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昨日、東京も、梅雨入りですって~。
ちょっと、時間の経っちゃった話題なのですが・・・
いえ、ね・・・ニュースで、大相撲のこと、やっていたのですよ~。
八百長問題以降、NHKの放送も、なくなったし、今、やってたん
だ~!なんて、思っちゃうくらい、分かってなかったんですが。
取組の映像を見て・・・あれ~!なんて、思ったのですよ~!
と、言うのも・・・向こう上面(って、言うの~?正面?)の升席(な
のかなぁ~?)の感じが・・・ちょっと、違う。
いつも見ていた雰囲気と、明らかに、違うんです!
よくよく見てみると・・・
あぁ~!普通の方々が、座ってらっしゃる~!
普通のおばちゃんがいる~!
普通のおっちゃんがいる~!
八百長問題が起きる前だったら、きっと、ご招待のお客さんが、
陣取っているに違いありません。(時に、ヤクザも・・・)
でも、今・・・
本当にお相撲が観たい、本当にお相撲が好きな、そんなお客さ
んが、観に来ているんじゃないか・・・って。
それも、朝早く、並んで、席を取ったんじゃないかなぁ~?なんて、
思うのですよ~。
今・・・こんな、本当の相撲ファンを、大切にして、いいお相撲を、
取り続けて欲しいなぁ~、なんて、思うのでした。
あっ・・・今日で、戯曲が終わるつもりだったのですが、字数が多
過ぎて、収まらなかったので、途中で、切りました。
や~ねぇ~。
戯曲 虚仮・滑稽 (コケ・コッケイ)
***** *****
マモルは箒と塵取りで掃除などして
いる。
マモル 全ては繰り返す。――歴史も繰り返
す。
右の駅員 歴史は今まで、例外なく繰り返し
て来ました。
マモル そんな大げさなことは考えたくないよ。
右の駅員 でも、大きな歴史は小さな歴史の
集まりです。小さな歴史はもっと小さな歴史
の集まりです。もっと小さな歴史は、もっと
もっと小さな歴史の集まりなのです。
マモル 分かった分かった。
右の駅員 デグチさんはちっともわかってな
い!
マモル 君、やけに理屈っぽくなったね。
右の駅員 僕、理屈は好きじゃありません。
マモル じゃあやめたまえ。
右の駅員 でもやめません!
マモル なんでこだわるの?
右の駅員 こだわり屋だからでしょう。
マモル こだわるのは醤油だけにしてよ。
右の駅員 僕、ここ数年刺身なんて食べて
ません。
マモル 食べてないならこだわらないで。
右の駅員 こだわる!
マモル 答えにならん!
右の駅員 今答えます。
マモル 答えなくてもいいんだ。(仕事を続
けて)
右の駅員 デグチさん、随分とひねくれました
ね。
マモル いや、素直になっただけさ。
右の駅員 じゃあ、素直に聞いて下さい。
マモル 分かってるよ。君の云いたい事は分
かってる。でも、そんな立派なお話は、どっ
かのホールでやった方が世の為人の為に
なると思うよ。
右の駅員 そんな大げさな事で理屈をはくわ
けじゃありません。
マモル 理屈はくならヘドをはけ――。
右の駅員 理屈はヘドより清潔です。
マモル 役に立たんものは口からでるか。
右の駅員 ――。
マモル 僕がどう云う根拠で君の考えを受け
いれないか、云っていいかい?
右の駅員 ――。
マモル 僕だって以前は君と全く同じ考えだ
ったよ。同じ過失を二度と繰り返しちゃい
けないさ。
右の駅員 (何か云おうとする)
マモル でもね、僕は今になって、ハク子の
云う事がわかる気がするんだ。全ては繰
り返す――。
右の駅員 ――。
マモル 全ては――。
右の駅員 ――。
マモル 僕がかつてチャボになったがごとく、
頼みの綱だった息子は。
右の駅員 (目線を上げる)――。
マモル 息子は、シャモになってしまったん
だ!
どこかで激しい鶏の声――。電車の
音にかき消されて。
二人、耳を傾けたまま、やや間。
右の駅員 デグチさん。
デグチ 鶏の鳴き声って――。
右の駅員 ええ。
デグチ コケ、コッケーじゃない?
右の駅員 よく呑み込めません。
デグチ 卵が?
右の駅員 僕、蛇じゃないもの。
デグチ 虚仮は馬鹿や愚かって事で、滑稽は
冗談やざれごとって意味――。
右の駅員 成程ね――。
デグチ 笑おうよ。
右の駅員 そうですか?
デグチ ハハハハハ――。
右の駅員 ヒヒッ、ハハハハ――。
どちらともなく笑いやむ。
デグチ 僕の鶏、ちょいと違ったろ?
右の駅員 ほんのちょっとです。
デグチ 本当にちょびっとかね?
右の駅員 当然ちょっぴりでしょう。
デグチ 昔からチョッコリ違っていたんだね。
右の駅員 その差はコロンブスとオーデコロ
ンブスの違いた、ナルヘドとナルヘソの違
い程で、それは味噌糞の差に等しく、水戸
黄門と屁と肛門の差ともイコールなわけで
あり、デグチさんと僕との――。
デグチ 君と僕とは――。
デグチは何か云っているが、激しい
電車の音とアナウンスにより聞き取
る事ができない。「二番線に下り電
車が参ります。白線より下がってお
待ち下さい――。」「二番線、貨物列
車通過となります。白線よりおさがり
下さい。」ホームの駅員の声らしい。
右の駅員 もうじきですね。
デグチ もうじきさ。
右の駅員 やっぱりですか――。
デグチ やっぱりさ。
右の駅員 デグチさん――。
デグチ 助かったよ。
右の駅員 どうかしましたか?
デグチ いや、大した事じゃないんだが――。
右の駅員 ないんだ、が?
デグチ 只、喉の辺りが――。
右の駅員 オ、ウ、エ、ですか?
デグチ ノウ。
駅員が一人、そそくさとやって来る。
駅員 よう、ご苦労さん!
デグチ ちょうどですね。
駅員 さあ、交代交代。(ボックスに入る)
デグチ それじゃあ、後、よろしく。
右の駅員 デグチさん!(呼んだ後困る)
デグチ ?
右の駅員 お疲れ様――。
デグチ お先に。
デグチ、苦しそうに下手へ去る。
照明徐々に暗くなり、改札のみ浮
かびあがっている。
***** *****
今日はここまで・・・イチゴブラントサガッタ。
次回は、本当に、最終回ですから、ねぇ~。
戯曲 虚仮・滑稽 / コケ・コッケイ … 2011年05月29日
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戯曲 虚仮・滑稽 / コケ・コッケイ … 2011年05月20日