─K─’s Home Page!

─K─’s Home Page!

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

─K─

─K─

Favorite Blog

その場しのぎの由縁 由遠さん
アクセス増加広場 __アクセスアップ広場__(桜前線中継中!)さん
HAPPY GO LUCKY! メイゲツソウさん
basshunter集まれ!! ωbass†さん
駄作小説閲覧場 弥勒 雪彦さん

Comments

実装@ の日にちがわかったー 具体的には内緒ですが、告知はもうすぐか…
四聖天アキラ @ Re:(*>∀<)ノ(12/27) 雪合戦(笑 やってやろーじゃん(笑 雪…
メイゲツソウ @ なんなの? いきなり、呼び掛けられていてびっくりだ…
メイゲツソウ @ これってドラマ版? おひさしぶりです。 バンプ仲間のEXIO…
久遠の訪問者 @ ん、まぁ・・・ いや・・・あの・・・頑張れ・・・(汗 でもさ、…
May 7, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
英雄、そして戦友へ


コーディネーターの製法が世界中に公開されると
それに着目したのは軍であった。

彼等は”戦闘用”を製造する。
戦闘用コーディネーター。
それはナチュラルにとって非常に扱いが難しい、強力な爆弾だった。
確かに能力ではナチュラルを遙かに凌駕する。
が、それは”味方”であればの話。
裏切れば非常に強大な敵になる。

それ故、彼等戦闘用コーディネーターは”心理コントロール”を施される。

が、初期の段階ではこのコントロールはうまくいかず、脱走する者まであらわれる。

傭兵部隊、サーペントテールの「叢雲劾」もその一人である。
彼は”自分”というものを持っていた。故にメンデルの研究所を脱出している。
彼の網膜にある管理用のコードはオレンジのサングラスによって隠されている。

そして、ZAFTの”英雄”「グゥド・ヴェイア」もその一人であった。
彼は心理コントロールが不完全であり、二重人格であった。
凶暴な人格と、穏やかな人格。
彼は研究所から脱走し、ZAFTでパイロットとなった。
そして、数々の部隊を全滅させ、”英雄”になる。

彼はその後、ZAFTからも離反する。”英雄”であることに疑問を持ったのだ。

地球圏のはずれにあるコロニー「リティリア」の木星への航行プロジェクトに参加する。

そこには戦いを止め、安息の地を木星に求めた様々な人々が集まった。
ヴェイアもそこにいた。ヴェイアに限らず、少数のコーディネーターもそこにいた。
ジャンク屋組合により、リティリアは巨大宇宙船に改装されていった。

が、ヴェイアの離反を当時の国防委員のパトリック・ザラは許さなかった。
”英雄”ヴェイアの裏切り。それは士気の低下などに繋がる。

サーペントテールのイライジャ・キールを。

ヴェイアを討ちに来たイライジャはヴェイアと友になった。
敵と友になる。傭兵が本来持ち得ない”甘さ”がイライジャにはあった。

しかし、”英雄”のヴェイアにはそれがなかった・・・。
彼は連合に通告し、まもなく連合の艦隊がリティリアの木星行きを阻止すべく行動を起こす。
イライジャはリティリアを守るため。
そして”英雄ヴェイア”は、プロジェクト阻止、そしてイライジャの抹殺のため、それぞれ出撃する。
結局、ヴェイアは死んでしまう。
最後に”英雄ヴェイア”を封じたのはプラントの歌姫の声であった。


”英雄”ヴェイアは死んだ。
が、それよりも後の世代があった。
「ソキウス」
ラテン語で”戦友”と名付けられた彼等は、開戦前から不要の存在だった。
コーディネーターを殺すにはコーディネーターが必要。
これは連合、そしてブルーコスモスにとっては非常に不快で、認めがたい事であった。
なにより自ら最強の敵を生み出すような行為は愚の骨頂に等しい。
そして、ある者はMSの実験台に使われたりし、次第に数を減らされていく。
だが・・・。
彼等ソキウスに施された心理コントロール。
「ナチュラルのために生きろ」
これは開発者の予想を超えるものだった。

あるソキウスが脱走した。MSを使い、彼は実験施設を出た。
彼はこのまま殺されるのがたまらなく嫌だったのだろう。
ここで死んではもうナチュラルのために働けない。
そう考えた彼はロングダガーを使い、脱走したのだ。

その後、彼は自分の仲間、そして「ソキウスのSEED」を見つける。
そして・・・。
ナチュラルの道を正す、という道を選択した。
ナチュラルやそれを取り巻く環境に干渉し、少しずつ、ナチュラルにとってよりよい世界を作る事にしたのだ。
途方もない道である。が、彼等にとってそれが喜びであり、生き甲斐なのだ。
否定する事は出来ない。

彼等はC.E.の世界のどこかでナチュラルのために働いているのだろう。



コーディネーターの光と影。
「望んだ人生を生きる者・生きられない者」

生きられない者。
僕はイライジャの友であったグゥド・ヴェイアだと思います。
いつ自分の中にある血濡れた 英雄 英雄 じぶん
英雄

が目を覚ますか。
そして、友であるイライジャに銃を向ける自分。
それがたまらなく嫌だったんだと思います。

生きる者。
それはソキウスの事だと思うんです。
彼は自分と同じような生まれ方をした、自分たちに似た存在、叢雲劾と戦い”自分”というモノを得る事が出来、生きる道を見つけ出せた。
そして、ナチュラルのために働いているんです。
たとえそれが服従遺伝子の心理コントロールによるものであったとしても。

「彼の行動を理解できなかったからといって、彼を否定してはいけないよ」(ジョージ・グレンのセリフ ASTRYより抜粋)


人が人を作るという事。
決していい事ばかりではない。光があるなら影もまたできる。
コーディネーター。
それはこれから生まれ出る新人類と既存の人類との”調整者”となるべく命名された。
ファースト・コーディネーター、ジョージ・グレン。
彼はこの名に誇りを感じ、仲間を呼びかけた。

残念ながらC.E.73年現在、”調整者”と”自然のままである者”は争っている。
だが、今も世界のどこかで真の 調整者 調整者 コーディネーター 調整者 、そして”戦友”がいる。
彼等の努力が実を結ぶ事を祈る。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 8, 2005 12:57:19 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: