2004.10.24
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カテゴリ: 氣づき


     うらを見せ 

          表を見せて 

               散るもみじ




良寛の辞世の句だ。



はらはらと落ちるもみじの様が鮮やかに焼きつく。裏を見せるんだあ。。だよな。



良寛は、江戸後期の禅僧・歌人で雅号は大愚。諸国を行脚し、帰郷後、自然や村童を愛して脱俗生活を送った。書・漢詩に造詣が深く、仏門の世界の出世とも無縁の暮らしをした清廉な僧侶だ。

良寛とゆーーと村の子供と手毬をして遊んだりするイメージが強い。それと、乞食坊主だけど、自然を愛し、酒、書を愛した。また、四十歳の歳の差のある貞心尼との恋なんてのもあったみたい。



 生涯 身を立つるに懶(ものう)く

 騰々(とうとう) 天真に任す

 嚢中(のうちゅう) 三升の米

 炉辺(ろへん) 人束の薪

 誰か問はん 迷悟の跡



 夜雨 草庵の裡(うち)

 雙脚(そうきゃく) 等閑に伸ばす

自分は立身だとの出世だの、金儲けだの、名声など、そういうことに心をわずらわせるのが面倒で、すべてを天のなすままにまかせて生きてきた。いまこの草庵のなかには托鉢でもらってきた三升の米が頭陀袋(ずたぶくろ)のなかにあり、炉端には一束の薪がある。貧しい暮らしであるが、これだけあればじゅうぶんである。迷いだの悟りだのということは知らん。ましてや名声や利欲などは問題ではない。外は夜の雨が降っているが、私はこの草庵の中でこうして二本の足をゆったりと伸ばして、じゅうぶん満ち足りている。



良寛は、自分を飾り立てたり、相手を不愉快にさせる言葉遣いをする人を、『徳なき者』として嫌った。柔らかな表情の中にものすごく厳しいものを持っていた。逆にいえば、こうした戒めと愛情があったからこそ、誰からも愛され、日本人の心の中に幾世代にも染み渡る人足りえたんだろうな。



良寛がたどり着いた辞世の句が、生き様を凝縮している。

分かっちゃいるし、そうありたいと願いながら(『清廉潔白』とか『生涯無一物』とか)俗世に引きづられて生きているし、しがらみもある。なかなか良寛のようには生きられないけど、 昨日の『かめ』の生き方 はしたいものだ。

かめへん?














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最終更新日  2004.10.24 23:20:42
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