はい、あ～んして？

前橋高校だった。

赤城颪(あかぎおろし）に送られて学びの窓にあつまりし健児の希望花と咲く不断の春の厩橋（うまやばし＝前橋）文武の誉（ほまれ）　弥（いや）高く聳（そび）ゆる山を仰がずや健剛の意気　潔く流るる水に叫びあり開け行く世に魁（さきがけ）て急ぐに道は遠けれど向上努力一筋に心ひまなき桑の弓刀寧（とね）の沿岸（かわぎし＝利根川の川岸）今ここに松の緑の色深く男児の粋（すい）を集めたる我らが前橋高等学校・・・・・・・・・・・・・・・男児の粋を集めたる・・・いまさらながら、なんとかっこいい校歌だったろうと思う。小躍りしてしまいそうなほど、かっこいい。男児の粋、だなんて。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・甲子園で初の完全試合を成し遂げたのは我らが前橋高校だった。一年ぶりに同窓会誌が送られてきた。かつて、「君が代問題」で一世を風靡したのも我らが前橋高校だった。その当時の急先鋒だった校長の下で、僕たちは学んだのだった。その校長が、逝去されたことを、会誌で初めて知った。・・・過去が、鮮やかに、見事な色彩でもって蘇った。教室、校庭、黒板の中で踊るまっ白なチョーク、木々の緑、美術室の前に掲げられた大きな絵のなかのコカコーラの缶の赤・・・。なつかしい友人たち。もう２０年も会ってないのだ、彼らとは。・・・・・・・・・ずいぶん遠くに来てしまった。そんなことを思いながら、気がつけば同窓会誌に、まったくもって予期せずに投稿文を書いていたのだった。勉強ばかりの毎日のようだったけれどなんて輝かしい日々だったことか・・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・高校生のキミ。今を無駄にするなよ。君の人生で一番輝く瞬間に、悔いを残すなよ。・・・・・・・・・・・突然オヤジじみてスンマセンm(_ _)m