~タロット日和~ by 常葉 了

~タロット日和~ by 常葉 了

PR

×

Free Space

ツイッターとかもやってもます。

Profile

常葉 了

常葉 了

Favorite Blog

<加熱前に見て>オ… New! エーテル医学さん

やれやれ、 G. babaさん

firefly 和泉 真言さん
上原麻実のつれづれ草 MU@沖縄さん
「うつを克服するメ… オラクル川上さん
2006/06/05
XML
暑さと寒さを言ったり来たりする十勝から、こんばんは。(^^)/

ベッドの掛け布団の枚数が、その日によって違う。そんなトキワです。

さて、今回のカテゴリは【大アルカナ】。
初めて使用するカテゴリです。(^^;

【大アルカナ】の解説は、きゃっと てーる ホームページで行なっているので、ブログは小アルカナの解説中心になっています。

 今回は、カードの解説では無く、大アルカナの歴史的変遷について、ちょっと書こうかと思ったり、思わなかったり。

 さて、本題。


 現在、日本で馴染み深いタロットデックと言えば、【ライダー版】【マルセイユ版】【トート版】等でしょう。



 タロット占いを行なっている人は、大体幾つかのデックを所有していると思いますが、それぞれのデックによって異なる図柄に違和感を感じたりする事は無かったでしょうか?

 図柄の異なりだけではありません、上記三点は、番号が違ったり、名称が違ったりもします。

 【どれが本当なのか?】とか、疑問に思った事は無いでしょうか?


 まあ・・(^^;
 タロットを実践しているレベルの方であれば、そこら辺の問題は、既に片が付いている人の方が多そうですね。

 タロットが誕生したであろうと言われるのは15世紀。イタリアだとされています。
 色々と諸説ありますし、15世紀以前に起源を求める研究もされていますが、今の所、歴史的物証等を含め、15世紀イタリア起源説が有力となっています。

 今回は一応、上記起源説を前提として話して行く事にしましょう。

 現存する最古のタロットは、【ビスコンティ・デ・モンドローネ・パック】と【ブランビラ・パック】とされています。

 実物をご覧になる機会があれば分かると思うのですが、現在のタロットの姿と、随分とまあ、かけ離れている事。
 まず、ナンバーリング等、成されておりません。




 【ビスコンティ・スフォルツァ】と呼ばれるタロットの【死神】に該当するカード。大鎌では無く、弓を持っています。
 【マルセイユ版】 これも古くからあるタロットですが、【死神】に該当するカードは、大鎌を持ちます。
 【エソテリックタロット】 エリファス・レビのヘブル文字配列を採用したタロットですが、【死神】に該当するカードは、犬(グリム)に乗って、大きな鎌を持っています。
  ご存知【ライダー版】は、馬に乗って、大鎌では無く、旗を持っています。

  上記それぞれのカードの共通項は、死神に該当する存在が、全て【骸骨】で表現される事。


 【ビスコンティ・スフォルツァ】で、【剛毅】に該当するカードは、筋肉隆々の若い男性が、棍棒振り回してライオンを殴ろうとしています。
 【マルセイユ版】では、【剛毅】に該当するカードは、女性がライオンの口を閉じようとしています。
 【エソテリックタロット】では、棍棒を持っている男性が、ただ立っているだけです。
 【ライダー版】では、【マルセイユ版】と似たように、女性がライオンの口を閉じようとしています。

 この場合の共通項って何でしょうね。

 しつこいですが、もう一枚。

 【ビスコンティ】で、【女教皇】に該当するカードは、女性の聖職者と思しき人が、右手に錫杖、左手に聖書と思しき書物を持っています。背後には、柱などありません。
 【マルセイユ版】では、女性の聖職者と思しき人が、聖書と思しき本を開いています。背後には柱が無いものの、ベールらしきモノが掛かっています。
 【エソテリック】では、裸の女性が右手に柘榴を持って立っています。両側には木が立っていますね。
 【ライダー版】では、ご存知のように、白黒の柱が背後に立ち、その間にベールが掛かり、月の冠を被った女性が、手に巻物を持っています。


 上記、どれも【タロット】です。間違い無く【タロット】です。
 でも、カードに描かれる姿は、殆ど一貫性が無いかのように見えますね。

 これは、一体どう言う事なのでしょう?


 他の占術体系には、このような現象は見られません。流派の違いによって、多少なりとも変化はありますが、ここまで【バラバラ】と言った感覚を持つ事は無いでしょう。


 トキワ、思うにですね。 
 【パックによって、全く違った表現になる】
 と言うのが、タロットのタロットたる所以だと思うのですよ。


 タロットは、誕生してから現代まで、様々な変遷を経てきました。
 現在でこそ78枚構成が当然とされますが、時代によって、78枚を越す枚数であったり、また78枚を切る枚数であったりとしました。
 成立当初は、番号も振られず、名前も書かれず。
 番号が振られ始めても、順番の入れ替えは歴史上日常茶飯事。(←これ言葉の使い方可笑しいかな?)
 その絵柄・図柄等、作者の筆一つで大きく変わった訳です。

 でも、それが【タロット】なのだと、トキワは思います。


 【タロット】は、カードであり、そのカードに描かれた【絵柄・図柄】であり、その【絵柄・図柄】を描き出す【イメージ】であり、その【イメージ】を作り出す【精神・心理】であると言えるでしょう。

 更に言うなれば、その【精神・心理】を形成する基盤としての【精神的伝統】でもあろうかと思います。


 【タロット占術】は、カードからイメージを取り出し、それによって占う技法ですが、
 【タロット】とは、イメージからカードを作り出す事ではなかろうかと思います。

 【タロット】を学ぶ良い方法として、自分でカードを描くと言うモノがありますが、正しく理に適った事です。
 但し、その為には、過去の知恵を学ばなければなりませんね。
 【タロット】は、精神的な伝統の受け皿とも言えます。

 事実、現在のタロットには、占星術的な要素や、錬金術的な要素、キリスト教に関わる要素など、西洋の精神的伝統がふんだんに込められています。

 この意味で言って、タロットの起源は【15世紀イタリア】にあるとは言えません。そのイメージの源泉は、もっと遥か昔に遡るでしょう。
 そう言った、古き伝統的な精神を学び、且つ現代の精神を加える事こそが、【タロットの進化】と言えるはずです。
 それが、伝統の鎖。

 ある意味では、ウニョウニョして掴み所の無い、信頼出来る背景の無い、曖昧な代物と言えるかも知れません。
 数千年の歴史的背景を持ち、ある程度確固とした体系を持つ他の占術に比べれば、子供のおもちゃにも見えようモノです。

 ですが、それが【タロット】です。

 ウニュウニョしてますが、ある意味では、一番人間のスタイルに近い、歴史のスタイルに近い、運命のスタイルに近い代物です。
 確固とした体系を持っている方が、理解し易いですし、納得もし易いです。説得力もあるし、自慢も出来、誇れもしましょう。
 しかし、人間や歴史や運命は、その確固とした枠から出ちゃいます。
 だから、古き伝統的占術でも、外れる時は外れます。

 実際、占星術や易をやって居て、その経典通りに解釈していたら、外れると言う実感をお持ちの方は多いでしょう。
 教えられた以上の、枠の外にまで、解釈を伸ばすはずです。

 【タロット】は、逆順に行きます。つまり、枠無しに発生したイメージを、徐々にスリム化させて行く訳です。


 さて・・・とは言え

 タロットカードが78枚のデックであり、そこに名称と番号と絵柄が与えられている以上、本当の意味での【枠無し】ではありませんね。
 やはり枠はあります。
 これは、無尽蔵のイメージの切っ掛けでありながら、その無尽蔵を実用に結び付ける【篩(ふるい)】でもあります。

 それぞれのデックで全く異なる表現になったとしても、テーマやナンバーによって、イメージの【根】となる部分に表現は収束して行きます。つまり、枝や幹や葉や花を語るのに、【種】を描く訳です。
 デックを手にした人は、その【種】を自分自身に撒き、78枚のカードの枠に、自分なりの樹を育てなければなりません。
 その樹は、他の人が育てた樹とは、異なって見えるでしょう。しかし、同じ種から育ったモノとして、様々な似通った点を見つける事が出来るはずです。他者を占う意味では、その似通った点に注目する必要がありますし、自分を知る意味では、異なった点に注目する必要があるでしょう。

 そう言った意味で、デックによって異なる【図柄・絵柄】や、ナンバーの違い、名称の違いは、【タロット体系上の障害】では無く、【タロット体系上の要点】なのです。


 ・・・と、トキワは主張しちゃいます。



 ・・・・・ちょーっと、話が纏まり切らず、解かり辛かったような気が・・・・(^^;

 まあ、ブログですし、書き殴りご容赦!

 いずれ、もう少し構成を調節して、きゃっと てーるのサイトに載せるかも知れません。

 ちなみに
 ※この文章での【マルセイユ版】は、【カモワンタロット】に準拠するとします。【マルセイユ版】と言っても色々ありますからね。
 ※タロットの変遷について学ぶのであれば、お勧めは 伊泉 龍一氏の【タロット大全】です。
 ※タロットについて、キッチリカッチリした体系があると考えるタロッターさんもいらっしゃいます。トキワは、その主張を否定する者ではありません。しかし、トキワの基本主張は上記の通りにして、今の所変更の予定無し。
 ※タロットがウニュウニョと言うよりも、トキワがウニョウニョだと言う意見には、全面的に賛成します。


 ウニョウニョなトキワがお送りしました。(^^)/

(トキワ = ウニョウニョ が自分的にヒット!)















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/06/06 01:03:43 PM
コメント(1) | コメントを書く
[大アルカナ(メジャーアルカナ)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: