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2026.05
2006.06.30
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カテゴリ: 教育論

その一つに、子どもたちに学習の動機付けが乏しいことがあります。

『学ぶ意欲をどうやって持たせるか。』

教育においてはこれが全てといっても過言ではありません。
それだけに、より良い方法、より良いネタ、より良い話術と、
教育に携わる人間であれば、常日頃から考え続けなければならない課題でしょう。

そこで最近子どもたちと接していてふと思うこと、

それは
世の中が高度に、そして裕福になるにつれて、
勉強することに対する価値が見出しにくくなっていくのではないか

ということです。

今の暮らしに不満があるから抜け出したいと思い、
今の環境に不満があるから変えようと思う。
そして自分の未来をより理想的なものにしたいという具体的なイメージがある。
だからこそ、不満を力にして、理想に向かって進む。


だとすれば、今の子どもたちには力となるべき不満がない。
理想となるべきイメージはセレブと呼ばれる大富豪?
それならまだいい方です。
覇気のない子はだいたいこう答えます。

「普通の暮らしでいい。」

「じゃあ普通の暮らしってどんな暮らしだい?」
と聞くと、決まってこう答えます。

「今の暮らし。」

いやいや、キミのご両親は、労せずして今の所得を得ているわけじゃないって。

そもそも、普通ってなんじゃい!怒ってる



その普通でそこそこ満足だから、努力しなくてもなれるでしょ。


これが今の子たちの言い分です。

でもこれを責められますか?

テレビなどの報道では、
『学歴社会は終わった。
一流大学へ行っていても安心できる社会はもうない。』
と、
誰に対して伝えたいのか良く分からない情報が、頻繁に流れています。

またその一方で、学歴(勉強すること)の代わりとなる何かを示そうとはしません。

これでは、ますます勉強する意欲は湧かないでしょうし、
将来のイメージは持てずじまいです。

そもそも、そんなに学歴は無意味なのでしょうか?
勉強しても意味はないのでしょうか?

そんなことはあり得ません。

現実に、世の中を見渡すと、
大手管理職や官僚、大臣などのほとんどが『一流大学』出身です。
新聞にも掲載されていましたが、
高卒の生涯賃金は、大卒の生涯賃金を大きく下回るそうです。

誤解されると困るのですが、
高卒より大卒が偉いなんてことを言っているのではありません。

高卒だろうが、大卒だろうが、社会に出ればまったく関係なく、
『社会に必要とされているかどうか』で評価されるのであって、
そこに学歴は一切関係ありません。


そういった意味では、確かに『学歴』は関係ないと思います。

しかし、社会で評価される人間になるには
『学ぶ心』や『努力する心』が重要な要素であることに疑いは無く、
そういった『学ぶ心』『努力する心』が身についている子どもは、
一般的に学歴が高い場合が多いということが、
見落とされているのではないでしょうか。


先日、テレビの子ども討論番組を見ていた際、
勉強について、視聴者の子どもから
「ゴールの分からないマラソンは手を抜いてしまう」
との意見が寄せられていました。


そこで改めて気がついたのです。

ゴールを示すのは大人の役目なのだと。
ゴールは年長者である大人が指し示すべきものなんだと。



「好きな道へ進みなさい。それを応援するよ」 と言ったところで、
モデルを示さなければ、子どもは好きな道を選べないし、
そもそも見つけることなどできないのではないでしょうか?

何もモデルを一つに絞れとは言いません。
モデルを絞ることは我々大人でも難しいことです。
しかし、より社会のことを知らない子どもたちに、
私たち大人が何も示さないで、

「さあ好きな道を選んでいいよ。
応援するからね。大丈夫!
努力すれば何にだってなれるよ。
キミには無限の可能性があるのだから。」
は、
あまりに無責任なのではないでしょうか。

流行の 「子どもの自主性を重んじる」 が、
ただの 「責任放棄」 にならないようにしないといけない、そう思います。







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Last updated  2006.11.09 01:59:56
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