田舎暮らしカウンセラーのひとりごと 〜日常のなかの心理学〜

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2022年08月25日
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テーマ: 不登校(818)

保護者講演会や、不登校の親の会などでお話をするときに、ときどき「天岩戸」のお話をします。


知る人ぞ知る、日本神話の逸話のひとつで、
太陽の神様である天照大神が、すねて岩戸に閉じこもってしまい、
世界中が暗くなってしまったというお話です。


日本の神話やギリシャ神話などの物語が、
心理学やその他の理論や、たとえに使われることがありますね。


ナルシスト、ピグマリオン効果、カサンドラ症候群などもそうですね。


昔からの言い伝えは、教訓が多いということですね。


さて、その天照大神はどうなったかというと。


真っ暗な中、ほかの神様たちがなんとか岩戸をこじあけ、
天照を外に出そうとします。

ところが、岩戸の大岩の扉は重く、
力自慢の屈強な神様でも、開けることができません。


天照大神が、その能力でしっかりと閉じてしまったんですかね。


力技ではだめだということですね。


これは、子育てや不登校にも通ずるものがあります。


そうなると、天照大神が自主的に、
主体的に出てくるのを、待つしかないようです。

さて、どうやれば出てくるのでしょうか。


神様たちは、思案を巡らせます。

そこで、岩戸の外で宴会を始めます。


神様が集まり、
お酒を飲み、
大騒ぎ。


踊りの達人であるウズメノミコトが踊りを披露し、
みんな大喜び。


宴もたけなわを迎えます。

そうなると、天照大神の心境としてはどうでしょう。


外が楽しそうだぞ、
わたしの知らないところで何をしているのかな。

みんなわたしを忘れてしまったの?

わたしも加わりたいな。


もともと、すねて閉じこもるといった手段をとる方なので、
甘えや、自己愛性の強い方だったかもしれません。

(怒られそうですが。)

今は、日本屈指の荘厳な大社である、伊勢神宮に祭られていますね。


さて天照は、
外が気になり、とうとう少しだけ岩戸を開けて覗き込みました。

そこで、控えていた大男の神様たちが、「いまだ!」と岩戸をこじ開けます。


無事に天照大神は外に出て、
世の中は明るくなりましたとさ。


という物語です。


さて、ここで何がわかるかと言うと。


不安や絶望で、閉じこもってしまった人や、
心を閉ざしかけている子どもに対し、
大人ができることはなんでしょう。


力技で引きずり出すことか、
ご褒美で引っ張り出すことか、
注意や叱責を与えることか。


それらも効果はあるかもしれませんが、
大事なのは、「主体性」「自主的」というところのようです。

その方や子どもが、
自分で、出てきたいと思う、
心を開いてもいいと思う、行動を起こしてもいいと思う。

不安でも頑張ってみようと思う、
周りの環境、雰囲気、信頼関係、
安心感があるといいということです。


神様たちは、酒盛りをしました。


私たちは、何ができるでしょう、か。

外は安心、世界は素晴らしい、人生は楽しい。


自死を選択してしまう子どももおり、
本当に残念でなりません。


私たち大人は、世界や人生を楽しい、
幸せだと思っているでしょうか。


子どもたちにそう伝えているでしょうか。


天の岩戸を参考に、
私たち大人が率先して人生を楽しみ、
幸せな毎日を送り、
安全な環境を作ることも、大切なのかもしれません。






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Last updated  2022年08月25日 16時00分05秒
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