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2009年4月、建物の引渡しを受けた。新築の家はきれいで気持ちが良い。すぐに引越し。引越しは一苦労だった。とにかく物が多い。まず、不用品を片付けるのに大変な時間とエネルギーをかけた、荷造りも時間がかかった。段ボール箱が3部屋を占領して、そのほかに家具があるのだ。引越しの見積りに来た運送業者の人が「かなりの物量ですね」と驚いていた。引越しの出発当日、朝から運送業者の人たちが作業し、夕方になってもまだ終わらない。当初、10トン車1台で運ぶ予定だったが、それでは積み切れないので対策を考えていると言われた。結局、1台追加して2台で運ぶことになった。運送業者さんが他の業者の車をチャーターしたのだ。翌日は新居に荷物の運び入れ。午前中の予定が、少し午後にずれ込んで終わった。だが、各部屋が荷物で占領され、寝る場所も無いくらいだった。3週間は他の家で寝泊りし、そこから新居に通って荷物を整理した。その後、新居での生活が始まった。
August 22, 2009
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2009年3月、S建築士によりオープン・ハウスが催された。多くのお客さんに設計の考え方を知ってもらったそうだ。シンプルな間取りで、気密と断熱にこだわり、メインテナンスのしやすい家にしたつもりなので、それを理解してくれたのであれば嬉しい。
August 22, 2009
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2009年2月からは外構工事。メインの玄関前アプローチ、自転車置き場、勝手口へのアプローチ、駐車場、フェンス、土止めなどが施工され、家の体裁が整った。
August 22, 2009
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2009年1月、システム・キッチン、トイレ、洗面、暖房といった住宅設備が設置された。また、内装工事が行われて、クロス貼りやカーテンレール取付けも完了。室内のドアも取り付けられた。
August 22, 2009
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2008年12月には電気工事が始まった。一部の配線が未定だったのだが、1月に現地に行ったときに確定し、同月には電気工事が終了。照明器具用の電気配線は梁に溝を切り、または、床の合板の上に敷いてある石膏ボードに溝を切って、通している。表し天井でも配線が見えないようにする工夫で、ちょっと手間のかかる工事をしてもらった。給排水設備工事は12月には終わり、同月中にユニットバスへの配管接続が済んだ。
July 12, 2009
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2008年12月には内装下地も貼られ、断熱工事が行われた。断熱工事は、機械を使ってセルロースファイバーを吹き込むもので、専門技術が要る。今回は、木工事を担当する業者が専門業者に委託した。断熱工事後は吹雪の時でも建物の中はふわっと暖かかったとのことで、木工事の大工さんには良かったことと思う。木工事の方は床のフローリングを貼る作業、階段取り付け作業が進み、1月に現地を見に行ったときは階段が使え、また、1階の床は終了して2階の床を貼っているところだった。
July 12, 2009
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12月上旬に中間検査があり、合格。検査前にS建築士がチェックしたところ筋交いの不具合が見付かり、それを直す作業をしたそうだ。その後、外部建具(窓、玄関ドア、テラスドア)の取り付け、外壁工事と進んだ。1月に現地を見に行ったときにはそれらも済んでいて、外観はすっかり完成した家の姿だった。
July 12, 2009
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2008年11月中旬から木工事が始まった。土台敷き、建て方と進み、同月終わりには上棟した。木工事はかなり合理化されている。木材には記号が印字されている。設計図にも記号が書かれている。それらが合うように木材をつなぎ合わせていけばよい。つなぎ合わせるために木材に刻みがいれられているが、これはプレカット工場で精密に入れられている。軸組みが出来上がったら外壁の下地になる合板を釘で柱にとめていく。12月上旬に現場を見に行ったとき、すでに壁や床の合板も半分以上貼られていた。また、別の業者さんが1階床下に水道、ガスの配管を済ませていた。屋根板金工事も進んでいて、12月には、屋根瓦が乗っていない部分は少しだけになっていた。
July 12, 2009
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10月下旬から基礎工事が始まった。まずは鉄筋を切ってはつなぎ合わせていく作業だ。11月上旬に配筋検査。コンクリートの基礎に入る鉄筋の位置と数、太さ、結節などをS建築士がチェックし、OKとなった。コンクリートが打設されてしまうと見えなくなる部分だから、チェックは重要だ。S建築士は丁寧な仕事だとの評価をしていた。実は、別の場所で、あらかじめ工場で組んだ鉄筋(はしごの形に見える)を現場でつなぐだけという基礎工事作業を見ている。大企業ではそれができるのかもしれないが、わが家の工事をした業者さんは重い鉄筋を現場に直接搬入する方法をとっているのだろう。鉄筋が完成してコンクリート打設。11月中旬までにはコンクリートが固まった。
July 12, 2009
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構造材は、山から建設現場までどう届くのか。 山で伐採~原木市場で売却~購入者が製材所で製材~材木をプレカット~建設現場というルートだ。 今日、西川材の産地、埼玉県の飯能市に行き、山、原木市場、製材所、プレカット工場を、プレカット工場の経営者で山をお持ちの方の案内で見学してきた。 西川材はヒノキとスギ。 最初に行ったのはこれらが植林された山だった。手入れがよくなされていた。国道から近いからだ。もっと奥の徒歩30分とか1時間とかの山では手入れが難しいとのことだった。なぜなら、山奥の木を伐採して下まで持ってくるコストが原木市場での売却価格を上回るからだ。伐採するだけ損になるので伐採しない。となれば手入れする意味が無いということ。 スギの場合、原木市場での取引価格は1立方メートルあたり1万3千円くらいだが、伐採して市場まで運搬するコストが1万5千円くらいだそうだ。 案内してくれた方の説明では、戦前は建築需要より薪炭需要が大きかったがそれがなくなったこと、輸入材が増加して国産材の建築への需要が減ったこと、それらがコスト割れを招いているそうだ。 手入れされない山は保水力が落ちて地滑りを起こしやすくなるそうだ。国土保全の観点からももっと国産材を使って欲しいと述べていた。もっともな話だ。わが家の構造材をすべて国産材にしたのは正解だったと思った。 次に原木市場を見学。スギ8本とか9本とかを取引単位にしてせりが行われる。今日は休みだったが。 製材所では製材と木の乾燥が行われていた。作業所の軸組みがヒノキとスギで実に見事だった。 プレカット工場ではコンピュータ制御の機械で複雑なプレカットが行われる。また、含水率とヤング係数を自動的に測定する機械もあった。年間600棟分の構造材をプレカットしているという。 扱う材は西川材に限られず、各地の製材所からの材木が来ているらしかった。これらの現場を見学するチャンスを得てとても勉強になった。
March 28, 2009
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2008年10月、着工に先立ち地鎮祭が行われた。工務店との打ち合わせで、業界用語では「じまつり」と呼ぶことを知った。工務店が依頼してくれた神主さんが地鎮祭を主宰。施主は神社への奉納金とお酒を用意してくれとのこと。前日に酒屋さんに行ってどんなお酒が良いか聞いたところ、「松竹梅」を奉納するケースが多いとのことだった。それを買った。当日は雨にならずラッキーだった。地鎮祭では、鎌で草を刈り、鍬を入れる儀式が面白かった。
March 22, 2009
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2008年10月、施工してくれる10業者と工事契約を締結した。木工事を担当する工務店が代表になったグループである。水道工事から始まって、電気工事、仮設工事、基礎工事等々必要な工事が19種類ある。それら工事ごとに契約書を作ったので、1日がかりの作業であった。契約書は、工事の内容(見積り書と同じ)、期間、工事費支払いの期限などを記した本紙に、標準的な内容の約款を付属した形式。これでいよいよ着工できる。
March 22, 2009
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9月、見積りを依頼した2グループから見積り書が提出された。両者ともかなりの予算オーバーだった。400万円くらい削らなければならない。S建築士によると企業努力が不十分な金額とのことで、ある程度は安くなりそうだと思われた。また、仕様も見直して当面不要なものは見送ることにした。エアコンは最初は設置しないことにし、デッキを取り止め、押入れをウォークイン・クローゼットに変えた。施工業者側からは軸組みのサイズや材質を落とす提案があった。しかし、長く住める家にしたいのでこれは採用しなかった。また、断熱材をグラス・ウールにする案も不採用。断熱性能にはこだわりたかった。S建築士は予算内で収めるべく大活躍してくれた。施工業者側にかなりの企業努力を要請し、コネも活用してくれたらしい。結局、予算を数十万円オーバーする程度に収まることで決着した(妻がそれを負担してくれると言ったので)。2グループの見積りの差はあまり大きくはなかったが、安い方の施工業者のグループを選定した。
March 22, 2009
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キッチンを2階にしたことで、COOPから配達される食料などを2階に上げる方法が問題になった。COOPの通い箱を持ち両手がふさがった状態で階段を上るのはかなり危ないからだ。そこで、荷物用リフトを付けることにした。30万円位なのでかなりの痛手ではあるが、階段で怪我をするよりはましというもの。100kgまでの物で縦36センチ、横60センチまでであれば載せることができ、電動のウインチで動かす。使うのが楽しみだ。
March 21, 2009
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2008年8月、建築確認申請とほぼ同時に、S建築士が3グループの施工業者に見積りを依頼してくれた。施工業者の選定は仮設工事から外構工事に至るまでの各工事ごとに行うのだが、工務店がそれらの業者さんを束ねたグループを作って見積りを作る形になった。ところが、1グループは他の2グループに勝ち目が無いとの理由で参加辞退。2グループの見積もりをいただいたのが2008年9月であった。
March 19, 2009
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2008年8月、S建築士による詳細設計ができ上がった。そこで、建築確認申請を行った。申請先としては県知事と民間の指定確認検査機関があるが、後者が手続きが早く、申請書の差替えが容易だとのことで、後者を選んだ。正式には申請ではなく建築確認契約であった。書類はS建築士が用意してくれて、私は判をついただけ。設計図の他に壁量計算書と換気計算書が添付されている。柱で支える重量を壁の構造用合板で代用する部分があるので、壁量計算は重要だと思う。また、シックハウス問題の対策として常時換気システムが必要とされているので、換気の計算も重要なのだろう。1か月くらいで確認が下りるだろうとのことだった。
March 19, 2009
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冷房機器は入れないでおく。そもそも暑い日は少ない。2008年では、仙台で最高気温が30℃以上の日(真夏日)は11日だけだった。熱帯夜(最低気温25℃以上)は1日も無かった。夏は南東の風向が卓越しているので、海からの風が吹き、気温が高くても凌ぎやすいと考えた。一夏過ごしてみて、冷房が欲しいとなれば買えばよい。その場合に備え、4台分のブレースは用意することにした。
March 8, 2009
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寒い場所なので、暖房機器は必須だ。断熱と気密はかなり良くしたので日が照っている時はあまり寒くないだろうが、夜と曇りや雪の日は暖房に頼る必要がある。暖房のメインは蓄熱暖房機とした。夜間電力で割安に蓄熱できる点が良い。夜間の1KWあたり電力料金は昼間の3分の1くらいだ。それでも、来客があったりして即効で暖める必要がある場合もあろうと考え、ガスファンヒーターを入れることにした。東京の家ではガスの燃焼した気体が室内に排気されるが、高気密住宅でそれはできない。仮にやれば、温度の低い場所に結露が生じるだろうから。そこでFF式を採用することにした。値段は数倍するのだが。
March 8, 2009
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システムキッチンはホーロー製が欲しかったので、当初からタカラが最有力だった。他社でもホーロー製を出しているが、カタログ上の値段が安いことで1階、2階ともタカラを採用した。ただ、後から知ったがタカラは他社より掛け率が高く、他社製品の実際の価格が高いかどうかは分からない。キッチンでこだわったのはガスレンジで、ハイパーガラストップにした。今使っているものはホーロートップで、汚れが付くと取りにくい。ガラストップだと掃除しやすいということでこれを採用したかった。システムキッチンの前や横の壁にはキッチンパネルが貼られる。これがホーローなので、マグネットでいろいろな物をつけられる。差し当たりキッチンタイマーをつけるのに便利そうだ。キッチンのレンジフードは常時換気対応型にしなければいけないとのことだった。S建築士によると換気の計算でそれが必要だそうだ。2階のキッチンのキャビネットはスライド式だ。たくさんの物を入れやすい感じがする。実際使ってみないと評価は決められないが。
March 7, 2009
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ユニットバスはピンからキリまである。ミストサウナとかテレビ付きなどという高級なのもある。テレビが付いていては、お父さんが野球の中継の終わるまで風呂から出てこない事態が生じかねないのではなかろうか。私の場合は基本的な機能があれば良いのだが、バスタブ内に腰掛ける場所があり、ハンドグリップが付いているものがほしかった。というのは、半身浴をしたいのと、力が衰えてくるとバスタブから出るときにハンドグリップを活用する必要があるからだ。この条件で各社の製品を比較し、両方を満たすものということでTOTOのバスピアを採用した。ユニットバスのサイズは1616で、「一坪サイズ」だ。
March 7, 2009
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2階の洗面化粧台の選択のポイントは、ボウルの容量が大きいことだった。その方が洗濯に使いやすいから。スペースの関係で洗面化粧台の横幅は60センチ以内にする必要があった。このサイズで各社のボウル容量を比べたところ、最大はクリナップのファンシオだった。19リットルの容量で、他社の12~13リットルをはるかに凌ぐ。これを採用することにした。1階の洗面化粧台は、トイレと同じスペースに置くため50センチ幅のものにした。こちらは手洗い、歯磨きと髭剃りができればよいので容量は重視する必要が無く、カタログ上の値段の安いサンウエーブのVシリーズにした。ただ、後から分かったことだがカタログと実際の値段はかなり差(掛け率)があり、掛け率がメーカーにより、また製品により異なるので、本当にこれが安いのかは何とも言えない。
March 7, 2009
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トイレは住宅の必需品。選択のポイントは掃除のしやすさだ。こまめな掃除が必要なところだから。その点、タカラスタンダードの「ティモニF」が全周ふち無しという掃除しやすい構造で、気に入った。値段もまあまあだ。というわけで、1階、2階ともこれを採用することにした。もっとも、評価は使ってみないと決まらないだろうが。ちなみに、トイレの床にはこだわった。水を流して掃除できるようにしたかった。将来、介護が必要な状態になったとき、トイレを汚す可能性があるのだから。そこで、2階のトイレの床はタイル張りにし、排水口をつけて水を流せるようにした。また、その水が外に流れ出さないようにグレーチング付きの引き戸を採用した。風呂の引き戸と同じプラスチックのものである。
March 7, 2009
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ユニットバス、システムキッチン、トイレ、洗面台の水周り機器を決めるため、多くのメーカーのショールームを訪れた。TOTO、ヤマハ、INAX、タカラ、ナスは新宿にショールームを持っており、一時に回ることが出来た。また、新橋のパナソニックのショールームにも行った。もらったカタログをリュックに詰めると紐が肩に食い込む重さになった。これらの機器にはいくつかのグレードがあるらしいことが分かった。しかし、どう違うのかを調べてたところ、性能の差はそんなに大きいとも思えなかった。安いグレードで満足できる機能のものを選ぶことにして、各社の製品の比較表を作ってみた。
February 24, 2009
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壁紙はケナフ紙にした。現在の家で使っていて気に入っているからだ。植物(ケナフ)から作られた紙だからあまり有害物質を出さないらしい。ビニールクロスと違って、汚れた場合雑巾で拭くわけにはいかないが、絞ったハンカチを使うと汚れは落ちる。消しゴムで落としたこともある。ただ、洗面所は水が壁紙にかかることがあるだろうと考え、ビニールクロスを使うことにした。
February 22, 2009
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家の内部は、大部分が天井表しである。天井板を張らずに、下からは合板の裏側が見える形だ。最近の流行らしい。見える部分は塗装するので、天井を張るのと同じくらいのコストがかかるが、広々して気持ちが良い。問題は2階の音が1階によく響くことで、その防止のために2階の床の合板とフローリングの間に石膏ボードを挟むことになった。合板だけでなく小屋組みの梁や桁も見える。軸組みがよく分かって面白い。
February 22, 2009
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屋根瓦は当初アスファルトを予定していた。これには30年保証が付いているもので耐久性にすぐれている。しかし、私は将来太陽電池を屋根に乗せることも考えている。太陽電池の重みによってアスファルト瓦はへこむ可能性があるそうだ。そこで、スレート瓦を採用することにした。スレート瓦でも性能のランクがあり、最上級のものを使うことにした。十数年の耐用年数があるとのことだ。屋根材を交換するとなると足場を組んでの大きな工事になり費用がかかる。耐用年数が長い瓦を採用する方がトータルのコストを抑えられるだろう。
February 9, 2009
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壁の外装材について、S建築士からアクリル塗料にしてはどうかとのアドバイスをもらった。しかし、メインテナンスの容易さや耐久性を調べてみると、アクリル塗料は数年おきの塗り替えが必要とのことだった。また、比較的汚れが付きやすい。近所の家を見て回ったが、汚れが付いた壁はあまり感じの良いものではない。東京の現在の家の外壁は光触媒の窯業系サイディングなので、できれば同じものにしたいと思った。しかし、これは値段が高く、結局その下のランクではあるが一応汚れの付きにくいタイプの窯業系サイディングにした。
February 8, 2009
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断熱にはこだわった。なにしろ寒い場所だから、省エネのためにはしっかり断熱する必要がある。最初は外張り断熱を考えた。だが適合する窓サッシが限られてしまう難点があり、充填断熱に方針変更した。外張り断熱のメリットは壁の内部の結露が生じにくいことだと考えた。充填断熱はこの問題をクリアしなくてはならない。S建築士によると、発泡ポリウレタンが断熱性と気密性にすぐれていておすすめだとのことだった。水の分子が通り抜けられないくらい気密がしっかりしていれば、たしかに結露の問題は生じない。しかし、発泡ポリウレタンは火災になって燃えた場合に有毒ガスが出るそうで、これが嫌だった。そこで、壁と屋根にはセルロース・ファイバーを使うことにした。セルロース・ファイバーでは気密をある程度確保できるし、火事で燃えても有毒ガスは出ない。原料が新聞紙だから解体時の処分も楽である。もちろん、ベーパー・バリア(防湿シート)を断熱材の室内側に張り巡らす結露対策は実施する。セルロース・ファイバーの厚さは、壁が120ミリ、屋根が185ミリで、省エネ基準を満たしている。基礎の断熱はポリスチレン・フォーム(厚さ50ミリ)にした。
February 2, 2009
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ドアは2箇所ある。どちらも断熱ドアにしたかった。外側がアルミ、内側が樹脂の枠になっていて、間に断熱材が入っているものだ。これも種類が多い。設計では断熱ドアとするにとどめた。
February 2, 2009
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新築の場所では冬は寒い。暖房が必要だろう。でも、電気や化石燃料を大量に消費することはやりたくない。そこで、外部建具(窓とドア)は断熱性の高いものを採用したかった。現地は省エネ基準でいう「三地域」であり、サッシメーカーは同地域用の窓に2種類のサッシを提供しているが、そのうちの性能の良い方を選んだ。一地域(北海道)用にすればもっと良かったのだが、コストが高くなるのであきらめた。窓サッシは、外側がアルミ、内側が樹脂というもので、空気層を持った複層ガラスが入る。ガラスは、フィルムを張った低放射ガラス(Low-E)というものだ。
January 25, 2009
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工法は木造軸組み工法だ。土台、大引(おおびき)、柱、桁(けた)、梁(はり)などの構造材は国産材にしたかった。輸入材に押されて国産材の需要が減退してきたこと、森林の手入れが行き届かず荒廃しつつあることを報道などで知り、それに少しでも歯止めをかけたいと考えたのが第1の理由だ。また、輸入材の値段が上昇して国産材とあまりコストの差がなくなってきたことも理由である。国産材は、産地での価格は輸入材より安いが流通コストがかかるので高くなっているとの話も聞いた。流通コストを抑えて購入できれば良いのだ。結局、設計では、土台と大引はヒノキ、ヒバなどとし、柱はマツ、スギなど、梁と桁はマツなどという仕様になった。軸組みでの特徴は、根太(ねだ)を省略したことである。S建築士によると、厚い合板を使うと根太が無くても床は必要な強さを持つそうだ。これを「根太レス工法」と言う。
January 25, 2009
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基礎はベタ基礎と決まった。基礎の厚みは法令で150ミリメートル以上となっている。しかし、安全を見込んで200ミリメートルの設計にした。また、立ち上がり部分をダブル配筋にすることも検討したが、コストの関係でシングル配筋と決めた。木造2階建てだから、それでも支障はないと考えた。
January 6, 2009
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2008年5月、地盤調査をしてもらった。地盤調査会社については、S建築士が何社かから見積りを取ってくれ、その中から信頼できる地元の会社を選んだ。調査方法はスエーデン式サウンディング法だった。先の尖った棒に下向きの力をかけて回転させながら地中に差し、棒がほとんど沈まなくなる所まで行ったらお終いという方法だ(下の写真はその機械)。その結果、地盤は均質でまあまあ堅い方と分かり、ベタ基礎が適当とされた。地盤調査費用は保証料込みで7万円弱。あまり高くはなかった。仮に杭打ちが必要となると文化財調査のために着工が大幅に遅れることになっただろうから、歓迎すべき調査結果だった。
January 5, 2009
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私達は2階建ての家を建てる予定だった。1階と2階それぞれの性格をどうするかについて考え、2階をプライベートな空間に、1階を来客応接空間にすることにした。なぜなら、宮城県では冬の寒さをどう凌ぐかが大切だと思い、日が良く当たる2階で普段は過ごすのが良いとおもったからだ。寝室、風呂、キッチン、ダイニングを2階に配し、1階には応接スペース、来客用寝室を設けることにした。収納スペースも1階にした。普段生活する場所に収納スペースが無いのは不便だが、面積の割り振り上仕方なかった。それらをどう配置するか、ああだこうだと考えて間取りが決まった。それが2008年5月末だった。それに基づく概算見積りも作ってもらい、基本的なプランが整ったので、S建築士と設計監理業務契約を結んだ。
January 2, 2009
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2008年4月、S建築士から概要設計の図が送られてきた。凹の字を逆さにした形の家である。日光を取り入れることを考えた案だった。というのは、敷地が東西と北の3方道路になっていて、南側隣地に2階建ての建物があるり、冬にはこちらの1階に隣地の建物が影を落とすことになる。そこで、中庭的な空間を空けてそこで日射を入れるアイディアである。問題は、建物が東西に分離した格好になって使いにくい点だった。そこで、私の方から修正案を送り、メールの往復があった。2008年5月、打ち合わせのためS建築士の事務所に行った。S建築士は、高気密・高断熱住宅では四角の家の方が効率が良いと言われ、長方形の形の家を提案された。この形が基本になり、東南側に部屋が欲しいとの妻の要望で少し出っ張りが出ることにはなったが、家の形が決まった。ギリシャ文字のガンマ(Γ)を右に倒した形である。
December 29, 2008
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2008年1月、宮城県仙台市内の設計事務所に行った。雪が降っていた。S建築士から設計と工事監理のあらましについて話を聞いた。私は東京に住んでいる。宮城県で住宅を新築する場合、現地で工事を継続的に見ることはできない。第三者である建築士に工事監理をしてもらうことが望ましいと思った。また、工事業者選定についてもサポートしてくれる仕組みとのこと。現地の事情を知らない私にとって嬉しいことだ。4月、土地引渡しのため仙台に行った折、S建築士に概要設計と概算見積りを依頼した。その際、これからの人生をどうしたいのか、住宅に何を望むのかを話した。私達夫婦のこれからの生活を念頭に置いて設計してほしかったからだ。
December 21, 2008
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2008年1月、多賀城市城南の「現地販事務所」を訪ねた。浸水被害について説明を受けたところ、河川整備が進み上流に調整池が作られた、浮島、城南地域の排水を処理するポンプ場が作られた、その後は台風時でも浸水被害は無いとのことだった。仙塩道路に近いが、防音壁を設けるまでの必要はない程度の音であるということだった。たしかに、事務所内ではあまりこの道路の音は気にならなかった。地震対策については、区画によって地盤改良が必要かもしれないとの話があった。市条例に基づく地区計画で建ぺい率、容積率、壁面後退、建物の色、区画の最低面積などが制限されていること、埋蔵文化財地域なので建築に当たり届出が必要なことも説明された。図面上でチェックしておいた区画を現地で見て、良いところだと思った。2008年2月、気に入った区画の購入申込みをした。価格については、3月までに代金を支払う条件であれば値引きできるとのことで、まずまずの水準まで下げてもらった。同月末、土地売買契約を締結。土地の確保でIターンの最初の一歩を踏み出した。
December 7, 2008
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2007年末から、住宅の第1候補地とした多賀城市について、災害に弱いという問題が無いかどうか調べた。ネットの情報で相当のことが分かった。また現地販売事務所でも詳しい説明を聞いた。多賀城市城南では浸水被害が起きたことがある。近くを流れる砂押川の氾濫によるものだ。しかし、河川改修が進み、宮城県作成の浸水予測マップによれば被害は想定されていない。城南の販売事務所で聞いたところ、排水設備とポンプ場を新設したので、それ以来は台風時でも浸水はしていないとのことだった。震災については、宮城沖地震が遠くない将来に予想されている。また、2000年以上の間隔で起きると言われる長町・利府断層による地震の恐れも無しとしない。宮城県の予測によるとこれらの地震では震度6の揺れを覚悟しておくほうが良さそうだ。また、液状化の被害もありうる。過去には、丘陵地でがけ崩れが起きたこともある。震度6程度であれば、今の住宅は倒壊したりしない。城南は平坦地なのでがけ崩れの心配はない。ということで、購入候補地は災害対策で大きな問題は無いと考えた。液状化については、起きたときに対策をとるしかないと割り切ることにした。この土地には、古く奈良・平安の時代に城があり城下町があったのだ。その頃の人が住み着いた場所だからそんなに悪い所ではなかろうとも思った。
December 1, 2008
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2007年10月、さっそく宮城県仙台市周辺の土地探しを始めた。ネットで仲介物件を検索し、これはと思うものがあれば資料請求した。送付された資料を見て、何件かに絞って現地案内してもらった。希望条件は、まず鉄道駅から近いこと。鉄道駅から遠いとバス便になる(マイカーを持たないので)。それでは時間が不安定だと思った。次に容積率が100パーセント以下であること。周りに4階建てや5階建てができるのは嫌だった。この2つの条件を満たす場所は仙台市内にはあまり無い。地下鉄の台原から黒松の間の住宅団地くらいだ。しかし、その付近で出る物件はほとんどが北向き斜面の土地だった。あるいは急な斜面の高いよう壁の上だったりした。また、駅から住宅団地までの道路はアップダウンがあり年を取ると歩けるかどうかという問題も感じられた。鉄道は、地下鉄が最も便利で、次は東北本線の名取と仙台間。しかし、ここで容積率が低い物件はほとんど出なかった。次に便利なのが仙石線。11月、沿線の多賀城市で案内してもらったのは駅から歩ける場所で、そこからの道路はフラットであった。土地の面積は220平米くらい。容積率60パーセントで十分に低いが、これが逆にネックになった。160平米程度の床面積の家を建てたいと考えていたのに、132平米に制限されてしまうのだ。3回目の現地案内で多賀城市城南の土地を見せてもらった。東北本線の線路から近く、列車通過時の音の問題がありそうだった。東北本線は貨物列車の大幹線だ。もっとも、旅客列車は少なく便利さで仙石線にかなわない。それでも、城南の住宅団地は駅から歩ける範囲内でフラット、容積率100パーセント。魅力的な場所に思えた。ネットで調べたところ、土地区画整理事業の保留地を販売中だった。仲介物件より先に保留地を探せば良かったと思った。その他の保留地販売も調べた。名取市のりんくうタウンはすでに販売終了となっていた(2008年度になってから次期販売が始まったが)。仙台市青葉区の栗生西は、駅からやや時間を要し、また鉄道が単線のために仙台駅まで時間がかかり、あまり魅力的ではなかった。その他の地域は駅から遠い感じがした。そんな次第で、2007年末には多賀城市城南が第1候補になっていた。
November 23, 2008
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2007年10月、引越しが本決まりになった。今住んでいる東京の家は妻の両親の物である。彼らと妻の間で夏頃から話が進み、我々が引越して彼らが入居するという方向性が出たというのだ。さて、どこに越したものか。最後のすみかになるだろうし、最も住みやすいと思う所に行きたいと考えた。関東地方は最初から除外。最近数年の夏の暑さは本当に堪らないから。35℃とか36℃とかの気温になると、窓を全開にして風を通しても凌げるものではない。妻は皮膚にできものが出るほどだ。また、かつて日本海側の某都市に住んだとき、冬は晴天が多い場所の方が良いと感じていたので、太平洋側がベターと思った。さらに、都会的な華やかなものに近いのが嬉しいとの気持ちもある。ということで、宮城県の仙台周辺を引越し先候補にしたのだ。
November 23, 2008
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9月13日、秩父鉄道主催のウォーキング・イベントに参加した。秋の七草を、7箇所のお寺を廻って鑑賞しようというのが趣旨。同鉄道の樋口(ひぐち)駅から長瀞駅まで、13キロのコースだった。最高気温32度で暑い。最初に、尾花の寺(道光寺)へ。尾花とはススキのことで、きれいな花が見られた。2番目が遍照寺という葛のお寺。かなり咲き終わっていて、少し残っていた花が見られた。秩父鉄道線路から西に行く。山道の上りだったので、足に負担になった。その上、汗がどんどん出る。秩父は暑い所と知ってはいたが、それを実感した。3番目に行ったのが洞昌院で、萩の畑が作られていて、たくさんの花が見られた(写真)。そこから延々と南東に歩いて、秩父鉄道の線路に戻り、さらに東に歩いて荒川に架かる橋を渡った。やっと着いたのが4番目のお寺、多宝寺。ここでは桔梗の青い花が見事に咲いていた(写真)。ここで昼食にお弁当を食べた。南に歩いて、5番目の寺に着いた。藤袴の見られる法善寺だ。法善寺から東に向かい、荒川へ。川のそばにオートキャンプ場があった。満員の盛況で子供達が歓声を上げて遊びまわっていた。暑い日には水辺が良い。荒川を細い橋で渡った。下に、川を下るボートが見える(写真)。こちらも満員で、川の涼風を楽しんでいる様子だった。6番目に着いたのが、おみなえしのお寺、真性寺。黄色一色のおみなえしの畑が見事だった。東に向かい、長瀞駅を経て宝登山(ほとさん)のふもとまで歩いた。ここに不動寺がある。7番目の撫子のお寺だ。しかし、撫子は咲き終わっていた。残念。長瀞駅に戻り、ゴール。お弁当を食べた時間も含めて3時間あまりの歩行だったが、汗びっしょりになった。秋とはいえ、まだまだ夏の暑さが続いている。
September 14, 2008
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先日、某雑誌で、血行促進と新陳代謝アップが期待できるうえ、骨格のゆがみを正し、姿勢の矯正に効果的という体操が紹介されていた。真向法(まっこうほう)というものだ。4つの動作からなる体操で、座ったままできるとのこと。朝晩の2回行うのがおすすめだそうだ。面倒なことは嫌いなので、「座ったまま」に惹かれた。「座ったまま両足の裏を合わせ、体を前に倒す」など、4つの動作とも、息を吐きながら体を倒し、息を吸いながら戻すのがポイント。実行してみると、わりと気持ちが良い。謳われている効果があるかどうかは、まだ分からない。ただ、無理をするのは禁物というもの。今朝、少し無理に体を倒してしまい、出かけたとき少し腰が痛かった。じきに治ったが、気を付けなければ。
September 7, 2008
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母里啓子(もり ひろこ。医師)の「インフルエンザワクチンは打たないで」という本を読んだ。要旨は、インフルエンザワクチンは有害無益ということ。私の理解したところでは、1 インフルエンザのウイルスはどんどん姿が変わるから、ワクチンで作られる抗体は常に時期遅れになり、体内に入ってくるウイルスにマッチしない。2 仮にその抗体がウイルスにマッチしたとしても、ワクチンは血液に入れられるので、鼻や喉には抗体が作られず、ウイルスの増殖は抑えられない。3 ワクチンが有効だというデータは存在せず、効果が無いという疫学的調査結果ばかりである。4 ワクチンのもとになるウイルスは鶏卵で増殖させるため、ワクチンに鶏卵の一部が混入することがあり、卵アレルギーの症状をもたらすケースがある。という趣旨だ。にもかかわらず、国は高齢者などへのワクチン接種を勧めている。その理由は、「インフルエンザの流行に対して国は施策を講じています」というジェスチャーでしかないということらしい。国にそんなジェスチャーをとらせる要因として、マスコミの不勉強を挙げている。「できないことはできない」にもかかわらず、きちんと取材せず、国の怠慢だと言って非難するというのである。私の感想著者は永くワクチンの研究に携わってきた人で、内容に説得力がある。そして、一般の人向けに分かりやすく書かれている。これを読めば、インフルエンザ・ワクチンとは何なのか、どうして効果が無いのか、なぜ危険なのかが良く分かる。マスコミ関係者や医師、そして一般の人達に広く読まれることを期待したい。では、インフルエンザが流行したらどうすれば良いのか。著者によれば、温かくして数日寝ていれば治るらしい。ウイルスに感染してできた抗体は、ワクチンの抗体と違って変異したウイルスにもかなり対応でき、長持ちするのだそうだ。すると、たまにインフルエンザウイルスに感染するくらいでちょうど良いのかと思った。
April 18, 2008
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3月15日、某鉄道会社主催のウォーキングイベントに参加しました。コースは、狭山市~飯能市(どちらも埼玉県)。距離は10キロでした。天気は晴れで、気温は20℃まで上がるとの予報。狭山市の稲荷山公園駅で受付をして、地図を受け取り、出発。駅名通り、大きな公園がありますが、ここはパス。すぐに入間市に入り、しばらく歩いて入間川の土手に出ました。川沿いはソフトボール場、学校のグランド、サッカー場、野球場と続き、スポーツ施設がずらっと並んでいます。4キロくらい歩いたところで、圏央道と飯能狭山バイパスの下をくぐりました。2本とも交通量が多く、騒音が激しかったです。この手前あたりからはスポーツ施設も何もないところで、ひたすら川のそばの道を歩くだけ。西武池袋線の下をくぐると、入間市の「大けやき」が対岸に見えました(写真)。橋を渡って近くに行ってみると、ものすごく太い幹の立派な木です。けやきは「市の木」だそうです。7キロくらいで、飯能市に入りました。すぐにあけぼの子供の森公園がありました。ここに「ムーミン屋敷」があるのです(写真)。その先は、またスポーツ施設の連続。阿須運動公園といいます。JR八高線の下をくぐり、ひたすら歩いて飯能駅前のゴールに到着しました。気温が上がり、直射日光の中を歩いたので、とても暑かったです。
March 15, 2008
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当ブログをご訪問いただき、ありがとうございました。2007年、証券トレードにおいては苦難の連続でしたが、来年はがんばって儲けたいものだと思っております。年の変わるのを機に、日記を「みんなの株式」というSNSに引っ越すことに致しました。URLは http://minkabu.jp/blogs/1161 です。機会がございましたら、引越し先にご訪問賜れば幸いです(最新の日記へはトラックバックから飛べます)。
December 31, 2007
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今年は、外国人と事業法人が買い越し、個人、信託銀行および自己売買部門が売り越した相場でした。12月第2週までの数字では、外国人の買い越し額は5兆3823億円になりました。外国人は先物を1兆4358億円売り越したので、個別株と先物の合計では3兆9466億円の買い越しになりました。事業法人は1兆4653億円の買い越しでした。事業法人は先物を53億円買い越したので、合計では1兆4706億円の買い越しになりました。一方、個人は2兆9466億円売り越しました。個人は先物を1059億円買い越したので、合計では2兆8406億円の売り越しでした。信託銀行は1兆7373億円の売り越しでした。信託銀行は先物を3522億円買い越したので、個別株と先物の合計では1兆3850億円の売り越しになりました。自己売買部門は1兆7268億円の売り越しでした。同部門は先物を9651億円買い越したので、合計では7616億円の売り越しになりました。外国人が買い越しトップでした。これは昨年と同じです。ただし、買い越し金額は少し減っています。年後半に売り越しになる週も多かった印象です。株価の高い時に買い、安くなって売るという不思議な行動をとっていたふうに見えます。外国人が買わないと株価は上がらない図式は今年も見られました。彼らの買い越しが細った分、株価が値下がりしたのは自然です。事業法人は週ごとの買い越し額は目立たないのですが、年間合計では大きな買い手です。去年と同じ状況です。自社株買いを着実に進めていることがわかります。一方、個人は売り越しトップでした。株価指数が大陰線になった今年、最大の売り手に回ったことは上手な投資家であることを示したと思います。信託銀行も、代行返上に伴う売りが終わったと思ったら団塊世代の退職に伴う年金支給開始で株を売りに回り、大きな売り手になりました。ただ、株価が安くなってからは買い越しになる週が目立つようになりました。信託銀行も、高い時に売り、安くなって買う上手な投資家でした。来年も株価の動向は外国人次第でしょう。なにしろ47パーセントもの売買シェアを持っているのですから。彼らの動向に注目していきたいと思います。
December 28, 2007
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先週末の裁定買い残高は3兆3790億円になりました。前週末比995億円の増加です。株数では、前週末比70百万株増加の21億33百万株になりました。先週の立会い内の裁定取引は、月曜から金曜まですべて買い越しでした。週を通じては62百万株の買い越しになりました。裁定売り残は前週末も先週末もゼロですので、立会い外裁定取引でも8百万株の買い越しだった計算になります。先週の相場は、月曜から水曜にかけて日経225の下落が続き、木曜と金曜に上昇したものの週足は陰線になったのでした。これは、先物主導というよりは個別株を売りたい人が多かったためと思われます。なお、裁定取引以外のプログラム取引は売り越しでした。売りたい人が売り終わったためか、今週に入ってから株価は上昇しました。これには裁定取引の買い越しが寄与しているものと推測しています。来年発表される資料で明らかになるでしょう。現在の21億株の裁定買い残高はやや警戒した方がよいレベルだと思います。先物がディスカウント状態になると下落エネルギーを発散する可能性もあるでしょう。
December 27, 2007
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先週末の裁定買い残高は3兆2795億円になりました。前週末に比べ4651億円の大幅減でした。株数では、前週末に比べ1億38百万株減少し、20億64百万株になりました。先週の立会い内裁定取引は、月曜と火曜が買い越し、水曜から金曜までは売り越しでした。週を通じては0.3百万株の買い越しでした。売り買い均衡と言えます。裁定売り残が前週末比で3百万株減少したので、立会い外裁定取引では1億40百万株の売り越しだった計算になります。先週の相場は、日経225が16000円を上回って始まった後じり安になり、15500円付近で終わったのでした。場を見ていた感じでは先物はほぼフェア・バリューで、ディスカウント状態ではありませんでした。そのため、立会い内裁定取引は売り買い均衡になったと思われます。しかし、立会い外でバスケットの売りがあり、これが証券会社による売りにつながって相場を押し下げたものと推測しています。20億64百万株の裁定買い残はやや警戒しておいたた方がよいレベルだと思います。先物がディスカウント状態になった場合には下落エネルギーが発散される可能性があります。
December 19, 2007
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先週の買い越し第1位は自己売買部門でした。買い越し額は1110億円でした。しかし、同部門は先物を2131億円売り越したので、個別株と先物の合計では1021億円の売り越しになりました。これは合計での売り越し第2位でした。自己売買部門が先物売り越し、個別株買い越しだったことは裁定買い残高の増加と整合します。買い越し第2位は外国人でした。買い越し額は966億円でした。外国人は先物も1070億円買い越したので、個別株と先物合計では2036億円の買い越しになりました。これが合計での買い越し第1位でした。一方、売り越し第1位は個人でした。売り越し額は2487億円でした。現物、信用共に売り越しでした。個人は先物を55億円買い越したので、個別株と先物の合計では2433億円の売り越しになりました。個人は合計でも売り越し第1位でした。売り越し第2位は銀行で、売り越し額は315億円でした。個別株と先物の合計での買い越し第2位は信託銀行で、個別株が933億円、先物が328億円、合計1261億円の買い越しでした。先週は日経225が15000円台後半でじり高気味で推移し、金曜日には16100円を上回る場面があって15956円で終わったのでした。この上昇は外国人による先物と個別株買い越しや年金資金などによる買い越しによってもたらされたものと思われます。一方、個人はこれをチャンスと見て売ったのでしょう。買値の水準に戻ったので戻り売りを出したと言うのが実態に合っているかもしれません。日経225は今週火曜に終値で16000円を超えたものの木曜には15500円付近に下がってしまいました。個人は良い所で売り抜けた形で、上手な投資家の姿を取り戻しました。今後の相場も、47パーセントもの売買シェアを持つ外国人の動向にかかっていると言えます。
December 13, 2007
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先週末の裁定買い残高は37兆4463億円になりました。前週末に比べ8449億円の増加です。株数では、前週末に比べ12百万株増加し、22億02百万株になりました。先週の立会い内の裁定取引は月曜から金曜まですべて買い越しでした。週を通じては31百万株の買い越しになりました。裁定売り残が3百万株増加したので、立会い外裁定取引が16百万株の売り越しだった計算になります。先週の相場は、日経225が15000円台半ばで推移しながらも陽線になったのでした。上昇トレンドを維持したと言えます。これには裁定取引の買い越しが寄与したと思われます。なお、裁定取引以外のプログラム売買も買い越しでした。22億株台の裁定買い残はやや警戒した方がよいレベルだと思います。先物がディスカウント状態になった場合、下落エネルギーを発散する可能性があります。もっとも、このところ先物のディスカウント状態はあまり見られないのですが。
December 12, 2007
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