ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2012.03.29
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カテゴリ: 外国史

ルイ14世の宮廷生活 (54)

ルイ14世の親政がスタートしても、ヴェルサイユ宮殿への移転が行なわれるまでは、サロンがフランス文化の中心でした。評判のサロンには、詩人や小説家、劇作家、音楽家、画家、学者らが招かれ、自作を朗読して、サロンの女主人や客人の批評を聞き、その評を受けて、作品の出来を判断し、評価が高まり安定するに従って、作品を世に問うことが珍しくなかったのです。

音楽作品も、オペラやバレエもサロンでの演奏や上演で評判を得て、その上で公開されることが多かったのです。フランスバロック音楽の巨星だったラモーも、サロンで自作を発表し、賛辞の嵐を受けてから出ないと、自作を公表しなかったほどでした。劇作では、コルネイユやラシーヌらが、やはりサロンでの評判を足場に、大をなしています。

しかし、太陽王と讃えられたルイ14世が、本格的にヴェルサイユに腰を落ち着けると、記述のように貴族たちは、老いも若きも競って王を追ってヴェルサイユに移り住み、王の恩寵に預かって、宮殿内に居室を与えられる特権を得ようと、王の下に日参する日々を送るようになると、パリのサロンは、しばらくの間は成り立たなくなってしまいます。

この次期、あらゆるフランスの文化は、全てヴェルサイユ宮殿から発するようになったのです。詩人も小説家も、劇作家や音楽家も、全てヴェルサイユ宮殿に伺候して、宮殿の中庭やホールなどで、コンサートが開かれ、オペラやバレエ、そして演劇などの催しが、開かれたのです。

                    続く






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最終更新日  2012.03.29 20:56:17
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Re:ルイ14世の宮廷生活 (54)(03/29)  
こんばんは

サロンが市長調査の役目をしていたのですか

耳の肥えた方が 批評するので 客観的で

あったかもしれないですね

王の影響は 絶対だったのですね (2012.03.29 21:22:39)

Re[1]:ルイ14世の宮廷生活 (54)(03/29)  
ザビ神父  さん
トンカツ1188さん
>こんばんは

>サロンが市長調査の役目をしていたのですか

>耳の肥えた方が 批評するので 客観的で

>あったかもしれないですね

★ その通りです。眼と耳の肥えた人たちですから…

>王の影響は 絶対だったのですね
-----
★ はい、何しろ太陽王ですから…
                  ザビ (2012.03.29 21:32:01)

作曲家  
そうなんです。
サロンや宮廷で演奏し、好評を得た曲を世に出す。
ヴェルサイユで認められた、ということが、作曲家にとっての勲章のようなもの。お墨付き?
そんな時代だったようです。
「○○夫人に捧ぐ」なんて曲が多いのも、この特徴かと思います。
(2012.03.30 01:10:30)

Re:作曲家(03/29)  
ザビ神父  さん
音屋でおじゃるさん
>そうなんです。
>サロンや宮廷で演奏し、好評を得た曲を世に出す。
>ヴェルサイユで認められた、ということが、作曲家にとっての勲章のようなもの。お墨付き?
>そんな時代だったようです。
>「○○夫人に捧ぐ」なんて曲が多いのも、この特徴かと思います。
-----
今晩は。ご指摘の捧げられた側の◎◎夫人、具体名を挙げていただければ、大抵はどんな方か分かりますが…
場合によっては、写真付きで紹介も出来るかと…
                       ザビ (2012.03.30 01:59:26)

Re[1]:作曲家(03/29)  
ザビ神父さん
>音屋でおじゃるさん
>>そうなんです。
>>サロンや宮廷で演奏し、好評を得た曲を世に出す。
>>ヴェルサイユで認められた、ということが、作曲家にとっての勲章のようなもの。お墨付き?
>>そんな時代だったようです。
>>「○○夫人に捧ぐ」なんて曲が多いのも、この特徴かと思います。
>-----
>今晩は。ご指摘の捧げられた側の◎◎夫人、具体名を挙げていただければ、大抵はどんな方か分かりますが…
>場合によっては、写真付きで紹介も出来るかと…
>                       ザビ
-----
★ルイ14世の厚い信頼を得たのはリュリ。
彼をパリに連れて行ったのは、マドモアゼル・モンパンシエ
ヴェルサイユ宮殿の祝賀音楽劇を依頼したのが、モリエールだそうです。
また、ラモーを支えていたのは、ププリニエール家のサロンだということはわかっています。
19世紀になると、もっと華やかになれますね。 (2012.03.31 01:17:31)

Re[2]:作曲家(03/29)  
ザビ神父  さん
音屋でおじゃるさん

>★ルイ14世の厚い信頼を得たのはリュリ。
>彼をパリに連れて行ったのは、マドモアゼル・モンパンシエ
>ヴェルサイユ宮殿の祝賀音楽劇を依頼したのが、モリエールだそうです。

★ モンパンシエは所領の名ですから、マドモワゼル・モンパンシエは、数世紀にわたって、複数人存在します。この時期で該当するのは、ルイ14世の年上の従姉グラン・マドモワゼルですね。彼女がリュリをイタリアから招いたのではなく、イタリアから連れてきたのは、コンデ大公です。リュリの音楽的才がは開花するのは、パリに来てからですが…。
この時期にグラン・マドモワゼルの知遇を得たのでしょうね。

>また、ラモーを支えていたのは、ププリニエール家のサロンだということはわかっています。
>19世紀になると、もっと華やかになれますね。
-----
★ ラ・プリ二エールは、徴税請負人として財をなし、音楽家を保護したことで知られますが、ここのサロンの実態は、あまり知られていません。作家・文人・太貴族の出入りはおそらくなかったのでしょうね。あれば、記録が残り、実態が見えてくると思われますから…
有難うございました。
                  ザビ (2012.03.31 13:32:24)

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