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勿忘草1959

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名乗らない患者さん

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カテゴリ：医療関係

夜になると、不安になられるのでしょうか、、、。

「お名前をうかがってもよろしいでしょうか？」と聞くと決まって、

「名乗りたくありません」と。

一度目の時は、
「お名前が確認できないと、お話ができません」と、言ったのですが、

「一般論でよいから」と、薬の質問をされたのです。

それから何度か電話がかかり、
薬の内容から、どうやらこの方らしい、、

先日も、８時ごろ、電話がかかりました。

声を聞いた途端、どの患者さんかわかったので、
電話に出ながら、薬歴簿を引っ張り出します。

電話で薬の内容を話し始められた患者さん、
「病院で○○と、、、、、、」と、薬の名前が読めず、
詰まってしまわれました。

「もう一つは、△△という薬ですね。お確かめになってください」と言うと、

「おーそうだそうだ。かかった医者は、■■先生」という返事。
ここまでおっしゃるのなら、名乗ってくれれば、うれしいのですけど、、、。

「お名前をうかがってもよろしいですか？」と聞くと、

相変わらず
「名乗りたくない」と。

納得されるまで、質問。

きょうは、その患者さんが、新しい薬を取りに来られた、
という報告がありました。

「先日、電話に出てくれたのは、あなたかな？」と、出た薬剤師に話されたそうです。
そこまでおっしゃるのなら、名乗ってくれ～～、、、。

もしかしたら今夜、

「名乗りたくない」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

というお名前の患者さんから、電話がかかってくるかもしれません。

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