どうも、 からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次 です。
過去記事へのコメントと質問というかご要望をいただきましたので、ざっくりとではありますが返答したいと思います。なお、タイトルは拙のアメブロで使っているタイトルの流用なので出張とさせていただきました。
まずは過去記事→ 鍼灸のデメリット!? | 泰心堂はりきゅう院 楽天出張所 - 楽天ブログ
>大変参考になりました。ありがとうございます。
>しかしながら世間のマイナスイメージとそれの実態を示してくださっただけで、一流の鍼灸師という前提でお話をし
>
ていただき、その上で効果と危険性、副作用を聞きたかったです。
はい、コメントありがとうございます。 反応いただき感謝。
さて、コメントに対するまずは最もざっくりとした回答は、”一流の鍼灸師”であれば基本的に一般的なデメリットはすべてクリアしています。
・・・・・・ええとすいません、正直回答の仕方が難しいのです。
まずおさらい。世間一般的なデメリットとしてあげられること三つですが、
1.値段が高い
2.怪しい
3.事故の可能性
1.一流の施術を提供しているのだからそれぞれの考え方で一流の価格をいただくのは当たり前で、提示された情報を判断し、それを選ぶのはあくまでも一流と認めるお客様。ならばそもそも値段が高いというデメリットは起こりえず、妥当な値段、あるいはお買い得な値段と判断されるはずです。たとえそれが一回3万円だろうが。
2.多数に選ばれて、実績を出しているのがまあ、一流と言うものですので、そもそも顧客側に選ばれ、施術者側も顧客を選ぶことができますので、怪しいと思う人は拒否でよいので怪しいと言う問題は起こらない。
3.危険部位は刺さなければ良いし、皮膚に対して直角、鋭角だと危険性が高いと言うのなら、鈍角あるいは皮膚に沿うように鍼を使えばよい。一流と呼ばれるには経験数も必要だろうし、ならばトラブル対応にも既に実績ありなので、対応策は備えているはず。
施術をする上でどうしても防げないのは、貧血と自然気胸。
貧血についてはそもそも症状として相談受けていれば注意事項として伝えればよいわけだし、気になるのなら顔色やしぐさなどから貧血の疑いがあれば話を聞けばよい。男性は少ないが女性は生理周期によって起こりやすい方もいるので生理周期を書く欄を問診表に書いておけば対策になる。好きな食べ物、嫌いな食べ物とか、あとは良く食べる料理とか書く欄を設けても良い。
自然気胸は統計上、(近年は10代後半も多い)20歳代後半から~40歳代前半、痩せ型、胸が薄い、神経質気味な男性に多いので該当する人には事前に注意を呼びかけることと、息苦しさを感じた場合はすぐに病院と指示しておくこと、あとは鎖骨の間、肋骨の間、華陀狭脊穴(ならびに足の太陽膀胱経1、2行)などを使う人は刺鍼角度、深度に注意することとその説明をきっちりしておくとトラブルを未然に防げる。ちなみに泰心堂ではそもそもこういう場合”刺さない”のでトラブルにならない。
とまあ、一流とつけてしまうと世間一般のデメリットってまったくデメリットではなくなりますね。
とはいえ、たぶんそれを聞きたいわけではなく、
> 効果と危険性、副作用を聞きたかった
こちらがメインだと思うのですが、これまず鍼の適正運用をしている場合に 副作用は基本ありません 痛み刺激による失神? ごく稀にいらっしゃるようですが、バイタルサインを確認して問題なく、頭部や急所をぶつけたとかない限りは危険ではないですね。これも鍼の副作用とはいえませんね。
あとは金属アレルギーですかね? でも多くの方は金属アレルギーって自覚ありますよね?
気をつけるべきはペースメーカーをしている方。これは問診や望診(観察して診るこ)、触診(脈や胸部切診)でも確認できますので事前確認しておけばよいでしょう。血液凝固阻害剤や血圧関連はだいたい問診時に話し聞くと思いますしね。
刺入する鍼自体はちゃんと滅菌したものを使い、消毒基準と手順を守れば事故が起きる確率はきわめて低い。刺入しないものであれば、接触刺激程度なので起こったとしてもかぶれ程度。※今まで見たことありませんが・・・
私、泰心堂が危険性があるなと思う技法は眼窩内刺鍼法くらいでしょうか? これ目の周りの空隙にある刺激点を刺激する方法で、下手な人が下手したら失明の可能性がありますね。でも、採用しなければよいだけのこと。
あとは禁鍼部位くらいですか? 禁鍼部位は書物によって若干の違いはありますが、基本的には目とか粘膜とか、肺尖(肺の上部、鎖骨窩にあたる) など重要な臓器に当たる位置とかですね。これ鍼灸師であれば当然知っているべきことだし、怖ければ、粘膜、開放部(目、口、耳など開放している箇所)を避けるとか、後は良くわかっていないのに深く刺すという行為をしないとか気をつければ基本問題ありません。
ちなみに常習性などは一切ありません。常習性があるという話は心理学で言う”依存”の話です。鍼灸の問題ではありません。詳しく知りたい方は、ライナス(ピーナッツの登場人物、日本ではスヌーピーでお馴染み)のセーフティーブランケットの話とかを読まれると良いかと思います。
効果として最も大きいのは、 血流の改善 。気血とか蔵府経絡がと言っても今ひとつ伝わらないので、ざっくりと説明するのならば、 調子の悪いところは血液が足りないか、集まりすぎているかの両極端の状態 が起こりやすい。(サーモーグラフィーでより赤くなっているところか、青黒くなっているところ)
血液は循環することで、酸素と栄養とホルモンを運ぶわけですが、からだがダメージを受けると血中にからだを修復しなさいという物質と痛みを出しなさいという物質とが放出されるわけです。
血液が集まりすぎると過剰炎症を起こします。過剰炎症とは、患部=痛みのある部分に血液が集まりすぎて、熱を通常よりも多く発生させるとともに痛みを出しなさいという物質がより多くあつまることで痛みが強くなります。 集まりすぎているので圧力が高まり周囲の毛細血管も拡張するのでより腫れ上がります。
逆に 血液がうまく流れないと筋肉が十分に栄養を取れないので動かないように動けないようにと固まります。固まることで血管への圧力が高まりさらに血行不良となり、慢性的に動きにくい状態となります。
ま、急性痛と慢性痛というのは血液を中心としてみるとこういう感じ。鍼、灸の場合はここにわずかな”痛み”刺激を加えることで、二つの作用を引き起こします。これ教科書に書いてあるから割愛しても良いですか?
簡単に書くと、
ひとつは 傷を作り ます。 傷を治そうという反応が 起こることで血液の流れが良くなります。この作用はピンポイントで患部を治すのではなく、血液血管を介し、 体のあらゆる部位でその反応が起こります 。だので、手に刺激してなぜかお腹の調子が良くなったりするのですね。
ひとつは、 筋肉を緊張 させます。筋肉は基本的に縮む以外の作用はないので、刺激を受けて縮みます。その後、継続して刺激がない場合は、縮み続ける理由がなくなるので、縮めていた作用が解除され結果、筋肉の緊張が低下します。つまり、該当部分のこり、筋緊張が解け、血管への圧力が下がることで患部とその周辺への血液の流入量が増えます。
この過程で、なぜか過緊張状態にあった筋肉が緩み、適切な緊張状態となることでからだが動くようになったり、過剰炎症を起こしていた部位周辺の圧力が減ることでたまっていた過剰分が全身へと流れやすくなり炎症がほどほどになったり、炎症が起こっていなかった部位へと血液が大量に入ることで炎症が起こり体が温まったりします。
これが、針灸の一般の方がわかりやすい効果となります。
ここをもう少し! というのは改めてコメントください。
では、この辺で
キーワードサーチ
コメント新着
フリーページ