はい、あ~んして?

はい、あ~んして?

2017.03.15
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今日のクレド。


「心ある、自立した医療人を目指します。自立とは自分の人生の主導権を取り戻すことであり、自らの「思い」に従って発信し、行動することです」

今日の当番は23歳の歯科衛生士。

先日の井上和先生のご講演に刺激され、デンタルフロスを患者さんに勧めてみた。あなたは歯周病なので、必ず買って使うよう話をした。
患者さんは喜んで買って帰ってくれた。

23歳の歯科衛生士は、はじめて歯科衛生士としての、医療人として「患者さんの病気を治す!」という使命に目覚めたのかもしれません。

それまでは患者さんの顔色をうかがい、デンタルフロスを使ってくれたらいいのになー、でも「買って使って!」なんて言ったら押し売りみたいに思われてもいやだなぁ、と、妙な想像をめぐらし、本当にすべきこと、言うべきことができていなかったのかもしれない。

歯科衛生士として患者さんの歯周病をなおしたい!という「思い」に従って行動することができたということは、明らかに彼女の成長出会ったに違いない。



これは自分の人生といえるのか?

誰にどう思われるかではなく、自分はどうしたいのか。

これをはっきりさせることで、ようやく少し自分を取り戻すことができるのではないだろうか。

しかし、「誰にどう思われるか」が人生の最重要事項になっていると、「自分がどうしたいか」がわからなくなっちゃってる人があまりにも多い。

「誰にどう思われるか」。
それだけを気にしているスタッフの集まりな職場に、自発性など期待できるはずもないことは火を見るより明らか。

自分はどうしたいのか。

自分は自分の人生どうしたいのか。

この答えを見つけたスタッフ2名が、
今日退職します。

ひとりはもともと教育関係で仕事をしていたものの、その限界を感じ、歯科医療の世界に飛び込んできた者。


もうひとりはパートナーシップを生きるため、遠方に引っ越して結婚する。

ただの微塵も「仕事が嫌だから」などという理由ではなく、前に進む。

彼女たちの自立ぶりはほんとうに賞賛すべきことだけど、

ちょっとさびしい。





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最終更新日  2017.03.15 09:41:41
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