開いた。ノンドクマン書記長も式典に出席し、両国の友好的な関係を祝った。ラオスの来賓は、ベトナムの援助に感謝の言葉を述べた。



 *ハノイ市で『アジア室内スポーツ大会』が始まった。4千人の選手と4万人の観客が集まって盛大な開会式が行われ、グエンミンチェット大統領が開会の挨拶を述べた。外国の指導者も大勢出席しており、チェット大統領は個別に会談して友好を深めている。






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Last updated  2009.10.31 16:27:17


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