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踏み回しが終わりイノシシの寝屋が決まれば、いよいよ勢子猟の開始です。
今回私も愛犬を連れての参戦でしたから、初回は私が勢子を勤めました。
山に引き込む途中で、今回の山より隣の山の方に匂いを嗅いでいます。
これはイノシシは、狩り山の外かも。
案の定イノシシは留守でした。
昼食後、今度は隣の山を狩ることになりました。

尾根から30m程下がった所に陣取ります。
受け持ち範囲は、尾根から写真に見える日の当たった箇所まで。
半径50m程の範囲が私の待ち場。イノシシはこの間を、あっという間に通過します。
この範囲の何処を通るかは、イノシシの気分次第。
すぐ隣は、若手の Yくん。本来私はもう少し下方で待つのですが、Yくんが下に移動するというので、この位置で待つことにしました。
これがいけなかった。
勢子が犬を引れ山に入って30分ほど。
犬は他の匂いで右往左往していたとき、勢子と寝入っていたイノシシが鉢合わせ。
勢子鉄砲一発に間髪入れず、
「イノシシが起きた!そちらに向かう」と無線。
私に下でかすかな物音がした思ったら、隣でライフルの発射音。
残念!Yくんの待ちにかかったか!!
「イノシシが来たけど、犬と重なり撃てなかった。今のは脅しだ。」
どうやら勢子鉄砲で犬が勢子の方に戻り、イノシシに出くわしたようです。
結局イノシシは、上手く待ち場をすり抜けおしまい。
こうなりゃ自棄だ。続きの山を狩る、ローラー作戦だ。
勢子も交代。
今度の犬は、「狩猟界」でも紹介された古家の紀州犬。
この方はわざわざ兵庫県まで出向き、購入してきた熱の入れよう。
果たして、古家の紀州犬。評判道理の働きをするのでしょうか。
私が待ち場に着くとそこにヌタ場があり、今まで浸かっていたかと思うほどの新しさ。

ヌタ場から出たイノシシは、狩り山に入っています。チャンス。
勢子にこの情報を入れ、期待して待ちます。
犬を放して程なく物音が・・・銃を構えて待っていると、姿を表したのは犬でした。
待ち場に犬が出るとは、今日はここは見込みがないか、などと思っていると。
「犬が鳴き出し、南に行った。」と勢子からの無線が。
こちらとは反対側です。
しばらくして、南の待ち場から
「犬がカモシカを追ってきた。」と無線が入る。
結局イノシシは出ず。
この山には、イノシシの他にニホンカモシカがいます。
同じ山にイノシシとカモシカがいれば、どんな名犬でもカモシカの方を追います。
犬がカモシカに付いて行った後、インシシは待ち場をかわし逃げ延びます。
最近はこれに日本ジカも加わり、ますますイノシシが獲り辛くなっています。
古家の紀州犬をもってしても、ここでは簡単にイノシシを獲らしてくれません。