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先日レスキューした母子犬の子犬…
昨日早朝、息を引き取りました。
2時間おきにカテーテルでミルクを流しておりましたが、
温めても温めても、体温が上がらず、
口の中は驚くほど冷たいままでした。
最期は声を出す力もなく、スーッと消えるように呼吸が止まりました。
最期は腕の中で、一人ぼっちで逝かせなかった事には
後悔はありません。
だけど…あの子は、本来なら1日早くレスキューできた仔でした。
私の都合で、レスキューが1日延びたんです。
「もし1日早くレスキューしてたら…死ななかったんじゃないか」
この後悔はとても大きいものです。
助けられたはずの命だったかもしれないんです。
管理所に居たこの子達は、命が繋がりました。






だけど…その喜びはほんの一瞬です。
次の瞬間には、次の「いのち」に目と神経を向ける…
日々この繰り返しです。
この仔は、目の優しい仔です。
管理所の檻がいっぱいで、空きが出るまで
移動ケージに入っていましたが、物静かにジッとしていました。
不安そうな表情で、職員さんの動きをずっと目で追っていました。
人間に縋りたい…という健気な心が伝わってくるようでした。
この仔は、絶対かわいがられてた仔です。
迷子になっただけだと思います。
ただただ怖くて…後ろ足がガタガタ、怯えた目をしていました。
この仔も目の優しい仔です。
不安そうな表情と目…とても穏やかそうな仔でした。
凄く悲しそうな目を向ける子です。
本来ならば、フワフワで優しい毛も、
長年の毛玉でゴワゴワになっていました。
幸せだったのでしょうか…幸せがあったのでしょうか?
もう一度幸せになれるのでしょうか…
まだ子犬だと思います。
とにかく人間が大好き…とても健気な仔です。
必死に私たちの「手」を求めてきました。
この仔にも未来がありますように…
この子達は、管理所に居ます。
ただ…時間の流れに身を任すしかできないこの子達…
捨てるのも、目をつぶるのも、手を差し伸べるのも…
私達人間しかいないのですよね…
苦しい立場ですが、もっと苦しいのはこの子達…なんですよね。
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