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善信

善信

2005.07.23
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カテゴリ: 道場
会場に入るといつもより静かな感じでした。

そろそろ差が出始めてきたので、不真面目に取り組んできた者は殆ど何も身に付かず、つまらなくなってきたはずです。

自分は学校や塾のような教え方、接し方を模倣する気はありません。個人的に指導する場合はまた別ですが、集団相手となると、駄目な奴はおいていきます。冷たいようですが、優秀な者や努力している者を犠牲にすることはできません。

定刻を過ぎたので、いつものように基本功から始めます。それが終わる頃に何かを話したり笑ったりしながら数人が入ってきて各々いつもの位置におさまりました。

今日は柔軟体操のメニューをひとつ追加してみました。
開脚して前屈するポピュラーなやつです。
しかし、「おまえ、ふざけてんのか」って言いたくなるほど、小学生のわりに固い奴が多いです。
自分も全盛期(!?)には胸が床に付いたものですが、今日は床に顎がぎりぎり触れるかどうかまでしか倒せませんでした。


これは2ヶ月間の成果です。

善信「さて、準備体操も終わったところで、いよいよ太極拳を始めようか。」
「えーっ!これ(五歩拳のこと)、太極拳じゃないの?」
これまで何度も説明してきたのに、さっぱり人の話を聞いていない連中です。

本日遅刻組の一人だったローキック少年(分からない方は過去記事参照)が言います。
「暑い。水飲んできてもいいですか。」
善信「駄目。あとで行きな。」
「…。」

太極拳。
残り3回では、単鞭以降は進めそうもないので、十字手をつなげ収勢にします。新出動作のため、ざわざわし始めます。

今日は金髪少年のグループの2人が積極的に質問をしてきました。良い機会なので、快くそれに答えていると、例によって、飽き始めた奴が隣の者を突いたり、蹴ったりし始め、騒ぎ出しました。

「きみたち、なかながいいねー。この中で一番上手かもしれないよ。」
リーダ格の金髪クンも含めて褒めてみました。本当は金髪クン自身はとても不真面目で、全員で号令をかけて動いている時も隣の子を突いたり、後ろの子を蹴ったりしているような奴で、とても褒められたものではないのですが、この者を抑えないと、せっかくやる気になった彼のグループのメンバーが救済できないので、じっとこらえてまとめて褒めておきます。

すると、この次の技はどうとか、これはどういう意味とか、少しずつ良い質問が出てくるようになりました(ただし、金髪クン本人は相変わらず駄目)。

一人で怠けている少年を発見!
近づいていって声をかけます。

「この3人、上手だから一緒にやろう。」
すると、例の金髪クンが彼のグループのメンバーを指して言いました。
「こいつが1番で、コイツは2番。おれが3番目だ。」
なんだ、おまえよく自覚しているじゃないか!
内心、ぷっと吹き出してしまいました。
4人組になった彼らは騒ぐことなく、話し合いながら動作をしています。

その隙に、勝手に談笑したり、寝そべってごろごろしたりしている子に声をかけてまわります。

先の”新”4人組が呼ぶので、てっきり、動きを忘れたから見せろということかと思って、彼らの前で回れ右をして、
「よーし、じゃ、よく見て…」
と、言いかけると、後ろから服の裾や腕を引っ張る。
そうじゃなくって、動作をするから見てくれ、とのこと。
素晴らしい心がけではありませんか!
こういう感じになってくると、こちらもノリに乗ってきまして一所懸命対応するようになります。

終了時刻になり、一度全員で超簡略化套路を通してから、次回が8月の下旬になること、この講座があと3回であることを告げて解散しました。





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Last updated  2005.07.24 13:07:52
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