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ベトナムのダナンへの旅で利用した仁川乗り継ぎ。関空⇔仁川はこの深夜便ができたおかげでこれまで以上に手軽に韓国への日帰り旅行ができるようになった。
今回はその深夜便を活用して先ずは仁川へ。
利用したのは26年12月でブランドを消滅させるアシアナ航空
レンゾ・ピアノが設計した、流れるような美しい大屋根の骨組みが未来的につづく関空の国際線出発フロア。イラン戦争の影響でエミレーツやカタール航空など中という系の深夜便がキャンセルになっているため、歩く人もまばらだ。
アシアナ航空のカウンターで、ふと目の前の光景に足を止め、「あれ?」と思わず声を上げそうになった。
そこには、かつて見慣れていた有人カウンターの景色ではなく、「自動手荷物預け機(Self Bag Drop)」がずらりと並んでいた。
2025年の国際線万博に向けた大規模リニューアルを経て、関空のチェックインシステムは劇的な進化を遂げていた。
かつてはエコノミークラスの長い列に並び、グランドスタッフにパスポートを見せて荷物の重さを計ってもらうのが当たり前だった。しかし今や、画面の指示に従って自分でタグを貼り、ベルトコンベアに荷物を載せるだけで、あっという間に手続きが完了してしまう
荷物を預け、そのまま出国手続きを終えて制限エリアへと進む。目の前に広がったのは、かつての関空の面影を一新する免税店エリア、流線型のウォークスルー型の空間だ。嬉しいことに、このメインの免税店売り場は23時まで営業している。
今回私が搭乗するアシアナ航空OZ117便のように、日をまたいだ0時台のフライトであれば、搭乗前のひとときを十分にここで楽しむことができるのだ。もしこれが、さらに遅い深夜2時台の大韓航空便だったとしたら、せっかくのこの華やかな空間もシャッターが下り、寂しい静寂に包まれていたことだろう

ディスプレイされていたのは、なんと私の生まれ育った地元・広島が世界に誇るジャパニーズウイスキーとクラフトジンの数々だった。
世界的にも大きな注目を集めている「SAKURAO DISTILLERY」。そのスタイリッシュなボトルや、日本の伝統美を纏った限定パッケージが、関西国際空港という日本最高峰の舞台で、海外の旅人たちに向けて堂々とその存在感を放っている
23時を回り、あれほど華やかだった免税店街のショップたちが次々とシャッターを下ろしていく。アシアナ航空OZ117便の搭乗開始までは、まだ時間があったので。夜の空港の片隅で静かに灯りを灯し続けていた「Cafe&Bar 和SAKURA」でいっぱい
心地よいほろ酔い加減でバーのシートを立ち、静まり返ったゲートへと向かう。ふと大きなガラス窓から外の暗闇に目をやると、スポットの眩い照明の中に、今夜私を仁川へと連れて行く翼がその全貌を現していた。