All The Things You Are

July 7, 2005
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『Rhapsody In Blue』

アメリカと言えばニューヨーク、ニューヨークと言えばマンハッタン、
マンハッタンと言えば高層ビルが立ち並ぶ光景が思い浮かびます。
そして、そこに合う音楽といえば、ジョージ・ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」ではないでしょうか。
それほど、この曲は、いかにもアメリカを象徴する曲と言えるでしょう。
ウディー・アレンの映画「マンハッタン」のオープニングでも流れてきます。

ジョージ・ガーシュウィンが1924年に作曲した「ラプソディー・イン・ブルー」は、
彼の多くの作品の中でも、もっとも重要なものの一つです。
この曲は、クラシック音楽でありながら、ジャズ的要素が大胆に用いられものに仕上げられ、


クラシック界出身で、ジャズの重要性に気づいたポール・ホワイトマンは、
ディキシーランド・ジャズをいち早くニューヨークに持ち込み、
自らの率いるオーケストラで演奏し、大ヒットさせました。
ホワイトマンはジャズを白人向けにわかりやすく整理して、
オーケストラによるダンス音楽として広めることに成功しました。
彼のヒットさせたオーケストラによる音楽が、後のビッグバンド・ジャズの原型となり、
スイングジャズへと発展していきました。
そんなポール・ホワイトマンは、ジョージ・ガーシュウィンの作る音楽に注目し作曲の依頼をしました。

1924年2月12日、リンカーン大統領の生誕記念日に、ホワイトマンは「アメリカの新しい音楽の試み」
というコンサートを企画し、このコンサートで数々の作曲家による作品が発表されました。
人々は新しいアメリカ音楽の誕生を期待して集まっていました。

そして、最後に演奏されたのが、ポール・ホワイトマンがジョージ・ガーシュウィンに依頼した、
「ラプソディー・イン・ブルー」だったのです。
この曲はクラリネットのイントロで始まり、ピアノをソロ楽器とした協奏曲風の曲で、
ジャズ的要素を大々的に取り入れたものとなっていて、ピアノはガーシュウィンが自ら演奏しました。

客席を見たガーシュウィンは愕然としたそうです。

緊張と不安で、いてもたってもいられなくなったと言います。

しかし曲が終わると、いままでの空気がいっきに変わり、
観客は総立ちになって、この新しい音楽に拍手を送ったのでした。
これが、クラシック作曲家としてのジョージ・ガーシュウィンが誕生した瞬間です。

この曲はジャズとクラシックを融合させた、もっとも早い試みのひとつだと言われています。
ストラビンスキー、ラヴェル、バーンスタインといったクラシックの音楽家たちにジャズを認めさせただけでなく、
これによって、ジャズはクラシック音楽にも影響を与えることになり、ヨーロッパでも高く評価されたことで、
アメリカの音楽を世界に認めさせることにもなりました。

この「ラプソディー・イン・ブルー」には、さまざまな音楽の要素が入っていて、
しかも、曲のどこの部分を聴いても楽しめるという構造のスタンダードナンバーとなりました。
それは、まるでニューヨーク、アメリカを象徴するかのような音楽になったのです。

ジョージ・ガーシュウィン、25歳の時でした。





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Last updated  July 8, 2005 04:12:22 PM
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