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著者はこちらのブログで紹介した 『 海馬
』 を、 糸井重里
氏と一緒に書いた池谷裕二氏です。
新進気鋭の脳学者ですが、ご自身が現役東大合格、第一位の成績で薬学部に入り、主席で大学院に進学したそうですが、なんと小学校2年生で習う九九は覚えていないそうです。つまり九九を使わずとも、見方を変えれば、頭の使い方を変えれば、計算できるという考え方です。
実はその話は、池谷氏以外の本でも読んだことがありますので、きっとそういう頭の使い方があるのだろうなと思って読みました。実践するかどうかは意見の分かれるところでしょう。私は九九ですが...(笑)。
目次は以下のようになっています。
第1章 記憶の正体を見る
第2章 脳のうまいダマし方
第3章 海馬とLTP
第4章 ファジーな脳
第5章 天才を作る記憶のしくみ
まったく専門分野は異なりますが、つい先日UPした、 『心の潜在力 プラシーボ効果 - 偽薬(プラセボ)は効くのか(広瀬弘忠)』
の筆者の態度と同様、その考えは、脳のしくみや特性を知り、それを自分の生活(前者は健康に、本書では勉強)にいかそうというもので、その姿勢がすばらしいと思います。
高校生に向けて、わかりやすく脳のしくみを解説し、理にかなった勉強方法、暗記方法をアドバイスしています。興味深い指摘がいくつもありますが、とにかく復習の徹底を強調しているのが印象的です。
先にあげた九九の話と同じで、読んでいる間に、なるほどそうか、わかった、となるでしょうが、問題はそれを実践する気持ちを強く持てるかどうかです。ですから、この本さえあれば第一志望合格!とはいかないでしょうが、知っていて絶対に損はないでしょうし、自分の学習方法、他人がすすめる学習方法を点検してみたらどうでしょうか。
より実践的な方法を知りたい方は、これまた以前ご紹介した、『 東大生が教える!超暗記術 (徳田和嘉子)
』 を併読すれば、すぐに役立つと思いますし、徳田さんの方法は脳の特質を利用した効率化を図っていると気付くでしょう。
ただし、ぜひ注意して欲しいのは...
本書はとても読みやすい本で、自信を持って薦められますが、参考書やこういう学習に関連した本を読むときの注意は、
すべてを鵜呑みにして、欲張って実行しようとしない!
ことです。
このことは本当に強調しておきたい。失敗例をどれほど見たか。とにかく前向きな生徒ほど、厳しすぎるスケジュールを自分に課したり、高度な参考書を使いたがるものです。
勉強方法を変えることは、自分で考えているよりはるかに難しい
ことなのです。
本書なら、ひとつでも新しいことを知って、何かひとつでも実行できれば上出来。いいですね。受験生ならなおさら。冷静に的を絞る!あせらない!
P.S. もしご父母が良いと思われた勉強方法や、参考書をお子さんに薦められる時にも、上記のことを頭の片隅にいれておいていただければと思います。特に受験直前のこの時期はあせる気持ちはわかりますが、欲張るのは禁物です。復習の徹底を。
センター試験まであと約10日!
ガンバレ・受験生!
この記事は、gooブログ 【 本を読もう!!VIVA読書!
】 のコピーです。
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