僕は電気山羊の夢を見るか?

僕は電気山羊の夢を見るか?

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2011年04月24日
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カテゴリ: うつ病




うつ病に対しては「抗うつ剤」が必要だと思います。


抗うつ剤という言葉に抵抗がある方も多いかとは思いますが、逆に考えてみてください。

インフルエンザになったら、薬を飲みますね。
でもインフルエンザというものは大変おそろしい病気ですが、その致死率に対してはわりときちんと薬が飲まれています。
一方でうつ病となると・・・致死率(うつ病を抱えての自殺)はインフルエンザの数十倍のリスクがあるにも関わらず薬を飲まない場合が多くあるようです。


こんな状況になっているのには精神医療の過去と、日本人の気性に関するところに問題があります。が、近年、それはいろんな方面から対策がとられてきたことをお伝えしておきます。

1、日本人の気性に関するところ


もしあなた「怠けている」などと言ってくる人に出会ったとしても、間違っているのはそう言ってくる人の方にあります。
「うつ病」は世界中どこにでもある、老若男女だれしもが発症する可能性のある病ということを忘れないでください。


2、抗うつ剤の進化

抗うつ剤はいくつか種類がありますが、特にここ10年あまりの進化は過去100年分に相当するレベルだと思います。

これまで抗うつ剤というと
「三環系」
「四環系」
がメインでした。
両方に共通することとしては

・長所:効果が大


と、いうこと。
薬が敬遠される原因の一つに、この短所がありました。



しかし、近年の開発で

「SSRI→パキシル、ジェイゾロフトなど」

「SNRI→トレドミン、サインバルタ」



細かい説明は近いうちに書きますが、両方とも優秀で

・長所:副作用がかなり少ない
・短所:三環系や四環系よりは効果がちょっと弱い

というものです。
長所と短所を比べるとしたら、長所が短所の10倍くらいあるほどだと思います。


さらに2009年


「NaSSA→レメロン(リフレックス)」


が認可されました。


なんと、このNaSSAは
『SSRI/SNRIと作用機構が異なる』という理由で



『SSRIやSNRIとあわせて飲むこともできる(医師が判断すれば)』のです。

ちなみに僕はサインバルタ(2010年認可のSNRI)とレメロン(2009年認可のNaSSA)を併用していますが、それぞれ効果は抜群で、いまこうして仕事に復帰できているのもこの二つの薬なしにはあり得なかったと思うくらいです。



もっといろんなことを書きたいのですが、遅くなってしまったのでまた今度。

それぞれの薬の作用や効果、副作用や値段など、いろいろ書きたいと思っています。特にサインバルタ・レメロンは情報が新しい薬で情報が少ないので。


では。


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最終更新日  2011年04月24日 23時31分58秒
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