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2010.02.27
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   2月22日-2月27日


 *ハノイ市で月例の閣僚会議が開かれ、今年のテト(旧正月)は、非常に良かったとの現状報告が行われた。政府は貧しい国民180万人に、米を中心に2千万ドル相当の物資を配布した。これにより大勢の貧しい国民は、楽しいテトを過ごす事ができた。また十分な量の物資が確保されていたため、商品の急激な値上がりも無く、治安の乱れも無い平穏な正月となった。しかし帰省した労働者や学生は、交通機関の不備で職場や学校に戻る事ができないなど、交通は相変わらず大きな問題だった。現状報告の後でズン首相は、今後も経済発展に全力を尽くすよう各大臣に指示を出した。

 *テトの期間中は携帯電話の通話量が急増するので、去年までは広い地域で長い時間に渡り通話不能になった。しかし今年は、大きな問題もなく通話は確保された。

 *新年に当たり、政府は様々な会議を開いて今年の計画を検討している。Hung副首相は資源環境省の幹部と会議を開き、海の資源を活用して経済を発展させる事を決めた。漁獲量を増やし、海上輸送を拡大しようと呼び掛けた。 *農業省は、農業に関係する高級役人2百人を南部のCan Tho省に集め、農業の機械化を一層進めるよう指示した。 *計画投資省も会議を開き、経済成長率6.5%を達成するために、全力を尽くすよう全国の企業に指示を出した。 *グエンタンズン首相は報道協会の会議に出席し、同協会は国家の発展に大きな貢献をしていると賞賛した。そして国民の愛国心と団結心を高揚するために、更に頑張って欲しいと要請した。(訳者注:政府は指示を出したり呼び掛けたりするだけで、具体的な政策は全然ない。)

 *モスクワの副市長が大勢の役人と共にベトナムを訪れ、ベトナムの指導者と会談し、両国の友好を深めた。まずHai副首相が飛行場で一行を出迎え、その後で歓迎会を開いた。次の日にはチェット大統領とズン首相が、個別にモスクワの副市長と会談した。またAnh文化・観光大臣は、ロシアの文化大臣と文化交流に関する協定に調印した。

 *グエンフーチョン国会議長は大勢の共産党の役員と共にインドを訪れ、同国の国会議長や国会議員と会談し、両国の友好と理解を深めた。

 *昨日は『医者の日』の55周年で、グエンミンチェット大統領は70人の著名な医者を大統領府へ招き、記念の式典を開いた。グエンタンズン首相は全国の医師に感謝の言葉を述べ、今後もベトナムの医療に貢献して欲しいと要請した。

 *グエンタンズン首相は、3月1日から電気料金を平均6.8%上げる事を承認した。この影響で、物価は0.2-0.6%上昇すると予想される。



 *統計局は、2月の物価は1.96%上昇し、1年前と比べて8.46%の上昇だと発表した。食品は3%以上の上昇、酒やタバコも大きく値上がりした。通信費だけは値下がりした。3月は電気料金などの値上げがあるので、物価は引き続き上昇すると予想される。

 *インドを訪れているグエンフーチョン国会議長は、同国の大統領と会談して両国の友好を深めた。その後でチョン国会議長はビジネス会議に出席し、インドの企業家に投資や貿易を増やすよう要請した。また首都のニューデリーでは『ベトナムの日』の祭りが開催され、ベトナムの映画会や写真の展示会が開かれている。

 *ベトナム政府はITなど最先端の産業を振興するため、国策としてハノイ市とホーチミン市にハイテク工業団地を建設し、外国の企業の誘致に力を入れている。しかし現在のところ、外国から進出する企業は非常に少ない。ハノイ市のHoa Lacハイテク工業団地は、敷地が1586ヘクタールもあるが、造成されたのは834ヘクタールだけ、残りは雑草の茂る荒れ地のままである。政府は一部を造成し、そこに進出した企業が支払う土地の使用料で順次造成を進める計画だったが、初めから企業の進出が無いので資金が無い。目的とするハイテク工業団地がいつ完成するか、全く見通しがつかない。(訳者注:ベトナムの科学技術は非常に遅れており、また国民は英語が全然できないから、コンピューター関係の産業を発展させるのは、ベトナムでは不可能である。)

 *ベトナムの大学や専門学校は、定員を大幅に上回る学生を入学させている。中には定員の2倍以上を入学させた大学もある。教育省は、特に悪質な学校には罰金を課す事を決めた。

 *(訳者注:ベトナムは税制が確立していないから、国家の予算が少なくて公務員の給料が払えない。だから公務員は、自分達の才覚で給料に当てる資金を集めなければならない。行政を担当する役人なら、勝手に許認可の手数料を設定して料金を取り、それを自分達の給料に当てる。公安の役人なら、様々な罰金を取って給料に当てる。私が教えている大学も同じで、国家から支給される資金だけでは教師の給料が払えない。そこで大学は、外国人にベトナム語を教える。外国人が払う授業料は一般の大学生の数十倍で、大学にとって大きな収入となる。更に各種学校に相当する語学クラスを設置し、昼間は仕事の無い若者、夕方は会社員を相手に外国語を教える。その授業料も高く、大学の大きな収入になる。更に教室を事務所として外国企業に賃貸し、雑収入を得る。大学とは言え、収入を得る方法はたくさんある。だから国家から支給される教師の給料は数千円程度(私の推定)だが、それに大学が独自の力で得た収入を配分して上乗せし、大学の教師の月給は1万円-2万円となる。更に大学の教師は大学で教える時間を切り詰め、専門学校や外国語の会話学校などでも教え、全体としては月に2万円-4万円の収入を得る。教師の公式の月給は数千円でも、実際の月収はその数倍になる。)





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Last updated  2010.02.27 15:24:10


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