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はじめてあった人、なにかで一緒になった人に、かなりの高確率で、「知り合いに似ている」と言われます。
知り合って少したってから、言われることもあります。
どこにでもある顔なのでしょうか。
その方と、どこが似ているのでしょうか。
イメージや雰囲気、話し方、声、服装、
容姿、しぐさでしょうか。
そもそも人は、人のどこを見て、
「似ている」、と思うのでしょうか。
社会心理学の理論の中に、
「印象形成」というものがあります。
授業では、まず見知らぬ人の顔写真を見せ、
「どういう人か」、と考えてもらうところからはじめたりします。
第一印象で、その人の人となりを判断する場合、
人は短時間で、多くの情報を収集し、判断していくことになります。
人にも動物的本能があり、
であった人が自分にとって好ましい人物か、
自分と関係ある人か、
危険はないかなどの判断は、特に必要になってきます。
どんな人なのか、どういう特徴があるのか、
好ましいのか、仲良くなりたいのか、自分に重要な人なのかなど、
ひとつひとつ判断していくことになりますが。
とはいえ、はじめてあった人なので、
どうやって判断していいかわかりません。
これまでにもお話しした通り、
人の脳は効率化、エコを目指しているため、
何かを手掛かりに、印象形成の情報処理を簡略化、省略できる場合は、
その手法をとっていきます。
そこでよく取られる手法に、
「カテゴリー分類」というものがあります。
容姿、雰囲気、話し方、持ち物、タイプなどの、
そのときに得られるその人の情報をもとに、
自分の持っている知識と照らし合わせ、
こういう人だろうと推測していくわけですね。
例を挙げると、
眼鏡をしているからまじめだろう、
野球をしているから体育会系だろう、
アイドル好きだからオタク系だろう、
という感じですね。
このような、「~系」という分類の仕方を、
カテゴリー処理といいます。
ステレオタイプ、と呼ばれるものに近い処理ですね。
こういった処理の仕方だと、脳の処理は自動化され、
多くの容量を省くことができますが、
必ずしも当てはまるとはいえず、
誤解や間違い、
場合によっては、差別にもつながることもあります。
私たちも日常、電車で出会う人、車ですれ違う人など、
一瞬で、その人の見た目や雰囲気などで、
判断してしまうことがあります。
社会心理学では、その処理の仕方、問題点、
その対処法などについても、多くの研究がされています。
ステレオタイプや偏見は、
脳のシステムが一部関わっている限り、
まったくなくしてしまうことはできません。
ステレオタイプや偏見は、
持つことが問題なのではなく、
持ったものをどう解釈したり、
行動に反映させるか(またはさせないか)、が重要だと言われます。
そのような問題は、日常的にあるようです。
そういった問題を意識しながら、
日常で、すこし気を付けていけるといいかもしれませんね。
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