2005/08/07
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カテゴリ: ロシア産
ヒマラヤ水晶が続いたので(これからも続きそうですが)、今日はロシア水晶を。

買ってしばらくは「ロシア産」としかわかりませんでしたが、途中でダルネゴルスク産であることが判明しました。

さすが、ダルネゴルスク。
ただし、この水晶は変わってはいますが、「変」というより「きれい」に属する石かもしれません。




なにぶん色が不透明白なので、なかなかきれいに写らないのですが、どうなっているかを説明すると、おそらく、先端に大きな錐面があるキャンドル・クォーツのような結晶のキャンドル部分(溶けた蝋のような部分)を、微細な結晶が覆ってドゥルージーのようになっている……という感じです。
表面を覆う微細な結晶はとても小さいものの、よく見ると結晶の形が整っていて、キラキラと輝きます。

ベースの形はキャンドル・クォーツなのですが、この小さな結晶のおかげで、カクタス・クォーツのようにも見えてきます。

さて、この水晶、よく似たものが「ハイドロサーマル・クォーツ」という名前で
Webショップに出ていたのを見たことがありますが、残念なことに「ハイドロサーマル」が何であるかがイマイチわかりません。



確かに水晶は熱水の中で成長すると考えられています。
要するに水晶は温度差や環境の差はあるにせよ、どの水晶も熱水育ちである……ということになります。

では、わざわざ「熱水反応」水晶というからには、なにかわけがあるのでしょうか。

上で述べたように、表面の様子は複雑ですが、腐蝕のあとは見られません。
別のサイトで「高圧水晶」と紹介されているものも見ましたが、これとも違います。
いったい水晶における「ハイドロサーマル」とは何なのでしょう?

……ともあれ、キャンドル・クォーツとカクタス・クォーツの中間のような特徴を示し、どことなく生き物のようにも感じられるこの水晶には、もうひとつ別のイメージがあります。

…… 指輪物語に登場する白い都、ミナス・ティリス
いかがでしょうか。







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Last updated  2011/05/02 10:33:40 AM
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フォレスト@ Re:”メタ”からアゼツを考える。(09/28) アゼツライトは水晶にもならないただの石…
スターブラリー@ Re:名前を使う、意味を使う(10/08) この写真に掲載されている水晶は、販売予…
spiranthes@ Re:Vサイン!(11/15) 55度24分のベローダ(Belowda)式双晶かもし…
販売者@ Re:分りやすいです。(09/30) スーパーセブンが、過去くず石だったとい…
通さん@ Re[4]:深紅であるはずの石(12/10) わ!わ!こちらにお返事をありがとうござ…

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