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【送料無料】恋雨 [ 柴田よしき ]不倫の恋に破れ、仕事も失った茉莉緒は、偶然の出会いから、伸び悩んでいる若手俳優・雨森海のマネージャーに抜擢される。だが、その直後、撮影現場で殺人事件が発生し、海の関与が疑われる事態に。奔流のごとき芸能界で必死にもがく茉莉緒は、海を守り切ることができるのか。個人的にお久しぶりの柴田よしきさん本作品は芸能界の裏を覗いてみたといった内容の作品殺人事件の犯人を推理したりする内容ですが推理する主人公が思い込み型のうっかりさん(に私には読めました)なので彼女の推理が延々と続く中なんだか呆れ気味になってしまいました(汗)推理以外にも彼女の心情が長々と語られます。それを読むうちに冒頭の彼女と展開期の彼女に別人感があったりオドオドしながら様々な人を信用して学んでいきながらも人間不信?と思わせる状況が出てきたり成長していく過程なのかキャラが定まっていないのか読んでいて不思議で仕方がありませんでした・・・「芸能界の裏側を読む」ということに関してはなかなかドロドロして興味深いようなワイドショー歴が長い私としては何となく知っているような・・・それでも興味深く次々読んでいけるのが柴田よしきさんと言うことだったのでしょうか。かなり一生懸命読んだのでした。
2014年03月08日
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【送料無料】この雨が上がる頃 [ 大門剛明 ] レンタルビデオ店への立てこもり。少女誘拐。結婚詐欺。窃盗。殺人。記憶喪失の謎の女。そして、汚職。 同じ雨の一日に起こった事件は、どれも閉塞した日常から抜け出そうという焦りに、満ちていた。 短編集 同じ日に起こった事件ということですが軽~くふれているものもありますが特に大きな関連はなく、別の物語として読めます。 というか別の物語です。 そしてどの物語もしっかり読みごたえあり!! 思いもよらない展開有一本取られた~というどんでん返しありでかなりの読みごたえ。 一作一作全てにどんでん返し付き 見事に全く先が読めませんでした~~快感です! 作品によっては二度見してしまいましたよ。なんだって?って(笑) かなりお勧めの短編集です!
2014年03月06日
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【送料無料】標的の男 [ 堂場瞬一 ] 服役中の男の告白 墨田区の不動産業者の強盗殺人事件は、意外なところから容疑者が浮かび上がった。 監視中の容疑者・熊井を自らの失態で取り逃がした追跡捜査係の沖田大輝は、負傷した足を抱え、病室での捜査資料の見直しを余儀なくされる。一方、警視庁随一の分析能力を誇る西川大和は、いつもと違う容疑者の聞き込みに戸惑いを感じていた。 警視庁追跡捜査係シリーズ 第5弾 「アナザーフェイス」の第5作「凍る炎」とのコラボ作品ということですがそちらは未読で読みました。 もちろんこの作品だけでちゃんと読めます。大友鉄さんは登場しますが深くかかわってはいません。 今作では沖田が大けがで動けず西川が足を使う仕事に。 仕方なく 沖田は書類の読み解く仕事に。 自らの得意とする捜査ができず苦手なことをやらずを得ない状況に・・・ それぞれにストレスを感じながら心の中でぼやきながら、へこみながら捜査 しかし結果的にお互いへの理解が進んだように感じました。 事件もややこしく個人的に最近「犯人わかっちゃいました」ということが早めにある中なかなか興味深く読ませてもらいました。 とりあえず【送料無料】凍る炎 [ 堂場瞬一 ]を早く読みたいです~~
2014年02月23日
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【送料無料】心霊探偵八雲secret files絆 [ 神永学 ] 一心の口から語られる驚くべき八雲の過去に、晴香は涙する 中学教師の高岸明美は、他人を寄せ付けず、寂しげな目で教室にたたずむ1人の少年のことが気になっていた。彼の名は斉藤八雲。"幽霊が見える"と噂され、クラスメートから疎まれる孤独な少年を、明美は必死に理解しようとするが... 迫りくる恐るべき事件の影、その先に待ち受ける最大の悲劇、その時八雲は!? 「それぞれの願い」「亡霊の叫び -後藤編-」の2編収録 番外編ということで第6巻の次に発行されましたが第4巻の次に読むとしっくりする形になっています。 とはいうもののあくまでも過去のお話ですので何巻の後に読んでも大丈夫。 八雲の過去もですが奈緒の出生の秘密も明らかになります。 少し泣けます。 後藤と八雲のなれそめ(?)も良くわかりました。 面倒くさいなどいろいろと文句言いながらも八雲が後藤の手伝いをする理由も見えてきます。 過去がわかることでキャラクターの理解も進みますし物語も深くなります。 遅ればせながら八雲シリーズ読んでいくのにこの作品はかなり重要!
2014年02月21日
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【送料無料】SRO(5) [ 富樫倫太郎 ] 本性を隠し潜伏生活を送っていた"最凶の殺人鬼"近藤房子が再び動き出した。 巧みに変装しながら捜査の目をかいくぐり、残虐な殺人を重ねる。 焦った警視庁上層部は、房子が執着するSRO副室長の芝原麗子を囮に逮捕せよと、室長の山根新九郎に迫るのだがー。 待ってました!近藤房子 相変わらず気持ち悪うございます・・・ がなんというか本当に生き生きしてらしゃる。 理解できないけれどこの人はこういう人なんだと受け入れながら読んでいる自分に多少なりともびっくりしながら読んでいました。 さすがに途中から大いに腰が引けましたが... ところで ここにきてついに近藤房子にドラマで見た近藤房子(=戸田恵子さん)が完全一致いたしました!! その上に麗子さんも米倉涼子さんから木村佳乃さんへ! 徐々に各キャラクターのイメージが定着 人の形をとって頭の中で動き始めるようになってきました。 ある意味気持ち悪いですが... 今まで殆どプライベートが描かれてこなかったあの人いきなり踏み込みます。 この巻になってつくづく思いました。 満身創痍のSRO まだまだ続くこの作品 もう完全に目が離せなくなりました。 教えてくださった y.y.micaさんに 感謝であります!
2014年02月18日
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【送料無料】SRO(4) [ 富樫倫太郎 ] SROに届いた初の協力要請は、県警ではなく法務省からの人探し。 自らの家族四人を殺害して医療少年院に収容されていた青年が退院後、行方不明になったという。 一方、「警視庁のダーティハリー」こと針谷太一のもとにジャーナリストが現れ、過去の事件について取材に応じろと"脅し"をかけてきた。 近藤さん物が続くかと思いきや 別の事件投入です。 シリーズ第4弾 医療少年院で治療を受け、更生したと思われた少年 爽やかな感じがすでに・・・(汗) 第2部と第4部の優しい言葉遣いに背筋がゾッと・・・(大汗) ところで今回個人的な注目は針谷刑事 素晴らしいご家族でらっしゃる・・・(滝汗) こちらの話は本編と関係ないと思いながら読んでいたのですが 裏切られました。 つくづくキャラクター設定が見事であります。 そして小出しにされても気にならない充実感(?) みなさん本当にいろいろ抱えてらっしゃいます。 そしてそれが微妙に事件に絡んでいきます。あくまでも微妙なところが今後の展開、どうなるのかなって気になるわけです。 ・・・事件ごとに1冊ごとに分かれているとはいえ見事に続いている超長編作品 ネタバレしないように感想を書くのがだんだん難しくなってきます...orz
2014年02月15日
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【送料無料】SRO(3) [ 富樫倫太郎 ] "最凶の連続殺人犯"と呼ばれた近藤房子が逮捕されて五十数日。依然として黙秘を続ける房子のもとへ、「Mに従え」とだけ書かれた差出人不明の手紙が届く。 一方、SRO室長・山根新九郎は、東京地検から房子との面会要請を受けるがー。 近藤房子再び! 第1弾 【送料無料】SRO(1) [ 富樫倫太郎 ]でハンニバル・レクターになるのか?宣言をしていた近藤房子が大々的に活躍します! おかげで大層、気持ちの悪い世界が展開します・・・ SRO内の女性陣厄災だらけ・・・ ところでこのシリーズ 事件ごとに分かれているとはいうものの完全につながっているんですね。 漫画の第1巻、第2巻のような感じで 前巻の殆ど直後から描かれています。 いきなり途中から読むのは厳しそう... そして最初から読んでいると完全に止められない、止まらない。 寝不足必至のシリーズです。 あと、注目したのは第1弾で出てきていたSROメンバーのプライベート第2弾ではそうでもなかったのにここへ来て大きく関係してくる。 この構成って、なんかすごい!読まされる。 その上に多分次回に絡んでくるんじゃないかな?と思わせるネタの投下があったりもする。 まんまと作者の思惑に嵌められている気がもの凄くするシリーズ第3弾でございます。
2014年02月10日
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【送料無料】死神の浮力 [ 伊坂幸太郎 ] 今回の千葉の調査対象は、最愛の一人娘を殺された作家、山野辺遼。 一度は逮捕されたものの無罪判決を受けて釈放された男へのあだ討ちを決意する...。 第1弾 【送料無料】死神の精度 [ 伊坂幸太郎 ]とは違い長編 1冊で一人の対象者への調査の1週間がしっかり描かれています。 ミュージックが好きで手袋をしていて雨が降っていて頓珍漢 千葉が相変わらずで相変わらずでその上に長編だからとっても充実していてまさに目が離せない!って感じです。 「千葉さん、その言い訳ですか!?」何度思ったことでしょう。 ラスト近くの自転車 に至ってはお腹がよじれる~~~!!! 過去に映画化しているので【送料無料】Sweet Rain 死神の精度 [ 金城武 ]私の頭の中では金城武さんの姿をしていろいろとやらかしてくれていた千葉ですが 途中で『黒執事』の映画を見ちゃったおかげで読み終る頃にはすっかり水嶋ヒロさんの姿になってました(笑) 既に舞台化が決まっていますがまた映画にもなって欲しいと思うのでした。 是非、水嶋さんで!!
2014年02月08日
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【送料無料】真夜中のパン屋さん(午前2時の転校生) [ 大沼紀子 ] 夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。 今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。 彼が企む"計画"によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。 まよパンシリーズ第3弾 新キャラの登場はパン屋さんが定番だと思っていたから驚きました。 希実ちゃんのクラスへの転校生 この転校生もだけれどもう一人出てくるアクの強~~~い登場人物 興味深い 前作で登場した怖~~いお兄さんがやさしく登場。 たくさんは出てこないけどものすごく重要な役割を果たしています。 と、いったように今までの登場人物はみんな何かしら関わってくる訳でその構成は見事であります。 プロローグももの凄く生きていました。感心しきり。 今まで変態だろうが、怖いお兄さんだろうが ドンドンドンドンみんなが、すべての人が良い人になっていく人類みな性善説物語 今回さすがにどうなるんだ?とハラハラ しかし読んでいて、いい感じ(笑)見事なものであります。 今作は次作への大きな振りがありました。 どうなる?一体どういうこと? 絶対に次回作を手に取りたくなります。 そういうところも見事、見事。 やたら感心したのでありました。
2014年02月07日
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【送料無料】SRO(2) [ 富樫倫太郎 ] 強く死を願う患者の前に現れて、その願いを叶えてくれる-- 栃木県・下野東方病院関係者の間でささやかれる「死の天使」の噂。担当患者が亡くなった責任を取らされ、退職を強要された看護師からの投書を調べるうちに、新九郎たちSROは奇妙なことに気付く。 SROシリーズ 第2弾 表紙を見て一体これは誰なんじゃ?と思いながらページを繰っていきました。 第1弾とは違い犯人です。犯人がものすごくメインです。 それでもSROメンバーの存在感が薄れないのは第1弾で大いにキャラが立ったからなのでしょう。 逆に言えば第1弾を読んでないと今一つピンとこない部分もあるのかも知れないなぁ~とも感じました。 その登場人物の中で針谷のキャラが第1弾と変わって見えました。 なるほど第1弾で彼の過去は最も丁寧に書かれていた気がしましたが第2弾で本来の針谷にするためだったんだなと思ったりしたのでありました。 今作の針谷の方が好みです。 それから 読んでいて気づきました。 この作品ほんの脇役の人にまできちんと名前がありきちんとキャラがありきちんとその人物の背景が見えます。 山のような人数になってくるので訳が分からなくなるかと思いきや、そうでもなく、 読んでいて見えてくる風景がメインキャラだけじゃなくて、ちゃんと「がやがや」しています。素晴らしい。 事件発掘のきっかけが少々ご都合主義では?なんて感じたりもしましたが登場人物たち自身が「いくらなんでも・・・」なんて突っ込んでいるのでなんだか許せてしまったり、 もの凄く考えられている!と実感できる作品なのでありました。
2014年02月04日
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【送料無料】真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 [ 大沼紀子 ] 真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒ー。 謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった...。 まよパンシリーズ 第2弾 1作目と違い長編 1作目は連作短編集といった感じでドンドンセミレギュラーが増えていきましたが なんだか読み終わる頃には「人と人は、絶対必ず分かり合えるんだからねっ!」と畳み掛けるように迫られている感じがして実はちょっと引きました。 しかし長編になったおかげで じっくりと時間をかけじっくりとキャラクターの性格や背景を書き込みいろいろな出来事に直面していくことで テーマ的には同じだと思われますがいちキャラクターのこととして、ゆっくりと理解していけます。 このシリーズ圧倒的に長編の方がいいぞ!と実感いたしました~ ややこしい出来事が徐々に紐解かれていく様も いろいろと起こる出来事の中にあるキャラクターたちの「顔」も じっくり楽しめます。 そして相変わらず 美味しいパンが食べたくなります。特に、クロワッサン フランス人レーサーも絶賛する本場の味 クロワッサン
2014年01月31日
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【送料無料】SRO(1) [ 富樫倫太郎 ] 警視庁に新設された広域捜査専任特別調査室、通称「SRO」。 総勢7名の小所帯にもかかわらず5人がキャリアという、管轄の枠を越えた花形部署のはずが、その内実は訳ありだった。 山梨で発見された白骨死体をきっかけに、史上最凶の連続殺人犯「ドクター」を追う調査員たち。 語り部が麗子で始まります。 なので 読み始めた当初主人公は副室長の麗子なのかと思っていました。 が早い段階でこれは室長なのか? と思い直し 途中からこの作品の主人公は「SRO」そのものなんだと確認。 メンバーひとりひとりが交代で語り部になりそれぞれに個人の事情を語ります。 多少煩雑な印象を受けそうになりますがおかげでメンバーひとりひとりのキャラが立ちます。 キャラが立った作品というのは愛着が出るものでありまして、 案の定、読み終わった頃にはSROというチームがしっかり気に入っていたりするのでありました。 設定自体はSROそのものもですが「マザー」なんてものまで出てきて大層とんでもないのですがなかなか面白く、何の違和感もなくページをめくりました。 ちなみに読み始めた当初から、私の中での麗子は米倉涼子さん 威勢のいい米倉涼子さんが頭の中に住み着いてしまいました・・・
2014年01月27日
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ミハスの落日 面識のない財界実力者からの呼び出しは、30年の時を越え、信じ難い密室殺人の真相を明らかにする。犯罪にはその土地や文化ならではの背景がある。(表題作) 他海外の5つの都市に木霊する人間の性と業を描く異色の短編集 短編集です。 最近は連作短編集に行きあたることが多いのでついつい共通点を探してみたりしましたが共通点は「海外であること」のみでございました。 あとがきによると作者はすべての国に足を運んだとのこと なのでそれぞれの国らしさがもの凄く感じられる作品になっていると思われるのだがいかんせん読んでいる側が行ったことないんだからそんな気がするのレベルで本当に申し訳ありませんでした。 多分きっと英語の韻を踏んだ会話なんかもあったはずだけれど受け手に知識がないおかげで微妙な感じ やっぱり知識があると見える世界は広かろう・・・などと思いながら読みました。 しかしそんなことを抜きにして驚くべき展開ハラハラする物語は十分に充実した読書タイムを与えてくれました。 気が付くと結構、短時間で読んでいましたから...
2014年01月25日
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【送料無料】心霊探偵八雲(5) [ 神永学 ] 15年前にある屋敷で起きた一家惨殺事件。その現場で撮影されたビデオを見た八雲は、突然消息を絶つ。 時効直前に逃亡中の容疑者が姿を現すが、追跡中に後藤までもが失踪。 迷走する謎解きの果てに浮上したのは、八雲の母にまつわる過去。残された晴香と石井がとった、大胆な行動とは。 今作の主人公は明らかに春香と石井刑事です。 心霊探偵八雲シリーズ第5巻 第6巻と7巻を先に読んでしまった私ですが問題なく、頭の中をその時点に戻して読めました。 読後少々ひっかっかる点もありはしましたが今作は読みごたえがありました。 キャラクターたちの変化の始まりそのターニングポイントになる巻であることは間違いありません。 読むまでは春香と石井は協力するのかと思っていましたがそれぞれに頑張っていたのが意外。 ふたりの行動をリンクさせた描き方には目を引かれました。
2014年01月23日
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【送料無料】北天の馬たち [ 貫井徳郎 ] 毅志は、横浜の馬車道近くで、母親と共に喫茶店「ペガサス」を営んでいる。 ある日、空室だった「ペガサス」の2階に、皆藤と山南というふたりの男が探偵事務所を開いた。スマートで快活な彼らに憧れを抱いた毅志は、探偵仕事を手伝わせてもらうことに。 しかし、付き合いを重ねるうちに、毅志は皆藤と山南に対してある疑問を抱きはじめる...。 最初は連作短編集のような形をとった作品なのかな?と思っていました。 思っていましたが読み進めていくうちに驚きの事実・・・ 主人公であり、語り部はペガサスのマスターである毅志 そして語られるのは、探偵さん二人のこと 横浜の探偵さんなのでいつかどこかで見たような方々のお顔が頭の中を駆け巡り明るくポジティブに、そしてクールに読んでいけます。 ラストに向けての流れの中で衝撃が待っていますが探偵さんはやっぱりクールです。 一番の感想を書くとネタバレに直結するのでものすごく歯切れの悪い記事でありますがこれは確実に言えます。 面白い
2014年01月17日
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【送料無料】心霊探偵八雲(7) [ 神永学 ] 晴香のもとにかつての教え子から助けを求める電話が!?一方、七瀬美雪を乗せた護送車が事故を起こし......事件を追い、八雲たちは、鬼が棲むという伝説が伝えられる信州鬼無里へ向かう。 心霊探偵八雲シリーズ第7弾 激動の展開が待っている第7巻 しかしその描き方はとても落ち着いていて第6巻で感じたような「とても急いで書かれた作品」といった印象は払拭されていました。 登場人物には大きな変化もなくそれぞれのキャラがそれぞれのキャラなりに納得の言動 八雲は第1巻の頃に比べるととても丸くなり 石井刑事は成長を続け 後藤刑事は徐々に落ち着き・・・なんだか相棒の伊丹刑事を思い出しちゃいましたよ~ ちょっとあんたそれは・・・などと戸惑うことも皆無となっていました。 とてもとても大切なターニングポイントとなる内容だっただけに丁寧に描かれていてとても集中して読めたことを嬉しく思いました~~ ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2014年01月15日
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【送料無料】黒と赤の潮流 [ 福田和代 ] 阪神大震災で祐一は両親を亡くした。 何かを亡くすのは初めてではない。超高校級スプリンターだった彼は二年前に事故で引退を余儀なくされた。走れない脚は亡いも同然だ。 だが、ボート仲間のタイ人青年ドゥアンが殺されたことを契機に、凍った祐一の心に火がつく。 背後に浮かぶ蛇頭と孤島に住む大物財界人の影。いつしか祐一は第二の脚となった船で大海原に走り出す! 途中まで主人公は祐一ではなく古賀なのか?と思っていましたが ちゃんと祐一でした。 もの凄い成長もの凄い頑張り なんだかもう「男の子には一気に成長する時期がある」なんて言葉を思い出してしまいました。 ってこんな恐ろしい成長物語フィクションだけにして欲しいですが・・・ ちょっとでも具体的に書こうとすると見事なまでにすぐネタバレになってしまうのでとてもとても書きにくいのですが とにもかくにも男のドラマです。 女性の姿が作中、殆どありません。 祐一が偏見を持たない子なのがもの凄く魅力的 ところで今まで読んできたものも含めて 福田和代さんの作品ってあぁ、こんな取材したんだろうなぁ~って実感できる作品が多いなぁと感じました。 もちろんこの作品も。 ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2014年01月09日
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【送料無料】ブラッドライン [ 知念実希人 ] 止まらない鮮血、鳴り響くアラーム、飛び交う怒号。手術室は悪夢の戦場と化した! 簡単な腹腔鏡手術を受けていた准教授が、ありえない死を遂げた。 医学部教授選をめぐる疑惑、連続するドクターの怪死、異様な血液の闇。 「missキシ」「1/2ダンス」の言葉は何を暗示するのか。 若き外科医がたどり着いた慟哭の「完全犯罪」とは。 作者の方のtwitterを読んで興味を持って手に取ってみた作品。 140文字でこんなに面白い文章書けるんだから1冊になるとどんなだろうって・・・(笑) 結果 大正解!! ものすごく面白かったのです! 始めから終わりまでなんなんだ?この緊張感? これぞまさに「初めからクライマックス」だったのです。 作者の方は現役のドクターなので医療現場の場面に漂うリアル感は半端ありませんし エピローグでどど~ん!と示されたなんのこっちゃ?な謎も見事な説得力をもってして回収されていきます。 犯人に関しては一部想像圏内だったのでありますが謎は犯人だけではないのでちゃんと振り回されながら読みました(笑) 強力なおばちゃんが登場しますがその破壊力は他の追随を許しません!! いろいろな面でついつい賞賛したくなるこの作品を書かれた知念実希人さん 2012年にデビューされたばかりということですがこれはもう注目せずにいられません! ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2013年12月17日
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【送料無料】潜航せよ [ 福田和代 ] 中国の戦略型原子力潜水艦が、日本海で原因不明の爆発事故を起こした。 同じ頃、春日基地で防空管制を勤める遠野真樹一等空尉は、海栗島に赴任したばかりの安濃小隊長を呼び出し、驚愕した。 この男は、安濃ではない! 【送料無料】迎撃せよ [ 福田和代 ]の続編 物語の半分は中国原潜の中 もう半分は災難を呼んでいる?気の毒な自衛官、安濃さん関連 最初単なる「自衛隊シリーズ」みたいに思って読み始めたんです。 そうしたら安濃さんが登場 ドンドンとんでもない展開になって行ってなんだかもう気の毒で・・・ ダイハードを思い出しました。 「日本一不運な自衛官」 前作もそうでしたがじわじわ、どんどん、ぐんぐんと面白くなって行きますこの作品 その上ラストにド、ドーーーンと驚きの展開!! あのキャラクターの声は現実のあの方の声に脳内変換されました!! そしてそこまで読んで始めてわかるんです! このタイトルの本当の意味が!!自分の誤解にあぁ、やられた・・・と作者に脱帽 鳥肌ものです! もう ラスト辺りを読んでいる最中からうわぁ~うわぁ~続く?続く??と続編熱望 で福田和代さんのtwitterを拝見すると「第3作書く予定」の記述 私は小躍りして喜びましたよ~~(笑) 第3弾来年連載の予定だそうです! ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2013年12月11日
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【送料無料】アクティブメジャーズ [ 今野敏 ] 警察庁警備局警備企画課の情報分析室「ゼロ」の研修から戻った倉島警部補に下った新たなミッション。それは、同僚で公安外事課のエース、葉山の動向を探ることだった。 同じ日、新聞社の編集局次長が、マンションから転落して死亡した。自殺の線で事件を幕引きしようとする所轄の方針に、本庁と倉島は疑念を抱く。 マスコミ界の大物の死、そしてエース公安警察官に降りかかる疑惑。二つを結ぶのは、謎の女性。 マスコミ、ロシア、そして公安部と刑事部。さまざまな思惑が入り乱れる状況を、倉島警部補はどう読み解いていくのか。 倉島警部補シリーズ 【送料無料】曙光の街 [ 今野敏 ] 【送料無料】白夜街道 [ 今野敏 ]【送料無料】凍土の密約 [ 今野敏 ] に続く第4弾 公安の物語なので今までにない知識が身につきます。 アクティブメジャーズの意味唸りました。 確かにありそうですからね・・・というかあるのでしょう。 この作品食事の場面がものすごく多かったです。 食事の時に打ち合わせる情報交換するそれが公安のやり方ってことなのでしょうか? 興味深いです。 隠蔽捜査シリーズとはまた違ったテンポでえがかれていて会話中心な印象を受けたけれどそれでもちゃんと様子が見えるしワクワクする。 さすがの今野敏さん ロシアの方々が数名登場されますがヴィクトルは出てきませんでした。 ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2013年12月06日
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【送料無料】傷 [ 堂場瞬一 ] 膝の手術に失敗したプロ野球界の看板選手。再起を目指すなか、「わざとミスをされた」と担当した医師を刑事告発するという前代未聞の事態に。 そしてスポーツ医学界の権威だった担当医は失踪する。 警察、新聞はそれぞれの筋から探るが、真相は見えない。 成果に飢える若手刑事とアラサー女性記者の意外なコンビが成立するのか。 野球とマスコミと警察と医療過誤と 盛沢山な作品です。 野球はわからんが・・・などと思いながら読み始めましたがさすがです。 ちゃんと説明を交えながら物語は進みます。 大体わかりました。 新聞記者と刑事のコンビ とんでもないコンビですがどうなるんだ?というのも気になったところですが 確かに一緒に行動していくようになりました。 しかしコンビというには越えなければいけないものがまだまだいっぱいありそうです。 続くのでしょうか? もの凄く続きそうなラストでありました。 そしてこの二人どうなっていくんだ? と既に読みたくなっているのでありました。 ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2013年12月04日
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【送料無料】真夜中のパン屋さん [ 大沼紀子 ] 都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。 オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した失綜騒動へと巻き込まれていく... ちょっと変わったパン屋さんを舞台にかなり変わった人たちが集っていく連作短編集 そう、ちょっと変わっているんじゃなくてかなり変わっている人たち それぞれに問題を抱える彼らが通うパン屋さん 語り部は基本、希実とはいえ1話ごとにメインな語り部は入れ替わってもいきます。 登場人物それぞれにハードな事情を持ちながらそれなりに何となく上手くいきます。 微妙にご都合主義的な印象を抱いたりする一瞬もありはしますがそこはまだまだ第1巻ということで今後の展開に期待半分不安半分 パン屋さんの二人にもいろいろ秘密がありそうですがまだすべては明かされていません。 ドラマもやっているようですが《送料無料》岡部啓一(MONACA)・帆足圭吾(MONACA)/NHK BS プレミアムドラマ 真夜中のパン屋さん オリジナルサウンドトラック(CD)視聴の予定は皆無 ↓ 他にもブログやってます。こちらも是非! ↓三重ブログ やっほ~ 三重紹介博物館系ブログ やっほっほ~ほっ 博物館大好き
2013年12月02日
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【送料無料】ヴィズ・ゼロ [ 福田和代 ] 関空にハイジャック機が着陸!厳戒態勢を嘲笑うかのようにハイジャック犯は日本政府に要求を突きつける。犯人はなにを狙うのか。 前半は何やら航空関係やネット関係の用語に翻弄され気味に 途中からはこのもつれた糸はどうやったらほどけるの? 絶体に内通者、いるよね?一体、誰?? と見事にハラハラドキドキ 凄まじくスーパーな人がいないダイハード2【送料無料】ダイ・ハード2 [ ブルース・ウィリス ] そんな感じでした。(笑) 途中までは「この人がブルースに?」って候補が私の中にはいたのですが 見事に違う展開でなんだか、ほっとしましたよ...(笑) ハイジャックの背景には今までほとんど読んだことのないテーマがあってかなり興味深かったです
2013年11月17日
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【送料無料】自白 [ 乃南アサ ] 警視庁捜査一課の土門功太朗は、徹底的な地取り捜査で未知の犯人ににじり寄る。やがて浮かんだ容疑者。息詰まる取調室の攻防。 刑事・土門功太朗の渋い仕事っぷりを描いた連作短篇集。 昭和が舞台です ピンクレディーオリンピックE.T 懐かしい昭和のあれこれが出てきて時代を感じます。 土門刑事もなぜかどこかしら懐かしいような厳しくも暖かいような不思議な温度を感じました。 他では出会ったことのない雰囲気が作品全体に漂っています。 作品は4編 連作ではありますが時系列に並んではいませんでした。 昭和が思い出ではなくて歴史になっている世代は戸惑う部分もあるのかもしれませんスマホどころか携帯だって出てきませんから(笑) この作品を教えてくださったtetsu8672さんに感謝!
2013年11月09日
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【送料無料】宰領 [ 今野敏 ] 大森署署長・竜崎伸也、今度の相手は「要人誘拐」そして「縄張り」--。 大森署管内で国会議員が失踪した。やがて発見された運転手の遺体、犯人と名乗る男からの脅迫電話。 舞台は横須賀へ移り、警視庁の"宿敵"神奈川県警との合同捜査を竜崎が指揮することに。 県警との確執、迷走する捜査、そして家庭でも予期せぬトラブルが...... 全ての成否は竜崎の決断が握る! 隠蔽捜査シリーズ第5弾 お久しぶりです~~ 読み始めはなんだか敷居が高いような気がしたのですがあっという間に戻る記憶 お懐かしゅうございます署長! で今回の竜崎は警視庁の天敵(?)神奈川県警に出張(?)! 竜崎の管理職としての手腕が大いに問われ読者はそれを満喫することができます 相変わらずの竜崎ですがいい上司ですよね... 同僚としては部下としては扱いにくい変な奴になるのでしょうが 上司としては、理想かも~~ とはいえ作中では大いに悪戦苦闘してらっしゃいますが そういった部分が読みどころかと思いつつ読んでいったところちゃんと最後におぉ~~っ!と驚く謎解きもついてきました。 これ、全然わからなかったんですよ 嬉しくなっちゃいます ということでさすが今野敏さん!な作品でございました。
2013年11月06日
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【送料無料】Sの継承 [ 堂場瞬一 ] 1963年五輪前夜に人知れず計画されたクーデター。 2013年警察を翻弄する連続毒ガス事件。 時空を超えたふたつの事件を繋ぐミッシングリンクは白骨死体と「S」。 その正体とは!? 2013年事件発生↓1963年クーデター計画↓2013年事件 の順に展開します 分厚い1冊 警察小説でありながら政治的要素いっぱいです 「クーデター」「革命」「デモ」などという言葉があちらこちらに・・・ 共産主義でもなく議会制民主主義でもない政治の在り方 なるほど様々な考え方があるものです 要するに政治への不満がテーマです 動機です1963年と2013年では微妙に違う気がしないでもありませんが… タイトルにあるように時代を超えて繋がっていきます そして現代の部分には いくつかの謎が出てきますがまたしても 大体わかりますorz それであっても分厚くてもどんどん読めるのは なぜ?
2013年10月31日
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【送料無料】漂流者たち [ 柴田哲孝 ] 大地震発生直後、いわき市に打ち上げられた無数の車。 その一台の持ち主は、同僚の議員秘書を殺害し、六〇〇〇万円の現金を手に逃走していた。 男は津波に呑まれて死んだのか。金はどこへ? 捜索を依頼された探偵・神山健介は、愛犬・カイを連れ、被災地を北上し始めるー。やがて浮上する、権力の影とは!? 東日本大震災の被災地が舞台です 当然福島第一原子力発電所の事故も大きく扱われます 私立探偵 神山健介シリーズ第5弾 なんでこんな状況下での仕事を依頼するかなぁ... 普通に依頼者の感覚を疑いますが物語のテーマ上この舞台が必須だったっていうのはだんだんわかっていきます とはいえさすがに逃走している人物の行動が謎です 私には途中までしか理解不能・・・ ま、フィクションだしと考えてしまうしか個人的に落としどころが見つからなかったのですが 読後にきっちり見えてくるこの作品を通して作者が訴えたいことはノンフィクションなリアルな我が国の行く末を案ずる作者の気持ちを実感いたしました ところでこういった舞台での物語でもちゃんとヒロインが登場するあたり私は好きです 神山健介シリーズ
2013年10月26日
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【送料無料】豆腐小僧双六道中ふりだし [ 京極夏彦 ] 江戸時代に出版された黄表紙などで人気を博したという妖怪「豆腐小僧」が、自らの存在理由を求めて旅をする。 豆腐を載せた盆を手に、ただ立ちつくすだけの妖怪である自分は、豆腐を手放すと、ただの小僧になるのか、それとも消えてしまうのか。 男女の色恋に赤面し、自分以外の妖怪におののいてしまう軟弱さにもかかわらず、胸に去来するのは「消えたくない」という強い思い。 お盆の豆腐を落とさないように気遣いながら、豆腐小僧の珍道中がはじまる。 映画とは「とうふ」の漢字が違います 【送料無料】豆富小僧 DVD&ブルーレイセット【初回生産限定】 [ 深田恭子 ] この映画は見ていないのですが深田恭子さんの「手前、脅かすのは苦手で・・・」がずっと頭に残っていまして ついに原作読んでしまいましたところ映画とは全然違います!! 現代になんかやってきません(笑) 豆腐小僧の自分は何?妖怪って何?などの疑問から始まって行き当たりばったりの旅に出ます 何やら哲学のようだったり屁理屈のようだったり兎に角小難しい理屈が並び続ける状態になっています 時には余談とも思える各種雑学が展開されたりもします 最後まで読んでいくにつれてそれらは必要だったんだろうなぁ…と思うのではありますが 読んでいる最中には、結構しんどかった… それらの知識や理屈、雑学の各種を自分の物にしていけたらそれはきっと大いに楽しめると思うのですが 軽~く読んでみよっなどと私のような取り組み方をすると大変 でも、でも 物語としては かなりおもしろい 続き 【送料無料】豆腐小僧双六道中おやすみ [ 京極夏彦 ]を読むか否かは今のところ全くの未定です…
2013年10月24日
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【送料無料】検証捜査 [ 堂場瞬一 ] 神谷警部補は、警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、伊豆大島署に左遷中。彼に本庁刑事部長から神奈川県警に出頭命令が下る。 その特命は、連続婦女暴行殺人事件の犯人を誤認逮捕した県警そのものを捜査することだった。本庁、大阪、福岡などから刑事が招集されチームを編成。検証を進めるうち、県警の杜撰な捜査ぶりが...。 主人公を含め数名の過去が気になります でも種明かしはなかなかです そのうちに大体わかってきます 衝撃の真犯人も そのうちに大体わかってしまいましたorz この方の作品読みなれてしまったのでしょうか・・・ 主人公神谷が 自身の過去について 自己嫌悪?反省?言い訳はできないけれどといいながらひたすらぐずぐず考える といったところはイライラする人もいるかもね でも人間ってそうやって過去に縛られるものという共感もあるのか? 賛否両論な気がしました。 ヒロイン(?)として登場する保井凛 いつかどこかで見たような「きっつい」キャラですが途中で態度が激変いたします ちょっとびっくり なんて突っ込みながらもかなり集中して読みました。 要するに途中でいろいろなことが大体わかっちゃっても突っ込みどころが多くても十分面白かった作品なのでした
2013年10月20日
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【送料無料】スクウェア(1) [ 福田和代 ] 刑事・三田が"スクウェア"で出会った、清潔そうなバーテンダーの青年。この男と長いつき合いになるとは、三田は想像していなかったー。 【送料無料】スクウェア(2) [ 福田和代 ]から読んでしまって途方に暮れた作品 1読みました 連作短編集 これは面白い!! ハードボイルドな刑事に謎めいたバーテンダー 何やら堅苦しくなりそうな中若手刑事の大迫くんがいい味出しています~~ スクエアの方には宇多島くんが 三田とリュウの懸け橋になっちゃっています この二人がものすごく魅力的でした 彼らがいたからこそ緊張感あふれる中でもホッとできたり三田やリュウの「らしさ」が深く垣間見える気がしました やはりこの作品は1,2の順で読むべきでありました~~!!(当たり前)
2013年09月02日
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【送料無料】とり残されて [ 宮部みゆき ] 勤め先の小学校で、ヒロインは「あそぼ」とささやく子供の幻に出会う。そんな折、校内プールに女性の死体が...。その謎にせまる表題作ほか 夢の「場所」捜しから始まる内面の旅を描いて、名作の聞こえ高い「たった一人」など六篇を収録。 短編集 どの作品も不思議でちょっぴり怖いのです 夜中にひとりで薄暗い中読んでいるとビクビク、ドキドキ・・・ それでもやめられないで読み進めてしまいます 登場人物たちの心の声に説得力があります 物語は怖い話だったりありえない話だったりするのですが にもかかわらず説得力があるのです なので不思議な話でありながら納得して読んでいき登場人物と一緒に謎を追うことになっていく... 驚くべきことはそれらの結末にも納得してしまうところなのでした
2013年08月28日
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【送料無料】クローズアップ [ 今野敏 ] 週刊誌のライターが殺された。警視庁捜査一課・継続捜査担当の黒田は過去の殺人事件との関連を疑う。 一方、報道番組の記者・布施は、事件にあまり関心を示さない。興味深いのは大物政治家へのネガティブキャンペーンだと言う。 今野敏さんデビュー35周年記念第3弾「スクープ」シリーズ第3弾 お久しぶりの今野敏さん いやぁ~読みやすい!! テンポもいいんだけれど今回気が付いたのは無くてもいい描写はとことん無いってこと 読者の想像に任せる部分が多かったんだなぁ...と久しぶりに読んだからこその気づき 今回の語り部は黒田の相棒「谷口」と布施の上司「鳩村」 でも主人公はやっぱり黒田と布施ちゃん この二人の関係【送料無料】【集英社ナツイチ_ポイント最大5倍】スクープ [ 今野敏 ]から見ると【送料無料】ヘッドライン [ 今野敏 ]を通じて大変化です それだけでもかなり興味深いのですが事件の真相がわからないのでより一層にハマります! このシリーズ今後も続いていかれることを心より期待いたします!!
2013年08月13日
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【送料無料】ドミノ倒し [ 貫井徳郎 ] 「元彼の殺人容疑を晴らして欲しい」探偵・十村の元に舞いこんだ美女からの依頼。しかし事件に触れると別の事件に行き当たり、さらなる別の事件を呼び起こす......。 個性的な登場人物たちといい驚きの展開といい前代未聞のラストといい山のようにちりばめられた伏線といい この作品とんでもなくお・も・し・ろ・い!!! 語り部は十村探偵 この探偵自身ドラマや小説に出てくるハードボイルドな探偵を目指していますが現実はなかなかに厳しい だからいろいろと愚痴も出てくるわけですが本人が語り部ですからとっても自然に伝わってきます 彼だけでも十分面白いんですがそんな彼をものすごく普通に感じさせてくれるあのキャラ、このキャラ 面白いだけけじゃなくて頭の中に染み込んでくるあのキャラ、この喋り 貫井徳郎さんってこういう芸風でしたっけ? さてラスト近くの前代未聞の展開でびっくりしたのち即座に出てくる続編を求める心 と同時に 同じ内容の署長目線の作品が読んでみたいと切望する私なのでありました~~
2013年08月11日
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【送料無料】特異家出人 [ 笹本稜平 ] 葛飾区青戸七丁目在住の有村礼次郎、八十四歳、出身は鹿児島県。 現在の場所で暮らすようになったのは二十年ほど前のことで、近所の不動産屋の話では、家と土地は即金で購入したという。 それなら金回りはいいはずで、古びた家屋は建て直すものと思っていたら、たまに修繕をしながら住み続け、車を持つでもなく、家具調度に贅沢をするでもなく、世間によくいる侘びしい独居老人の暮らし向きを続けていたらしい・・・ そんな有村老人が失踪した 捜査を進める中で警視庁捜査一課の堂園晶彦は、自身の祖父と有村老人が県立鹿児島第一中学校で同級生だったことを知る。有村の拉致には、彼と堂園の祖父の過去が大きく関わっていた......。 人が死ぬ前に事件を解決したいそう願う警視庁の堂園と所轄の浜中が少女の願いを聞き入れていなくなった老人を探し始めます 個人的に老人との関わりが見えてきた堂園は自らの問題としても事件に関わっていく... ヒントがいっぱいありそうで何にもなく 警視庁管内で事件が収まらず なかなかもどかしげな感じなのですがイライラすることもなく読み進めていきます 個人的にこの作者の作品には「山」が関わってくる印象があったのですがどうもその認識は間違っていたのかも??? 他の作品もいろいろ教えていただいているので読むぞ~~と改めて思ったのでありました
2013年08月07日
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【送料無料】スクウェア(2) [ 福田和代 ] その男は、洗いたての糊の利いたシャツを思わせた。バー"スクウェア"を中心に事態は動く。男たちが描いたシナリオは佳境へ。 大阪府警察本部・刑事部薬物対策課所属三田靖彦惑う タイトルに「2」とあります ですから当然「1」があるんです【送料無料】スクウェア(1) [ 福田和代 ] なのに2から読んだ私 シリーズものの中には途中から読んでも問題ないよう配慮されている作品もありますが この作品は違いました 絶対「1」から読むべきでした 人物への理解と思い入れが絶対違います! それでもめげることなく最後まで読みました 連作短編集のような形式になっていますそれでも基本的に長編です 一つの大きな流れがあります 「1」を読んでいなくても 大体はわかります 何となくはわかります でもやはりちゃんとわかった気はしませんでした 「1」を読むぞ!! でございます(大汗)
2013年07月29日
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【送料無料】迎撃せよ [ 福田和代 ] 航空自衛隊岐阜基地から、XASM-3ミサイル4発を搭載した戦闘機F-2が盗まれた。 緊迫が高まる中、送りつけられてきた犯行予告動画。 ミサイル防衛に携わる航空自衛官・安濃将文は戦慄した。俺はこの男を知っている!かつて、俺の上官だった男だー。 日本を、家族を、自分たちの手で守れるのか? 戦争じゃないけれど自衛隊が防衛しなけりゃならなくなる事態 地下鉄サリンという前代未聞の大きなテロを経験した国であり 9.11を目撃した世代でありながら 想像したことありませんでした 頭の中にあったのは他国からの攻撃のみ・・・ なので読み進める中少々ショックでした 始め辺り自衛隊の特にレーダー、戦闘機に関わる専門用語などがたくさん出てきて少々面喰いましたが 好きな人にはたまらないでしょうね~~ 私の場合は登場人物たちの心情なんかが出てきてからより惹きつけられました 自衛隊員も訓練をつんでいるだけで普通の人 そういうところが垣間見えると一気に身近に感じて物語の中に入りこめます 三重県にある笠取山分屯基地もチラリと登場 そういうのはやっぱり嬉しいミーハーな私です
2013年07月27日
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【送料無料】サイレント・キラー [ 結城五郎 ] 都内の私立病院に勤める医師の楠木が謎の失踪をし、その妻までも忽然と姿を消す事件が起きた。 大学病院に勤務する福本耕平は、姿を消した姉の行方を追うも、手がかりすらつかめなかった。 義兄の楠木の失踪に不審を抱いた耕平は、楠木の勤めていた病院への転職を決意する。 だが、その病院で待っていたのは、患者の不審死と看護師の失踪だった。 そして、耕平は、楠木が遺した謎の言葉を発見するがー。 作者がドクターなので 病院の中のこと病院内で使う器具のこと 非常に詳しくわかりやすく リアル感が半端ありません そして病院で起こる事件の恐ろしい事... 患者としてはドクターや看護師さんに殺意を持たれちゃもうどうしようもありません(大汗) そんなことを思いながら読み進めました 残念ながらトリックは途中でわかったのですがそれでも人間関係や行方不明になった人々の安否など謎はてんこ盛り 最後まで目いっぱい楽しめたのでした
2013年07月24日
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二十四時間 幼なじみの"よっちゃん"は、会う度に違った。私立の詰め襟中学生、暴走族の高校生、恋する浪人生。でもその内面はいつも温かで...(「二十四時」)。 子供の頃、雪の積もった帰り道を歩いた。方向感覚を失って、"遠く"という"悲しく寂しい場所"に迷い込んでしまった(「十七時」)。 人生のそれぞれの風景を鮮やかに切り取った、私小説の味わいを残す、切なく懐かしい二十四の記憶。 短編集というか体験集 作者の過去の体験を短く切り抜いて文章にしたといった印象の短編が24編 読んでいてこれは体験そのものなのか?それとも体験をもとに多少装飾したものなのか?なんて疑問がわいたりもしました。 それくらい不思議だったりドキドキする体験がいっぱい。 1作1作がとても短くあっという間に読めてしまいました。 しかし読みながら自然に自らの過去に思いをはせてしまう条件反射な気持ちにさせられたのでありました(笑)
2013年07月16日
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【送料無料】査察機長 [ 内田幹樹 ] 新米機長、村井知洋は頭を抱えた。ミスひとつで資格を剥奪されてしまう査察飛行、その担当が氏原政信キャプテンに決定したからだ。 氏原は鋭いチェックで皆から恐れられる存在だった。 そして、村井の最も長い一日が、幕を開ける。 目的地、雪のニューヨークは遙か彼方、前途には様々なトラブルが待ち受けていた。 旅客機の機長の日常になるのかな? 機長にはこんなにも頻繁なチェック、査察体制があるとは!! 確かに多くの乗客、乗務員の命を預かる訳ですからそれはそうなんだろうと読めば思うのですが 読むまでは想像もしていませんでした... 厳しい職業なんですね... 日常なんだろうけれど迫りくる緊迫感緊張感 ため息が出ました... それ以外に交代でとるレスト(休憩)や席を立つときのルールなど さすが作者が本物のパイロット! そして若い世代を育てていく育っていく姿に若者へのエールのようなものを感じる作品なのでした。
2013年06月21日
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【送料無料】特殊防諜班最終特命 [ 今野敏 ] 新人類委員会は、芳賀一族抹殺を狙って、最終攻撃の準備を進める。舎念、恵理、ザミルが重大な危機を予期する中、真田武男は特殊防諜班の任を解かれる。 宿命の男たちが出雲に集結、最大にして最後の戦いが始まる。 真田は恵理たちを守ることができるのか。 特殊防諜班シリーズ完結編 やはりこのシリーズ私の心を惹きつけるのは 日本人とユダヤの関係 伊勢神宮にある石灯籠にはダビデの星が彫られているのですがそれも出てきました もちろんもしかしたら...といったニュアンスで書かれているのですがそれでもなんだかワクワクします~~ 前作【送料無料】特殊防諜班聖域炎上 [ 今野敏 ] でとっても気になったウルブリヒト 思いもよらない展開が待っていましたがとても嬉しくなりました やっぱり「自分で考える」のは 大切 ますますお気に入りになったウルブリヒトでありました しかしアクションや自衛隊のメカ関係 今一つよくわからない私にも興味深く読ませてしまう さすがの今野敏さんなのでありました~~
2013年06月13日
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幸福な生活 百田尚樹 祥伝社 サスペンス、ファンタジー、ホラー......様々な18話の物語そのすべての最後の1行が衝撃的な台詞になっている・・・ 短編集です 18の短編全て ページをめくったところに衝撃的なセリフ で幕を閉じます その一言たるやもうドキドキハラハラ... おかげで各作品数ページ読んだらページをめくるときに緊張するようになってしまった私 1篇1篇が短いので読んでいる間中ドキドキが持続します 本当に心臓に悪くて面白い!! 阿刀田高さんや星新一さんの作品を読んでいた頃を思い出したりもしたのでした
2013年06月08日
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【送料無料】東京ダンジョン [ 福田和代 ] 地下鉄の新線開業を間近に控えたある日、保線作業員の的場哲也は、勤務中にトンネルの中で怪しげな人影を見つける。 またインターネット上でも、東京の地下に「地底人」が出現するという噂が飛び交っていた。 そんな中、的場は母から、弟の洋次が鬼童征夫なる経済学者が主宰する怪しげな勉強会に通っていると相談を受ける。 事情を探るために鬼童の講演会に出かけた的場は、そこで意外な人物を見かけるのだが。 「東京の地下を支配した」と宣言するテロリストたちの意外な目的とは何か? テロものですカルトもの(?)です地下鉄です 現実に恐ろしい事件が起こっていますからドキドキします もう条件反射です しかし読んでいくと地下鉄で何かが起こるかもしれない!!という部分の方が実際に事件が起こってからよりもページが割かれています!! これは条件反射をうまく利用した作者の手腕なのかもしれません!!! まんまと釣られました 東京の地下 完全に想像圏外ではありますが東京駅でどんどん地下に下りて行った時明るい地下道を歩きながらも感じた恐怖感 思い出さずにはいられませんでした またこの作品から感じる「職業観」 説得力がありました
2013年06月02日
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【送料無料】晩夏 [ 今野敏 ] 湾岸地域のクラブで毒殺事件が発生、そして漂流中のクルーザーからは他殺体が発見された。 事件の重要参考人として浮かびあがったのは、安積の親友・交機隊の速水だったー。 安積班シリーズ 第15弾かな? 東京湾臨海署安積班では第8弾 あまりに多くてなんだかよくわからなくなりつつあります安積班シリーズ 長編です 安積班の面々とは安定の信頼が定着している安積係長が警視庁の若き捜査1係刑事 矢口の教育に四苦八苦いたします そして速水が容疑者となります 事件そのものも思いもよらない展開があり 3つの事柄がリンクしながら展開していく興味深い内容 一気に読んでしまいました ドラマは殆ど見ていないのですがさすがに安積係長は佐々木蔵ノ介さんのお顔で頭の中に存在いたしました
2013年05月31日
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【送料無料】望郷 [ 湊かなえ ] 美しき海にかけられた白い吊り橋は、愛する故郷に、何をもたらし、何を奪っていったのか--。瀬戸内の島に生まれ育った人々の、愛憎半ばする複雑な心模様を描いた連作短篇集。 作中の「海の星」は日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞 瀬戸内海に浮かぶ島に関わる人々の物語です それぞれ全く別々の短編として読んでも問題ありません」 共通項は「島」の関係者であること 1篇1篇それぞれに謎を感じそれぞれに人の心の闇があったりします そうそれぞれ別のお話であると割り切って読んでいればよかったんです なのに島の名前がしっかり出てきて連作短編集だと意識した結果 私の感想は... 「どんだけ事件の多い島やねん!」 確か昔映画かドラマを見て似たような感想を持った記憶があるなぁ...【送料無料選択可!】金田一耕助シリーズ「悪霊島」 / TVドラマ【送料無料】獄門島 [ 石坂浩二 ]
2013年05月30日
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【送料無料】消失者 [ 堂場瞬一 ] 町田駅前ー刑事総務課のシングルファーザー・大友鉄は、捜査三課からの要請で老スリの現行犯逮捕を手伝うことになる。簡単に終わるはずの仕事は、同時に起きた自殺騒ぎで撹乱され...。 消えたアタッシュケースの先に待ち受けていた驚愕のアナザーフェイスとは? えっと... ものすごい違和感があったんです... 時に主人公のテツその人に... ドラマの影響かな?とも思ったんですが時々、鳴沢了も入ってくるような... かと思うとものすごく大友鉄だったりもして... 私がドラマに影響されたのかな?と思ったのですが作者の方も影響を受けているのかな?とも感じ... 違和感が拭いきれないまま読破 今回のゲスト(?)の森野と鷹栖も何となくキャラに筋が通っていなかった気が... 読後なんだか不完全燃焼 毎度おなじみの登場人物の皆さんもみなさん登場されますが 福原指導官と優斗に変化が... 個人的に作品としては不完全燃焼感を感じながらも今後への大切な転換となることは確実しっかり確認 次作に大いに期待
2013年05月28日
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【送料無料】闇夜 [ 堂場瞬一 ] 娘・綾奈と悲劇の再会からふたたび酒浸りの生活に戻り、無断欠勤を続けていた高城。 失踪した七歳の少女の捜索に引きずり出されるが、少女は絞殺体で見つかり、事件の担当は失踪課から捜査一課に移ってしまう。 娘を失った両親に自身を重ねた高城は犯人を捜し出すことを誓い、わずかな証言を元に執念の捜査を続けるが...。 第8弾【送料無料】牽制 [ 堂場瞬一 ]と密接につながる作品になります 第8弾はこのシリーズの中でとても大きなターニングポイント そしてこの作品は高城の新しいターン 酒浸り生活から引っ張り出される場面から始まりますがこれ映像で見たくない...という感じの荒れ具合 いきなりすっきり元に戻る訳もなくズルズルと言い訳や酒臭さがいっぱいで本から酒飲みの匂い(?)が漂ってくるようでした... また失踪課にとっての大事件(?)も発生 今作は失踪課にとっての大きなターニングポイントになるのかもしれません 高城は自らを卑下してばかりる人ですが周囲の人たちの心にちゃんと目を向けようぜ!なんて思った作品でした このシリーズも最終章が近いのかも知れません そうそう大友鉄くん登場!でありました!!
2013年05月24日
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【送料無料】ドンナビアンカ [ 誉田哲也 ] 中野署管内で身代金目的の誘拐事件が発生した。 被害者は新鋭の飲食チェーン店専務の副島。提示された身代金は二〇〇〇万円。 練馬署強行犯係の魚住久江は、かつての同僚・金本と共に捜査に召集される。 そして、極秘裏のオペレーションが始動した。 ドラマ化した【送料無料】ドルチェ [ 誉田哲也 ]に続く第2弾 ドルチェは短編集でしたが本作は長編 一つは魚住のそしてもう一人 ふたりの視点から綴られています つながった時にドキリとしました どちらかというとドキドキハラハラと物語は進行していきます 前半を読む間には 帯にある「恋に落ちたことが罪だったのか」に対する違和感があったくらいです とはいえ恋愛ネタはあちらこちらにある訳で 誉田哲也さんこの作品は痛くないのか!? と思いきや 痛かった... で読後には納得 大いに恋愛ものであり警察ものであり誉田さんものだったと納得 ドラマも第2弾の放送が決定この作品もいつかドラマ化するの・・・かな?
2013年05月22日
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【送料無料】ソロモンの偽証(第3部) [ 宮部みゆき ] 事件の封印が次々と解かれていく。私たちは真実に一歩ずつ近づいているはずだ。 けれど、何かがおかしい。とんでもないところへ誘き寄せられているのではないか。 もしかしたら、この裁判は最初から全て、仕組まれていたー? 一方、陪審員たちの間では、ある人物への不信感が募っていた。 そして、最終日。最後の証人を召喚した時、私たちの法廷の、骨組みそのものが瓦解した。 読破!! 長かったです~~ でもそれを読んだ甲斐がありました どんどん物語に吸い込まれて行って第3部は最短日数で読み終えました。 第3部は学校内裁判です。 1日ごとに語り部が変わりました それにはそれなりの理由があるのだと思われますが裁判の行方を追っていくのに一生懸命でなかなかそこに思い至りませんでした... しかし登場人物である中学3年生の彼ら ふと我に返ると 第1部で語り部になっていた彼らの変化がとてもよく見えてきます 裁判の結末は個人的には一部想像圏内 ですが残念感は全くなく 証人たちの話す事柄に釘付けになりました 正直現実味はありません でも映画化とかなりそうな気もするのでした いっぱい張られていた伏線がしっかり見事なまでに回収されている事にものすごく感心したのは 最近放っておかれる伏線をあちらこちらで見かけるせいか?
2013年05月20日
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【送料無料】ソロモンの偽証(第2部) [ 宮部みゆき ] 騒動の渦中にいるくせに僕たちは何も知ろうといなかった。 けど、彼女は起ちあがった。校舎を覆う悪意を拭い去ろう。裁判でしか真実は見えてこない! 彼女の覚悟は僕たちを揺さぶり、学校側の壁が崩れ始めた... 気がつけば、走り出していた。 不安と圧力の中、教師を敵に回してー 他校から名乗りを上げた弁護人。その手捌きに僕たちは戦慄した。 彼は史上最強の中学生か、それともダビデの使徒かー。開廷の迫る中で浮上した第三の影、 そしてまたしても犠牲者が... 僕たちはこの裁判を守れるのか!? 第1部と違い第2部ではみんなが一つの目標に向かっています 学校内裁判 おかげで第1部よりもずっと読みやすくどんどん読み進められます。 とはいえ辞書級の厚さではありますが... しかし「こんな中学生っているのか?」の疑問符が薄くなっていってしまうほどの勢いそして緊迫感 こういうものなんだと説得されてしまいます というかそうでなければこの長さは読んでいられません もの凄い技量というものを感じてしまいました 第1部で登場した悪意を持った多くの語り部たち彼らもちゃんと登場するのですが第2部の語り部は限られています 藤野涼子と野田健一 彼らの知った事実と彼らの目を通して見る彼ら 第1部では見えなかった何かが見えてきそうな予感に後押しされるように第3部(これまた辞書級)に続けて手を出さずにはいられなくなるのでした
2013年05月18日
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【送料無料】執着 [ 堂場瞬一 ] 県警捜査一課から長浦南署への異動が決まった澤村。その南署にストーカー被害を訴えていた竹山理彩が、出身地の新潟で無惨な焼死体で発見される。時を同じくして、理彩につきまとっていた男も姿をくらましていた。 事件を未然に防げなかった警察の失態と、それを嘲笑うかのような大胆な凶行。 かきたてられるように新潟へ向かった澤村だったが、今度は理彩の高校の先輩だった男が何者かに襲われる。犯人の狙いは一体なんなのか...。澤村の執念の追跡がはじまるー。 捜査一課・澤村慶司シリーズ第3弾 澤村の行動の動機が良くわからない...始めに疑問を持ったまま最後までそのままになった... 最高の刑事になるということは気になった事件には休暇中でも首を突っ込むということではない気がするのだけれど... それを除いたらおおむねいつもの澤村で初美も橋詰も登場して 橋詰はちゃんとやっかいで安心 犯人も独特の考え方で何が何だかわからない 犯人としてのキャラはいい感じに歪んでいていいんだけれどすっきりしない部分はいっぱいあったかな? 第1弾は【送料無料】逸脱 [ 堂場瞬一 ]そうでもないけど第2弾は【送料無料】歪 [ 堂場瞬一 ] 読んでからでないと???を感じることが多いと思われました 先日放送されたドラマのおかげで澤村や初美、谷口に顔ができて頭の中に浮かんでくる、浮かんでくる(笑) おかげでちょっといい男過ぎる澤村になってしまった... ところで澤村、転勤だそうですがシリーズ名は今後どうなるのでしょうか??謎
2013年05月17日
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