クロニクル 三井三池争議始まる
1960(昭和35)年1月25日
57年前のことです。この日、三井鉱山は争議行為を準備中の三池鉱山をロックアウトしました。これに怒った労組側は、全山無期限ストライキに突入、炭労の全面支援を受けつつ、長期戦の備えをとりました。
ここに、会社側には経団連、日経連などの総資本の支援が、労組側には炭労、総評など総労働が支援に応じ、総資本対総労働の壮烈な戦いが始まりました。時あたかも中央では、安保闘争が注目を集めている時でした。
九州大学の向坂逸郎教授や詩人の谷川雁なども労組側の支援につき、会社側の切り崩し、第2組合作りに耐えながら9ヶ月に及ぶ長い戦いが、安保闘争が終結した6月以降も続けられましたが、8月の中央労働委員会の斡旋案の提示を受け、9月6日の炭労臨時大会が、斡旋案の受諾を決定、11月1日にストを解除、争議は組合側の実質的な敗北をもって終了するに到ります。
日本の反体制運動が最も元気だった時代は、この頃でした。その後も、市民運動としてのヴェ平連の運動や全共闘運動に代表される68~69年の学生反乱がありましたし、労働運動では75年(昭和50年)
12月のスト権ストが眼を引きますが、支配層に最も強い危機意識を齎したのは、私は60年の運動であったと考えています。
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