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2009.11.21
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   11月16日-11月21日


 *韓国の国会議長がベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長と両国の関係強化について話し合った。そして両国の貿易を、年間2百億ドルに増やす事を約束した。ノンドクマン書記長も韓国の国会議長と会談し、両国の友好を深めた。(訳者注:韓国でベトナム戦争に参戦した退役軍人の大会が開かれ、同国の指導者は軍人を、国際平和に貢献した英雄と述べて賞賛した。このニュースを知ったベトナムの指導者は、「侵略の戦争に加担して出兵し、何が国際平和に貢献か」と噛付いた。韓国は直ぐに大統領の勅使をベトナムに派遣し、平謝りに謝った。今回の国会議長の訪問も、その延長線上にあるらしい。)

 *ホーチミン市労働組合の委員長によると、今年になって経営者が夜逃げをした外国企業は、同市だけで10社になる。資産はそっと売却し、社員の給料も税金も払わず自国へ逃げ帰ってしまう。しかし経営者の夜逃げに関係する法律がなく、ただ皆が困った困ったと言うだけで何もできない。夜逃げは民事事件で刑事事件ではないから、外国政府に経営者の引き渡しを要求する事もできない。(訳者注:ホーチミン市だけで夜逃げは10社、正式に会社を清算して引き上げる外資企業は何十社、あるいは1百社を越える。ベトナムに会社を設立し、利益を上げるのは非常に難しい。)

 *フィンランドの首相がベトナムを訪れ、グエンタンズン首相の出迎えを受けた後、両国の関係強化について話し合った。両者は貿易と投資を拡大し、早い段階に年間の貿易額10億ドル、フィンランドの投資合計10億ドルを達成する事を約束した。更にフィンランドの側は、技術や教育の面でベトナムを援助する事も約束した。ズン首相は、フィンランドの援助に感謝の言葉を述べた。

 *シンガポールで開かれたAPECサミット会議に出席したグエンミンチェット大統領は、Khiem副首相兼外務大臣、Hoang商工大臣、Ninh財務大臣らと共に、両国の合同会議を行った。両国の経済関係を深める事や、教育、交通、観光などの面で協力する事を約束した。

 *国会では、国会議員と閣僚の質疑応答が始まった。グエンフーチョン国会議長によると、国会議員が提出した質問書は合計254通あり、この中から閣僚が126通を選んで答弁書を作成したと言う。そしてこれらの質問書と答弁書は、国会で国会議員と閣僚が相互に読み上げる。中央銀行総裁、通信大臣、商工大臣、内務大臣らが登壇し、国会議員の質問に答える。質疑応答は、これから3日間続く。

 *政府とハノイ市はインフレを押さえるため、同市にあるスーパーなど大型商店に呼び掛け、週末に一斉に大安売りを行った。政府主催の大安売りだから、市民は大型商店に殺到した。商店の付近はバイクや自転車で大渋滞、商店の中は身動きができないほどの大混雑。押されて転んで怪我をしたり、気分が悪くなって失神したり、大混乱となった。大勢の公安が出て整理に当たったが、効果は無かった。思い付くままに準備もなく行事を行うから、色々な問題が出て来る。

 *現在ベトナムの公定歩合は7%で、中央銀行は融資の最高利息は公定歩合の1.5倍、10.5%と決めている。しかしこれは全然守られず、10.5%の正式利息に加えてかなりの裏金や裏金利を払わないと、銀行の融資は受けられない。銀行預金の利息も、中央銀行の指導にもかかわらず10%を越えた。



 *(訳者注:病院の汚職が大きな問題になっている。まず病院へ行ったら受付をするが、この時に『お茶代』を渡さないといけない。多額のお茶代を渡せば直ぐに治療を受けられるが、お茶代を渡さないと数時間は待たされる。治療を受ける時には、看護婦に『心付け』を渡さないといけない。そうしないと医者は患者に十分な注意を払わない。病院へ行くと、正式な治療費の他に多額の雑費が掛かる。)

 *アメリカのある慈善団体は、世界の貧しい人々のために住居を建設している。その団体の役員である前アメリカ大統領のカーター氏が、ベトナムで慈善活動を行うためにハノイ市を訪れた。グエンミンチェット大統領はカーター氏と会談し、ベトナム政府は有利な条件を作るから、ベトナムで積極的に慈善事業をして欲しいと要請した。

 *国会で行われている質疑応答の3日目は、グエンタンズン首相が登壇して国会議員が提出した15の質問に答えた。汚職の問題、土地使用の問題、貧困撲滅、省エネなどについて国会議員が質問をし、ズン首相が答弁を行った。それ以外に11通の質問書が有ったが、時間が無いので後で答弁書を国会議員に手渡すことを約束した。

 *ブラジル下院の外務委員長がベトナムを訪れ、グエンフーチョン国会議長と両国の関係強化について話し合った。経済的な関係を深めて貿易や投資を拡大するため、互いに努力する事を約束した。

 *ホーチミン市のThi Nghe川に架かる橋に、大型の貨物運搬船がぶつかり、橋の一部が損傷した。調査の結果、2ケ月に渡る大規模な修理が必要だと判った。一時は橋が閉鎖されたが、同市の交通に大きな障害が出たため、大型車両を除いて通行が再開された。

 *地方の役人は、ゴルフ場を建設するために広大な農地を接収したが、建設計画が進まず、農地を失った農民は貧困に陥っている。グエンタンズン首相は政府の通達を公布し、米の二期作が可能な農地をゴルフ場に変える事を禁止した。(訳者注:地方の役人は、人口数十万人の地方都市に、ゴルフ場を2つも3つも建設する計画を作った。計画に基づいて接収した土地のほとんどは、放置されて荒れ地に変わっている。)

 *ハノイ市の下町には、昔からの古い町並みが残っている。同市はこれを保存するため、建物の高さを制限している。しかしその制限は全然守られず、高い塔のような家屋が林立している。政府は、制限に違反している部分の取り壊しを命じた。(訳者注:地元の役人は、賄賂と罰金を払えば何でも許す。しかし今回は中央政府が乗り出して来たから、法律違反は厳しく処罰される。)

 *財務省と商工省の協議で、燃料の値上げが決まった。今年になって9回目の値上げである。リットル当たりの新しい価格は、ガソリンが16,300ドン、ディーゼル油が15,200ドン、石油が14,300ドンである。

 *国会は、来年の計画を検討した。まず常任委員会が来年の方針を説明し、国会議員が意見を述べた。「委員会は草案の提出が遅く、国会議員は検討する時間が無いまま裁決を迫られる。草案を作成する委員の能力が低く、他の法律と矛盾する規定や曖昧な規定が多すぎる」と批判した。

 *計画投資省はハノイ市で、今年の業績を評価し、来年の計画を検討する会議を開いた。Phuc計画投資大臣が様々な報告をした後で、グエンタンズン首相は来年の経済成長の目標を6.5%にすると発表し、政府の機関に目標を達成するための具体的な計画を作るよう指示した。

 *中国の雲南省から港湾都市ハイフォンまで、東西回廊と呼ばれる国際道路がある。最近は国際機関の援助で大規模な改修が行われ、大型トラックも通過できるようになった。この道路が通過する地域の代表がハノイ市に集まり、雲南省の代表も招いて道路の有効な利用について話し合った。会議に出席したKhiem副首相兼外務大臣は、この道路を用いて中国との交易を、一層拡大するよう指示した。



 *ハノイ市では、地元の公安の許可を得て使用料を払えば、歩道をバイクの駐車場にできる。しかし使用料の規定が曖昧で、実際は公安の役人の判断でどうにでもなる。(訳者注:賄賂で使用料が決まる。)同市は歩道の使用料を明確にし、その料金を確実に市に納入させる事を決めた。






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Last updated  2009.11.21 12:43:17


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