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と言うわけで、暫定的ながらはてなダイアリーに移動します。 もちろんこちらのページを急に消すつもりはありません。戻ってくる可能性もありますし(^^; ただ、あんまり使ってないと削除されるようなのでどうなるか分かりません。 それでは今後は、はてなダイアリーで会いましょう(^^)/~~
2003年07月26日
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タイトルの通り、現在はてなダイアリーを整備中です。理由はこまごまとした楽天への不満なんですが、特に最近メール更新の挙動が怪しいのが大きな不満です。 はてなダイアリーのアカウント自体はずいぶん前に取得していました。ただ、楽天と同様にはてなダイアリーにも細かい不満がありました。例えばカウンターがないとか、掲示板がないとか。 で、その辺の不満を解消できるか調べるのが面倒臭かったんですよね(^^; でも最近楽天が怪しいので調べてみたら、簡単に解消できそうだと。 今日はとりあえずカウンターを設置しました。掲示板はどうしようか、まだ決めてません。 しばらくは完全には引っ越しはしませんが、はてなダイアリー中心でだらだら行こうかな、と思っています。帰りの電車からHV50にて。うまく更新されるかな?
2003年07月25日
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ここ数日間であちらこちらでCLIE UX50のレビューが出てきました。主にSonyビルに展示されているものを触ってのもですね。その中でちょっと面白いことに気が付きました。 それは主にキーボードの評価が「合格」の人と「不合格」の人に極端に分かれるということです。そのこと自体は至極当然で単純なことですが、そのバックグラウンドを考えるとちょっと面白いわけです。 簡単に言えば、現CLIEユーザーでCLIEの買い替えという観点で評価している人は「これまでのCLIEで最高のキーボード」という視点から合格と判断するようです。これはこれでひとつの重要な真実でしょう。 逆にZaurusやtreo、T|Cなどを経験していて、単にキーボードつきPDAの買い替え対象として評価している人は、それら既存のキーボード付きPDAと比較して不合格の評価をしている人が多く見られます。それでもこれまでのCLIEのキーボードに比べればかなりマシだということで一致してはいるようですが(^^; この二つの評価を見ると、一見すると後者の方が公平で参考になるレビューのように感じますが、僕は一概にはそうは言えないのではないかと思っています。 というのも、PDA選びって言うのは非常にパーソナルな行為だと思うんです。個人の持つさまざまな事情や要求、趣味趣向まで交えてきわめて個人的な決定をする行為なわけです。機能や入力デバイスの使い心地に対するプライオリティーの付け方はまさに千差万別なわけです。 ですので、あらゆるPDAを使いこなし「公平」な判断を下す(プロやマニアの評価と同等以上に、CLIEしか使ったことのない、次もCLIEしか考えていない人の「偏った」評価もとても参考になるんですよね。 だって、世の中の多くのPDAユーザーがそんなに頻繁に使用機種を変えているわけでも簡単に変えられるわけでもないと思うんです。今使っている機種に対する慣れや愛着もあるでしょうし、現実的に既存のデータや周辺機器を使いまわしたいことを考えれば同じシリーズを使っていく方が簡単です。また、新規ユーザーであれば逆にそういった事情はありませんから「公平」な評価から「偏った」評価までいろいろな立場の人間の評価をたくさん見られる方が参考になります。 まあ、本質的にはいろんな立場の人たちが自由に発言できるネットのよさが、こんなところにも現れているんだな、という話ですけど。こんな風に、PDAのレビューというものに関してちょっと考えさせられたUX50フィーバーでした(^^;今日は、昼休みに会社のノートPCから本気でいってるの? (AM 01:14) こちらでこんな記事が紹介されていました。 モバチキさまも言われているようにひどい提灯記事です。 CLIE UX50をマルチメディアプレイヤーとして考えればCFスロットがないことも無線LANを採用したことも納得できるのではないか、という趣旨の記事です。 しかし、本当にモバチキさまの言うとおり、メディアに記録したものを閲覧しようとしても、MicroDriveの使えないUX50では1/3以下のコストパフォーマンスのMSProを使わざるを得ません。30fpsものクオリティの動画を、その売りの一つであるバッテリーライフに見合う時間鑑賞しようとすればやはり1Gの容量のメディアが欲しくなります。7万円近いUX50に追加して6万円近い出費が必要になるんです。全く現実的な話ではありません。当然VAIOは必須ですし。 また、無線LANでのストリーミングっていう話題も出ていましたが、自分が見たいコンテンツがそう都合よく配信される訳でもありません。そもそもそれらはホットスポット利用料と合わせればかなりの額を支払わなければならない有料サービスになりそうです。 それから、個人的にはPDAを使うような人がホットスポットでストリーミングコンテンツを楽しむっていう情況が今一つ想像できません。学生じゃあるまいし、そんなに頻繁に喫茶店なんかで、かなりの時間を目的も無く一人で過ごすことってあります?家や職場の休み時間にっていうなら、PC使ったほうが全然良い訳ですね。 っていう具合に、いくら考えてもUX50がモバイルマルチメディア端末として優れているっていうふうには思えないんです。単純にスペック的にはマルチメディアプレイヤーとしての能力を備えているっていうだけで、実際に利用しようとすると、殆ど絵に書いた餅になってしまうんじゃないでしょうか? まあ、それっていつものSonyのパターンではあるんですけど(^^; ちょっと家からメール更新してみたり。
2003年07月24日
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先日のPEG-UX50発表後、ネット各所で喧々囂々の論争(?)が巻き起こっています。 そんなのを見ていろいろ思いました。今日はそんな四方山話。 こちらでも指摘されているようにその論点は主に2点です。 1.デザインがSL-C7x0、特にC750の「パクリ」では無いか? 2.CFスロットが無いのは通信するのに不便ではないか? こんな単純なことに対して、良くあれだけいろいろ議論になる物だと感心するほどの議論になっていますよね。 個人的な見解としては、1.に関しては開発時点で「パクった」かどうかは関係なく、すでに同じカテゴリーにSL-C750という製品が存在している以上、機構はともかくあのカラーリングでは出すべきではなかっただろうと思います。 例えばAppleとの裁判で有名になったSOTECe-oneにしたって、最終的にカラーリングを買えることで事態は収束しました。今製品の「色」というのはその製品の個性を考える上で非常に重要なファクターとなっています。同じカテゴリーでほぼ同じ形状の製品を後から出す場合に、同じカラーリングで出してしまっては「パクリ」といわれてしまっても何の反論もできないでしょう。 クラムシェルボディや液晶の反転などは別にパクるとかパクらないとかって言う程のことではない普通の機構です。これが特殊なアイデアであればとっくにSonyがVAIOGTやCLIENRの時に特許申請しているでしょう。 問題はやはりあのカラーリングなんだと思います。B5ノートPCも、シルバーに塗られた物は「VAIOのパクり」と言われたものです。結局そう言う見た目のイメージが大事なんですよね。 2.に関してですが、これは非常に面白かったですね。そこで良く分かったのはPDAユーザーには「自分がしている何かをより便利にやりたい人」と「PDAが提供する機能を使って何かをしたい人」に大別されるのが良く分かったことです。 今回の「CFなし、無線LAN&Bluetooth内蔵」というのは、前者にとっては不便以外の何者でもない場合は多いようです。CF一つあれば色々なことに柔軟に対応できますから、自分の好きなように使うこともできます。 動画再生をしたいときに、MSProの3倍のコストパフォーマンスのマイクロドライブを使うこともできるし、CFLANカードを使って有線LANに接続することもできます。主に言われているPHSカードだけがCFスロット搭載のメリットではないわけです。キモは「柔軟性」です。 しかし後者の考え方をする人にとっては、新たに内蔵された通信デバイスで何か便利に使うことが出来ることが一つ増えればそれはOKな訳です。PHSが使えないならホットスポットを使えば良いと考えるし、Bluetoothでいろんなデバイスに繋がるのは楽しそうだと考える。そうすると、別にCFスロットは必要ではないと考えるんですね。 まあこういう考え方も前向きというかFUNというか、新製品を楽しむには最適の考え方だと言えるでしょう。でもボクには今ひとつ理解できませんね。ボクはあくまでPDAを何かをする為のツールだとしか考えていませんから。 まあ、まだ実際に発売されたわけでも無いのでそんなに否定的になる必要もないと思います。その辺は山田@MNさまも言われていますが、まさに仰るとおりで、以外と頭で考えるよりも使ってみると気に入ったりする物ってありますね。 ただ、一般ユーザーは何万もする物を試しに1ヶ月使わせてもらうとかって言うことは出来ませんから、どうしても無難な選択になってしまいがちですけど。 まあ、いずれにしてもSonyの出す製品は相変わらずチャレンジングであるという意味では非常に評価できるとは思っています。ただ、やっぱりNX80の発売日から考えると、ちょっとユーザー軽視の製品発表ペースだなとは思いますけどね。 でもSony製品を買ってくれる人はそれでもバンバン買ってくれるから関係ないのかな?(^^;今日は雨の休日、珍しく家のデスクトップから。
2003年07月21日
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昨日電撃的にCLIE PEG-UX50がSonyより発表されました。 もちろん、先日の経営方針発表会で「謎の横型CLIE?」としてチラッと登場していましたし、PDAマニア系サイトでは金曜日に何か発表があるという話題はありましたが、一般的な受け止め方としてはこの時期にこのモデルが発表されるのはやはり「電撃的」でしょう。僕自身このモデルは秋以降にOS6を積んで出るものとばかり思っていました。 個人的な感想としてはすでに「パクリエ」というニックネームが付けられているとおり、「まるでZaurusだなぁ」というところが第一印象ですね(^^; 開発期間がどうとか、この機能ならどうしても似てしまうとかいろいろと言い訳はあるでしょうが、先にCL-C7x0、特に750が発売されている以上、あの形態であのカラーリングは避けるべきだったと思います。 しかも、SL-C7x0に比べて若干小さいものの、液晶解像度は半分、CFスロットはなしと、実際のユーザービリティに関する部分でかなりのマイナスがあります。また、すでに出ているレビュー(えりえりさま速すぎ(^^;)では、やはり最近のCLIEの例に漏れず、キーボードの使い勝手に難ありとされています。 基本的にはカメラ内蔵というところで一瞬だけ食指が動きましたが、ほんの一瞬でした。だってカメラがあったって、MSしかないんじゃ、それを簡単に活用することも出来ないし、メールに添付したりWebにアップロードしたりして一体型ならではの手軽さで利用することも出来ません。 もちろん、Bluetoothと無線LANが内蔵されているので、それを利用できる環境にいる人ならばなんら問題ないでしょうけど、少なくとも僕はそんな環境にはいないです。また、そういう人は決して多くはないでしょう。 SonyはNXあたりから強く無線LANを強調しています。もちろんこれはアメリカでのセールを重視しているからなんですが、やはり日本では無線LANとBluetoothを内蔵するよりも、CFスロットひとつ付いていた方がずっと利便性は高いんです。何もPHSカードに限った話ではありません。有線LANにつなぐ場合だってあるし、携帯接続ケーブルだって利用できます。 そういう意味では基本的にこのモデルはアメリカ重視、PalmT|C対抗ということなのかも知れません。現にアメリカのニュースサイトやマニアサイトでは絶賛の嵐です(^^; ところで、PalmOS互換機はPIMが使いやすいとか細かいカスタマイズがしやすくて使い安いとか言われていますが、その辺はどうなりますかね。PIMが使いやすいというのも、実際はサードパーティー製のオンラインソフトが良いというのが実態ですし、カスタマイズはDAやhackによって行われてきました。 ここまで独自性の強いUX50ではそれらが利用可能である可能性は極めて低いと思います。もちろん、UX50が売れればそれらが対応してくる可能性は十分にありますが、どうですかね?少なくとも、最初は標準アプリ+Sony製アプリで使っていくしかなさそうです。 もうSonyはきっと、CLIEを従来のPDAのように使って欲しいとは全然思っていないんでしょうね。VAIOと組み合わせて画像や動画を楽しむまさに「PersonalEntertainmentGear」として使って欲しいんだと思います。それなら外でPHSカードが使えることよりも、家でVAIOと無線で繋がる方が便利です。 それならキーボードはいらないんじゃないかって言う気もしますが、アメリカでそこら中に無料ホットスポットがあるような環境のユーザーにとっては、どこでもメール&Web端末としてキーボードは必須なんでしょうかね。 結局、一瞬すごく魅力的に思えるんですがちょっと考えてみると日本で自分が使うというシーンではいろいろ不便ばかりでだめそうだなぁ、というのが昨日今日での感想です。 PDA、あるいはツールとしての携帯端末が欲しい人は大体同じような結論になるのではないでしょうか?「CLIEが欲しい」「Palmが欲しい」っていう前提がある人が、Zaurusじゃないクラムシェル型端末ということで買うというぐらいしか僕には購入者がイメージできないんですよね(^^; 今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年07月18日
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※この日記は17日にメール更新したのですが反映されなかったので18日にPCから更新しました。 今日は国際展示場にWireless Japanを見に行って来ました。去年は行けなかったので、2年ぶりのWireless Japanでした。 いくつか面白い物もあったので、今日はその辺の四方山話。 やっぱりまず取り上げたいのは、256kbpsAirH"でしょう。こちらでも取り上げられている様に、もしかするとモバイル関連では今回のWireless Japanで1番の注目度かも知れません。 かなり混んでいましたが、僕も体験させてもらいました。まずスピードテスト、それからasahi.comやZDNetにアクセスしましたが、↑の記事通り、500kbps程度の測定結果と体感速度でした。 もちろんまだ正式なアナウンスはされていませんが、DDIPocketはこれまでショーでデモした様なものは全てサービスインされていると思います。また、これまでのDDIPocketの幹部の発言等から、1万円以上のサービスになることはないと思います。期待して待ちましょう。 携帯3キャリアのブースは個人的にはあまり興味を引かれませんでした。基本的にはいつも通りの最新端末中心の展示です。 逆に海外企業のブースに展示されているスマートフォンを含むGSM端末には萌え萌えです(^^; IntelやQualcommに代表されるチップメーカーのブースが多く、それらのチップを採用した世界中の個性あふれる端末が展示されています。また、結構小さなブースに触れる実機があったりしますので、もし行く方はその辺要チェックです。 後はQualcommのブースでデモされているEV-DOでしょうか。もっとも、日本の試験サービス用の端末ではなく、韓国ですでに始まっているサービス用のものが使われていました。 韓国と言えば、韓国企業エリアがあって、Bluetoothラジコンカーやら、動画ストリーミングソリューションやら色々面白い物が見れます。モバイルやWirelessに関しては今韓国は元気ありますね。 まあ、ザッとこんな所だと思います。それにしても、今回のショーでは外人が目立ちました。ブースの説明員が日本語しゃべれなかったり、日本企業の説明員が英語で質問されて困っているなんていうのが目立ちました。 面自い話しが聞けたのも圧倒的に海外企業のブースでした。こんな所でも普通に英語カが要求される時代なんですね。 今日は久しぶりにZaurusからメール更新です。
2003年07月17日
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と、訳の分からないタイトルですが、時折出る「PDA不要論」の話です。今回の事の発端は山田@MNさまの電脳日記で不要論(?)を伊藤浩一さまがある種肯定的な論調で紹介していたことです。 まあ確かに、誰にでも絶対に必要なものなのか?と聞かれれば明確に「No」だと思いますが、それって別にPDAに限ったことではないのではないと思います。今日はそんな四方山話。 ちなみに僕はどう考えているかというと、「必要な人には必要」という至極当然のことを考えています。でもこれはいろいろ細かい話をはしょっての話で、実際には「多くの人には有用である」ぐらいが妥当かもしれません。 というのも、今主に身近なデジタルガジェットというと、携帯とPDAとPCなわけで、それらの関係で常に考えていかなくてはならないからです。もうちょっと詳しく言うと「携帯で出来なくてPDAなら出来ることを外でしたい人にはPDAは必要」ということですね。 こういうことを言うと、必ずそれならPCでいいじゃないかという意見も出てきます。しかしそういう人は実際にノートPCを持ち歩いている「極々一部の人」の意見です。というのも、PDAを持ち歩いている人も稀ですが、PCを持ち歩いている人って言うのも実はかなり稀です。もしかするとPDAを持ち歩いている人以上に少ないかもしれません。 もちろん、仕事で必要なときには持ち歩くって言う人はそれなりにいると思います。しかしそれは携帯やPDAの「常に持ち歩いている」というのとは全然違って、担える役割も全然違ってきます。今の時代ほとんどの人が携帯を肌身離さず持ち歩いていて、PDAユーザーもPDAを肌身離さず持ち歩いています。しかし、PCをそういう風に持ち歩いている人ってほとんどいないでしょう。いくらPCが小型軽量になったといっても、モバイル性においてPDAとPCではまだまだ雲泥の差があるんです。 ただ、同じように肌身離さず持ち歩いてる携帯も、本当に万人に必要なのか?と言えば決してそんなことはないだろうと思います。もちろん持っていれば便利でコミュニケーションツールとしては不可欠なものとなりつつありますが、それはあくまであれば便利で楽しいだけで必要なものではありませんよね。そもそもほんの数年前はこれほどの人が携帯を持っていたわけでもないし、不要だといっていた人も多かったですよね。 でも、結局携帯は便利で楽しいからこれだけ普及したわけです。PDAだって別に必要じゃなくても便利で楽しいって言うだけで実は十分なんじゃないでしょうか?ただ、先に携帯が普及してしまったので機能としてかぶるところが多いPDAは後発組みの不利さを抱え込んでしまっただけの話だと思います。 本質的にはPDAは必要じゃないから売れないわけじゃなくて、PDAならではの楽しさのようなものを購入してもらえるコストの範疇でアピールできないから売れてないんだと思います。極端な話をすれば、カメラ内蔵携帯を一度でももってしまった人なら、今PDAを見てデジカメも入っていないものを3万とか5万で買う気には到底ならないでしょう。こういう風に書くと、既存のPDAユーザーから「カメラなんて不要」と突っ込まれそうですが、携帯だってちょっと前までは同じように言われていたんです。 でも、コミュニケーションの楽しさって一度味わうとなかなかやめられないものなんですよね。写メールも、結局チョコチョコ使い続けて、カメラなしの機種に機種変更なんて考えられなくなっちゃうんです。結局、カメラそのものを提供するんじゃなくて、それを使った楽しさを提供できたことが大事なんですね。それが今のPDAに足りないものです。 そういう意味ではPalmの本流から外れているなどと非難されたりするCLIEが売れているのは非常に納得できます。別にカメラが入っているとかって言う話じゃなくて、ちゃんとエンターテインメントをCLIEの持つ機能を通じて提供することが出来ているからです。 PocketPCやZaurusでは今のところそれらはちょっと希薄です。Zaurusに関して言えば、機能的にはMI-E25DCはある意味そういう「FunなPDA」の完成形だったと思っています。しかしそれらをきちんとアピール出来なかったんですね。ただの「写真の取れるPDA」で終わってしまった。 海外ではスマートフォンが売れています。その多くには十全なPIM機能が搭載され、カメラもほとんどの機種に搭載されています。それらをメール送信することも可能でPCとのやり取りも非常に簡単なようです。きちんと便利と楽しさを提供できているんですね。 これが単にPDAのOSをつみましたよ、って言うんじゃぁ、あれほどは売れないと思います。その辺はメーカーが主導してきたGSMならではの点でしょうか。GSMのメーカーは何をユーザーに提供すればいいのか自分たちでちゃんと分かっているわけですね。 というわけで、かなり話が拡散してどういうわけか分かりませんけれど(^^; 言いたい事はPDAが売れる売れないって言う話題のときに必ず「PDAは必要とされているのか」っていう話になりますけど、それは本質的な問題ではありませんよ、っていうことを言いたかっただけです。 PCだって、今家に持っている人のうちどれだけが本当に必要なのかって言ったら非常に怪しいものですものね。今日は昼休みに会社のノートPCから。
2003年07月15日
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今日こちらからここをたどって読んでいたら、こんなのありました。 メッチャうけました(^^ 普段なんか小難しい理屈をこねていますが、こんなネタがポロっと拾えるところもBlogめぐりとかの楽しみですね(^^今日はこの辺で。会社の昼休みにノートPCから。
2003年07月14日
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今日は久々に帰りの電車からケータイでメール更新です。 ここ数日fotologを使い始めたわけですが、ちょっと困ったりもしています。今日はその辺の四方山話。 そうは言っても別に大した子とではないんです(^^; 気楽に「日記」を書ける場がないなぁ、と言うだけのことです。 これまではyapeusの方に気軽に思いついたことや、ここにはなんとなく書きにくいことなどを書いてきました。食べ物の話しとか、時事ニュースの話とか。yapeusは一日何度でも更新できるし、もちろん日本語で書いていたので本当に気軽に使っていました。 でもfotologだとそうは行かないんですよね。無料サービスだと一日一枚しかアップ出来ないし、画像サイズも大き目のものが必要(?)なので気軽に携帯からポンポンアップと言うわけにも行きません。 また、英語で書くっていうのもちょっと面倒臭い(^^; まあ、自分で勝手にやっていることですけど、やっぱりああいうところで日本語でって言うのはなんか違う気がするんですよね。日本語と英語両方のコメント付けている人もいて、そういう人はエライなぁと思います。 楽天がMovableTypeの様に一日何度でも新しいトピックを立てられて、ジャンル分けとかも出来ればまた違う気もしますけど。そういう意味でもやっぱり楽天は「一日一回、気合いを入れて文章を書く」って言う感じの運用スタイルですよね。 こうなると急にMovableTypeに移行したくなりますね(^^; なんて言っても、今はいろんな設定作業をやる時間はないのでとうてい無理ですけど。 今日は外向けのリンクがないので、ただの日記ですね。通勤帰りにHV50から。
2003年07月10日
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昨日の日記で褒めたfotologですが、今日はなんか繋がりませんね… トップページのリンクも変えたのにチョトしょぼ~んな感じです。 っていっても、yapeusも結構落ちまくりでしたけどね。やっぱりこの手の画像アップロード系ってサーバー負荷高いんですかね。まあ無料サービスなので贅沢は言いませんが、早く復旧してね>fotologさま。 こういうのって、痛し痒しって感じですよね。僕は楽天で「Blogして」ますけど、最近はMovableTypeでの個人サイトでのBlogなんかも増えてますよね。楽天のやはてなDiaryようなメジャーなコミュニティでBlogしてると、それなりにいろいろ繋がっていけるし、それなりのアクセス数になります。でもやっぱり時々メンテナンスで使えなかったりします。 fotologも個人サイトで画像を公開している人ってたくさんいますよね。もちろん、一部人気個人サイトであればBlogにしても写真にしてもそれなりのアクセス数になると思いますが、大方の弱小サイト(^^;ではそんなにアクセスは望めないでしょう。他の人が撮った写真なんかも見たいですしね。そういう広がりは個人サイトでは難しいです。 そういう意味で僕はこういうコミュニティを持っているWebサービスを利用していくのが簡単で楽しくていいなと思っています。でも時々利用できなくなる… 難しいですね(^^; まあ、復旧をマターリと待ちましょう。今日は昼休みに会社のノートPCから。
2003年07月08日
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先日も書きましたが、このところすっかりfotologにハマっています。とはいっても別に、一日中fotologをさ迷っていると言うわけではありませんが(^^; で、ちょっと前まで利用していたyapeusと何が違うのか、今日はそんな四方山話。 まあタイトルにも書いていますが、yapeusってとっても簡単にフォト日記をネット上に公開できる仕組みなんですけど、使っていて全然拡がっていかないんです。なんと言うか「繋がっている」実感がない。つまり、写真日記に対してコメントを付けたりすることも出来ないし、誰がどのぐらい見に来てくれたのかを知るすべもないです。ただフォト日記を公開してそれで終わり。 それに対してfotologは「Guestbook」機能があり、書き込んだのがfotologメンバーでログインしていれば自動的にリンクされます。また「Friends/Favorites」機能があり、好きなfotologをサムネイル表示でリンクしておけます。この辺は楽天と同じで簡単に「繋がる」システムが確立しています。 また面白い試みとしてこんな風にひとつのテーマで誰でも自由に写真をポストできるページがいくつも出来ています。これはフリーでいくらでもfotologを作れるという仕組みを利用して、ユーザーが考えてはじめたようです。 また、各国でmeet-upイベントも活発に行われているようです。特にブラジルでは盛んなようですね(^^; こんな風にfotologを使っていると、それが世界中の人が利用しているサービスであるって言う以上に、システム的にとても「拡がり易い」「繋がり易い」システムになっています。とてもインタラクティブなシステムです。それに比べて、yapeusは非常にモノローグ的なシステムなんですね。他の人のフォト日記を見ていても、なんとなく「覗いている」ような感覚があります。 この辺はこちらの記事でも語られていたように、日本人の国民性のような問題もあるのかもしれません。Blog的なインタラクティビティよりも日記的なモノローグとそれを覗き見るというような方がある意味日本的なのかもしれませんね。 個人的にはfotolog的な拡がりのある場の方が好きなので、これからはfotolog一本で行こうと思っています。トップページのリンクもこの日記をアップした後修正します。 ただ、僕のfotologのデタラメな英語には突っ込まないでください(^^; やっぱりインターナショナルなデジタルコミュニケーションの場では2バイト文字は使うべきではないと思うし、曲がりなりにも1バイト文字で使える言語は英語ぐらいしかありませんから、英語でがんばります。とは言っても、僕はそれほど正確な英語が書けるわけではないですし、この手のものに辞書首っ引きでやってもしょうがないですから、まあ適当な英語になってしまうわけです(^^; でも海外の人が見ても、化け化けのなんだか分からないのよりはへんてこりんでも英語で書いてある方が幾らかましでしょう。 と、言うわけで、今後はA cut from my viewでfotologしていきますので、ヨロシコ! ただ問題はあっちからこっちにリンクを張るかなんですよね… 今のところ張らない方針ですけど、どうしようかな?今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年07月07日
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この数日ほどfotologにハマッテいます(^^; ちょっと前にHotwired Newsで紹介されていたやつですね。 アメリカで3人の有志によって運営されているようですけど、有料サービスもあったりして結構巨大なコミュニティーと化しているので、全体像はいまいちつかみきれません。でも僕も自分のfotologを作ってみたりして遊んでいます。Vins-TのHNは「-」が通らなかったので、使えませんでした。ですので、違うHNでやってます。もしよかったら探してみてくださいね。カンのいい人なら分かると思います(^^; 本当にいろいろなfotologがあります。上で紹介した記事にもあるように、アーティスティックなfotologがあるかと思えば、自分のセクシーな写真を掲載しているfotologもあります。でも一番多いのは自分とその周りの友人や家族を撮っているものですね。 本当にブラジルの人たちのfotologは彼らの日常を切り取っている感じでリアリティがあって面白いです。ただ、その分、画一的な面もあるかな(^^; でも驚いたのはブラジルでもこれほどデジタルカメラが普及しているってことですね、ちょっと失礼かもしれないけど。なんとなくデジタルカメラなんて、日米欧のそれなりに中流ぐらいの生活をしている人たちにしかまだ普及してないと思っていました。世界はどんどん進んでいるんですね。 で、もちろん日本人のfotologも結構あるんですが、日本語でコメントを付けているものやコメント無しのものが多いのがちょっと残念です。せっかく世界中に開かれたコミュニティでやってるんだから、下手でも何でもいいから英語でコメント付ければいいのにって思います。僕も下手くそながら英語でコメント付けてがんばってます(^^; まあ、ブラジルの人たちのfotologもほとんどポルトガル語でコメント付けてあって、何かいてあるんだか分かりませんけど(^^; でも英語でのコメントに対しては普通に英語で受け応えしてますからね。しかも日本語だと、ローマ事件の人たちのPCでは文字化けしちゃって全然読めないでしょうから。もっと英語でがんばりましょう>日本のfotoblogger(^^; というわけで、しばらくyapeusの方はお休みになりそうです。fotologもメールで更新できるので、いよいよVGA画像が送れるA5401CAが欲しくなってきました(^^; とはいっても、しばらくは以前使っていたJ-SH51を引っ張り出してきて使っています。そこからSDでPCに移してアップロードしています。 世界中でデジカメ付携帯が普及したらこういうサービスはどんどん増えてくるんでしょうね。本当に世界中の人たちの日常生活が手に取るように分かるようになって来ました。こういうのは本当にネットの力を感じますよね。今日は会社の昼休みにPCで。
2003年07月03日
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こちらで、NECの最新技術を投入した試作機の発表会の様子がレポートされています。水冷デバイスや燃料電池なども興味を引かれますが、なんといってもマイクロPCでしょう。 マイクロPCという言葉自体は最近MSが言い出したものです。ハンドヘルドサイズのXPPCを指しているようですね。これまで、アメリカではいくつかの試作品というかデザインコンセプトのようなものがベンチャー企業から提示されていますが、日本でしかもNEC(系ですけどね(^^;)のようなメジャーな企業が製品化を前提に発表したのですから期待が持てます。 先ずは画像を見ていただくとして、なんといっても面白いのはその形状です。これまで発表されたマイクロPCはタブレット型のキーボードレスのものと今のノートPCをそのまま小さくしたようなクラムシェル型のものに大別されていました。 ところが今回発表のものはタブレット型に携帯電話のテンキー部分を付けたというか、タブレットからそれをひねり出したというかそういう形をしています。これは非常に面白いです。 小型PCではどうしても入力が問題になります。現在使われているqwertyキーボードをそのままシュリンクして搭載すれば、理想的な入力環境となるかといえば必ずしもそうとは限らないのです。このサイズの筐体に収まるサイズまでシュリンクしてしまうと、机上での10本指でのタイピングはほとんど不可能でしょうし、だからといって両手でホールドしての親指打ちには微妙に大きすぎたりします。 であれば、今回のようにテンキー入力に特化させてしまうのもひとつの手かな、と思います。どの道移動中にそうそう長文を入力するわけでもないでしょうし、ほどほどの文章であれば携帯電話で使われている予測入力システムなどをうまく利用すればほとんど問題のない入力環境を実現できると思われます。 ただ、500g前後あるものをこういう形で片手でホールドしながら使うのはちょっと厳しいと思うので、実際どういう感じで使って欲しいと思っているのか興味があります。片手で液晶部分を支えて、もう片方の手で入力ですかね?でもそれだとあんまりスマートとは言えないかもしれませんね(^^; まあ、日本のメジャーなPCベンダーがこういうものを開発しているって言うのだけでも結構楽しい感じです。今年後半から来年ぐらいには、あちらこちらからマイクロPCが発売されるなんていうことになったらうれしいですね。今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年07月01日
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こんな記事がありました「どちらを選ぶ? 似て非なるキーボード付きPDA「SL-C750」と「sigmarion III」」。最近話題のPDA、ZAURUSSL-C750とSigmarion IIIを比較した記事です。 結構、こういう感じで比較した記事は初めてじゃないでしょうか?かなりいい感じの記事だと思いました。 何がいいって、全然マニアックじゃないところがいいです(^^; 書いてるのは、まずサイズとキーボードや液晶などのUIの比較。それからその主な利用目的と思われるWebブラウジングの比較です。 PDAってずっとPIM用途中心に使われているような言われ方をしてきましたが、最近のしかもこの手のPDAの主利用目的はすでにWebブラウジングとメール送受信に移っていると思われます。そういう意味で、「使った感じ」と「Webブラウジング」を主題にした、しかもオンラインソフトとかっていうのもまったくでてこないこういうレビューって一般読者には非常に必要とされているんだと思います。 もう、マニアの皆さん向けのレビューなんて要らないんです。マニアはそんなメジャーサイトがレビューなんぞしなくても勝手に情報集めて好きなように弄り倒しますから(^^; そういう人たちじゃなくて例えば、PCは使っている、最近ZaurusとかSigmarionとかCLIEとかにちょっと興味があるけどよく分からないって言う程度の「潜在ユーザー」むけのレビューが必要なんですね。そういう意味で非常のわかりやすい記事です。 そういう意味で、どう価格帯のC750とSigmarion IIIを比べたのは妥当なんでしょう。C760を持ってくると、辞書が付いたりデカバが付いたりとC760有利になるような気もしますが、その分価格が高いということで、「高機能PDA≒高価」というイメージになってしまったら元も子もないですもんね。 ただ、もうちょっとはっきりとSigmarion IIIはバッテリーの持ちが良いことと、AirH"系のカードが使用できないことを書くべきだったかもしれませんね。 こういう「簡単」だけど「的を射た」記事って言うのはなかなかないものです。もちろんマニアの皆様からはいろいろ突っ込みどころがあるとは思いますが、別にそれはいいんです(^^; 伝えるべきことはちゃんと伝えていると思うので。 まあここにCLIEが登場しないのはちょっと残念ですが、毛色が少し違うということなんでしょうね。この2機種とWeb閲覧で比較されたらCLIEが可哀想です。でもカメラやデフォルトで使いやすいVAIOとのマルチメディアファイル連携など、CLIEにはCLIEなりにいいところはありますよね。まあ、それは別の機会にって言うことでしょうか? このところちょっと落ち着いているPDA界。こういう落ち着いたレビューがもっと読みたいですね。 今日は寝る直前に家で日記作成&アップです。
2003年06月30日
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どうも最近忙しいですねぇ。もちろん24時間仕事しているわけではありませんけど、忙しいとかなり惹きの強いネタでないと日記を書く気にはなれないんですよね。 今日は奇跡的に早く会社を出られたので、帰りの電車の中から久しぶりに携帯からのメールで更新です。 最近はデジタルガジェット関連のニュースも、その多くが505i関連のもので、PDA関連のニュースはあまり多くありません。 せいぜい、SL-C750/760の発売とPocketPC2003の発表ぐらいでしょう?でもこれも、あーだこうだとコメントを付けたくなるほどのネタではありませんね。 海外のショーでは相変わらず魅力的なスマートフォンが発表されてはいます。Treo600なんかは日記でも取り上げましたが、日本で出ない以上特に付け加えることもないわけで。 某巨大掲示板で「携帯鎖国」という至言がありました。まさにそのとおりで、世界中に広がるGSMサービスのユーザーが享受している便利さを僕たち日本人は味わうことが出来ません。 僕自身は今も淡々とプライベートでZaurusMI-2PBを、職場でカシオペアE2000を使っています。でもPDAというカテゴリーそのものに、ちょっと前のようなワクワク感は正直ないですね(^^; 早く携帯が今のPDAレベルのPIM機能を持って、PCが今のシグマリオンぐらいになってくれないかなぁとばかり考えています。前者に関しては、海外ではすでに実現しているんですよね… モバイルという行為自体にはいまでも思い入れマンマンです(^^; しかし、一時期モバイルの代名詞とも言えたPDAには今はあまり思い入れはありません。もちろん便利に使っていますけどね。 なんだか今日は、モバヲタの愚痴になっちゃいましたねぇ(^^; 帰りの電車からHV50で。
2003年06月26日
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と、言うわけで最近携帯ネタばかりですね(^^; 以前から僕にFOMAやら何やらを貸してくれる同僚が、今回も自分から声をかけてくれました。SO505iを入手していたんですね。 でもちょっといつもと様子が違う。いつもなら「へへへ、いいでしょ」って感じだけど、今回は「どう思う?気に入ったなら端末だけ譲ってもいいよ」と来ました。「むむっ」と思いながら、一晩借りてみることに。 で、結論としては「何じゃこりゃ?」ということです。彼の気持ちがよく分かりました。正直言って、このMMIじゃ、デジカメとしても携帯としても使い物にならないと思います… 僕も、まずこの端末を手にしたら、誰もが行うと思われるであろう「レンズカバーをあけて写真を撮る」という行為に出ました。ところが液晶画面は変化なし… この時点ではまだ彼と一緒でした横から「シャッターボタン長押しだよ…」、絶句してしまいました。つまり、写真を撮るときに、必ず2アクション、しかも右手と左手両方での作業が必要なのです。 気を取り直して写真撮影。カメラの起動と画像保存は比較的スムースで、待たされるっていう感じではありませんでした。しかし、1枚とって写真を見ようとしたら、「機能」>「アルバム」>「カメラ画像」でやっとサムネイル表示されます。ところがそこでまた絶句、横に持って、機能メニューを選択するところもでは横もちで出来るのに、「アルバム」機能に入ると、突然縦画面になります。ここで持ち替えなくてはなりません。 で、サムネイルから希望の写真を選択すると、横幅を縦持ちの液晶の幅に合わせた画像が表示されます。でも撮ったときの状態で見たいのが人情というものです。「機能」メニューから「表示切替」を選んで「横表示」を選択して決定します。そうすると横表示になります。ここでまた持ち替え… もうこれを読んだだけで煩雑なのが伝わると思います。カメラと携帯の融合を歌う割には、カメラ関連の機能を使っているととにかく縦横の持ち替えが頻繁に発生するんです。こちらがSO505iにあわせなくてはならない感じが非常に煩わしい。 また、撮った画像をメール送信しようとしたんですが、「機能」メニューの中に「i-ShotS切り取り」しかないんです… せっかくきれいに撮った画像です、せめてi-ShotLで送りたいのですが、「不可能」とのこと。i-ShotLで送りたい場合は、最初からそのサイズで撮影しておかなくてはならないそうです。SXGAやVGAで撮影しておいて、後でリサイズしたりすることは出来ないそうです。正直話になりません… また、電話としての操作性も最近のカスタムショートカットやテンキーショートカットが効くMMIに慣れた感覚では、常に「メニュー」>ジョグで選択>決定という操作を強いられるMMIは非常にまだるっこしくて、使いにくく感じました。さらに、今回のターンスタイルにした関係で、テンキーとジョグや機能キーが離れています。POBoxによる入力も指の移動距離が大きくて快適度はかなりダウンしています。 しかもたたんだ状態の時にジョグや機能キーが表面にむき出しのため、ポケットなどに入れておくと必ず勝手に押されてしまいます。そのためにサイドにロックキーがついていて、それを防ぐことは出来るのですが、ポケットから出して操作するときに必ずそれを解除する必要が出てきます。カメラと一緒で常にワンステップ無駄な操作が入ってしまうのです。 もう、全てに置いてこのスタイルを実現するためだけに無理やり作ったってういのがありありと見えるMMIです… 同じターンスタイルのA5305Kが、「使いやすさ」を追求した結果ターンスタイルに到達して、実際非常に使いやすいのと対照的です。A5305Kで端末に合わせて自分が持ち替えなくてはならないような事態は僕がいじった範囲では発生しませんでした。カメラも「カバースライド」>「シャッター」で撮影できましたし。 本当にもう、とにかく使いにくい端末です。デジカメとして考えても携帯として考えても、その組み合わせを生かそうと考えても常に使いにくい。「譲ろうか?」といった彼の気持ちも分かります… ちなみに画質は、明るいところで撮ればまあSonyの青い絵ではありますがさすがの高解像度で大したものです。しかし、ちょっと暗いところっていうか、普通の室内で撮っただけでノイズが乗りまくって見れたものではない画像になってしまいます。ウチのチビを撮ってみたりしましたが「こりゃだめだ」って感じでした… なんか、これヤバいですよマジで。「デジカメ並」なんていう宣伝文句を信じて買ったらキレますよ多分。もちろん液晶はきれいだし、フラッシュはかなり驚かされますしPostPetはかわいいです。でも、なんかそれって違いますよねぇ。掲示板でも紹介しましたがSH505iにしておいた方がいいかも知れませんね。というわけで、会社の昼休みに辛口携帯評論家のVins-Tでした(^^;
2003年06月24日
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今日は最近盛り上がってきている(?)FOMAに関する四方山話。FOMAも今販売されている第3世代、もうじき発売になる第4世代と確実に進化して契約者数もそこそこ伸びてきています。NTTドコモもいよいよ本腰を入れ始めたようで、これまでi-modeを引っ張ってきたグループ(つまりドコモの主力部隊)がこんごFOMAも担当するようです。 で、FOMAというか3G携帯で話題になるのはやっぱり「リッチコンテンツ」。その辺実際どうなのよ?ということで、いろんな記事を読んで感じることなどをごにょごにょと。 まずはタイトルにも書いたTV電話です。先日の日記でも紹介した「Mobile:野田幾子のFOMA日記」の最新号で取り上げられていので、今読んでいたところです。 読んだ感想としては、まあ楽しいんだろうなというものです。ただし、この感想はあくまでも「TV電話」に関する感想であって、「FOMAでTV電話」に対する感想ではありません。 遠距離コミュニケーションが時間差のある「手紙」から、リアルタイムな音声コミュニケーションである「電話」に変ってだいたい半世紀です。今後はリアルタイムな映像コミュニケーションになっていくであろうことはほぼ疑いないと思います。しかし、それが「TV電話」になるかどうかは未知数です。 「TV電話」と書いた意味は、従来の2点間を結ぶ「線」が基本の「電話」という仕組みがこれからどれほど力を持ち続けるのかということに僕が懐疑的だからです。簡単に言えばIPベースのネットワーク上での全てがIPとビットに置き換えられたネットワークに比重が移っていくだろうと考えているんです。 IP網を使う利点は単純にコストです。今でもIP電話は通常の電話に比べてかなり安いコストでサービスされていますし、定額制のブロードバンド回線を使えば今でも定額で「TV電話」のように映像コミュニケーションを行うことは十分に可能です。FOMAのように1分50円も払って「TV電話」をしようという人がそれほどいるとは到底思えません。↑の日記の筆者も、借り物のFOMAであるから気軽に「TV電話」がかけられることにはちゃんと触れています。自分の回線として使っている人たちは、やはりほとんど自分からはかけないようです。 それと同様にこちらで触れられているFlashに関しても、常にその通信料金が問題となります。Flashはすでに505iシリーズで搭載されています。もともと割高なドコモPDCのパケット通信で20kbyteとはいえマルチメディアコンテンツであるFlashをダウンロードするなんて、ある意味狂気の沙汰です。 それを取り仕切っているドコモの幹部が平気で「505iユーザーはパケ死寸前のはず」っていう発言をするのはいかがなものかと思います。もちろん、有料サービスをしている会社なのでそれを承知でユーザーが使っているというのは事実だと思いますが、世の中の通信事業者が価格競争をしている時代に、通信料金を値下げせずに通信量を倍増させる端末&サービスを特にユーザーに注意を促すことなくリリースする。そんな姿勢にはちょっと疑問を感じます。 もちろん、FOMAになればパケット料金が安くなるって言うのが彼らの言い分です。しかし、それでもせいぜい標準で2/3だし、数分の1にするには最初から月にパケットパックの4000円とか8000円とかを払っておかなくてはなりません。今のPDCのARPUが8000円台後半ですから、FOMAの最も安い基本料金に4000円のパックをつけてもほぼそれに届いてしまいます。 しかも↑の記事でも触れられているようにFOMAではさらにマルチメディアコンテンツが充実し、通信量は増えることになるます。たとえばFOMAの添付ファイルの上限は100kbyteです。今のi-Shotが20kbyteですから、単純に、パケット料金が1/5になっても、一回の画像メールのコストは変わらなくなってしまいます。今の素のi-modeと同等の感覚で使うために月に数千円のパケットパックをつけなくてはならなくなってしまうのです。 高額なTV電話通信量も高額なパケット料金も、基本的にこれらは全て20世紀的な「電話」というビジネスモデルの中では当然とされてしまうものだとは思います。電話では従量制の料金体系が当たり前でしたから。しかし、電話に比べて劇的にコストを下げられるIPネットワークでは高速化や通信量に関係なく一定の料金でさまざまなサービスを受けることが出来ます。 FOMAは従来の「電話」のビジネスモデルの中にIPネットワーク的な「マルチメディアコンテンツ」を取り込もうとしているところに根本的な矛盾があると思うんです。リアルタイム映像コミュニケーションもマルチメディアファイルによるリッチコンテンツも通信量によって従量制課金されないIPネットワーク上でサービスされて始めてその真価を発揮するものです。従来の「電話」のビジネスモデルの中ではそれは不当に高額な一部の人だけが使うサービスから脱皮できないでしょう。 最近一部でFOMAは第2のISDNになるのではないかという懸念が出始めています。ISDNも技術的には非常に優れたデジタル回線ネットワークでしたが、その高コストが災いして低コストなADSLに駆逐されてしまいました。 移動体通信にも、すでに定額化を実現し徐々に高度化も聞こえ始めているPHSやスピードとコストでは圧倒的に有利な無線LANなどFOMAの周りにはさまざまなライバルがひしめいています。それらと比べると、FOMAの速度とコストのバランスは非常に低いレベルであるといわざるを得ません。 現在は通信界のガリバーであるNTTドコモが推進していることで、じりじりとながら前進している感じのあるFOMAですが、ちょっとNTTドコモの方針転換があったり、高度化PHSや無線LANが予想以上に普及したりすると、近い将来どうなるか分かりません。 なんだか、ちょっと前までは次世代携帯電話として非常にもてはやされていたFOMA。始まって1年たつのに加入者数は50万と本当に泣かず飛ばずです。これはやはり、そもそもの着眼点が間違っていることの証左ではないでしょうか。「楽しいけれど、高くて使えないTV電話」そんな記事を読んでいろいろ考えた土曜の午後でした。今日はちょっと辛口に、移動中の電車からでした。
2003年06月21日
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昨日treo600が発表になりました。先日のPalm社とhandspring社の合併の発表時の写真でJeff Howkins氏が何気なく手に持っていたやつですね。 予想通りのコンパクトなボディのモデルです。今日はそんな四方山話。 今回のtreo600はhandspring社としては、かなり携帯よりというかキャリア・オリエンテッドに作っている端末のようです。各キャリアの要望に答えて、カスタマイズをかなり柔軟に受け入れられる設計と生産システムを構築しているとのことです。handspring社はもうすっかりPDAベンダーから携帯端末ベンダーに転換してしまったということでしょう。 ところで、2001年に比べて縮小したといわれる2002年のPDA市場ですが、その縮小分の大部分がhandspring社をPDAベンダーからはずして集計しているからというのを最近知りました。もともと数%のシェアを持っていたベンダーですから、それは縮小するはずですね(^^; 今後スマートフォンをどういう扱いにするのかは、結構こういう統計にとっては微妙な問題かもしれませんね。 それはともかく、treo600はかなり携帯よりの端末ですが、従来どおり十全なPalmOS互換機としても動作します。OSはPalmOS5になり、CPUもArmになったのでかなり快適な動作をすると思われます。多くのソフトウェア資産も生かせるはずです。ただ、未だ液晶が160×160というのは微妙なところではありますが。 そしてそれと同時にアプリキーや十字キーが液晶とキーボードの間に入ったのは今の一般的な携帯電話のスタイルに従ったものだと思います。ある意味この辺がスマートフォンとしての「本気度」を表していると思います。 treo600で僕が感じることは、この端末の登場によってスマートフォンも第2世代に入ったのではないかということです。これまでのスマートフォンは従来のPDAと携帯を無理やりくっつけたようなものやPDAに通信通話機能を内蔵しただけっていう感じの、いかにも第1世代っぽいものが多かったのも事実です。それらはいかにも「物好き」だけが手に取りそうな感じのものでした(^^; しかしtreo600は最初から一般ユーザーにアピールするようなスマートフォントして計画、デザインされています。アメリカ等の大きめの携帯とくれべればそれほど大きなものではないだろうと思います。 しかし、それは同時にスマートフォンが本当にメジャーな存在となり一般ユーザーに受け入れられるかどうかという試金石にもなると思います。これまでのPDAのように市場全体で世界で何百万って言う程度では、数億という単位の携帯電話市場の中で埋もれてしまうでしょう。これがせめて携帯電話市場全体で10%程度受け入れられるようにならなくては、未来に繋がるデジタルデバイスとしては認識されづらいと思います。 PDA、スマートフォンマニアとしては垂涎の端末であるtreo600ですが、同時になかなか厳しい役割を背負わされた端末だといえるでしょう。もちろんtreo600だけで数千万台も売れるとは僕も思っていませんが、スマートフォンが近い将来そういう市場を作り出すことを予感させる程度には売れないといけない端末だと思います。 スマートフォンを待ち望んでいる身としては、期待と不安が入り混じりますね(^^;今日は久しぶりにちょっと暇です。会社の昼休みにノートPCから。
2003年06月19日
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って、久々の日記のくせに訳の分からないタイトルですね(^^; 昨日発表された新しいFOMA3機種のうち、富士通製のF2102Vの話です。 この機種の充電台にはUSB端子がついていて、そこに市販のUSBケーブルを買ってきてPCとつなぐと、PCのOutlookとの同期が出来るとのことです。 富士通製のFOMAといえば以前の日記でも紹介しましたが、SymbianOS搭載というのがひとつの目玉です。今回はそれに関してはほとんど触れられていないようですが、メニュー画面等を踏襲しているところから変わりないはずです。 であれば、基本的な機能として各種PIMデータのPCとの「同期」機能は持っているはずですが、現行機種のF2051ではスケジュールの書き出しと読み出ししか出来ないというとぼけた仕様だったので、今回こそちゃんとした機能を持っていることを期待します。 最近FOMAは結構がんばっているイメージありますよね。505iがPDCとしては巨大になってしまったせいでFOMAの巨大さもあまり目立たなくなってきましたし。それが戦略だという話も一部Webニュース等で語られていますが(^^; まあ、いずれにしても最近の携帯は、当の昔にすっと胸ポケットに入るサイズではなくなっているので、ちょっとぐらい大きくってもあまり変わらないですよね。 また、エリアもかなり広がってきたようです。ただ、FOMAは高い周波数の電波を使っている関係上建物などの透過性は低いので、まだまだ鉄筋のビル内での利用などでは難があるようですけど。 そんな今、ZDNetで野田幾子のFOMA日記というのが連載されています。一応普通の女の子がFOMAを使ってみて感じる便利さや不便さをレポートするって言う趣旨みたいです。まあ、この2回はなかなか面白いですかね。 ただ、結局FOMAのような3Gの問題点は、その通信能力や処理能力がもたらすマルチメディアコンテンツと、それによって増える通信量による高額な通信料のアンバランスにあるので、到底自腹で払っているとは思えないこの企画自体に問題点があるともいえますが(^^; まあでも、PDCにi-Shotが送れないというのを「仕様だから」とさらっと流さない視点はネット上では貴重なのかな? まあそんなわけで、富士通FOMAの新機種はちょっと期待しています。とはいっても、auのMySyncが使える2001X端末に比べてどこがいいの?っていうのもありますが(^^; カメラや液晶は平凡なスペックですしね。 まあ、マルチタスク機能が高度なのはよさそうでしょうか?というわけで、最近忙しいんですが、今日は昼休みにがんばって書きました(^^;
2003年06月17日
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先日19800円の鳴り物入りのキャンペーン価格で登場したiPAQ h1920ですが、こちらの記事によれば1920台売り切るのに5日かかったそうです。 最新のiPAQが19800円で売られているのに2000台売るのに5日もかかったわけですね。だから売れないっていったのに(^^; もう、こういうPDAを買うのは一部マニアだけなんですね。しかもその1部マニアの中でも、ネットワーク接続はもう基本機能になってしまっているといっていいと思います。ちょっと前なら、単体ではネット接続できないPDAというのはごく普通に存在していましたし、それがPDAらしいと考えている人たちもそれなりにいました。 しかし、ZaurusやWinCEにCFType2スロットが装備され、PHSカードで通信するのが当たり前になりました。また、Palmを含めたほとんどのPDAにケーブルやアダプタでネット接続する機能があります。今ではネット接続機能はPDAの基本機能なんです。 そこに、「過去の」PDAの基本である「PCと連携した個人情報管理」を中心とした製品を持ってきても売れないのは当たり前です。もちろん、以前のPalmユーザーが主張していたように「ネット、メールは携帯で、PIMはPDAで」っていうのを狙っている部分もあるのかもしれません。しかし、それは当時のPIM機能がほとんどない携帯と組み合わせたときの話で、今の豊富なPIM機能を持つ携帯であれば、携帯でネットもメールもPIMも出来てしまうというのが現実です。 モバイルネットインフラが充実していて、PDAが「PCコンパニオン」ではなく「ネットワークコンパニオン」になって久しい日本で、h1920が売れるはずはないんです。 なんか、勘ぐった見方をすれば「5日で完売」といっていますが、hpは即日完売ぐらいの予定でいたはずです。下手すりゃ1時間とか(^^; 世界的に見れば大人気の端末ですから。それが週末をはさんで月曜日にもまだ売れ残っていました。この時点でhpとしては相当頭を抱えたはずです。だって、19800円のPPCが売れないって、すごく恥ずかしいことです。 もしかすると、もう5日目に残っていたやつを全部関係者で注文入れてしまって売り切れたことにしてしまったんじゃないか、そんな疑惑さえ僕の頭の中には浮かびます。もちろん、これは僕の勝手な妄想ですけど(^^; もちろん、このPPCが自分のニーズにぴったりだという人もいるはずで、そういう人を否定するつもりは毛頭ありません。でも、お商売としては完全に失敗だろうな、と思います。正規の価格の24800円(かな?)では、ぜんぜん売れないだろうなぁ、と思います。 hpもこんな日本に合わないもの売ってないで、スマートフォンでも出してくれませんかね。アジアではPalmを抜いて販売台数ベースのシェアでもトップに立っています。世界のPDAマーケットでも売上高ではもう合併当初からトップです。PDA部門に余裕があるんなら「JapanSpecail」作ってくれませんかね。市場のニーズにあったものなら日本はいまだに世界一の購買力を持っていると思うんですけど。 まあ、望みは非常に薄いと思いますが一応願望など書いてみたり(^^;今日は会社の昼休みからノートPCで。最近忙しくてサボりがちですね。
2003年06月11日
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前回は、スマートフォン化したPDAこそが、今後PDAのPIM的な部分や、コミュニケーターとしての部分担っていくということをを中心に論じました。それはそれでPDAの在り様としてひとつの正しい姿だと思っています。 しかし、ここ最近のPDAのもうひとつの在り様として「リッチコンテンツプレイヤー」というのがあります。今日はその辺をちょっと論じてみたいと思います。 まず、「リッチコンテンツ」とは何なのかを考えなくてはなりません。とはいっても、それは一般的に言われている「動画」や「音楽」、あるいはネットでのインタラクティブなマルチメディアコンテンツとしてしまっていいと思います。 これらの「リッチコンテンツ」をモバイル環境で快適に楽しむことが出来る。これも、今のPDAのひとつの役割であり、目標であると思います。 最初にPDAに「リッチコンテンツプレイヤー」としての機能を与えたのはMicrosoftだと思います。Palmsize/PCやH/PCにメディアプレイヤーを搭載し、その母艦のPCからそれらのコンテンツをコピーして再生することが出来ました。 もっとも、初期は音楽だけでしたし、PPC以降動画も再生できるようになりましたが、そのコンテンツそのものを用意するのが非常に大変で、現実的にPPCをコンテンツプレイヤーとして使うということは音楽再生以外はほとんどなかったのではないかと思います。 そんな中、ZaurusMI-E1がMPEG4再生機能を搭載して登場するのと同時に、Sharpはそれようの動画を作るビデオレコーダーCE-VR1を登場させました。これはTVチューナー機能は持たないものの、TV出力を持つTVやビデオやに接続することで、メモリーカードにTV番組などをZaurusで再生可能なMPEG4形式で録画することが出来ました。また、同時期に発売していたTV録画機能を持つメビウスPCにも、同様の機能を持たせていました。 これによって、Zaurus自体の動画再生能力はそれほど優れたものではなかったものの、そのコンテンツの準備の手軽さが受けてかなりZaurusで動画を見るユーザーが増えました。その後、モデルによって対応形式が変わるというSharpならではのオオボケを繰り返しながらも、最新のSL-C750ではこのビデオレコーダーで作った動画再生に対応しています。 また、SonyはCLIEに動画再生機能を持たせ、VAIOのGigaPocketと連携できるようにすることによって、CLIEでの動画利用を手軽にしています。初期の処理能力が低いCLIEでは動画再生はかなりつらかったようですが、最近のXScaleプロセッサを積んだOS5採用機種ではとてもきれいな動画を見ることが出来るようです。 現行のNX-70/73/80/90は今最もきれいな動画が見られるPDAだという評判もあります。 この辺を考えていくと、画面サイズで携帯電話に対して絶対的なアドバンテージを持つPDAは、今後「リッチコンテンツプレイヤー」として生き残っていく道もあると思います。また、無線LANなどの高速ネットワークとの親和性も高いところもストリーミングなどを考えるとPDAは有利です。 現に、Sharpはガリレオに、録画したTV番組のストリーミング配信機能を実装しています。戸外のHotSpotからアクセスすることで、自分でガリレオに取り溜めたTV番組を見ることが出来ます。恐らく今はまだPCからしか利用できないと思いますが、近いうちにZaurusやその他のPDAからも利用できるようになるはずです。 今の段階でも、ここまでリッチコンテンツプレイヤーとしてPDAを使う下地は整いつつあります。日本の「家電メーカー」が家電のIT化の中で、うまくPDAを利用すれば、リッチコンテンツプレイヤーとして今すぐにでも活躍できるんです。 個人情報管理やコミュニケーターとしての役割はすっぱりと携帯電話、あるいはスマートフォンに任せてしまって、Webを含めた「リッチコンテンツプレイヤー」としての役割に特化していく。これもひとつのPDAの進む方向なのではないかと思っています。情報管理端末としての役割を放棄してしまえば、ポケットに入るサイズにこだわる必要もあまりなくなってしまいます。今はPDAとしては大き目といわれているSL-C7x0シリーズやCLIENXシリーズぐらいの大きさが結構ちょうどいいのかもしれません。 手のひらサイズの端末で、いつでも暇なときにリッチコンテンツを楽しむ。そんな時代は結構もうそこまで来ているのかもしれません。今日は移動中にノートPCから。
2003年06月07日
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つい先日、一部マニア待望のiPAQ h1920が日本発売になりました。そもそも低価格で機能が限定されたローエンドモデルという位置づけであるとは言え、定価24,800円というこれまでのPPCの値段から考えれば破格の値段での登場です。 しかも、型式にちなんで、先着1920名には19,800円という“とんでもない”価格で販売するというキャンペーンつきです。しかし、そのキャンペーン価格にもかかわらずh1920は申し込み開始と同時にSoldOutにはなりませんでした。僕はhp directplusに登録してないのではっきりとは分かりませんが、hp directplusのh1920のトップページを見る限りではまだ19,800円で買えるようです。これはある意味注目すべきことだと思います。今日はそんな四方山話。 まあ、注目するべきって言っても別に難しい話じゃないですよね。誰もが分かっているとおり「別に要らない」んです(^^; h1920で出来ることって、主にPIM関連とPCと連携したマルチメディアコンテンツプレイヤーです。基本的に単体でネットにつなぐ機能は持っていないので、Webやメールは出来ません。 もうPalmの失敗じゃないですけど、PDAベンダーは日本ではPIM機能重視、PCとの連携重視のPDAは売れないことをはっきりと認識すべきです。たとえやすくても売れないんです。もちろん1,980円なら売れるでしょうけど、h1920を1,980円で売ることは現実的に不可能ですから。 メルロさまが最近の日記でレポートされているように、例えばauのA5301Kであれば、ほとんどPIM的な用途とテキストベースのWebとメールに関して言えばカバーできてしまうんです。これはこの機種に限らず、最近の携帯であれば多かれ少なかれ言えると思います。日本の一般的な人の移動しながらのPIMやネットはもう携帯で足りてしまうわけですね。そこにもう一つ同じ機能を持つものを20,000円で売ろうとしたって無理な話です。 また、もっと本格的に多数の取引先のデータを管理したいとか、完全なネットをモバイルで利用したいって言う人は軽く、バッテリーの持ちもよくなったノートPCを使うわけです。いくら進歩したとはいえ、今のPDAにそこまでの能力はありませんから。もう、PDAの居場所は日本には余りありません。 ただメルロさまの言うとおり、「携帯では足りないけどPCまでは要らない」って言うシーンが日常には結構多いのも事実です。結局、PDAは「携帯には出来なくて、PCまでは必要ないこと」をきちんと出来なくてはいけないわけです。それが「快適な」Web閲覧やメール入力、リッチコンテンツの閲覧あたりだと思います。 その辺の機能が充実しているものであれば、それなりの価格を付けていても売れています。最近のYahoo!その他の売り上げランキングを見ていても本当に高機能型のPDAが強いです。またキーボードビルトインはほぼマストになってきています。 やはり、PDAはもっともっとコミュニケーション能力と、マルチメディア能力を高めていかなくてはなりません。そうなってくるともちろんPCとの境界線があいまいになってきますが、PCがその機能上ある程度のサイズが必要であることはやはり変わらないと思うので、今のSigmarionやZaurusSL-C700といったポケット~手のひらサイズでPCに迫る機能を提供していけばPDAの生きる道はあると思います。 とにかく、PPCはもうぜんぜんダメだと思います。こんな旧態依然のコンセプトをいつまでも引きずってないで、コミュニケーターなり、リッチコンテンツビューアーなりという新しい道を切り開いてほしいと思います。「メールが出来る」とか「動画が見れる」とかそんなレベルじゃダメなんです。消費者に「これは凄い、持ち歩きたい」と思わせる必要があるんです。 今のままではPPCはどんどん尻すぼみになってしまいそうです。PDA業界の一角としての奮起を望みます。今日は会社の昼休みからノートPCで。最近忙しくてここもサボりがちですね(^^;
2003年06月05日
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昨日SOTECからAfinaASが発表になりました。正直言って、これいいと思います。 僕は今でも家ではSOTECが最初にブレークした(?)e-oneを使っています。最初のスケルトンデザインじゃなくて、Appleに訴えられた後のソリッドブルーのやつですけど。それも後期型でCele500Mhzでメモリ128Mです。プリインストールのWin98で使っている分にはいまだにその性能にまったく不満はありません。 このPC、SOTECアウトレットで7万円ぐらいで買ったんです。コストパフォーマンスとしてはかなり高い部類だと思います。PCカードスロットも付いているのでデジカメデータを扱うのとかも簡単だし、一体型なので一昨年の引越しのときもとても楽でした(^^; で、今回のAfinaASですが、やっぱりキーボードまで一体型になったコンパクトネスとシンプルなデザインが魅力的ですね。オフィスにおいてもリビングにおいてもしっくりとなじみそうです。変に奇をてらった感じのデザインじゃないところがいいんですよね。メジャーメーカーにリビングPCって妙に気張ったデザインの物が多くて、CMの部屋のように「オシャレ」じゃない普通の家の部屋では浮きまくりってことが多いです(^^; その点これなら主張が弱いので大丈夫そう。 しかも、シンプルに一体型にして、チルト機能を背面ボードをネジで上下に調節して行うっていうのがまたいいじゃありませんか。低コストでかつ効果的だと思います。この辺を変に凝っているやつって、最近の大きな液晶は重いので、だんだんユルくなってきて位置をキープできなくなったりします。また、いいジョイントはコストもかかりますからね。 このPCが大体10万円で買えるって言うのは正直良いなぁ、と思うわけですね。LANケーブルも当然一本ぐらいは同梱されていると思うので、駅前でYahoo!BBのモデム貰ってきてヒョイってさせば、もうそれだけでブロードバンドもバリバリです(^^ また、僕みたいなAirH"ユーザーでも、PCカードスロットにすちゃっとさせば、もうのんびり定額ネットです。 背面に取っ手が付いているので、このぐらいのサイズなら電源ケーブルもって家の中をちょっと移動するのも簡単そうです。そういう意味では有線LANよりもAirH"のようなモバイルインフラか無線LANが良いかもしれませんね。 とにかく、デザインも良いしスペック的にももう十分でしょう。それで価格も安いんですからもう別に言うことありません。SOTECは壊れるといわれていますが、実際は言うほどでもないと思います。第一、PCが多い職場にいる人なら分かると思いますが、ぶっちゃけどこのPCも壊れます(^^; 家で使うにしても会社のデスクで使うにしても、大仰なデスクトップPCはもう必要ないと思うんですよね。このぐらいのサイズとデザインで使いやすく買いやすいPCが増えてくるといいなぁと思います。今日は会社の昼休みからノートPCで。久々のモバイルじゃないネタでした。
2003年06月03日
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最近携帯電話の高機能化が進んでいますが、その先頭を走っているのはやはりJ-PHONEのSharp端末のようですね。 こちらによると、J-SH53用の辞書カードや書籍カードが発売されるようです。SDを差し替えるだけで携帯が電子書籍ビューアーになったり、電子辞書になったりするわけですね。 もちろん、自分でPCでそれらのデータをダウンロードしてSDにコピーできる人はそれで電子書籍等を利用できます。しかし、最初から辞書がプリインストールされたSDカードを買ってきて、それを差し込めばすぐに辞書として使えるって言うのはちょっと凄いと思います。 電子書籍も特定のシリーズがパックかされたものがラインナップされており、ダウンロードよりは若干割高になるとはいえ簡単さや整理のしやすさという意味では一般的なアピール度は高いのではないかと思います。ところでこの辞書カードって、検索はもちろん出来るんですよね(^^; J-SH53はこちらで紹介されているように、メガピクセルデジカメ携帯としての写真の画質も非常に高いものです。比較として掲載されているEXILIMで撮った写真と比べても、ダイナミックレンジなどでは若干劣るものの、それ以外の部分ではかなり肉薄した画質です。 また、マクロも非常に優れているようで、はっきりとしたマクロ写真が取れています。これなら十分にメモ用イメージングデバイスとしても役に立つと思われます。 また、メガピクセルの話題の影に隠れていますが、J-SH5xシリーズはMP3の再生が出来るのも他社ハイエンド機種にはない特徴です。バッテリーの持ちや容量などを考えると、バリバリ音楽を聴く人から見れば専用プレイヤーにはかなわないと思いますが、時々聞きたいと思ったときに聞ければいい人や、通勤中の語学学習などで使いたいという程度の人であれば十分に役に立つと思われます。 おそらく、音楽を聴きながらJavaで文庫ビューアーを使うことも出来そうなので、スクリプトをテキストにして一緒に持っていけば、語学学習には非常に役に立ちそうです。 また、すでに購入されているこちらによれば、LinuxZaurusと赤外線で画像のやり取りが出来ているとのことです。どうも、それ以外のデータはなかなかうまく行っていないようですが、少なくとも画像をやり取りできれば、J-SH53ではメール送信できないサイズの画像もカードの抜き差しなしでZaurusに渡してメール送信できそうです。また、Zaurusで本格的にWeb更新をしている場合でも、ちゃんとした画質、サイズの画像を気軽に扱えそうです。 この辺はなかなか楽しそうですね。 デジカメ携帯において、D505iやA5305Kの閉じたまま撮影が出来るスタイルもなかなかいいと思いましたが、どうもどちらも閉じたままでは露出やホワイトバランスの調整などが出来ないようです。携帯の場合は、ちゃんと撮ろうとすると結局開いて、さまざまなボタンが使える状態になっていたほうがいいのかもしれません。SO505iはその辺また違うかもしれませんが。 なんというか、メガピクセル携帯の機種選び、カメラだけに目を奪われず、総合力で選ぶのが大事かもしれませんね。今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月30日
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今日、ちょっと注目すべき発表が2つのプロバイダーからありました。 KDDIのDIONからの「AirH" ADSLセット割引 PLUS」の発表と、So-netからの「So-net ADSL 1M」サービスの提供開始の発表です。 この両プロバイダーのサービスを使うと、ADSLに加えて、定額モバイル回線であるAirH"が実質4,000円前後の価格で使えてしまうのです。 特にSo-netの方は1Mとは言えADSLと組み合わせて6,000円で済んでしまいます。これは正直、破格と言えると思います。 例えば、家ではPCを使い、外ではPDAを使うという人には、とても最適なサービスなんじゃないかと思います。 PDAでは画像をOFFにしてWeb閲覧をしてもそれほど違和感がないと思うので、回線の遅さはそれほど問題にならないと思います。また、Flushのようなマルチメディアで大容量なコンテンツには、そもそもPDAでは対応しきれません。 そういった大容量データの取り扱いは家や会社の高速回線でやると割り切ってしまえば、32kの低速とはいえこの低価格は魅力的だと思います。 また、AirH"PHONEユーザーであればそのお得感はさらにはっきりするのではないかと思います。 AirH"開始当初はモバイル回線で定額通信料金のみで5,800円というのは十分に低価格で革命的でした。しかしその後そのAirH"を利用したMVNOであるb-mobileや、同じPHSのNTTドコモの@FreeDなどの登場で、本家(?)AirH"は若干の割高感があったのも事実です。 それがDIONと組み合わせることで、長期割引次第では4,000円を切るというのは、そうとうお得感があります。 別に、AirH"が安くなることだけを喜んでいる訳ではないんです。モバイル定額回線に競争が発生して、工夫次第で安くなるようになって来たことが嬉しいんですね。 自分が利用する上でも助かるし、価格が下がればそれだけ普及しますからね。AirH"、@FreeDにかかわらず、モバイル定額回線には頑張って欲しいわけです。今日は通勤帰りの電車からPPCで。※その後、ちょっとAirH"PHONEで修正したら、タグが取れちゃったり、文字化けしたりでなんか大変なことになってしまいました(^^; 帰宅後PCでちゃんと修正しました。 前AirH"PHONE使ったときはこんなことなかったのにな…
2003年05月28日
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ここのところのメガピクセル携帯狂想曲の中で、J-SH53とD505iが発売されました。そのレビュー等を見るにちょっと思うところがあります。それはメガピクセル携帯とは何なのか、ということです。 今日はそんな四方山話。 話はごくごく簡単なことです。メガピクセル携帯とか言ってみたところで、まず基本はケータイなんだよってことです。もちろん、今のケータイは単に電話機として機能すればいい訳ではありません。メールを中心としたコミュニケーションツールとしての役割は非常に大きいですし、Javaゲームを中心とするアミューズメントな面も非常に重要です。 そう考えると、メガピクセル携帯として登場してきた新機種たちは、そういった面で進歩しているのかが結構重要な評価ポイントになると思えるのです。 たとえばここやこの辺の記事を見ると、J-Phoneやauではメガピクセル携帯として投入しつつも、その一点だけに拘泥せずに新機種としてケータイとしての機能およびそれを利用したサービス向上をちゃんと図っているのがよく分かります。 それに比べると505iシリーズは、単にスペックシート的にハイエンドな端末を作ることばかりに腐心してしまって、ただのでかい写真が撮れるだけの端末になってしまっているような気がします。その画像をメモリーカードでPCやプリントショップでプリントして見るってこと以外に何の工夫もないようです。カメラ機能だけにとどまらず、それ以外の部分でもメールのさまざまな制限もそのままだし、何かブラッシュアップされたって言うのが聞こえてきません。 僕もあちらこちらでメガピクセル携帯の機種選定について話し合っていますが、どうも505iシリーズは人気がないです。もちろん、主にWebスペースで話し合っているので、PCによりネット利用者というフィルターがかけられていて一般的な意見ではないかもしれませんし、世間的には圧倒的に505iシリーズが売れるんでしょうけど。 なんていうか、言ってしまえば505iシリーズって本当に「出来の悪い100万画素カメラが付いた相変わらずのドコモPDC」なんですよね。もちろん実サンプル画像はまだD505Iしか出てきていませんので、それですべての5050iシリーズを判断することは出来ないともいますが、それでもその画像を何か利用できるような工夫がされた端末が出てきることはないと思われます。 今年の夏はメガピクセル携帯の話題がWebや町をにぎわすと思いますが、それが何か新しいものを生み出してほしいと思うわけです。ただ単に、「携帯にメガピクセルCCDが付きました」>「で、次は何?」って言うんじゃしょうがないですよね。 そういう意味で、一つの優れた機能が追加されたらそれで何かが出来るように端末のそのほかの部分やサービスの部分を充実させてほしいですよね。そういうのはドコモはi-mode以来泣かず飛ばずです。日本の移動体通信キャリアの雄として、もうちょっとがんばってほしいですよね。 と、今日はアンチドコモ丸出しでお送りしました(^^; って言っても、本当はもっとがんばってほしいんです。FOMAにPDCを上回る機能を載せて、FOMAでしか出来ないようなサービスを一般利用者が無理なく利用できる価格で提供するぐらいのがんばりは出来ると思うんですよね。 やっぱり日本の移動体通信はドコモが引っ張っていってほしいですから。今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月27日
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このところのモバイル系WebサイトではZaurusSL-C750で話題沸騰です。 特にhanax.netさまの「怒涛のレビュー」(コピーライトいとうこういちさま(^^;)なんかは非常に読み応えがあって、僕も楽しく読んでいます。 C750の登場とそのレビューで、僕が強く感じたことが一つあります。それはPDAのPCのサブセット化への方向がより鮮明になったな、と言うことです。 C7xxシリーズは、ユーザーエリアがフラッシュメモリーになるなどPIM用途を中心とするPDAとしての資質をも一段と高めているのは事実だと思いますが、やはりあのサイズと開き方の端末をPIM用途を中心とするPDAとして使うことはむずかしいと思いますし、C750自体がそう言う方向には進んでないと思います。 そして僕自身、PDAはそのまま使いやすいサイズで必要十分な機能を持つPCのサブセット的な端末になって行けば良いと思っています。ちょっと前であればこの考えは非現実的なもののように思えましたが、C750の登場でかなり現実的になって来たと思います。 しかし、PDAがそういった性格の端末になってしまったらPIMはどうするのか?その答えがスマートフォンなのです。 胸ポケットに入るサイズのまともなPIM機能を持つスマートフォンがあれば、「小さなPC」となったPDAととても上手く共存させることが出来ると思います。 また、これまでの高機能携帯は全てユーザーデータがフラッシュROMに格納されていました。これは「電池が切れたらデータが消える」なんていうふざけた仕様は一般ユーザーが使う携帯では通用しないからです。この点も僕がスマートフォンに期待するところでもあります。 もちろん、一台で何でもこなせるスーパーなスマートフォンが出ればそれに越したことはありませんが、上で書いたような使い方ならスマートフォンとPDAの理想的な共存が出来そうです。 そう言う意味でもC750は僕にとっても非常に興味深いPDAなのです。今日は通勤帰りの電車からPPCで。
2003年05月26日
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最近ずっと移動中のネットアクセス手段はAirH"PHONEを使っていましたが、今日は久し振りにPDA(PPCE2000)を使っています。 AirH"PHONEを使っているとそれはそれで快適だと思っていましたが、やっぱり久しぶりにPDAを使うとこっちの方がずっと快適ですね(^^; まあ、そうは言ってもそれには色々と条件があって、誰にでもそうだとは言い難いところがPDAの難しさでもあります。 その条件とは主に、どれだけ自分が使いやすいようにカスタマイズ出来るか、と言うことだと思います。 例えば僕の場合であれば、TeaPadが無ければPPCを使う気にはならないし、タブブラウザや2chビューアーが無ければ使い勝手はそれほど良くないでしょう。 もちろん本質的なよさは、そういった便利なアプリケーションをマルチタスクで使えるところにあるんですけどね。AirH"PHONEを使っていての大きな不満の一つがそのシングルタスクにあるんです。 AirH"PHONEだと、例えばネット接続中にちょっと計算がしたくなっても一旦ネット接続を切断して計算機能を呼び出してやる必要があります。 PDAならそんな必要はありません。ネット接続を維持したまま計算機能を呼び出して、終わったらそのまま元の機能に戻れます。 まあ言ってみれば極当たり前のことなんですけどね。 やっぱり今のPDAと携帯を統合したスマートフォンが出ないと、僕みたいなタイプは満足出来ないのかも知れませんね~。今日は久しぶりに帰りの電車でPPCから。
2003年05月22日
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掲示板に速報入れましたが(^^; 明日のJ-SH53の発売を皮切りに、順次各社メガピクセル携帯が世に出て行くようです。携帯電話へのメガピクセルデジカメの搭載は、使い道などいろいろと意見があるようです。 いよいよのメガピクセル携帯次代を明日に控えて、ちょっとその辺の四方山話。 今日のタイトルに使った「ビジュアル・クリップ」というタームは、実はSonyがCyberShotU発表時に使ったキャッチコピーであるビジュアルブックマークというタームをもじったものです。ブックマークというと、所在地を記録しておくというイメージがあって、写真とはちょっとイメージが違ったので、こういう風に表現してみたんですよね。 この単語というか概念に関しては以前に日記で論じていて、その2日後にもまた書いています。基本的には単機能機であるデジカメが小さくなるよりも、メールなどのコミュニケーション機能のあるツールの1ファンクションとしてデジカメが内蔵されたほうがその威力を発揮する、という内容でした。 その当時は小型デジカメであるCyberShotUが130万画素で、高画質デジカメ携帯のJ-SH09が35万画素でした。今はCyberShotUやそのライバルであるEXILIMも200~300万画素になり、デジカメ携帯が100画素時代となりました。時代の流れは速いものです(^^; そして、ほとんどのメガピクセル携帯が外部メモリに対応しました。もっとも、外部メモリ対応は必ずしも便利とは言い切れない部分もありますので、PCやプリントサービスとの連携をきちんと用意した上での大容量メモリというのを選択したA5301CAもそれはそれでありだと思います。 さてその使い道ですが、メガピクセルデジカメその画像をはメールすることも出来ないし、本体の液晶で見てもほとんどその高解像度は意味がない、よって必要ないという意見があります。僕もそう思うところもありました。 しかしよく考えてみると、ビジュアル・クリップをするには100万画素を超えるくらいのスペックが必要なのが今になるとわかります。J-SH090やJ-SH52の登場当初はデジカメ携帯としては群を抜く画質だったため「これで十分」と思ったものですが、いざ100万画素クラスのデジカメ携帯の画像と見比べるとやはり見劣りします。100万画素クラスのデジカメが内蔵されているならそれはそれでいいものだと思います。また、メールできないというのも、最近の携帯自体の高機能化の中で画像の縮小や切り取りといったことが可能になり、J-Phoneでも100万画素デジカメ搭載のJ-SH53では30kbyteまでのメール送受信が可能になり、その液晶サイズであるQVGAまでの画像なら送受信できるようになっています。 こうしてみると、コミュニケーターとしての携帯とは別の部分で、常に持つ歩くビジュアルクリップツールとしてメガピクセル携帯はとても便利そうです。しかしそうであるなら「いいメガピクセル携帯」とは画像がきれいであるのはもちろんのこと、いつでもサッとその最高画質で写真が取れることというのが重要になってきます。 例えばこれまでのauのフォトメール端末では、カメラ機能は常に液晶サイズの写真が取れる「フォトメールモード」で立ち上がり、VGAの「PCモード」で撮るには常にカメラ画面でメニューから切り替えなくてはなりませんでした。これではサッとビジュアル・クリップをするツールとしては失格です。やはり専用ボタンやショートカット+ワンタッチで最高画質モードでカメラがサッと立ち上がらなくてはなりません。 また、その大きなサイズの画像をストレスなく扱える処理速度も必要になってきます。圧縮時に数秒待たされたり、閲覧時も常に待ち時間が入るようでは、長く、当たり前にそのカメラ機能を使うことは難しくなってきます。こういう機能は実際使ってみて快適でないとそのうちに使わなくなってしまうものです。 こういう点はもう、デジカメを評価するときとなんら変わらなくなってきます。そういう意味ではデジカメ携帯の元祖であり、常に画質およびその操作性においても他を一歩リードしてきたJ-PhoneのSharp端末が最右翼かなぁ、と思うところもあります。 今年の夏は、あらゆるところでメガピクセルケータイで写真をとる姿を目撃するかもしれません。その姿が待ちに溶け込み、当たり前になったとしたらビジュアル・クリップツールとしてのメガピクセルケータイは成功したことになると思います。 そうなることを祈りながら、自分の機種選びを進めたいですね。今のところJ-SH53かA5301CAが有力候補です。今日は会社帰りの通勤電車でノートPCから。
2003年05月21日
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このところ、PDAの未来とかスマートフォンに関していろいろと盛り上がっていますが、そこで出てきた一つの問題点が端末の形状です。 ソフトウェア的な部分はともかく、スマート“フォン”というからには、やはり今の携帯電話とそう変わらない形態およびサイズに収める必要があるのではないかということです。そうすると、今のテンキー+カーソルキーのMMIが一番こなれているのではないだろうかという風に考えられます。これは一部真実だと思います。 で、そんなことをつらつら考えながらWebを回っていてふと思い出したのが以前bSQUARE社が展示していた端末です。この端末自体もスマートフォンですが、VGAの液晶を持つかなり大きなものです。 でもこのフォームファクターを携帯電話サイズにすることも決して不可能ではないと思います。3inch以下のQVGA液晶にしてパームサイズPDAの親指キーボードぐらいのキーボードにすれば、今の縦型携帯電話サイズと横型での快適な入力を両立にするに十分だと思います。 もちろん、通常の利用時は縦型のまま前面のカーソルキーやメニュー、決定キーだけでそこそこの閲覧系の操作はできるようにしなくてはなりません。もちろん液晶はキーボードのスライドに伴って自動的に縦横表示を切り替える必要があります。 でもこれならちょっと大き目のストレート端末ぐらいのボディでqwertyキーボードを搭載して、しかも閲覧は大画面でストレート端末的な使い勝手のよさを実現できると思うんですけどどうでしょう? そして、今はテンキー入力が主流になっているという意見もあって、僕もそのとおりだとは思います。しかし、僕のように(^^;テンキーに不満を感じずに相当量のテキストを入力しているって言うのは実は結構少数なのではないかというのも実感としてはあります。25歳以下ぐらいの人たちだとまた違うのかもしれませんが、30前後以上ぐらいの人ならテンキーよりも親指qwertyキーボードのほうが受け入れられると思うんですよね。 そこに最近ターンスタイル端末の登場でも再認識され始めているストレート端末的な使い勝手のよさをプラスすれば十分に受け入れられる端末になると思います。特に男性ビジネスマンにはメール端末として非常に人気が出るのではないでしょうか?スマートフォン化することでPicselViewer的なPCファイルビューアがつかるようになれば、非常に便利だと思うんですけど。 きっと、上の製品のままのサイズだと今の日本では受け入れられないと思うんです。でもそのアイデアを今の携帯電話のサイズにまでシュリンクすることができればなかなかいけると思います。 そういうの得意でしょ?>日本のメーカーの皆様。と、お願いしてみたり(^^;今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月20日
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こちらの最新のコラム(?)で、高機能携帯電話(この場合は高機能なネット接続機能を持つAirH"PHONE)とPDAの共存に関する問題が、「メモ」を中心に語られています。 ここのところの各所での議論でPDAの今後の在り様と、高機能携帯電話あるいはスマートフォントの融合が議論されていますが、もう一度僕の考えをちょっとまとめてみたいと思います。ということでひとつの試みとしての今後のPDAに関して論じたいと思います。 まずこれまで何度か書いてきたように、僕は「PDA」と呼ばれるデジタルツールは早晩消えていく運命にあるだろうと思っています。それは何故か?ありていに言えば、個人情報管理のための独立した端末としてのPDAが、現在市場にほとんど受け入れられていないからです。たとえ一部のマニアに熱烈に支持されていても、市場規模が小さくかつ開発コストのかかるPDAはメーカーにとっては旨みのある商売とは到底思えません。そうである以上、製品あるいは商品としてのPDAが消えていく運命にあるのは火を見るよりも明らかです。 しかし、今PDAが担っている(とされている)個人情報管理(PIM)に関しては、いつの時代にも需要があるものだと思います。である以上、PIM機能を持った電子機器に対する需要は常にあるわけで、それをいかに供給していくか、ということだけの問題だということがわかります。 そこで今主に海外で進められているのが携帯電話のスマートフォン化、つまりPIM機能を携帯電話にインプリメントしてしまおうという流れです。携帯電話は世界中で年間5億台が販売される非常に大きな市場です。しかも今後、中国での携帯電話市場の成長が期待されており、メーカーが見返りを期待して莫大な投資をしている市場です。 その携帯電話に「十全な」PIM機能をインプリメントするための主要な手段が、これまで主にPDAに使われていたOSを携帯電話向けにリファインして搭載するという手法です。これは従来の携帯電話で使われていたOSに機能追加していく、あるいは新たに新規のOSを作っていくことに比べれば断然コストが低くてすむというのがアドバンテージだと思います。また、PDA単独の市場に限界を感じたOSメーカーが携帯電話市場に対して攻勢をかけているというのも主な要因です。 スマートフォンというと、当然のようにPDA系のOSを積んだものを想像してしまいがちですが、別にそれは条件でもなんでもないわけです。すでに日本のauなどは、従来の携帯電話での拡張機能としてMSOutlookとの「予定」「仕事」「連絡先」の同期を実現していますから、実態としては十分にスマートフォント言ってもいいものだと思います。また、スマートフォンの条件の一つとされる「オープンなアプリケーション環境」もJavaの搭載によって「仕様上」は実現しています。 しかし、実際には今後のスマートフォンの発展を考えていく上でこれまでPDA用とされていた一群のOSは上記の理由も含めて無視できないわけです。また、筐体のデザインにおいても、スマートフォンをスマートフォンらしく使おうとすればするほど従来のPDAの筐体デザインを踏襲していくことになりそうです。それを考えさせられるのが冒頭のコラムでの「メモ」に関する考察です。 確かに現在の携帯電話の「カーソルキー+テンキー」というMMIはこれまでの電話としての利用や、短文メールでの入力デバイスとしては十分に機能してきました。僕自身も電話で1,000字を超えるメールを打ったりします(^^; しかし、やはりとっさのメモ、あるいは移動中の本格的な文章入力などの用途には、タッチ液晶による手書きメモや親指qwertyキーボードによる入力効率には到底かないません。 逆に言えばそういったとっさのメモや長文入力をしないのであれば現在の携帯電話の筐体デザインのままソフトウェアだけスマートフォン化する事で十分だと思います。PIM機能が携帯電話にインプリメントされていく際のMMI設計にはPDA以上にどういったユーザー向けに作るのか、という意識が必要になると思われます。 そういう意味で、インプットに比重を置くPDAユーザーにとってtreoのような筐体はかなり理想に近いものだと思うのですがいかがでしょう? もっともこの端末は「携帯電話にPIM機能を追加した」というよりは、「PDAに通信通話機能を追加した」というものです。しかしtreoは続々と世界の移動他通信キャリアに対応端末として採用されています。ユーザーはこの端末ひとつでそれまで携帯電話でしていたこととPDAでしていたことを十全にこなすことができるわけです。そのことによって、「PDAの機能は携帯電話と統合されていくこと」によってこそtreoは生き残っていけるわけです。 しかしその中でも非常に「PDAより」な端末であるtreoの成功が今後のスマートフォンの趨勢を左右すると思っています。現在スマートフォンはtreoのようにPDAよりの筐体に携帯電話の機能を統合したものと、P800の様な「携帯電話より」のものに分かれています。 そこで「携帯電話より」のものが主流になってしまうと、冒頭で紹介したコラムの様なことが発生し、結局PDAとスマートフォンを2台持ち歩かなくてはならないことになってしまいます。そうなるとスマートフォンにする意味が半減してしまいますよね。現PDAユーザーとしてはtreoの様なものにがんばってほしいと思うわけです。 というわけで、全然タイトル通りの「論」にはなりませんでした(^^; でもスマートフォンに関してはまだまだいろいろいいたいこともあるので不定期で語って行きたいと思います。今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月19日
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昨日発表になった新しいVGAZaurusでモバイルWebサイトは話題花盛りです。僕もそれに乗りますが、別に今C700のユーザーってわけでもないので雑感程度になってしまいますけど。 まず第一に、C700で言われていた欠点の多くを改善してきたモデルチェンジは単純に評価できると思います。まずは動作メモリの少なさとソフトウェアの最適化の不足に起因するといわれていた動作速度の改善です。もちろん、従来の2倍の速度になったからといって、PDA一キビキビ動くようになっているとは到底思えませんが、2倍の速度で動くようにしたって言うのは技術的には単純に凄いことだと思います。メモリーの追加とCPUの高速化が主な理由だと思います。 次に、これまた大きな問題であった不足気味のバッテリーライフにも解決策を提示しています。大容量バッテリーとそのカバーの追加です。これは根本的な解決とはいいがたい部分もありますが、まあ妥当な解決策の提示だと思います。消費電力が非常に多くなってしまった昨今のPDAでは、魔法のように長時間駆動させることは根本的に難しくなってきています。大容量バッテリーを積む以外にはほとんど解決策がありません。そういう意味では素直に大容量バッテリーを追加しながらも、それよりも薄く軽いボディを優先したいユーザーは従来のバッテリーでの運用も出来るという柔軟な解決は好感が持てます。 また、ブラウザやメーラーで指摘されていた欠点もそれなりに改善してるようです。この辺は自分がユーザーではないので詳しいことはわかりませんが。まあ、がんばったと思われます。 そのほかにも予定表にTodoが同時表示できるようになったり、C760は辞書がROMにプリインストールされたりと、PDAとしての資質は確実に向上させていますね。 個人的にどうかといえば、正直C760は欲しいです。実用的なバッテリー駆動時間とポップアップ検索にも対応した統合辞書、広いフラッシュROMのユーザーエリアというのは、僕のPDAの好みから言えばかなり評価できます。大容量バッテリーと辞書が、他にもC700では別売りであったプレゼンアプリなどが追加されて1万円アップのようですから、実質的な値下げといえる価格も魅力的です。 まあ、相変わらずご自慢の液晶が透過型のため、日光下での視認性はバッテリーライフと両立しない面がありますが、それは小さなPDAのことですから持つ向きを変えたりすれば何とかなるでしょう。ここは基本的にひざの上や机の上で使わざるを得ないミニノートとの大きな違いですね。 上でも書きましたが、今回のモデルチェンジはとても素直な、かつPDA方面の資質を上げることに注力された好感の持てるバージョンアップだと思います。C700の登場から半年、いろいろなアプリやユーティリティも揃いつつあります。LinuxZaurus、今が買い時かもしれませんね。 A3xxとB5xxシリーズもモデルチェンジが近いんでしょうか?発表会ではC7xxシリーズ中心で行くような発言もあったようですが…今日は雨です。都内某所からノートPCにて。
2003年05月17日
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このところ僕たちが勝手にPDAの未来について語り合っているこのタイミングで、Palmの生みの親の一人とも言えるJeff Hawkins氏のインタビューが記事になっています。 そこではPDAメーカーの「脱PDA」が語られています。今日はそんな四方山話。 この記事はこちらの方やこちらの方が取り上げられています。物草さまはその時期を根拠に批判的に、メルロさまは是々非々の態度でその内容を論じられています。 僕はまたちょっと違った視点から考えてみたいと思います。それはJeff Hawkins氏の立場という視点です。 インタビューの内容の中心である「PDAからコミュニケーターへ」という論旨は、確かにこの時期を考えると凡庸とも言っていい内容です。PDAユーザーや評論家によって散々言われてきたことです。ただ、そのコミュニケーターがパーソナルコンピューティングの中心となり、PCは周辺機器のような存在になるという考えは面白いと思います。 というのも、実は僕も以前からパーソナルコンピューティングの中心はモバイル、あるいはウェアラブルのコミュニケーター的なものが中心になっていくべきだと考えていたからです。今のPCのような高機能はパーソナルコンピューティングには余り必要ありません。それよりも手軽で楽しいコミュニケーション機能のほうが大事だと考えています。でもまあ、この辺は今日の日記では傍論です。 上の視点から考えると、PalmOS互換機のベンダーであるhandspringのトップであるJeff Hawkins氏が上のインタビューのようなビジョンを持ち、実際にそのビジョンにのっとった製品を市場に投入していることが非常に重要だと僕は考えます。 通信まで含めたモバイルコンピューティングでは、もちろんユーザーによる工夫や使いこなしも重要ですが、やはり通信キャリアとデバイスベンダーによってユーザーの生活に何か便利や楽しいものをもたらすビジョンが描かれ、それが実際に提供されることが重要です。その前提条件があって初めてユーザーによるさらに便利なオンラインソフトや使いこなしといった話になるわけで、ユーザーだけではモバイルコンピューティングは進歩していきません。 そういう意味で、僕たちユーザーが考えているようなことをデバイスベンダーのトップがきちんとした形のビジョンとして提示して、それを実際の製品として市場に投入していくということの一段階としてこのインタビューの内容は非常に評価できると思うのです。すでにtreoを投入しているhandspringがさらにコミュニケーターとして進歩した新製品を投入してくれることが期待できます。 そういう意味では1年以上も前からtreoを投入し、コミュニケーター市場の先駆者であるhandspringには個人的に期待しています。その期待が間違っていないと感じさせるには十分なインタビューだったと思います。閑話休題 ちょっと前からうわさになっていたVGAZaurusの新機種が発表になっています。 基本的にはCPUを最新のPXA255にして、動作メモリを64Mにしたものですね。それから大容量バッテリーができました。 Sharpらしいユーザーの不満に対してきちんと答えるいいモデルチェンジだと思います。まあ、これで本来あるべき姿になったという話もありますが… まあ、その辺はメーカーにもいろいろ都合がありますので(^^; この新モデルで処理能力ばかりではなくソフトウェアにも手が入って、しゃっきり動作することがあるといいなぁとおもいます。やはりあの動作速度はPDAとしては問題があったわけで、それをハードウェアだけではなく、ソフトウェアの面からも改善してくれているとうれしいですね。今日は遅い昼休みに会社のノートPCから。
2003年05月16日
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こちらで、今日発表になったauの新機種5機種が紹介されています。目玉はA5401CAのメガピクセルデジカメのようです。メガピクセルデジカメ搭載は、携帯3キャリアで発表はauが一番最後でしたが、実際の発売は一番最初にするという意気込みのようです。 そのほかにはデジカメは34万画素ながらQVGA液晶搭載のA5402Sやグローバルパスポート対応機種で初のデジカメ搭載のA1303SAあたりがトピックでしょうか。 個人的にはA5401CAにはかなり興味があります。その理由は、逆説的ですが、100万画素クラスの画像はさすがのezWeb@mailでもメール添付できないので、添付ファイルサイズの制限にとらわれない低圧縮の画像が撮れるかもしれないからです。 DocomoやJ-Phoneと違って、auではこれまでもVGA画像をメール送受信することができました。それはそれで楽しいのですが、やはり100kbyteの添付ファイルの容量制限に収めるために、かなり圧縮率が高く、その画質はいまいちでした。特にDocomoやJ-PhoneのSharp製端末で、高画質で撮った画像と比べると、かなり劣っていたのは事実です。 しかし、どう考えてもSXGAクラスの画像を50k程度に圧縮するって言うのは現実的ではありませんので、そのクラスの画像はメール添付できないと思われます。であれば、容量制限がかからない分、低圧縮の高画質な画像が撮れるかもしれないと期待しているのです。 僕が仕事で一時期使っていたJ-SH51では高画質で撮影したVGA画像は、スナップショットと考えれば何とかデジカメやフィルムつきカメラの代わりになると思えるものでした。しかし、ちょっと借りて使ってみたA5301Tの画像は、画質の設定もできなく、お世辞にも「デジカメ代わり」とはいえないものでした。これは上記のメール添付に絡んだ、au共通仕様のようでした。これが今回、デジカメ代わりになる可能性が出てきたので、通話品質やメール機能に勝るauの携帯が俄然魅力的になってきたというわけです。 もっとも、今回の一連のラインナップは、Docomoの505iシリーズやJ-PhoneのJ-SH53に比べれば、今ひとつぱっとしない印象も受けます。個人的にはそれはカタログスペック主義に陥ってないからだと思っていますが、同時にひとつの予想もできます。 auはこの秋にもEV-DOの通常端末への搭載を控えていると言われています。EV-DOでは飛躍的に通信速度が上がり、通信コストが下がるといわれています。もしかすると、EV-DO搭載端末ではSXGA(数百kbyte?)クラスのデジカメ画像を現実的なコストでメール送受信できるようになるかもしれません。つまり、EV-DO導入時に、同時にフルスペックの端末(メガピクセルデジカメ&QVGA液晶)を導入するのではないか? 今回はそういう意味で、他社へのキャッチアップ程度に抑えているのではないか?という予測です。 もし上の予測が当たるなら、そのときまで待ったほうがいい気もしますが、A5305Kでかなり盛り上がっていた僕のau熱、A5401CAでさらにヒートアップしています。もちろん、今でもA5305Kは使い勝手という意味で有力候補のひとつですが、ダントツトップではなくなりましたね。 いずれにしても、携帯3キャリアの中で、唯一すでに何気なく第3世代を中心サービスに持ってきているau、今後の端末の進化がちょっと楽しみです。今日は帰りの電車からノートPCで。
2003年05月14日
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昨日MobilePro900が公に(?)なりました。まさしくモバギの正常進化版でしょうか? また、最近日本では、VAIO U101やSigmarion3が非常に注目を集めています。これは一時期消えかかっていたハンドヘルドサイズのデジタルツールの復権の予兆なのでしょうか? もちろんVAIO U101はフルXPPCでMobileProとSigmarionはWinCEです。しかし実際のところユーザーの利用目的はあまり変わらなくて、メールとWebとテキスト入力にちょっとした画像処理ぐらいだったりします。それをいつもとまったく同じXPでやりたいのか、モバイルではちょっと機能制限されてもモバイル向けの使いやすいOSの方がいいのかっていう嗜好の違いぐらいだったりします。 そういう意味では800gぐらいまでのハンドヘルドサイズのコンピューターはもうほとんどひとつのジャンルに区切ってしまってもいいんじゃないかと思います。そのジャンルが今元気です。 また、こちらではValucanMini-PCを筆頭に、IntelやMicrosoftがマイクロPCと呼ばれる500g以下程度のサイズのXPPCに積極的であることがレポートされています。やはりそういうレベルでもこのジャンルのコンピューターには追い風が吹いているといえそうです。 確かに、500~800gぐらいのちゃんとした液晶とキーボードがついた端末って、メール端末としてもWeb端末としてもテキスト入力端末としても非常に使いやすいんですよね。どこにでも気軽に持って行けるし、WinCEやXPなら機能的にもほとんど制限されることはないといっていいと思います。最近ではXPノートPCのバッテリーライフもかなり改善されて、3時間ぐらいは普通に動くようになってきましたから通常のモバイル用途ではほとんど問題ないともいます。 ただ、MobileProは相変わらずのHVGA液晶のようなので、Web閲覧の用途などにはちょっと厳しいかもしれません。個人的にはあまり魅力を感じない端末です。以前H/PCで出ていたTeliosなんかは800g台でWVGAやSVGAでしたから、そのぐらいの表示能力はあってもいいと思います。 実際にVAIO U101やSigmarion3はXGAやWVGAの表示能力を持っていることが、とても大きなアドバンテージになっていると思います。また、両機種ともに微反射、あるいは半透過の液晶で明るい戸外でも視認性を確保していることが大きいです。以前のこのジャンルのコンピューターでカラーで反射液晶を搭載しているものはありませんでした。その点がパームサイズのPDAが戸外でも問題のない視認性を持つ液晶を搭載しているのに対するディスアドバンテージでしたから、このサイズでそういう液晶が登場してきたことも追い風になっているのではと思います。 僕も今はLOOXSを持ち歩いていて、まあぎりぎりこのジャンルに入れてもいいんじゃないかと思います。ただ、これは会社のものなのであんまり無茶はできないんですよね(^^; そういう意味ではPIMはA5305Kに任せて、Web&メール用に個人持ちのこのサイズの端末を買ってもいいかなぁ、と思います。 やっぱり最有力候補はVAIO U101ですかね。Sony嫌いの僕もあれには抗えないかなぁ(^^;今日は会社の昼休みのノートPCから。NewLOOXT (PC) こちらでLOOXTのニューモデルが発表になっています。僕は今仕事でLOOXTを使ってる(LOOXSも使っています(^^;)ので、やっぱり気になります。 今回のモデルは終に(?)CrusoeからPentiumMとIntelになってしまいましたね。でもまあ、マルチメディアPCとして高い処理能力を求められるLOOXTはこれが正しい選択なんだと思います。 ただやはり、ボディが厚くなってしまっていますね。これはやはり廃熱が厳しいからだと思います。バッテリー容量も標準状態では2.5倍になっています。その分駆動時間は1.8倍ぐらいになっていますけど、大容量バッテリーって充電に時間がかかって意外と不便な思いをしたりするんですよね。 やっぱりCentrinoシステムはTM5800によるシステムよりもバッテリーライフは短いようですね。TM5800の時はGPUも外部だったのが、チップセット統合になっていても、バッテリー容量2.5倍で駆動時間2倍を達成できていません。 個人的な感想としては「モバイルノートとしては退化」したけど「普通のマルチメディアノート」としては進化したって感じです。以前は「光学ドライブ内蔵最軽量ノート」っていうはっきりとしたアピールポイントがありましたけど、今はLet’snoteW2が圧倒的に軽い現実があります。 家でマルチメディアノートとして使う分にはいいかなぁ、と思いますが、実はそれならもっと液晶も大きくて価格も安いA4ノートでいい訳で、ちょっと商品として微妙かなぁ、と思います。 ところでLOOXSは現行モデル継続のようですね。売れなかったから打ち切りなのか、このサイズのボディにBaniasが乗らなかったのか、よくわかりませんが、今年の夏モデルはないようです。VAIO U101はBaniasを乗せるのに廃熱にかなり苦労したようですから、コストをかけての開発はしなかったってことでしょうか。 まあ、TM8000が前評判どおりなら、同等のTDPで数倍のパフォーマンスということですから、そちら待ちということなのかもしれません。LOOXSを結構高く評価している僕としては、そう願いたいものです(^^; この重量でこの駆動時間でちゃんとタイピングできるキーボードを持っていて、ビジネスバッグに収まりのいいボディを持っているというのは実は稀有なバランスだと思っています。 あんまりモバイルなネタではありませんが、一応今時分の使っているPCの新モデルということで取り上げてみました。お風呂上りにノートPCから。
2003年05月13日
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ちょっと前からメルロさまがPalmを中心にPDAの未来について考察されています。僕はPalmをメインにすえて使ったことがないので、Palmを含めたPDA全体で考えてみたいと思います。 ただ、今日僕がいうPDAは主にパームサイズのものですね。Palm、Zaurus、PPC当たりです。今日はそんな四方山話。 まず誤解を恐れずにいえば、僕はPDAは遠からずなくなってしまうと思っています。厳密に言えば「PDA」という言葉で他のものと区別されるデジタルツールはなくなってしまうだろう、ということです。 逆に手のひらサイズ、或いは小型の“コンピューター”で個人情報管理をする人はどんどん増えていくだろうと思っています。いや、現に今そんな人はどんどん増えています。その代表的な“コンピューター”が「携帯電話」です。 個人情報管理(PIM)4大要素は「アドレス帳」「予定表」「Todo」「メモ」だと思います。今はそれにさまざまな要素が付加されますが、基本がこの4つであることは変わらないでしょう。それはPalmの4つのボタンにデフォルトで割り当てられたアプリがその4つであることに端的に現れています。 この4つは以前は間違いなく手帳や電子手帳、PDAの守備範囲でした。しかしここ数年、状況はガラっと変わってしまっています。「アドレス帳」はもうほぼ携帯電話の守備範囲となってしまいました。いまどき、営業マンが仕事用に何百件とある得意先を管理するとかならともかく、プライベートのアドレス帳を携帯電話以外で管理している人のほうが珍しいんじゃないかと思います。その証拠に携帯電話を無くしたとか、壊れたとかで過去何年かのアドレス帳を完全に失ってしまって困っているなんて話を結構聞きます。そして、携帯電話のアドレス帳バックアップソフトがかなり売れているようです。それだけ「アドレス帳」管理の中心は携帯電話に移ってしまったっていうことでしょう。 「予定表」も最近では携帯電話がかなりその守備範囲を広げてきています。実は書くいう僕もプライベートの予定管理は今は携帯電話でやっています。常に身に着けていること、待ち受け画面に予定を入力したカレンダーを表示できる(機種も多い)こと、バイブレーターなどで予定を知らせてくれることなど、携帯電話は予定管理に適した面をたくさん持っています。 以前は携帯電話に「予定表」機能が入っていても、そこへのアクセスが煩雑だったり、入力が面倒などの理由であまり使われていなかったと思います。しかし近年携帯電話のPIM機能が重要視されれようになってきたおかげで、そのアクセス性も高まり、入力もユーザーのほうがテンキーでの入力になれたり、入力システムがかなり進歩したことで、その使い勝手はとても高まりました。今では仕事の現場でもプライベートでも予定を決めるっていう場面で携帯電話を取り出す人がかなり目立つようになってきました。 「Todo」と「メモ」はどうでしょう?「Todo」は未だに標準機能として持っている携帯電話が少数派(?)であることもあって、携帯電話の機能としてはそれほど重視されていない気もします。また、「メモ」は音声メモを上手に使っている人はいると思いますが、テキストでのメモはそれほど使われていないのではないかと思います。 さすがに「メモ」は紙のメモ帳でも持っていたほうがやりやすいというのが事実だと思います。実際に「メモ」というのは実はPDAにとっても一番苦手とする分野だったりします。英語話者ならグラフティならすばやくメモは取れると思いますが、日本語ではどうしても変換という手間がかかるため、テキスト入力しながらのメモは難しいわけです。そういう意味では携帯電話の「メモ」機能も、まあ今のPDAとはそれほど変わらないといえるでしょう。 手書きメモは携帯電話では使えませんが、音声メモでそこはまかなえそうです。 ここまで書いたように、PDAの重要な機能であるPIMは最新の携帯電話ではそれなりに出来てしまうことがわかります。特にauの携帯電話ではMySyncでPCのMSOutlookと同期させることが出来ます。自分自身では使ったことはありませんが、ネット等での評判を見る限りではPCを中心にしたPIMのフロントエンドとしての役割は充分に果たせそうです。 さらに海外では携帯電話のスマートフォン化が進んでおり、携帯電話とPDAの垣根がほとんど無くなってきました。というよりは、今後欧米で発表される個人情報端末はそのほとんどが「コミュニケーター」というジャンルでリリースされていくようです。 つまり、今PDAが担っている(?)個人情報管理への需要が減ることはないが、それを担っていくのは今の形のPDAではなく携帯電話が進化したものだ、と僕は考えているということです。もちろん、今のままの携帯電話では本格的なPIMには対応しきれませんが、それが可能になったときPDAの骨格ともいえる部分が必要なくなってしまうわけです。 そうなると、もうPDAは携帯と機能が被るガジェットでしかありません。すると、PDAの需要はほとんどなくなってしまうでしょう。僕自身もそうなったときにはおそらくPDAを持たなくなると思います。 もちろん、PDAにもPIMのほかにいろいろと用途がありますから、そちら方面で生き残っていけるかもしれません。そっちを僕がどう考えているかはまたそのうちに書きますね。 というわけで、以上が今僕の考えるPDAの将来です。 今日はあちらこちらと移動したので、移動中にちょっとづつ書いて、お風呂上りに家で仕上げてUPです。
2003年05月10日
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こちらにちょっと気になる調査結果が紹介されています。情報化社会での一般消費者の動向を調査報告したものです。 さまざまな報告の中で、携帯電話だけからネットを利用する人の割合という項目が気になります。全体で見ると42.6%、「L層」と分類されている「情報リテラシー」の低い層では89.2%という割合です。 これは予想の範囲といえばそうですが、やはりかなり高い割合だと思います。母数がかなり少ないのでどこまで世間一般の状況を反映しているかは難しいところですが、仮にきちんと反映されていると仮定した場合、日本のインターネット利用の実態としてかなり杞憂すべき事態だと思います。 日本のインターネット人口は6,000万人程度といわれていますが、そのうちの3,000万人程度は実はi-modeユーザーが統計されているといわれています。この3,000万人がi-modeのみの利用と考えると、上の調査の数字とほぼ一致します。世間ではブロードバンドと騒いでいますが、実際には日本のインターネット利用者の半数が低速かつ高コストな携帯からのネット接続をしているって言うことです。 上の調査でも「機能的に 中途半端なインターネット社会が定着してしまうのではないか」と指摘していますが、まさにそのとおりだと思います。機能的に中途半端なだけではなく、情報の質、量ともにとても中途半端なものになってしまうと思います。 もちろん、全ての人がデスクトップPCやノートPCでブロードバンド接続をするって言うのは現実的ではないと思います。それにしても、携帯からのネット接続というのはごく一部を除いて、そのキャリアが提供する「コンテンツサービス」がその中心であって、ネット本来の姿である「情報共有」とはほど遠いものであるっていうのが実態です。 つまり、高コストでキャリア側が用意した情報を中心に閲覧するという、言ってみればブロードキャストと同じ状態になってしまっているというのが携帯からのネット接続の実態だと思います。 もちろん、インターネットが自由なもので、ユーザー間の情報共有をその中心とするっていうのは、PCでネットを利用している「古参の」ネットユーザーの幻想なのかもしれない考える部分もあります。しかし、やはり今のインターネットの根幹の技術であるハイパーテキストとハイパーリンクの誕生の意味を考えると、ネットがクローズドな商売の道具になってしますのはあまり気分のいいものではありません。 例えば今ネットで非常に注目されているBlogも、本質的にはその自由さと共有感覚がその流行の底流にあると僕は考えています。単にニュースやトピックスを知りたいだけならいくつかニュースサイトをブックマークしておいて巡回すればすむことです。しかし、それだけではなく、ネット上のさまざまな人がそのニュースやトピックに関してどういう意見を持ち、何を論じるかというのがネット上のBlogの面白さなわけです。こればっかりは他のメディアでは到底出来ないことです。 今たとえにあげたBlogに関しても、携帯からのネット接続ではほとんど利用することは出来ないと思います。もちろん楽天などは携帯向けの表示をする仕組みなども持っていますが、リンクが省略されたり、画像がカットされたりさまざまな機能制限がありますし、そのトピックに対する掲示板でのほかの人からのコメントなども見ることが出来ません。 また、携帯からそういうBlog的なサイトを運営するというのも、モノローグ的な日記と違って難しいと思います。 これが、スマートフォンならもう少し違うかな、と考えるところもないではありません。もちろん、マルチメディア的な機能ではPCには遠く及ばないのは明白ですが、アクセスできる情報の広さという点では実質的な違いはありません。通信コストさえ現実的なものに出来れば、スマートフォンによるネットアクセスはそういう意味での質ではPCと変わらないものになる可能性はあります。海外ではそういう端末が続々と登場しています。 また、上で「一部を除いて」と書きましたが、その一部とはAirH"PHONEのことです。もちろんAirH"PHONEがPCや並みのネットアクセス能力を持っているわけではありませんが、基本的にオープンなインターネットに低額或いは定額で直接接続できるという意味では他社携帯のネット機能とは根本的な違いがあります。 僕自身は派手な「マルチメディア系の情報」がインターネットの本質だとは思っていないので、そのアクセス手段によって、「機能的」に中途半端になってしまうということに関してはそれほど危惧していません。逆にそれが単なるテキストであろうと「自由な情報」であれば、それにアクセスし辛ければそのアクセス手段はインターネットの本質に触れ辛いあまりよくないアクセス手段だと思います。 僕は別に、携帯からのネット接続を否定するつもりはありません。しかし携帯しかネット接続の手段を持たない人が半分もいる「ネット社会」というのはやはりどこかゆがみがあると思います。そういう人たちにPCも使えというのはちょっと無理があると思いますので、早く携帯も「自由に」ネットに接続できるようになってほしいと思います。そういう意味ではAirH"PHONE、もっと頑張って欲しいですね。今日は通勤帰りに電車のシートから。
2003年05月09日
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昨日PanasonicからLet’snote W2が発表になりました。ちょっと前からティーザー広告が出ていて、話題になっていたモデルです。 B5ファイルサイズ、12inch液晶、コンボドライブ搭載で1.3kg、7.5時間駆動という、ちょっと凄いスペックのモデルです。 またそのコンボドライブの搭載方法がイカシています。リンク先の画像を見れば分かるとおりパームレストの左半分がガバっとあいてそこにディスクを置く感じですね。でも、他社の工学ドライブがトレーローディングばかりのところにこういう形で新しいデバイスを開発して組み込んでいけるところがPanasonicの強さだと思います。 ギミックといってしまえばギミックですが、こういうの結構好きなんですよね(^^ ディスクローディングもドライブモジュールの小型軽量化には効果的といいますが、あれは変形ディスクなどが使えないなどの制限があるので個人的には否定的です。また、今回の方式ならノートPC自体の電源が落ちていてもディスクの取出しが出来そうなので、それが意外と便利そうです。 個人的にはLet’snoteは、地味ながらノートPCの基準を塗り替えるようなモデルをいつも出してきたとも思っています。今回もそういうモデルだといえそうです。キーボードがよくないとか、あのデザイン何とかしろとかそういう様々なマイナスポイントも多々ありますが(^^; もう、One & OnlyのPCとして使えるスペックのノートPCが重量でこの駆動時間って言う時点でもう強烈にアピールします。 ビジネス向けノートとしてはしばらくは最強の地位を保ちそうです。閑話休題 ネット各所でかなりA5305Kの詳細が明らかになりつつあります。“閉じた”状態でもスケジュール機能にアクセスできることが分かりました、PDA代替機として期待できそうです。 ただ、実際の静止画のサンプルは、「まあ、auのCMOS機ね」って言う程度のものでした(^^; デジカメ代わりって言うのにはちょっと厳しそうです。でも100万画素機だって実際はそれほどきれいな画像は撮れないですからね。まあ、コミュニケーション用途のデジタルイメージングデバイスとしては十分といえると思います。 5月分のauのパンフレットにももう載っていましたから、今月中には確実に発売されるでしょう。初ロットは警戒する僕ですので、即買いっ! という訳にはいかないでしょうけど、発売後のレビューなど見ながら虎視眈々と狙おうと思います。 SO505iはまだだいぶ先になるでしょうから、ターンスタイルではA5305Kが最初ということになりますね。もうちょっと早く発表しとけばよかったんじゃないかと思います。やっぱりイメージ的にはSO505iがこのスタイルのオリジナルっていう感じですからね。その辺がお商売の上手下手なんでしょうねぇ(^^; 今日も会社のノートPCから昼休みに。
2003年05月08日
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こちらのニュースリリースによると、以前の日記でも取り上げたLindowsOSの日本でのリリースが決まったようです。その独占販売権取得の発表ですね。 さまざまな企業とパートナーシップを結んで、日本語入力環境を提供したり、プリインストールモデルのPCを提供したりするようです。 もっともLindowsOSも初期の「Windows用アプリケーションが動くLinuxベースのWindowsライクなGUIを持ったOS」から、「Windowsで使われているファイルを扱えるアプリケーションの揃ったLinuxベースのWindowsライクなGUIを持ったOS」に変わってしまったようです。初期のころのデモではMSOfficeが動いているスクリーンショットなどがWebサイトに掲載されていましたが、今はOfficeアプリはStarOfficeを使って扱うようだし、その他のファイルもそれぞれのアプリはLindows用(?)のもののようです。 しかし、入手しにくいであろうそれらのアプリを「Click-N-Runテクノロジー」で簡単にネットからダウンロードしてインストールできる仕組みを備えているところは評価できると思います。もちろんそれにはそれなりのコストはかかるようですが、そのシェアを考えれば店頭などで扱われることは皆無であろう専用ソフトウェアを入手する仕組みが最初から用意されているのはいいことです。 ライセンス形態も比較的ユーザーよりであるようですし、プリインストールPCが安価に出れば、家でブロードバンドに繋いでネットが出来ればいいという個人ユーザーや、小規模オフィスでLANを組んで、Webベースのイントラが組めて、簡単なOfficeドキュメントを扱えればいいという企業ユーザーには非常に向いた選択肢になるかもしれません。 ただし、もちろん大切なのはサポートです。初心者ユーザーや企業ユーザーは売りっぱなしのものには絶対に手を出しません。周りに聞ける人もいないようなマイナーOSですから、いかにサポート体制を充実させるかがLindowsOS成功の鍵になると思います。 いずれにしろ、こういう新しいものが入ってくるのはいいことです。閑話休題 今日はWRISTOMOの発売日だったようです。HP限定発売で初回分はものの20分ぐらいで売り切れになったようです。事前の情報だと初回分は限定5,000台という噂でしたが、次の入荷が5/15日とすぐに発表されていることから、今日売り切れた分はその5,000台の中のまた1部だと考えるのが妥当でしょう。 どのぐらいなんでしょう?ぜんぜん予測がつきませんが、1,000台ぐらいなんでしょうかね。 きっと5,000台ぐらいは売り切れるとは思っています。日本全国に物好きはいくらでもいますから(^^; ただ、それがイコール「マーケットが存在する」ということになるかどうかは分かりませんけど。 個人的には腕時計がた移動体通信は@FreeDやAirH"のような定額制データ通信とBluetoothに対応して、「モバイル・ネットワークハブ」の役割を果たせるようなものが出てきたら非常によいのではと思っています。通話もBluetoothヘッドセットでやればいいし、メール関係もBluetoothでPDAと繋いで、PDA側に対応アプリをインストールすればPDAへのプッシュ配信が擬似的に実現できます。 まあ、いろんなものがウェアラブルになっていくのはいいことかもしれません。そういう意味では応援したくなる(?)アイテムですね。今日も会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月07日
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日経ITビジネス&ニュースに携帯電話、PHS、無線LANの各種回線から自動的にそのとき最適なものを選択して接続する技術を通信総合研究所が開発したというニュースが出ています。 これってどういう形態になるんでしょう?期待できるんでしょうか? もちろん、ひとつの端末でシームレスに携帯(PDC?CDMA?)とPHSと無線LANが利用できれば、単純に考えれば便利だと思います。単体で使うにしてもPCと繋いで使うにしても常に最も高速でもっとも廉価なものが利用できればユーザーとしてはうれしいことです。 ただひとつ問題は契約形態はどうなるんだろう?っていうことです。携帯とPHSと無線LANが自由に利用できるからって、それぞれのキャリアと個別に使い放題かそれに近い契約を結ばなくてはならないとしたらちょっと現実的ではないと思います。 この3つのうちの2つが使えるものならこれまですでにNTTドコモのドッチーモで実現されています。また、@FreeDは6月中あたりでPHSと無線LANのデュアルファンクションカードを予定しているようで、すでに各種認証は通っているようです。 ドッチーモは結局PDCとPHS二つの契約が必要でした。それぞれ独立した端末で契約するよりは割安な料金設定がされてはいましたが、それでもやはりそれなりの価格にはなります。これにさらに無線LANのホットスポットキャリアと契約するのであれば、かなりのものになります。 また、無線LANに関しては今でもホットスポットでは802.11bが標準で、1M前後のスループットしか出ていません。これが数年来に802.11aや802.11gに置き換わることはないでしょう。そして、CDMA2001XのEV-DOや1、2年中にも開始が予想されるAirH"の高速化された次世代PHS(?)では数百kbpsから1M程度のスループットが予定されています。 これらの移動体通信が定額制かそれに近い従量制で提供された場合無線LANをモバイルユースで利用する意味はかなり薄まってきます。無線LANサービスが今後無料で提供されるなら別ですが、今の状況を見ると日本ではそれは難しそうです。 こう考えると定額PHSサービスとそれを利用できない状況で3G携帯を利用するという形のデュアルファンクションで十分なんじゃないかという気がします。そもそもこの3つの無線通信を利用するなら当然今の音声端末の携帯でしょうから、そのサイズで無線LANをバンバン使うのはバッテリーライフ的に難しい気もします。 まあ、かなり力の入った開発プロジェクトのようですから、いろんな面で工夫をされてものとして登場するのかも知れません。そうするとまた違うのかもしれませんが、そうでない限りはちょっと難しいのではないかと思います。 まあ、ちょっと気をつけてみておく必要はあるかなぁ?って言う程度に期待しながらマタ~リと見守っていきましょう。今日は会社の昼休みにノートPCから。ちょっと不気味 (PC) こちらにちょっと不気味なニュースが出ています。 もちろん、ニュース本文ではまったく不気味なことは書かれていません。サラっとしたもんです。NTTドコモのi-modeセンターの切り替え時のミス(?)で、ER209iから送ったi-modeメールの送信者欄が「過去に受信して端末に保存されている別のユーザーのメールアドレスになっている」という障害が発生した、という内容のニュースです。 このニュースではそれだけです。特別な記述は何もありません。でもおかしな話です。なんでi-modeセンター切り替えで個人の端末に保存されているメールアドレスがメールの送信欄に入るなんていう障害が発生するのでしょう?もっとぶっちゃけて言えば、なんで、個人の端末に蓄積されている個人的な情報がNTTドコモのサーバー経由で他人に渡るのでしょう? 通常のEメールではメールソフトで作られたメールをsmtp(Simple Mail Transfer Protocol )で送信するわけですから、メール送信者がユーザーの設定したもの以外になることなんて考えられません。そもそも、これまで受信したメールからその送信者をランダムに(?)抜き出してそれを送信者とするなんていうほうが複雑ですし、そんな機能をメーラーに持たせる必要もないことからそんな機能をメールソフトが持っているなんてありえません。 これは、基本的には携帯のメールでも同じだと思います。メール送信プロトコルはsmtpではないでしょうが、メール送信者を受信メールの送信者から選び出して設定する機能を有しているなんてことはまずありえません。そんな必要のない機能を実装してもデメリットしかないわけで、そんなことはありえないわけです。 そう考えると、i-modeメールというのは単純に端末のメーラーが作った送信メールをメール送信プロトコルに載せて「送信する」という仕組みではないのではないかという疑いが生じます。もしかすると識者にとってはこのことは常識なのかもしれませんけれど、一般ユーザーとしてはちょっと嫌な感じです。 そもそもi-shotも添付ファイルという仕組みを持たない「はず」のi-modeメールでファイルの送受信を実現しています。これは基本的には専用のサーバーに送ることしか出来ない仕組みからも分かるように、何らかのメール送信とはまったく別のプロトコルを使ってアップロードしていると思われます。その際にはサーバーと端末間で端末内のファイルの位置などの情報を伴ったやり取りが行われているはずです。 i-modeの通常のメールでもサーバーとの間で端末内の情報をいろいろとやり取りしているのではないか、と今回のようなことがあると思ってしまいます。過去にその端末が受け取ったメールの送信者をサーバー側がデータベース化して持っているというようなことは膨大なi-modeメールの送受信件数からはちょっと考えづらいし、端末側のメールソフトにそんな動作をしてしまうバグがあったというのも上記の理由で現実的ではありません。 もしそうだとしたらなんだかちょっと嫌な感じです。なにかユーザーの知らない間でユーザーの端末内部の個人的なデータを触れれてる可能性が非常に高いような気がします。普段正常にメールの送受信が出来ているi-mode端末でも、そのことは同様な可能性もあります。 そもそもその対策も「過去の受信メールを削除しろ」という個人的なデータを何だと思っているんだと呆れさせられるようなものです。メールというとなんとなく軽いイメージがありますが、持ち主にとっては紙の手紙となんら変わるところはありません。消したくないメールもあるはずです。 今回の障害は今のところ扱いはそれほど大きくないようですが、携帯電話端末内の個人情報の扱いはどうなっているのか、という視点から考えると大きな出来事かもしれないと思っています。 ただし、ここまで大げさに書いていますが、じつはi-modeの仕様に関してはほとんど技術的な情報は持っていません。なにか大きな勘違いをしていましたら指摘していただけると幸いです。 通勤帰りの電車の中からノートPCにて。
2003年05月06日
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Palm社のPalmOS搭載機の新モデルが日本で発売されなくなって久しいです。公式アナウンスは営業部門の撤退だけで完全撤退とはなっていませんが、最近のまったく日本語モデルの話が聞こえてこず、中国語モデルの話ばかりの状況を見ると日本からは既販のもののサポートを除いて完全撤退したと見ていいと思います。 しかし、それで簡単に終わらないのがPalmの、いやPalmユーザーの面白いところです。 Palm社の最新モデルといえばZire71とTungsten|Cです。この両機種ともに日本で発売されそうな話はまったくありません。しかし、両機種ともにとても魅力的な機種だと思います。 Zire71はデジカメと音楽再生機能を持ったエンタメ方向、T|Cはキーボードと無線LANモジュール内蔵でブラウザとメーラーがプレインストールされ、それぞれがワンタッチボタンに割り当てられているネットコンシャスな方向のモデルで、それぞれターゲットとするユーザーが明確ないいモデルだと思います。 この2機種ともにすでに日本語の表示と入力が可能になっています。一応、それぞれを可能にするソフトウェアは未だベータ版なのでリンクは張らないようにします。もっとも、Palmユーザーならリンクなんて必要としないほどのメジャーサイトで情報を得られるので、気を使う必要はないのかもしれませんけど(^^; ネットでの情報を見る限りではどちらもかなり快適に日本語での利用が可能なようです。 で、タイトルの「新時代?」ですが、こういう形でPalmOS互換機を利用するのは実はPalmOS互換機初期のころと同じなので厳密には「新」ではないかもしれません。しかし、日本語版があったころは、英語版で魅力的な機種が出てもなかなかそれを日本語化して使おうという気にはならないものです。しかし、そもそも英語版しかないのであればそんなことで悩む必要はありません。ほしい英語版モデルを買って日本語化するしかないんです(^^ もちろん日本にはCLIEという選択肢もありますが、さまざまな理由で選べない人は結構多いと思うんです。その理由はたとえばMSであったり、デザインであったりすると思います。そんな人にとってはたとえ日本語化の手間がかかったとしても、魅力的なPalm社のモデルを選択できるというのはいいことです。 具体的には個人的にはT|Cの打ちやすいと評判のキーボードとメモリ64Mには非常に魅力を感じます。大容量バッテリーを積んでいることでバッテリーライフも非常に優秀なようです。SDIOスロットを持っているので、SDカードタイプのAirH"が使えるようになるかもしれません。そうするとネット&メール端末としては非常に優れたものになるのではないかと思います。 またユニバーサルコネクタなのでm500シリーズ用のCFアダプタが使えるかもしれません。そうするとSDへのバックアップを活用することでPIM用途にも使えるかもしれません。個人的にRAM上でPIMデータを扱うのはイヤなので(^^; 価格的には決して安くないかもしれませんが、本当に魅力的だと感じるPDAを使えるというのはそれはそれでいいものです。そしてそれを可能にするユーザーコミュニティがあるというのは、やはり変わらないPalmの魅力だと思います。 そのコミュニティの力を維持したままハード的にPPCやZaurusに負けないものになってきました。そういう意味で新時代になるのではないかと思います。PalmOS互換機、今ちょっと面白いな、と思っています。今日は家から風呂上りにノートPCで。
2003年05月05日
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ここ数週間ぐらいで携帯の新機種が続々と発表になっていますね。505iに始まってA5305KやJ-SH53などです。 もう携帯の進化はどこまでいっても止まらない感じですが、今日はその辺の四方山話。 僕はいまプライベートでDDIPocketのHV50を、仕事では同じくDDIPocketのAirH"PHONEであるAH-J3002Vを使っています。で、今は移動中のネットアクセスは殆どAirH"PHONEでやっています。端末も回線契約も会社のものなのですが、通信料金が定額なのでいくらプライベートで使ってもそのコストを会社に余計に負担させることはありません。これは会社にとっても社員にとっても幸せなことです(^^; で、個人もちのケータイをいろいろ変えたいなぁ、と思うところもあります。その中で有力候補のひとつが上に上げたA5305Kです。 僕は仕事でJ-SH51も使っていましたから、J-SH53にも確かに惹かれるものはあります。最新の携帯として間違いなく機能ではNo.1でもあるでしょう。メガピクセルカメラに外部ストレージ、そしてその外部ストレージの電子書籍コンテンツを読むことすら出来るようになっています。もうちょっとしたPDAと言ってもいいかもしれません。 しかし、その有り余る機能を「電話として」は殆ど生かせないのが現状です。大容量の写真はメールすることが難しいし、電子書籍もPCでダウンロードしたものをカードにコピーして使うといった形です。また、僕が重視したいPIM系の機能も殆どこれまでの携帯のものと変わらない低機能なものです。 その中でA5305Kはデジカメ自体はVGAまでのものですが、それをちゃんとメールすることが出来ます。また、PIM機能もau共通の機能としてとても充実していて、PCのOutlookと同期させることが出来ます。ミニノートを常に持ち歩くのであればその中のOutlookのフロントエンドとして十分に機能すると思います。 また、ターンスタイルなので以前のストレート端末のような使い勝手のよさも実現している可能性があります。もっともストレート端末のように常にテンキーが利用可能な状態なわけではないので、その辺の使い勝手がいかに工夫されているかは結構重要です。一応発表された内容を見るとボディサイドのジョグダイヤルでメニューを操作することでかなりの部分が閉じたままで操作できるようです。また、A5305Kは液晶部分が回転するため片手で開くことが出来るようです。それなら操作性に関してそれほど問題はないと思います。 ただ、AirH"PHONEを使って感じたことの一つにバッテリーライフというのがあります。AirH"PHONEはPHSですから連続してWeb閲覧をしていても数時間は余裕で動いてくれます、カタログスペックでは連続通信時間が8時間ですからさもありなんです。そして、連続通信もそうですが今の携帯は多機能化していてそのさまざまな機能を使うだけで通信していなくてもバッテリーはかなり消耗していきます。auの携帯がEV-DOでパケット料金の低価格化、或いは定額化を実現したとしてもAirH"PHONEのような使い方はかなり難しいだろうと思います。 そういう意味ではメガピクセルのカメラやJavaゲームに加えて、音楽再生や電子書籍の閲覧まで携帯でやろうとするとPDA以上に深刻なバッテリーライフの不足に悩まされることが予測されます。J-SH51も普通にメールを読んだり打ったりしているだけでかなりの速度でバッテリーが減っていきました。液晶輝度を調節すれば少しは改善されますが、QVGAの大画面を持つJ-SH53ではさらにバッテリー問題は深刻になっているのではないでしょうか。 そんな感じで多機能化しすぎた携帯には今ちょっと懐疑的になりつつあります。また、携帯は本体機能はどんどん多機能化していますが通信機能はあまり多機能化していません。第3世代であるauとFOMAはメールやWebの機能もそこそこよくなりつつありますが、それでも実はまだPHSであるDDIPocketの方が機能的には上回っています。 ある意味、現状ではauが一番本体機能と通信機能のバランスが取れている感じがします。DDIPocketは通信機能はすばらしいですが端末の本体機能がかなりショボイですからね(^^; A5305Kがその辺のバランスをさらに高いところに持ち上げていれば、かなり魅力的だと思うんです。もっといろいろな部分がハッキリしないとなんともいえない部分はありますが、かなり購入に傾いています。 そんな訳で、スマートフォンの声もまったく聞こえてこない日本の携帯電話、今後どうなっていくのか一抹の不安を抱えながらも、魅力的な製品がちらほらと出てきているのも確かです。ただ、端末機能でDDIPOcketがもうちょっと頑張ってくれるのが個人的には一番なんですけどね(^^; なんか今日は特に文章がまとまっていませんね。まあ、たまには(?)いいでしょう。今日は会社の昼休みにノートPCから。
2003年05月02日
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さあ、本格的な復帰です(^^; 頑張りましょう。 やっぱりSigmarion3に触れない訳にはいかないでしょう。でも実はあんまり興味ないんですよね… 確かに待望のH/PCの新モデルですし、これまでもSigmarionの大きな欠点であった「シングルスロット」から「デュアルスロット」に改善されたり、このサイズのH/PC全般の問題であった縦解像度も800×480の液晶などで改善されています。 また、これまでWinCEの一番の問題ともいわれていたWebブラウジング時の表示速度の問題もPicselBrowserという新しいサードパーティー製のブラウザで改善されているようです。またこのブラウザはPCファイルビューアー機能も持っていて、これまでのPokcketOfficeでは不可能だった十全なOfficeドキュメントの閲覧も可能にしています。PocketOfficeには更に未対応機能の情報を削除してしまうという致命的な欠陥があったのですが、それもないようで戸外でのブラウジング、メール及びその添付ファイルビューアー端末としてはかなり理想的ともいえる感じです。 しかしというか逆にこれだけPCに近づいた分、より「中途半端さ」が目立ってしまうような気がするのは気のせいでしょうか?特にその重量とサイズは、最近のミニノートがA5サイズで800g代であることを考えると、どっちにしろ鞄にに入れなくてはならないことを考えればあまり変わらなく、それほどの訴求力はありません。 また、バッテリーライフに関しても標準状態では最近のミニノートとあまり変わらないというのが現実です。PDAというとバッテリーが持つというイメージがありますがそれは昔の話で、ノートPCでやるようなことを同様にやろうとすると今はノートPCよりもバッテリーが持たないというのが現実です。ちなみに僕が使っているLOOXSはMP3を流しながらAirH"でWebアクセスをしても液晶輝度を視認性が確保される3/8程度に落としておけばサラっと3時間は動いてくれます。同じことをSigmarionでやったらおそらく同程度以下のバッテリーライフになってしまうと思われます。 またLOOXSを使うようになって実感したのは、4時間も5時間も連続してACの使えない状況で作業することって殆どないってことでした。モバイル環境でもそれだけの時間じっくりと使うような状況では殆どACが使えるんです。また、WindowsもXPになってからサスペンドからの復帰がとても早くなっていて5秒はかかりません。そうなってくるとH/PCのメリットは、作業内容が制限されるというデメリットによって殆ど相殺されてしまうと感じます。 もちろん、H/PC登場時はノートPCの進化がまだまだでしたから、ノートPCとパームサイズPDAの中間に位置するデバイスとして非常に便利なものでした。僕も個人持ち、会社持ちの仕事用含めてかなり使い倒しました。でも今は正直言って「今更H/PCねぇ…」という感じでしかありません。ノートPCはバッテリーライフを中心に大きく進化し、パームサイズPDAでもデュアルスロット及びキーボード搭載が当たり前になってきた今、H/PCは非常に中途半端なツールだと感じます。 もちろんSigmarion3を単体でみれば、かなりオールマイティ度の高い魅力的なツールだと思います。しかし、ちょっと視野を広げてミニノートとキーボード内蔵パームサイズPDAを組み合わせて使うことと比較してしまうと、なんとも中途半端なんですね。ひとつにしてその両方のよさを制限されてしまうよりはポケットと鞄にうまく分けておいたほうが便利そうに思います。 そういうわけで、世間は非常に盛り上がっているらしいSigmarion3ですが、僕は殆ど興味を惹かれていません。というお話でした(^^;今日は家からノートPCで。久しぶりの休日です。会社自体は10連休なのに、僕は今日まで休みが取れませんでした(^^;
2003年05月01日
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この2週間ほど、諸般の事情でここの更新が出来ませんでした。というより、ネットに接続することがほとんど出来ませんでした。 事前の休業のお知らせ(?)も出来なかったので、心配してくださる方もいたようで、どうもすみません。 今日はまだちょっと時間がないのでこれだけにして、明日からまた本格的に更新していこうと思います。ちょっとネットから離れている間に、あれやこれや書きたいことがいろいろ発表になっていたようですから。はっきり言って浦島太郎状態です(^^; それでは今日は再開のご報告まで。
2003年04月30日
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最近何かと話題のはてなDiaryですが、思いつきで登録してみました。僕はすでにはてなに登録してあるので、きわめて簡単に登録できました。 先日の日記で紹介したように、はてなの運営者は「日本人にはBlogよりも日記」と考えているようですが、これってシステムとしては完全にBlogですね... 基本的には簡単に外向けのリンクが晴れるようになっていて、トピックに対してコメントがつけられるようになっているってことです。「日記」って言うのはやっぱり基本的に日常をつづるモノローグだと思うので、リンクとコメントは必要ありません。 もちろん、それがあったら日記じゃないというつもりはありませんが、それがWebの新しい潮流として定着しつつあるBlogの特徴であるということには論を待たないと思います。 まあ、別にどっちでもいいんですけどね。はてなDiary自体はとても使いやすそうです。まず、基本デザインがシンプルなのがいいですね。楽天は基本的にBlogシステムとして非常によく出来ていると思いますが、出来上がったHPのデザインがちょっと煩雑です。しかもそのデザインの自由度が非常に低いわけです。縦3列のデザインはPDAなんかで見るととても見にくいわけですね。 それに比べればはてなDiaryは基本は縦1列の日記形式で、それにコメントがつけられます。ページの上下もすっきりしてるし、PDAで見るとか、自分が作っているHPの日記ページとしてフレームの中に表示させるとかって言うのにはとても向いていると思います。 それから、携帯からのメールで更新できるんですが、はてなDiaryは1日1つ画像がつけられます。これはもちろんPCからの更新でも同様です。楽天はメールで更新できますが、画像はつけられませんし、まず楽天からのその日の更新用のメールを受信して、それに返信するという形式です。このメールが来るのが結構遅いので、午前中とかにすぐに更新したいネタがあっても出来ません。 はてなは特定のアドレスにメールを送ればどんどん更新されるので、その点は自由です。ただし、yapeusのように一日何回でも画像付日記が更新できるのかといえばそうではありません、1日1回です。サイズもyapeusほど選択肢はないようです。 はてなDiary、基本的にはなかなかよく出来ていると思います。ただ、今僕自身はBlog的なものは楽天で1日一回、日記的なものはyapeusで不定期に、って言う使い分けが結構上手くいっているので、この組み合わせと比べるとちょっと足りないところが多いです。 はてなDairyぐらいのシンプルな画面で楽天並みの機能があればそれが一番いいのですが、ちょっと今はないんじゃないかと思います。 また、こういうHPをやっているとやっぱりアクセス数っていうのは続ける励みになりますので、メジャー度の高い楽天でやっていことの魅力はあると思います。はてなもだいぶメジャーになってきましたが、楽天に比べたらまだまだでしょう。 と、今のところ基本的に楽天+yapeus体制を継続するつもりです。でも、はてなDiaryも別にそのまま置いておいて、もしかしたら使うかもしれません。 でも、日記サイトを3つも運営するなんて無理ですよね。っていうか意味ないです(^^; まあ、そのへんはマターリと考えましょう。今日は仕事帰りの電車でノートPCから。
2003年04月18日
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こちらに、携帯電話のキャリアを移っても番号が維持できる制度を巡ってのアメリカでのキャリアとFCCの裁判が記事になっています。 アメリカではいったんそれを可能にする決定をFCCが下したようですが、それにキャリアがいっせいに反発しているようです。 日本に限らず、どこの国でも基本的に電話業者というのは「消費者の囲い込み」を基本にビジネスをしてきたといえます。もっとも最近までは公社による独占的なサービスだったっていうところも多く、その時代の意識が残っているのでしょう。 日本では固定回線ではマイラインの導入で、通信料に関しては電話番号を維持したまま電話キャリアを変えることが出来るようになりました。基本料金はいまだに全部NTTですけど。 日本でも数年前からこのことは話題になっていて、旧郵政省時代から審議はされているようです。しかし、やはり移動体通信の分野においてNTTドコモの政策への影響力が強いのか、なかなか具体的な話が見えきません。 もっとも、これを実現するにはネットワーク上にいろいろと投資をする必要がありますから、そんなに簡単な話ではないとは思います。また、日本には携帯電話のほかに自動車電話やPHSなどもありますから更に話はややこしくなると思います。 でも、携帯を使っていてキャリアを変えない理由の最大のものが電話番号とメールアドレスなので、それが維持できればかなりユーザーは流動的になるでしょう。もっとも上の記事ではすでに可能になっている香港でも大多数といえるほどのユーザーがキャリアを乗り換えている訳ではないというような報告もあります。 FCCの主張のように、通信キャリアも囲い込みではなくサービスの優劣で競い、選ばれるべきだと思うので、個人的には電話番号を維持したままのキャリア移動は可能にして欲しいと思います。 別に本当に維持したままじゃなくてもいいと思うんですよね。転送が出来るシステムが無料、或いは極低価格で無期限で利用できるようにするだけでもいいと思います。それをユーザーには見せないで、番号維持したまま乗り換えてるように「見えれ」ばいいんです。 それなら、PHSと携帯電話間でも問題なく出来ると思うんですけどどうでしょうね。日本の移動他通信の契約数の伸びもそろそろ頭打ちになってきつつあります。いろんな意味で転換期になってきていると思うので、ここらで本格的に導入されるような流れになって欲しいものです。今日は会社の昼休みにノートPCから。ちょっといいかもホットスポット (PC) こちらで日本テレコムとJR東日本が始める「携帯で無線LANスポット1日ID発行」サービスが紹介されています。 両社で運営する無線LANホットスポット試験サービスを登録なしで利用できる「1日ID」を携帯から取得できるサービスです。 もっとも、この「1日ID」自体は以前から窓口で取得することが出来たようです。それを携帯からも出来るようにしましたってことですね。 ただ、このサービス、J-Phoneからしか利用できません。まあvodaphoneの前の親会社である日本テレコムの運営するサービスですからしょうがないのかもしれませんが、各社のブウザフォンでも利用できるようにしてほしいものです。 ホットスポットというのは、こういう利用形態が一番いいんじゃないかと思います。「1日ID」ですね。何も無料でなくてもいいですし、飲食店で飲食した場合だけ利用できるものでもいいと思います。 ホットスポットなんて、そんなに頻繁に、あるいは長時間利用できるものじゃないと思うんです。だから、そういうものに月々いくらっていうふうに払うのは難しいと思うんですね。でも今使いたいっていうときは確実にあります。そういうときに携帯から簡単にアクセスして1日IDが取得できるのは非常に便利だと思います。各キャリアの公式コンテンツとして展開すれば小額決算も容易ですから、このやり方は非常によいのではないでしょうか。 この方式なら特にどこの無線LANキャリアに登録する必要もさそうだし、ローミングがどうのっていう悩みもありません。無線LANが使いたいときに使いたい場所で使えます。 もちろんそこまで行くには設定などを共通にしておく必要もあるかとは思いますが、非常に無線LANというものに対する需要にあったサービス形態だと思います。 こういう形態のホットスポットサービスが増えていけば無線LANは非常に有望なモバイルインフラになると思います。上記2社だけじゃなく、他社も追随してくれることを望みます。帰りの電車からノートPCで。
2003年04月16日
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っていうネタ丸出しのタイトルはとりあえず置いといて(^^; 最近、会社の机の引き出しに放り込んだまま放置されていたPalmm105を久しぶりに引っ張り出してみました。とはいっても、電池がなくなるとメモリーの内容が消えてしまうのは分かっていたので、定期的に残量のチェックはしていたんです。またそれをしようと思った訳ですね。 ところが、この間見たときは結構残っていたはずなんですが、もう電源入りませんでした(T T) 充電式のPDAなら、本体駆動は出来なくてもメモリーは保持されている可能性もあるのでそのまま充電してみるって言うのも手ですが、乾電池駆動の場合は、もう電池を交換するしか手はありません。そのままではクレードルに乗せてバックアップを取ったりすることも出来ませんから。 案の定電池を換えたら初期化されてしまいました。もちろんすぐに復元しました。Palmの復元は始めてやったんですが、m105はシリアル接続なので恐ろしく時間がかかりました。もっともUSB接続のPPCの復元も個人的な感覚としては「復元できるから問題ないよね」って気楽に言えるほど短時間で終わるものではないので、その辺はあまり変わらないかもしれません。 で、もちろんしばらく使っていなかったから放ったらかしで電池がなくなったわけで、基本的にPIM情報で消えてしまったというのはないと思います。ただ、今年に入ってからした今年分の祝日データのダウンロード&設定が見事に消えてしまっていました。こういうのって、Zaurusユーザーからするとかなり脱力ものなんですよね…。また、PCや携帯しか使ったことのない人にとっては信じられないことだろうと思います。 とりあえず、今回は人生のメモリーを失うことはありませんでしたけ。でも今回のことでやっぱりその危険性は高いな、と実感してしまいました。こちらの方も事あるごとに揮発性のメモリのPDAを使うことへの不安感を書いていられます。 その辺はどういうPDAからPDAに入ったかという部分にも左右される気もしますが、本質的にはPCや携帯ではバッテリー切れでデータが消えるというのはありえない訳ですから、PDAの中でしか通用しない常識なわけですよね。しかも日本で長い歴史を持つZaurusの場合は基本的にフラッシュメモリですから、それが当たり前だとボクなんかは感じてしまう訳です。 もちろんフラッシュメモリーには書き換え回数の制限や動作速度が遅いなどのデメリットもあります。さらになんといっても揮発性メモリと比べると値段がかなり高いです。その辺も揮発性メモリを搭載するPDAが多い理由かもしれません。 しかし、僕はは基本的にPDAを「情報管理ツール」だと思っているので、その情報が消えてしまうのは本質的に受け入れられません。もし僕がPDAをWebとメールとマルチメディアにしか使ってなければそれほど気にはしないかもしれませんけど。 まあ、PDAのどんな部分を重視するかは本当に人それぞれですので、僕の不揮発性メモリへのこだわりがすべての人に当てはまるとは思っていません。でも、「データが消える危険のあるPDA」と「データが消えないPDA」を並べた場合、前者を選ぶ人が多いとは到底思えないんですよね。 時々僕がここで書いている「PC+携帯」でPIMをやりたいって話も基本的に両者が不揮発性のメモリ(PCはHDですけど)を持っているということがとても大事な用件になっています。 と、今日は久しぶりのPDAのネタで書いてみました。会社の昼休みにノートPCから。いいかげん本当に出しましょう (PC) こちらで以前から話題のOQOUltraPersonelComputerのWinHECでの発表がレポートされています。 「発表」っていっても、発表なんぞずいぶん前にされている気がするので、開発継続の報告に近いような気もしますが。 ただ、これまでの「こんなコンセプトのもの作ってます」てきな発表から、もう少し具体的なスペックまで出してきた発表にはなっているとは重います。CPUがTM5800の1GHzとはっきりしたのも今回が初めてだと思います。 まあ、なんだかんだ言ってスペックシートどおりのものが出てきたらそれはとても魅力的なものなのでがんばってほしいと思います。 これを見て考えることは、以前はカードスロットがないことから一体型PHSカードが利用できなくて不便そうだと考えていましたが、今はAirH"PHONEがUSBで繋がるので、いいかなということです。しかし、そうすると1つしかないUSBポートがふさがってしまうのでキーボードの類がつなげられませんね… まあ、どうしてもキーボードを使いながら通信したければBluetoothを使うしかないんでしょうね。PHSカードが使えるBluetoothアダプタも一応ありますから、そっちのほうが現実的かもしれませんね。 ただ、これだけ魅力的なHWなので、PDAのように効率的にタッチパネルで入力できるシステムがこの製品向けにどんどん開発されそうな気もします。予測変換システムとポケベル入力の組み合わせとかなら十分に実用的に文字入力が出来ますから。 そう思うほど魅力的な製品だと思います。予定は今年後半とのことですが、それでも初期の発表から比べたらだいぶ延び延びになっています。がんばってぜひ後半早々にも出してほしいものです。もしそれが実現すれば後3ヶ月も待てばいいってことですもんね。 OQOのコメントによれば1,000$程度で日本語XPも問題なく動くはずだということなので、大きな期待を持って待ちましょう。 急遽帰りの電車からノートPCで。※と思ったら去年の記事でした... お恥ずかしい。
2003年04月14日
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4月に入ってしばらくAirH"PHONEを使っています。このサービスおよび端末はとても革命的なものなのですが、それを表現するうまい言葉が見つかりませんでした。 で、なんかTipsはないものかと某有名掲示板の関連スレを読んでいてこんな書き込みを見つけました。 |小さい頃自分の手のひらにおさまってなんでも載ってる本が |欲しかった私だからそういう風に強く感じるのかもしれないけども。 以上引用 これですね。まさにこれです「手のひらに収まる何でも載っている本」なんです、AirH"PHONEって。もちろんWeb定額のことです。 本ってメディアとしての特徴は「イニシャルコストしかかからない」ってことだと思います。それと違って通信を基本にするインターネットは「ランニングコスト」がかかります。しかもこれまではその多くが従量制でした。つまりたくさん情報を扱えばその分多くお金がかかるってことです。 もちろん、家庭にはかなり定額ネットインフラが普及してきていますし、モバイル環境でもAirH"が定額のネットインフラをもたらしました。またこの4月からはNTTドコモの@FreeDも定額のモバイルネットインフラとして稼動し始めています。 しかし、やはりそのネットインフラを利用するにはPCやPDAが必要で、本のような手軽さはありませんでした。 しかしAirH"PHONEなら、月々定額の利用料金でいくらでも手のひらで、片手でポケットからすっと出していくらでもWeb上の情報を利用することが出来ます。もちろん端末の機能制限から全てのWebページを見ることが出来るわけではありませんが、今のところ、「目的の情報」そのものにたどり着けなかったことはありません。 まさに「手のひらに収まる何でも載っている本」です。Webだけではなく、メールも定額で利用可能ですからメールマガジンを利用すれば最新情報がどんどん手のひらに飛び込んできます。メールマガジンではよくHPにリンクが張られていたりしますが、そこにもワンクリックで飛んでいくことが出来ます。それがすべて手のひらで、月々定額で利用できるわけです。 ここまで書いていると、どこが「PHONE」なのか?という気がします(^^; まあ、形が電話で、基本的に電話のために作られたネットワークを利用してそのサービスを提供しているということでしょう。サービスしている会社も電話会社だし。 でも、もう電話のための機械ではないですね(^^; なんといっても定額だからとずっとネット接続してると、その間は電話が受けられませんから。最近のケータイの主たる機能の一つであるプッシュ式のメールもネット接続中は受けることが出来ません。そういう意味で、本当にこの端末は「定額ネット接続」にフォーカスされた端末です。 でもそれでいいんです「手のひらに収まる何でも載っている本」で。その本に電話が出来たりメールが出来たりする機能がおまけ程度についていると思えばいいんです。だって、それだけで十分に価値が価値がありますから。 もちろん、今後AirH"PHONEでDDIPocketに端末を出している他メーカーからより洗練されたものが出てくるかもしれませんし、他キャリアからも同様のサービスが出てくるかもしれません。でも最初にこれをやるって言うのはやっぱり革命的なことです。そういう意味で、いろいろと不具合はあれど、僕はこの端末をとても評価しています。 今日はちょっとベタ褒めでしたね。家で深夜番組を見ながらノートPCから。
2003年04月12日
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こちらのちょっと前の記事に「「小さい会社こそ、大きなことができる」 ―Movable Type開発者に聞く」という記事があります。こちらは最近日本でも普及し始めた「MovableType」を開発、サポートしている会社を運営している夫婦へのインタビューという形式の記事です。 この中で「Blog」とは何か?というインタビュアーの問いかけがあります。 基本的な答えとして、次の2点が挙げられています。 ・一番新しいエントリーが、トップページの一番上に載る ・他のサイトに向けた外向きのリンクが含まれる 以上引用 とてもわかりやすい答えですね。また、 各エントリーに対してコメントをつけるという文化も、Blogの特徴かと思います。 以上引用ということもいわれています。とても適用範囲が広い答えですね。まあ、Blogというのはそんなに厳密に形式が決まっているものではなくて、Web上のさまざまなことを個人が日々書いていくこと。また、それに対して読者がコメントできるもの全般を言うということでしょう。 この2点を考えると、楽天はやっぱり日記というよりもBlogといったほうがいいシステムですね。もちろん、自分の日々のことを中心に書いている人もいるでしょうが、リンクを張ってネット上のさまざまなことを話題にしている日記がとても多いですから。 また、それに掲示板でコメントがつけられ、他の楽天のページに簡単にリンクできるようになっています。とても優れたBlogサービスだといえるのではないでしょうか。 上のリンク先の最新の記事でははてなを運営する会社が取り上げられていて、そちらの運営者は日本人にはBlogよりも日記が合うのではないか、という趣旨のことを言っているようです。 でも、日常の中にそんなに書きたいことってないと思うんですよね。現実世界の拡張とも言えるネットの中にはたくさんの注目すべきことや、一言言いたいことがあります。そういう意味ではBlogというのはとても新しいものだし、楽しいものだと思うんですよね。 今後も日本のBloggerとしてがんばって(?)いきたいと思います(^^ 閑話休題 ここのところすっかりはまってしまったAirH"PHONEですが、ちょっと危険です(^^; 何が危険って、片手でいくらでもネットができるものですから、通勤の行き返りで歩いてるときもついついAirH"PHONEでネットしてしまうんです。 そうすると当然前方不注意になりますよね(^^; すでに2、3度ヒヤッとしています。 まあ、しばらくすれば飽きるだろうとは思っていますが、少し気をつけないといけませんね。今日は帰りの電車からノートPCで。
2003年04月11日
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こちらでCLIE用のMSProのドライバが公開されています。 それはそれでいいことなんでしょうけど、ATRAC3の音楽ファイルが利用できないようです。それってどうなんでしょう?Sonyファンというか、これまでVAIOとCLIEでATRAC3を使ってきたユーザーは怒らないんでしょうか? そもそも僕自身ATRAC3を中心としたSonyのMagicGateはそれなりに評価しています。基本的に今の音楽業界が著作権によって成り立っているようなところがある以上、そこから生み出されてくる音楽を楽しむのに、それをないがしろにする訳にはいきません。 しかし、CCCDのように本来購入者の当然の権利であるはずの自己利用のための一次コピーにまで制限をかけてしまうのは本末転倒だと思っています。この2点を勘案すると、一次コピーしたものの利用を制限するというMagicGateの発想はいろいろ手間はかかるとはいえ、現実的な最適解のひとつだと思っているんです。 ところが、せっかく大容量のMSProとCLIEの組み合わせでそのシステムが使えないんです。とりためたATRAC3ファイルがある人なんかはかなりショボ~ンだと思うんですけど、どうなんでしょう。 これはSonyもCCCDの方向に進むということの意思表示なんでしょうか?一部の無法な連中のおかげで消費者の権利よりも業界の権利のほうが守られてしまうって言うのはちょっと納得いきませんね。そういう意味では通常のCDとMagicGateの組み合わせをSonyにはもうちょっと大事にしてもらいたいです。 閑話休題 ちょこちょことSigmarion3の話題がネット上で出てきています。一番の出所はドコモショップらしいんですけど(^^; 一体どんなマシンになって出てくるのか興味深いところです。これまでどおりのWinCEなのか、それとも、一時期の発言にあったようにXPが乗ってくるのか? また、大どんでん返しでLinuxZaurusか?という憶測もあります。 まあ、@FreeDの販促品として(?)もうじき発表されそうな雰囲気なので、もうちょっと楽しみに待ちましょう。今日は会社の昼休みにノートPCから。ちょっと風邪気味で頭痛いです。。。
2003年04月10日
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