プルさんの気まぐれ日誌

プルさんの気まぐれ日誌

2007年06月23日
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カテゴリ: 気まぐれ日誌
数日前、旧友から一通の手紙が届いた。
手紙には、彼の最近の関心事が書かれていた。
関心事は、「地球環境問題」。
そして、彼は、一人のカナダ人のスピーチを転記していた。
その人の名は、セヴァン・スズキ。
1992年6月11日、当時12歳だったカナダ人で日系4世のセヴァン・スズキさんが、ブラジルのリオで行われていた国連の地球環境サミットでスピーチした内容だった。
あまりにも、インパクトのある内容だったので、インターネットで調べてみると、多くのホームページで彼女のスピーチに関する紹介があった。
僕自身、彼女の有名なスピーチを知らずに今まで生きてきた。
自然科学の分野に従事し、モノづくりを生業としている一人の技術者として、改めて色んなことを感じずにはいられなかったので、日記という形で、ぜひとも引用することをご容赦いただきたい。


【1992年リオ・サミットにおけるセヴァン・スズキ氏のスピーチ】

こんにちは、セヴァン・スズキです。エコを代表してお話しします。
エコというのは、エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガナイゼーションの略です。
カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、今の世界を変えるためにがんばっています。
あなたがた大人たちにも、ぜひ生き方をかえていただくようお願いするために、
自分たちで費用をためて、
カナダからブラジルまで1万キロの旅をして来ました。

今日の私の話には、ウラもオモテもありません。
なぜって、私が環境運動をしているのは、私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、
株で損したりするのとはわけがちがうんですから。


世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。

そして、もう行くところもなく、死に絶えようとしている無数の動物たちのためです。
太陽のもとにでるのが、私はこわい。オゾン層に穴があいたから。呼吸をすることさえこわい。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。
数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。


それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

私の世代には、夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子どもたちの世代は、もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?
あなたがたは、私ぐらいのとしの時に、そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、私たち人間ときたら、
まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。

まだ子どもの私には、この危機を救うのに何をしたらいいのかはっきりわかりません。
でも、あなたがた大人にも知ってほしいんです。あなたがたもよい解決法なんてもっていないっていうことを。

オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所に
どうやって森をよみがえらせるのかあなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、壊しつづけるのはもうやめてください。

ここでは、あなたがたは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。

あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなたがたもだれかの母親であり、父親であり、姉妹であり、兄弟であり、
おばであり、おじなんです。そしてあなたがたのだれもが、だれかの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。いいえ、実は3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。

私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、
ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。
私は恐い。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私は恐れません。

私の国でのむだ使いはたいへんなものです。
買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富を分かちあおうとはしません。
物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
カナダの私たちは十分な食物と水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。

2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、
私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。
「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、
食べ物と、着る物と、薬と、住む場所と、やさしさと愛情をあげるのに。」

家もなにもないひとりの子どもが、分かちあうことを考えているというのに、
すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じぐらいの年だということが、私の頭をはなれません。

どこに生れついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。
私がリオの貧民窟に住む子どものひとりだったかもしれないんです。ソマリアの飢えた子どもだったかも、
中東の戦争で犠牲になるか、インドでこじきをしてたかもしれないんです。

もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、
貧しさと環境問題を解決するために使えばこの地球はすばらしい星になるでしょう。
私はまだ子どもだけどこのことを知っています。

学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば、

争いをしないこと
話しあいで解決すること
他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたずけること
ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
分かちあうこと
そして欲ばらないこと

ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。

なぜあなたがたがこうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。
そしていったい誰のためにやっているのか。それはあなたがたの子ども、つまり私たちのためです。
あなたがたはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくのかを決めているんです。
親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子供たちをなぐさめるものです。

あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。
おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。

父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、
なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。
しかしあなたがた大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。
あなたがたはいつも私たちを愛しているといいます。しかし、私はいわせてもらいたい。
もしそのことばが本当なら、どうか、本当だということを行動でしめしてください。

最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。

(翻訳・佐藤万理、辻信一)
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彼女は「ナマケモノ倶楽部」(http://www.sloth.gr.jp/relation/kaiin/severn_top.html)の中で、次のようなプロフィールが紹介されている。

1979年生まれ。カナダ在住、日系4世。幼いときに両親と訪れたアマゾンへの旅がきっかけで、9歳のときにECO (Environmental Children Organization)という環境学習グループを立ち上げる。1992年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで「自分たちの将来が決められる会議」が開かれることを聞き、「子どもこそがその会議に参加すべき!」と自分たちで費用を貯め、「地球環境サミット」へ赴く。NGOブースでのねばり強いアピール活動が実を結び、サミット最終日、セヴァンは「子ども代表」としてスピーチするチャンスを得た。12歳にして大人を圧倒させた感動的なスピーチは、「リオの伝説のスピーチ」として、世界中で紹介されることとなる。
 「地球環境サミット」以降、世界中の学校や企業、国際会議やミーティングに招かれ活動してきたセヴァンは、1993年に「グローバル500賞」を受賞したほか、1997~2001年にかけては「国連地球憲章」を作る作業に青年代表として携わった。
 2002年、米国イエール大学卒業と同時に、セヴァンはNGO「スカイフィッシュ・プロジェクト」(セヴァンの大好きな湖から命名)を立ち上げる。最初に取り組んだ「ROR(責任の認識)」プロジェクトでは、国際的なキャンペーンを展開。秋には日本の NGOに招かれて来日し、大きな反響を巻き起こした。大好きな場所を守りたいという気持ちが、常にセヴァンの心を“行動”へと動かしている。

また、TEAM GOGO!2007新潟 虹の天使リーダーブログ(http://gogoniigata.hananotane.net/)の2007/5/2付のブログには彼女のスピーチがダウンロードされており、直接見ることができる。

友人も、僕も同じ分野の技術者を目指した。
そんな彼が、今、本気で地球環境について考え、そんな思いを一通の手紙に込めてメッセージを発信してくれた。
我々は、まだ不惑の真ん中の世代。
彼自身、大病を患い、命の尊さや生きる喜びを感じ、そして「自分にできること」を考えて行動に移している様子が伺える。
自分達の子孫だけでなく、この星で生きる生命体の全てが我々の家族であるという、12歳のセヴァンさんの考え方から、学ぶべきことは多い。
身の回りの生活、会社や学会関係の仕事、そしてボランティアを含め、自分自身が背伸びをせずに地球環境に対してできることを全うしていきたいと改めて感じた次第である。

追記:
・パイレーツの桑田真澄投手とマリナーズのイチロー選手との対戦が21日に実現。結果は4球勝負で、最後はボールになるカーブで空振りの三振に打ち取り桑田投手に軍配が上がった。イチロー選手は、「参りました。」と称えた。桑田投手も、「やはりオーラがあります。1番いい打者ですから、対戦できただけで幸せです。なんとか内野ゴロに打ち取れたらな、と思っていました。」と対戦前の心境を語った。桑田投手は「先の保証されている選手ではない。毎回が勝負、精いっぱい自分らしい投球ができるようにしたい。」と語っている。それでも、22日のエンゼルス戦の6回途中から登板。打者2人を抑えて、4試合連続無失点としている。昨日のスポーツニュースでの桑田投手の独占インタビュー。39歳のオールドルーキーの放った、「終わったことを振り返らず、前を向いて精一杯一日一日野球を楽しむ。」というような内容の言葉が印象的だった。頑張れ桑田真澄と応援したくなるような内容だった。
・レッドソックスの松坂大輔が23日、パドレス戦に先発登板し、6回1失点、球数126の力投を見せて、今季9勝目を挙げた。

今日の3つの感謝:
★旧友からの手紙に「ありがとう」
★学会の先生方との新たな出会いに「ありがとう」
★思いがけない贈り物に「ありがとう」






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最終更新日  2007年06月23日 19時16分14秒
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Re:旧友からの手紙(06/23)  
環境問題、一人一人が本気でかんがえなくてはならない問題ですね。

私も彼女のスピーチを見た(聞いた)時には衝撃を受けました。ビデオで見たのですが、自分がいかに環境について無関心であるのか突きつけられた思いでした。

最近RINが恐竜に凝っているので、恐竜の本をよく読むのですが、恐竜の長い長い反映の時期と比べたら人間の歴史なんて話にならないほど短い。なのにかけがえのない地球を一気に破滅へと導いている。人間はどうしようもない動物です。 (2007年06月24日 00時32分50秒)

Re[1]:旧友からの手紙(06/23)  
purusan2005  さん
FUURINの母ちゃんさん
>環境問題、一人一人が本気でかんがえなくてはならない問題ですね。

>私も彼女のスピーチを見た(聞いた)時には衝撃を受けました。ビデオで見たのですが、自分がいかに環境について無関心であるのか突きつけられた思いでした。

>最近RINが恐竜に凝っているので、恐竜の本をよく読むのですが、恐竜の長い長い反映の時期と比べたら人間の歴史なんて話にならないほど短い。なのにかけがえのない地球を一気に破滅へと導いている。人間はどうしようもない動物です。
-----
書き込みありがとうございました。彼女のスピーチを聞いて何かを感じた人が、できることを全うし、そして、自分が気づいたことを身近な人たちに伝えていくしかないかと思います。


(2007年06月24日 11時45分11秒)

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