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J1神戸が、6月にドイツ2部リーグ・コトブスを退団したMF相馬崇人(29)を獲得することが3日、明らかになった。契約は来シーズン末までの1年半で、4日にも正式発表される。相馬は浦和時代、アジアやJリーグを制覇。ポルトガルとドイツも経験したレフティーが、クラブ史上初の1ケタ順位を目指す神戸に電撃加入する。
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一昨年に海を渡ったサイドプレーヤーが、今度は港町のピッチを駆ける。神戸は、相馬についてコトブス退団直後から調査を開始した。同月下旬には、帰国していた相馬と交渉をした。磐田、J2千葉との争奪戦を制して、神戸で約2年半ぶりにJリーグに復帰することが決まった。
神戸は、一時は4位までのし上がったものの、6月以降は3分け3敗と失速。浦和や、ポルトガル1部・マリティモで鋭いドリブルを武器とするサイドアタッカーとして鳴らし、コトブスでサイドバックの経験もある相馬の加入は大きな戦力となる。
以前から海外志向の強かった相馬は、一昨年に移籍先が決まらないまま浦和を退団した。その後、マリティモへ移籍し、昨年6月にはドイツへ戦いの場を移した。家族を伴う中での生活環境などを考慮して、今年6月に退団した。依然として海外でのプレーに思いはあるものの、相馬に近い関係者によれば「30歳を前に、もう一度日本で勝負をしようという気になった」と、神戸移籍が実現した。
既に条件面でも合意。4日のメディカルチェックを経て正式発表となり、オフ明けの6日にもチーム練習に合流する見込みだ。07年2月、元日本代表監督のオシム氏に見いだされ、A代表候補にも選ばれた実力派が、神戸の上位躍進の原動力となる。
(2011年7月4日)