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皆さん、こんばんは。
今日、副大統領候補のテレビ討論会(チェイニーVS.エドワーズ)が行われました。今回も大統領のテレビ討論会と同じルール(両候補者120秒、90秒、30秒と同じ発言時間を与えられ、司会者のみが質問をする)で行われ、90分間ぶっ通しのディベート大会。前回の大統領テレビ討論会とは違い、イラク戦争・安全保障から国内政策・同性愛結婚まで幅広く討論され、とても興味深い内容でした。。
■ イラクと9.11
エドワーズ:「9.11のテロリストとイラクの関係があると誤って示した」と非難。
チェイニー:「9.11とイラクに関係があるとは今まで示してきていない。イラクの過去の実績がテロリストの関係を証明している」
(コメント: 9/14/2003のテレビインタビューで「イラクでの成功の定義」の質問に対し、チェイニーは「9.11に関与したテロリストのベースを攻撃すべき」と発言。今回の発言と完全に 矛盾しています)
■ ハリバートン(Halliburton)
チェイニーのが2000年までのCEOであったハリバートン社に関して
エドワーズ:「75億ドルの競売なしの政府契約(no-bit grovernment contracts)をハリバートンは受けるべきでなかった」
チェイニー:「根拠のない質問を投げかけることで、国民を困惑させようとしている」
(コメント: チェイニーを弁護すると、 GAO(General Accountability Office) に2004/6のレポートによると、「要求された期限にサービスを提供できるのはハリバートン社のみであった」とし、競売なしの政府契約(no-bit grovernment contracts)は合法という見解を示している)
■税制
エドワーズ:共和党の減税策に賛成できないわけとして「年収25万ドル以上稼ぐ人に対して減税をやめ、中間層に対しては減税を継続する」
チェイニーは減税を継続することにより、より自由に暮らせる国を実現するという内容(だったと思います)
(コメント: エドワーズは国の財政赤字(2004年で2370億ドルもの財政赤字を削減しなければならないと踏み込んだ議論で、国の財政を健全化して巨額な負債を将来の子供達に残してはいけないと発言したことは評価したい)
■ 同性愛者結婚について
ブッシュ大統領は同性愛者結婚について禁止する憲法改案を提案していうことに対し
エドワーズ:「同性愛者結婚は認めるべきでないが、憲法で禁止することではない」
チェイニー:「大統領をサポートする」とのみ言及。
(コメント: チェイニーの娘さんがレズビアンとは知りませんでしたが、エドワーズは「レズビアンである事実を喜んで受け止め公表しようとする副大統領と奥さんに敬意を表する」といいました。「温かい言葉をありがとう」とチェイニーが答える場面が印象的でした)
当然のことならがらチェイニーは現在政権を運営しているわけですから、今まで行った決断・行動の正当性を主張しなければなりません。しかし、エドワーズのブッシュ政権の批判に対し、いかに正当であるかというポイントが少ないため非常に弱い印象が残りました。また、ねこぜで姿勢が悪く、チェイニー特有の早口で間の取りかたががうまくないため、伝わりにくいプレゼンでした。
一方エドワーズは、ブッシュ政権の批判をするともに、自分達であればどのような政策をとるか違いを明確にしていました。とくにヘルスケアーのトピックでは、「処方薬の輸入合法化」で製薬会社に対して薬代のディスカウントを図り(製薬会社を敵に回し)、国民に目を向けた政策をする。健康保険料高騰の原因となっている訴訟を減らす為、弁護士の規制を図るとも明言。また、表情、ボディラングイッジ、話す速度、間のタイミングを上手に使いこなし、非常に伝わりやすいプレゼンでした。
ディベートのスキルという点から言えば、エドワーズが1枚も2枚も上手だったといえるのではないでしょうか。
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