残念ながら息子は通院日で出かけた後だったので
(息子の在宅時に届けに宅配業者は行ってくれたようなのだが
その時は実家が留守だったらしく「不在」の連絡が入っていた)
息子の替わりに仕方がないから私が話をした。
実のところ楽天市場の「敬老の日特集」のページから
何を送るのか大体の相談を息子として
多くの品の中から選ぶ所まで私が操作して息子には相談しただけだから
何を送ったのかは分かっていたのだが
そこは息子名義で贈っているわけだし
私は一切知らないという体裁をとった。
贈ったのは白桃と黄桃のセット。
予想外に凄く喜んでいた。
特に店頭では見ることの少ない黄桃が入っていたのが良かったらしく
「あんなん高いのとちゃうやろうか」と値段を気にしていた。
価格帯も二人で相談して決めたので高額なものではないのだ。
実母と話すことは最近まで全くといっていいほど無かった。
父を亡くしてから仕方なく連絡する程度だ。
何しろ電話以外に方法が無いのでメールすら送れないのが面倒なのだ。
私の実家には、何故か一人暮らししている私の娘の方が
頻繁に赴いて一緒に墓参りなどをしているらしい。
娘とは月に一度くらいLINEで私からスタンプを送って
それに既読が付いたらお互い「元気」という確認という事で
それ以上には深く話さないし関わらない。
実家に行きたがらない私の替わりに関わってくれているなら行幸である。
久しぶりに電話で長話をしたけれど
実母と同居している実弟の情けない報告を聞く羽目になった。
母は子育ての何かを間違えたということくらいは気づいているのだろうか。
3人も育てたのに老後面倒を見てくれる子供がいないことに疑問はないのだろうか。
娘から私の様子を伺おうとしたらしいのだが
先に書いたように娘とはLINEのスタンプだけのやり取りなので
とにかく無事に過ごしている程度しか分からない間柄なのだ。
股関節の不具合が分かった時は少しでも小さい時の情報が欲しくて
母には報告とともに状況を尋ねたのだが……
見事なくらい私の赤子の頃の記憶などなかったんだよね。
先天性股関節脱臼だったことは覚えていたけれど
左右のどちらが悪かったとか、当時の治療はどうだったとか
そういう情報は何も得られなかった。
だから私が今は股関節の不具合で具合が宜しくないのは知っているけれど
あれこれという報告はしないので今日の電話で腰痛で苦しんでいることなどを話した。
小さい時から病気がちだった私と違って母は今でも元気らしい。
一時は母も腰痛で苦しんだらしいが今はすっかり良くなったとか
まぁ、年老いてからも元気なのは良いことだ。
食べるものを送っても「食べきれない」などと言われることも無く
喜んで受け取ってくれるくらい元気なのは助かる。
今日になるまで知らなかったが父は無くなる寸前に
「桃が食べたい」というようなことを言っていたらしい。
3月にガンで旅立っているので晩年の何も食べられなかったとき
「桃は今はないやろなぁ」と食べたがっていたらしいのだ。
母もガンで重篤だと分かっていたけれど深く考えず
「今なら缶詰しかないなぁ」と話して終わったらしいのだ。
だから桃が届いて嬉しいのだということだった。
父を亡くした年にも桃は送ったのだけれど
その時は息子と電話で話したから、そういう話はしなかったんだなぁ。
今さらになって当時の事を色々と思い出しては
後悔ばかりしているのだと言っていた。
そんなに若くして逝ったわけではないし
葬式で泣いていたのは先に書いたウチの娘くらいだったんだけど……
意外にも今頃になって母は寂しいのかもしれない。
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