江戸っ子が斬る!! 感情的起因からの論理思考

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2009年02月21日

みつばちマーヤの冒険　第1話マーヤの誕生

テーマ：アニメ！！(3879)

カテゴリ：アニメ

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あれー、俺レビュー書いてなかったっけ・・・

これは違うけど、名作劇場も全部語れる位なんだけど、週次で追っかけてる作品の方がアクセスの伸びが良いんでどうしてもそっち先行にしがち、過去の名作紹介とかもしたいんだけどね。
放送当時のアニメの頃には生まれても居ない若手社員が作品１話だけ見て嫌々書いてる紹介文なんかよりよっぽどマシなものが書けるよ。

去年、配信開始した時に１話だけの配信見て、
配信終了が来週までって事でYahooの表示にあがってきたら12話分も配信してるし。Web誘導の見せ方、下手糞だな。他含めると相当機会損失してると思うYahoo動画運営。

この作品は幼児から小学校低学年位にはちょっとした虫の生態学習アニメとしても有用。ホントに作品中に一言二言だけの薀蓄だけどね。
女王蜂の育つ王台を西洋の建築物っぽく書いてたりとか、虫の知識がある人にだけわかるような細かい演出も随所にある。

キャラクターの造形や仕草の可愛らしさとか、背景の美術は全年齢対象。

ちゃんと苺には苺の葉っぱや花、胡瓜には胡瓜のそれで書かれている。

絵を見て絵を書いてる近年の作品のデタラメお花畑とかと明らかに違う。
（でも当時でもセルの方だと彩色してる人間のせいで黄色に塗る所をピンクとかにしちゃってたりもするが。色指定の人間は何より現物をちゃんと知ってないとね。）

ストーリーなんだけど立ち上がりは集団生活について蜂をモデルに子供にしつける為の作品としても良く出来ているのだが、折角4話目で仲間の食料を探索する為に巣を離れたって形のオリジナルストーリーを入れてあるんだけど、

みつばちマーヤの冒険　第4話　故郷をあとに

原作との差がそれ以降の違和感を齎してしまっている。

みつばちマーヤの冒険

原作は、組織生活から抜け出した自由を求めた若い蜂ってニュアンスが近いので、正直、仲間の事とかの為に旅立ったわけじゃないと記憶している。

だから、こんなに長期間巣を離れちまったら、情報が齎されなくて、若い女王やカッサンドラ先生や仲間の生徒達、餓死しちゃうジャンって違和感が連続で見ると残るよ。

ガキの頃はインターバルが一週間あるせいで、制作側も見る側も適当に記憶を失っててゴッドマン状態のユルユルでも通用した時代があったって事をしみじみ思う。

だからビデオやDVDってメディアが出来てからのアニメと、放送ってチャランポランなものしかなかった時代のアニメって根本的にスタンスが違うし。

「違う種族の虫が協力して誰かを助ける」「敵は蜘蛛のテクラ」ってパターンはキャスティング収録の関係があるとはいえ、単発で見る分には子供にとってはどうってことないけど、連続で被ってるのでツライ。またかよって感じ。
オリジナルストーリーなんだから9話、10話はもう少し工夫しても良かったんじゃないとか。

だって原作は名作劇場同様に１冊の本で１年オリジナルストーリー膨らませて放送用に引っ張るって制作方法は厳しいし、その辺り日アニ天晴れだよね。

で6話までがズイヨー映像、7話から日アニって流れで、ビッケ同様の制作の担当企業がシフトした作品だったんだなあと今更確認。

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色々、アニヲタの親父としてのメモとしてもエントリ書いたが、
小さな子供達に向けた作品としての出来は優良だ。
こういうの親子で観てればモンスターペアレンツとか減るんじゃない？

一方で対照的な大人の顔色を伺って、教室では優等生のウイリーは、上辺の知識はあっても経験不足のため厳しい自然の中では上手く立ち回れない役割だが、野沢雅子さんの演技と「古人曰く」って諺を言う時のパターンとで憎めないおっとりキャラ。

バッタのフィリップは自由人の伊達男。自分の事は自分でと言いつつも、蜘蛛に誰かが捕まれば網をジャンプで破って助ける様含め、カッコイイ大人。ナレーター兼務で声は永井一郎。

カッサンドラ先生が麻生美代子さんなので、最初の頃はワカメ、舟、波平状態（W

蝿役で肝付兼太、蜂や蟻役で立壁和也がよく出てて、メスカブトムシ役で小原乃梨子さんが出たときは「おしい！大山のぶ代さえいれば、ドラえもんキャストコンプリート！」とか思った。