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プリン@ Re:野菜作りのプランター(03/12) プリンは、0896236553 です。
2006.04.28
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カテゴリ: 徒然
先週、NHKのニュースで授産施設等障害者就労の現場が混乱していることが報じられていました。

障害者自立支援法が施行され、授産施設等を利用する自己負担費が上がった。
そのためにひと月に受け取る報酬より、支払う自己負担費の方が高くなるという逆転現象が起きている。

ひと月頑張って働いて約1万円の報酬を得ても、授産施設に利用料約2万円払わなければならない。
働いても報酬を受け取るどころか、逆に生活を圧迫する。


バッシング覚悟で言いますけど、このニュースを聞いたとき、障害者自立支援法の良し悪しに関係無く、これはなるべくしてなったと思いました。


私も独立起業する前に、働ける場所を探しにいくつかの授産施設を回りました。

当時どこの授産施設もひと月に得られる報酬は数千円程度。

でも報酬の額より愕然としたのは、仕事がないときはみんなでお茶を飲んでいるというのです。



よく考えましょう。一般企業なら仕事が無ければ危機感持ってお茶飲んでいる場合じゃありませんよ。

お茶飲んでいる暇があれば、顧客開拓に尽力するとか、新規事業開拓に取り組むとかが仕事というものじゃないですか。

仕事が無いからってお茶飲んでるような会社は当然潰れるんじゃないですか?

今回は障害者自立支援法で自己負担額が上がったことがクローズアップされているけれど、たとえば不景気で民間からの需注が減ったとか、仕入れや経費の値段が上がったとか、経営・運営を圧迫するリスクは常にあるはず。

今回の混乱は単純に障害者自立支援法が悪いだけなのでしょうか?


もちろん日本中の授産施設・共同作業所が全部そんなところだなんて言いません。
もの凄く頑張っているところは沢山あります。私より稼いでいる人もいっぱいいます。

今の混乱は障害者がどういう気持ちで仕事に取り組むかが問われているだと思います。 ...違う?

障害者就労は障害者に働く喜びを提供すればそれでよいのか?

もっと「稼ぐ」ことに対して強い意識が必要なのと違うのか?



実は私も共同作業所にブラ下がっていた時期があったんです。


そのときは仕事のできる喜びの方が先に来て、2千円の報酬で十分満足してしまったんです。

でもあるとき2千円の報酬で生き甲斐を感じている自分に疑問を持ったのです。

それで共同作業所の仲間に呼びかけました。
「もっと稼ぐにはどうしたらよいか考えよう。」

周りの反応は、“シラ~~~・・・”



それでいてプライドだけは高い。自分は仕事をしている、何もしていない障害者とは違うんだ。

そんなプライド、張子の虎やないか。

だからといって、たいした稼ぎの無い私が何を言っても説得力が無い。
それならばと私の気持ちは一気に独立起業へと動いて行ったのです。



マスコミが障害者就労を取り上げるとき、「働くことが障害者の生き甲斐になる」と必ずといってよいほど言います。でもそこでコメントが終わるケースが多い。

仕事というのは趣味やレクリェーションではないのです。
「生き甲斐」という言葉だけで終わらせて良いのだろうか?

障害者に対してもっと辛口なコメントもあるべきではないのか。

負担が重いというけれど、世間一般の労働者は通勤の交通費だって昼飯代だって自腹を切っている。
本来労働というのは払うべき自己負担を払って、それ以上の報酬を得るというものじゃないんですか?

...私もあんまり偉そうに言えんけど・・・(-_-;)・・。(複雑)


障害者の社会参加というけれど、社会参加というのはみんなと同じ権利を持つと同時に、同じ義務、同じ負担を担うことでしょう。

マスコミは負担のことが「重い」と報じても、せいぜい行政支援を訴える程度で、障害者自身が何をすべきかについては具体的意見をほとんど口にしない。なぜ?

  障害者に社会の負担は担えないと見下している?

  それとも誰かにバッシング受けるのが恐い?


障害者が働き、負担を担えるような具体的意見を出すと必ず、「しかし現実問題として障害者は・・・」と言い出す者がいる。
誰かそう言う奴を私の代わりにドツイて欲しい。

人に無限の可能性があるのなら、当然障害者にも無限の可能性がある。
健常者の可能性と障害者の可能性を分ける奴を、誰か私の代わりにドツイてくれ。


そして障害者自身も意識を変えなあかん。

仕事は「生き甲斐」であって当然。
「生き甲斐」であって何ひとつ悪いことはない。

でも障害者にとって仕事は「生き甲斐」までに終わってよいのか。

仕事は本来自分が「生きる」ためであり、自分を「生かす」ためのものでないか。

すぐに変われと言っても、それは無理。
それでも少しずつ変えていかなければ、そこから先に発展しない。

私の考え、どこかヘン?・・・



・・・と、ここまでは言いたい放題言ったけれど、気持ちが変わればすぐに収益が上がるというものではありません。

今は緊急に行政からの支援が必要です!!

銀行には大盤振舞いで公的資金を投入したのだから、障害者就労の現場にもそれぐらいバ~ンと気前よくお金を出してもらいましょう。 ...ね。







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最終更新日  2006.04.28 19:25:37
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