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報道によると、週末にエッセンで開かれたG7ではヘッジファンドへの規制の問題が取り上げられ、金融安定化フォーラムに、ヘッジファンドに関する報告を5月までに提出するよう要請する内容のコミュニケが出されたとのことです。G7が取り上げた背景は、ヘッジファンドの戦略がよりリスキーになっていることです。「ヘッジ」はリスク回避が原義のはずです。ところが、現実にはリスクが増しています。その理由は、詰まるところ彼らの資金量が増えたことであり、彼らの成長がその基盤を危うくしたという皮肉な話です。少し詳しく見てみましょう。リスク回避的投資行動で利益を出すには市場が非効率な方が都合が良いのですが、市場の非効率性を利用しようとする人が増えるほど市場は効率的になります。ヘッジファンドが増えて資金が大きくなった結果、市場が効率的になってしまったのが現状です。そこで、利益を上げるために、新たな市場に出ていくようになりました。新興国市場や商品市場です。ヘッジファンドの新興国の株式マーケットへの投資が急増したのです。日銀の資料によると2003年3月から2006年3月の3年間で6倍近くになったそうです。新興国マーケットでは、デリバティブ市場が十分発達していないためにリスク回避的投資行動は先進国に比べ難しいと言えます。株式の買い持ちが中心にならざるをえません。小さな池で、巨大な魚の行動が大きな波を起こす可能性が大きくなっているのです。また、先進国の株式マーケットでも、利益を出すために買い持ち戦略をとることが増えたと言われています。このように、「ヘッジ」ファンドは「ロング」ファンドに変質しつつあるのです。仮に、どこかの新興国市場で大幅な株価下落が起きたとします。当該国の株式をロングしているヘッジファンドがあるとすると、それに投資している投資家は解約したくなることでしょう。どんどん解約されると、ヘッジファンドは他の市場からも資金を次々と引き上げざるを得なくなります。世界同時株安になりかねないというわけです。昨年の5月から6月の株価急落は記憶に新しいところですが、そのきっかけは新興国市場と商品市場の価格調整だったそうです(日銀資料による)。ヘッジファンドの戦略がこうしたリスキーなものになっていることが、G7の警戒心を呼び起こしたわけです。「人の行く 裏に道あり 花の山」と言われますが、狭い裏道を多くの人が通ると、そこは表通りよりはるかに危険な場所になってしまい、その危険は表通りにまで及びかねません。では、どうすれば良いのか。私の考えは、巨大化した投資資金の元を絞るのが重要だということです。長く低金利を続けてきたことは、世界に投機的な資金をばら撒いてきた原因になりました。それを放置してヘッジファンドの規制強化を論ずるのは、対症療法に過ぎないと考えます。
February 11, 2007
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昨日は晴れで、最高気温31.8℃、最低気温26.7℃でした。夜になっても空気が生暖かく、汗をかきながらウォーキングをしました。相変わらず、環八の新規開通部分の交通量は少なく、寂しい場所を歩いているような気がしました。先週末の裁定買い残高は4兆1854億円でした。前週末に比べ4718億円も増え、14週ぶりに4兆円を超えました。株数は23億8千万株になり、過去最高水準に近付いてきました。先週は日経225が15500円付近から一気に16200円まで上昇しました。先物の大量買い注文を出した人がいたので先物がプレミアム状態になることが多く、先物売り、現物買いの裁定取引を誘ったと思われます。裁定取引をした主な人を見ると、1位のモルガンスタンレー、2位の野村以下6位の人までが買い越し、7位のソシエテジェネラルが売り越しでした。ソシエテジェネラルは先物を買い続ける一方で現物を売り続けています。前回4兆円を超えたのが今年3月末。そのとき、日経225がほぼ17000円でした。その後、1万7千円台前半で1か月ほど推移してから株価は下落に転じたのでした。さて、今回はどんなことになるのか、興味を持って見守りたいと思います。
August 24, 2006
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