やちまた道

やちまた道

PR

カレンダー

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月
2008年01月21日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「私の一生は
ただ恵みをうけるための
器であった」


神谷美恵子の美しい言葉だ。

自分を「器」であると感じられることは、素晴らしいことだ、と思う。


「うつわ」とは「うつ」と関係あるのかな?

自分を捨て、自分という入れ物を空しくする「うつ(空、虚)」。そして、空っぽになることによって、自然と何かが現れることとしての「うつし(現し、顕し)」。



人間を器に例えることは昔からある。

人間の大きさ、度量みたいものだ。



日本人の美意識「用の美」の象徴である器。



ここからは、強引な話。

唄を唄う時、自分を「器」だと感じられると、いい唄が唄えるのでは、と思っている。

人間には物理的にも、3つの器がある。

口の中(咽喉腔)。胸郭。頭蓋骨。(三種の神器!)その3つの器をつなぐのが背骨や頸骨。

一般的に口や鼻の中の器だけで音が出ると思っているが、響きのいい広がりのある声は、低い音域では「胸の器」で響き、高い音域では「頭の器」で響き、倍音が生まれ、増振する。

自分という空っぽの器の中で、自然に何かが満たされ、あふれでるように共鳴している、という感じだ。

そしてその器の響きは、部屋や音楽ホールという器の響きに共鳴し、最終的に聞く人の器に共鳴する。


ただ、ここでも、最終的に共鳴しなくていけないのは、量的・物理的なものではなく、もっと質的・精神的なもののはずだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008年01月21日 09時26分57秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

歩一途MAN

歩一途MAN

コメント新着

farr@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: