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【楽天ブックスならいつでも送料無料】学園天国 [ 五十嵐貴久 ]聖楓高校三年生の池上慎也と担任教師の高岡麻美は学校には内緒の夫婦。結婚の秘密を守りつつ、甘い生活を楽しんでいた。 一方、聖楓高校は「経営立て直し」を名目に管理教育を徹底する。 教師による放課後のパトロール、容赦のない退学処分、生徒同士の恋愛も禁止…二人にとっても大ピンチ!? 生徒の未来を守るため、新婚カップルが立ちあがる!表紙だけでも明らかに私好みの作品とは思えないんだけど手に取っちゃったからには読みますよ。そんな感じだったのでなかなか読書のノリが悪かった訳ですが物語が進むにつれ気持ちよく読めました。大筋にありがちな流れがあるとはいえ穿った読み方に走ることなく読ませてもらえました。最後まで読んでちゃんと満足♪
2015年04月02日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】別冊図書館戦争(2) [ 有川浩 ]“タイムマシンがあったらいつに戻りたい?”という話題で盛り上がる休憩中の堂上班。黙々と仕事をしている副隊長の緒形に、郁が無邪気に訊くと、緒形は手を休め、遠くを見つめるように静かに答えた―…大学の頃、かな」。未来が真っ白だった無垢な時代。年をとるごとに鮮やかさを増す、愛しき日々。平凡な大学生であった緒形は、なぜ本を守る図書隊員となったのか!?図書館戦争シリーズ第6弾短編集前半を読んで、昔を思い出す編なのか?と思いましたが後半半分は現在進行形。柴崎と手塚この二人の姿も既に映画で演じた役者さんに脳内自動変換されるようになっています(笑)だから余計なのかな・・・辛いぞ~~!!どうしてこんなに辛い目に合わなきゃいけなかったんでしょう…何だかわかる、わかる気はするのですが辛い・・・のほほんとしたところはメインの二人に持って行かれているしキャラクターの持つ性格もあるのかも知れないけれどなんかもう心から同情しました私は・・・それでも まぁ最終巻ということでいい感じの場面で終わってよかったと思っていたらこのエピローグは始めはなかったって!?なんて厳しい・・・とりあえず図書館戦争全巻読破。後は映画です!!
2015年03月30日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】自滅 [ 柴田よしき ] 顔も生き方も似ていない双子の姉妹が、過去の凄惨な事件に誘われる「薫衣草」 雪とともに蘇る残酷な記憶と、一人の女性のやるせない運命を静謐な筆致で綴る「雪を待つ」5編を収録した短編集・・・結構長い作品もありますが・・・こわい!語り部はすべて女性語り部の女性の周囲で起こる出来事を描いているのですが怖いです・・・怖さの質はいろいろですが兎に角「怖い」映画やドラマ、漫画だったら絶対に近寄りません。正直にいうと読みながらの脳内変換でショックを和らげました。誉田哲也さんのもの凄く痛い作品よりずっと怖かった気がしました。
2015年03月24日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】インデックス [ 誉田哲也 ]池袋署強行犯捜査係担当係長・姫川玲子。所轄に異動したことで、扱う事件の幅は拡がった。行方不明の暴力団関係者。巧妙に正体を隠す詐欺犯。売春疑惑。路上での刺殺事件…。終わることのない事件捜査の日々のなか、玲子は、本部復帰のチャンスを掴む。気になるのは、あの頃の仲間たちのうち、誰を引っ張り上げられるのかー。姫川主任、お帰りなさい!!もう帰って来てはくれないのかと思っていましたがちゃんと帰ってきてくれました。嬉しい1冊姫川玲子シリーズ 第7弾短編集感もあるんですが途中から連作短編集なのか?も思ったり…ドラマで見かけた捜査をしている姫川あり、大塚との出会いを描いた作品あり、過去の作品にもしっかり触れ、記憶が呼び起されました。再び警視庁捜査1課に戻った姫川のもとに以前の部下が!?楽しいです~~そして次巻がとっても楽しみであります。
2015年03月20日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】フォルトゥナの瞳 [ 百田尚樹 ]幼い頃に両親と妹を亡くした木山慎一郎には、友人も恋人もいない。一日中働き夜寝るだけの日々。夢も自信も持てない孤独な人生だった。その日までは――。最初の2ページで捕まりました。作者が「つかみはOK」とか言っていそうな気がしました。どうなる?どうなる?どうなる~~?などと思いながらず~~っと読んでしまうのです。切ないやら苦しいやらちょっと自分に置き換えたくないんですがそれでも目が離せない作品。最後の最後エピローグは、個人的に想定内でしたがそれでもちっとも残念感はなく心の中に残るものいっぱい・・・百田尚樹さんの作品やっぱり好きです~~
2015年03月16日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】黒い羽 [ 誉田哲也 ]右肩にある瑕に、君島典子は幼い頃から苦しんできた。激しい痒みと痛み。どんな治療もほとんど効果がなかった。 病院を転々とした末に辿り着いた遺伝子治療という選択。典子は主治医らとともに、人里離れた山奥にある研究施設へと向かう。 ところが、そこには何体もの惨殺死体が転がっていた!ここには凄まじく危険なナニカがいる…。 ホラーです。13日の金曜日を思い出しました。(古っ)ホラー映画は「リング」以降見ていない私です。恐ろしくて最近の日本ホラー映画は予告すら遠慮したい私です。そんな私でも小説なら読めます。想像力を自分の好みの方面だけに使って乗り切ります。でもこの作品は映像の方がずっとハラハラして、ずっと怖くてずっとずっとインパクトが強くなると思いました。見ないですけど・・・気持ちの悪いのがダメな人は避けましょう。はい、今回の作品は痛いんじゃなくて、気持ち悪いです。ずっと以前に賞をとったとある漫画を思い出しました。ネタバレ接近するので、タイトルは内緒。
2015年03月09日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】浮雲心霊奇譚 [ 神永学 ]絵師を目指す八十八の姉が奇妙な行動をとるようになった。幽霊の類の仕業らしく、話も通じない。困った八十八は憑きもの落としの名人に会いに行った。その男は肌が異様に白く、両眼に赤い布を巻いていた。死者の魂が見えるという破天荒な男に惹かれ、八十八は共に数々の事件に関わっていくー。もしかして…と思って読み始めたらもしかしました。八雲の江戸時代版八雲の御先祖さま?コンビを組んだ(?)のが八十八という青年で主人公の浮雲は両目が・・・だったりと微妙な違いはありますが基本的に変わりなし。土方歳三が出てきたりするおまけ(?)などついていて今後が楽しみであります。中編集といった所でしょうか?1冊に3作収録
2015年03月01日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】誤断 [ 堂場瞬一 ]自分が勤める製薬会社の製品が、相次ぐ転落死亡事故に関わっている?副社長直々に調査を命じられた槙田は、各地の警察に赴き、密かに自社製品の使用履歴を調べる。経営不振で外資企業と合併交渉中の長原製薬にとって、この時期の不祥事は致命的だった。槙田は被害者家族の口を金で封じるという業務を任されるが、そこに過去の公害事件が再燃してきて…。読み始めたら思いもよらず公害問題でした。リサーチしろよ…と自分に突っ込みました(汗)読み始めたので頑張って読みましたが途中から早く続きを!状態になりました。語り部は槙田以外に副社長の安城、弁護士の高藤計3名物語の流れに従ってある時は槙田がある時は安城がとメインで語る人物が変わるのですが状況の変化と語り部がリンクしている感じを実感できました。素晴らしい。なので公害に関する大きな出来事のうねりが動きを操っている者が今、どこの誰なのかが自然にわかってくる感じです。三重県民としては四日市ぜんそくに思いを寄せながら読んだのでした。
2015年02月25日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】こちら警視庁美術犯罪捜査班 [ 門井慶喜 ]三田村豪気は、警視庁捜査二課美術犯罪捜査班に所属する新米刑事。やる気と体力は人一倍だが、美術にはとんと疎い。美貌の上司・岸すみれの薫陶のもと、にわか仕込みの知識を駆使して、違法スレスレの詐欺的ビジネスを続ける美術品販売会社の犯罪を暴こうとするが…。有名美術品に関わった詐欺犯罪を阻止していく刑事さん事件ごとに書かれた短編集。語り部は全編通して三田村くん美術品や作家に関する知識があったほうが絶対に面白いと思います。とはいえ三田村くんが美術に対する知識ゼロの状態からスタートするので各種美術品、その作者などきちんと説明付き。近々の事件が連続して収録されているような感覚で読み進めましたが事件と事件の間にはかなりの時間が流れているようで三田村くんの知識も増えていきます。そこへすみれさんの家族問題も絡んできて・・・予想以上に面白く読めました。こういう作品、シリーズ化して欲しいなぁ~~
2015年02月21日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】親子の肖像 アナザーフェイスØ [ 堂場瞬一 ]最愛の妻を失った大友鉄捜査一課の仕事と子育ての狭間で新たな人生のスタートを切った――。短編集です【楽天ブックスならいつでも送料無料】アナザーフェイス [ 堂場瞬一 ]以前の物語優斗が生まれる時菜緒が事故死仕事復帰捜一の手伝いに初めて駆り出された時などに大友が関わった事件を収録本編ではありえない菜緒と鉄の会話がなんだか嬉し。取調室の中の記述などもあるけれどこれが現実に近いのかな???よくわからなかいけれど古い刑事ドラマを見てきた者としては歯がゆい感じ(笑)何故かこのタイトルを見てアナザーフェイスシリーズが終わったような気がしていた私でしたが巻末に掲載されている元警視総監と作者の対談で今後も続くと知り、一安心。次作に期待
2015年02月13日
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探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて就職先のスーパーを誤発注した大量のオイルサーディーンとともにクビになり、地元で「なんでも屋タチバナ」を始めた、俺、橘良太。 三十一歳、独身、趣味はナシ、特技は寝ること。そんな平凡な三十男の俺にある日、子守り依頼が舞い込んだ。報酬につられて出かけた豪邸で待ちかまえていたのは、ロリータ服の美少女。わずか十歳にして自らを探偵と信じる無垢で無謀な少女、綾羅木有紗だった――。「ねぇ、おじさん、あたしのこと、ナメてんじゃないの?」有紗に殺人鬼の濡れ衣を着せられた良太は、事件を一緒に調べることになって……。4話収録の短編集魔女が事件を解決することを思えば「本格」ユーモア・ミステリーに異論なし読んでいて先が読めなかったのは謎が難しかったからなのか短編のためヒントが少なかったからなのか・・・(笑)帯の「毒舌美少女」という言葉を読んで有名な毒舌の執事などを思い出したりもしましたが読み始めると彼を思い出すことは一度もなく「なんであんなこと書いたんだ?」とまで思ってしまいました。はい。語り部は最初から最後まで便利屋良太。とてもリズミカルに読める文章で毒もあり、笑いもある。あっという間に読んでしまいました。
2015年02月07日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】図書館革命 [ 有川浩 ]原発テロが発生した。それを受け、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当麻蔵人に、身柄確保をもくろむ良化隊の影が迫る。当麻を護るため、様々な策が講じられるが状況は悪化。郁たち図書隊は一発逆転の秘策を打つことに。しかし、その最中に堂上は重傷を負ってしまう。動謡する郁。そんな彼女に、堂上は任務の遂行を託すのだった「お前はやれる」。表現の自由、そして恋の結末は!?本編最終巻前巻より間を開けて読みましたがすぐに夢中になりますね~読後は恋の結末が印象に残っているのですが読んでいる最中には表現の自由を守るための作戦の方が気になって気になって・・・今までは図書隊と良化委員会の闘い+『未来企画』がややこしいという印象だったのが全てが絡んで世間も巻き込んだ動きになって目まぐるしいこと。恋模様も目まぐるしいことでもこちらは予想の範疇なので気にならない(笑)後は恋愛成分がメインという別冊2冊楽しみである♪ところで作中でテロに酷似している小説はまさに【楽天ブックスならいつでも送料無料】天空の蜂 [ 東野圭吾 ]ではなかろうか?
2015年02月02日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】山女日記 [ 湊かなえ ]このまま結婚していいのだろうかーーその答えを出すため、「妙高山」で初めての登山をする百貨店勤めの律子。一緒に登る同僚の由美は仲人である部長と不倫中だ。由美の言動が何もかも気に入らない律子は、つい彼女に厳しく当たってしまう。医者の妻である姉から「利尻山」に誘われた希美。翻訳家の仕事がうまくいかず、親の脛をかじる希美は、雨の登山中、ずっと姉から見下されているという思いが拭えない。「トンガリロ」トレッキングツアーに参加した帽子デザイナーの柚月。前にきたときは、吉田くんとの自由旅行だった。彼と結婚するつもりだったのに、どうして、今、私は一人なんだろうか……。帯に書いてあったんです。連作長編連作長編って・・・なに?読んでみましたが、よくわかりません。40ページ程度の作品が7編主人公となる語り部はすべて女性ですが、それぞれが別の人予想通り、皆に何かしらの接点があるのですが別になくても成り立つんでないの?というレベルの接点。だから読み終えた感触は短編集か、連作短編集だと思ったんだけど…???そういう分類やっぱりまだよくわかりません。内容は全部「山」です。「山ガール」みんなそれぞれに私は違うっていう感じを訴えていますがみんな山ガール。それぞれの状況下で山を登り、様々な人と接し、いろいろ考える女性たち。少し途中でげんなりしました。皆さま、鬱憤だらけです。山の景色が想像出来たり写真で見られたりすると主人公たちと共に少々解消できるのかも知れませんが残念。でも、結構集中して読みました~作中に出てくるブログ主に登場を期待してしまいました(笑)
2015年02月01日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】警察回りの夏 [ 堂場瞬一 ]甲府市内で幼い姉妹二人の殺害事件が発生。盗みの形跡はなく、母親は消息不明。マスコミは「虐待の末の殺人では」と報道を過熱させていく。日本新報甲府支局のサツ回り担当の南は、この事件を本社栄転のチャンスにしようと取材を続けていた。だが、殺害された姉妹の祖父が度重なるマスコミの取材攻勢によって追いつめられていく。世間のムードは母親叩きからマスコミ叩きへと一変。粘り強く取材を続けていた南は、警察内部からのリークで犯人につながる重要な情報を掴む。だがそこには、大きな罠が待ち受けていた――。朝日新聞社とか大王製紙とか現実の事件を彷彿とさせます。が大王製紙はともかく朝日新聞の記事取り消し撤回は本書発売の2週間ほど前書下ろし作品なので朝日新聞の後追い作品ではないことは確か。う~ん、そっくりというかもしかしてここまでのマニュアルがあるんでしょうか?各新聞社さんどうしても朝日新聞が頭の中を駆け巡りまくる前半を終えて後半に入ると第三者委員会ががんばっています。そして読みながら、時々我に返ります。もともとの事件はどうなった?始まりは殺人事件なのですが新聞社の誤報騒ぎで本筋が隠れていきます。語り部も主人公(・・・だよね?)の記者第三者委員会の委員長容疑者新聞社の編集局長と4人構えそれでもあまりややこしく感じなかったのは現実の朝日新聞を見たから?ここは作家さんの力量ということで・・・
2015年01月29日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】サイバー・コマンドー [ 福田和代 ]2014年、防衛省に“サイバー防衛隊”が設置された。ネットワークを介したあらゆるテロに対処する、官民の精鋭を集めた組織だ。通称サイバー・コマンドー。民間からは若き天才ハッカーの明神海斗と、米セキュリティ企業出身の出原しのぶが参加した海斗たちが悪辣ロシア人ハッカーの捜査を進めていた時だった。全国で通信障害が多発し、もの作り日本を支える各地の工場では原因不明の稼働率低下が発覚した。海斗は真相解明のため、急遽、浜松の自動車工場へ向かうが、駅のホームに降り立った直後、後続の新幹線が突如暴走し大破する。惨劇は鉄道だけではなかった。信号、電話…あらゆるライフラインが海斗の目の前で崩壊していった。サイバー攻撃が始まったのだ。誰が?何の目的で?サイバー戦争ちっとも架空のお話ではなくてアメリカに対して北朝鮮が、中国がとNEWSにもなったりするご時世恐ろしいことです・・・コンピューターのお世話になりまくっている現代社会具体的にこんなことが、あんなことが起こる可能性っていうのを物語という形ででも示されると背筋が凍ります・・・私自身こうして毎日ブログを更新したりメールのやり取りをしたりネットでお買い物したり直接パソコンを触っていますし家の中を見回してもあれも、これも…とコンピューター内蔵の品がいっぱい既にコンピューターの無い生活なんて考えられなくなっています。怖いなぁ・・・そんなことをしみじみ思いながら読んだのでありました。
2015年01月18日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】宇宙へ [ 福田和代 ]子供の頃から宇宙へ行くことを夢見ていた原田拓海。高校生の時、身長が規定オーバーの192cmを超え、宇宙飛行士の夢は潰えた。だが、2031年、かねてから開発中だった地上と衛星軌道のステーションを結ぶ〈宇宙エレベーター〉が完成する。誰でも宇宙へ行ける時代の到来。拓海の夢は途絶えてはいなかった。天に向かい、まっすぐ伸びていくケーブルで、拓海はついに宇宙へ上がる。職業、メンテナンスマン。仕事場は、宇宙!夢のその先には、誰も味わったことのない未知の“お仕事”が待っていた。 宇宙エレベーターを頭の中に想像するのに時間がかかりました。SFが苦手な私(苦笑)物語は数年間に起きた大きな出来事をピックアップした感じで構成されています。長編なんだけど連作中編集(そんなのあるのか?)な感じ。宇宙での出来事宇宙での物語だけど登場人物たちは今と変わらず親近感今と変わらないようなことを想い、悩み、苦しむ。今の世の中の縮図を感じました。ステーションの中。
2015年01月13日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】見えざる貌 [ 堂場瞬一 ]皇居周辺でジョギングを楽しむ女性が立て続けに襲われる。被害者にランナーである以外の共通点はなく、通り魔的な犯行と考えられた。皇居周辺は千代田署と半蔵門署で管轄を分割しており、一之瀬は同期の半蔵門署刑事課・若杉と共に警戒にあたるが、第三の事件が発生。女性タレントが襲撃された。二人は彼女の警護を担当する。事件の真ん中から外されて端っこの方を捜査させられてたらこっちの方が真ん中に近かったよ、さすが主人公!ってな感じがすごかったですがラストの感じに甘くはないんだよってメッセージ(?)なかなか興味深い構成でございました。いちいち理屈っぽいと言われまくる一之瀬くんですがさほど理屈っぽいとは思えませんが・・・2作目にして徐々にひねくれ除去に成長していく一之瀬くん将来、どのような警察官になるのか大変楽しみでございます。ちなみに私の頭の中ではやっぱり千葉雄大さんの姿を借りて動き回っていた一之瀬くんでした。
2015年01月12日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】天皇の代理人 [ 赤城毅 ]銀座のシェリーバーに通っていた“僕”は、ある日一人の老人から声を掛けられ、「自分はかつて外交官であった」と告白される。その男は津村と名乗り、戦前外交の隠された事実について語り始めるのだった――。物語は、昭和4年末の氷雨が降る箱根冨士屋ホテルから始まる。帝大を中退し、新米外交官としてエリート街道を歩む津村昌雄(25歳)は、ある日佐分利貞男公使の怪死事件についての後始末を任命された。検屍の結果、公使が手にピストルを握ったまま亡くなっていたことから自殺と断定され、その記録も外務省に残っているのだが、4年経った今、その事実を覆そうとする一人の男・砂谷周一郎が突如現れた。彼は自己紹介で“自分は特命全権大使相当の特権を持っている”と告げる。やがて公使の死の裏には政治的な理由が見え隠れしていることがわかり、新たな悲しき真実が発覚することに……。日本・イギリス・ドイツ・スイスの4国で起こった戦前外交の秘史を追う、ふたりの外交官。4つの事件は本当のことなのか、つくり話なのか――。歴史上の出来事、歴史上の人物満載ですがフィクションです。登場人物である語り部も言っています。「信じようと信じまいと、君の自由にしたまえ」歴史の上に乗っかっているのでその後どうなったのかが分かる状態で読んでいる訳ですがとてもスリリングに物語は進んでいきます。最大の種明かしは表紙で終了していますがそれでもとても面白く読み進められます♪タイトルに魅かれて本を手に取った私ですがそれでもタイトルは変えたほうが絶対に衝撃は大きいよなぁ~~と思ったのでありました。
2015年01月06日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】ビター・ブラッド [ 雫井脩介 ]新人刑事の佐原夏輝がはじめての現場でコンビを組まされたのは、ベテラン刑事で、少年時代に別離した実の父親・島尾明村だった。ある日、捜査一課の係長が何者かに殺害された。捜査本部は内部の犯行を疑い、その矛先は明村にも向かう。夏輝は単独で事件の核心に迫ろうとするが…。【楽天ブックスならいつでも送料無料】ビター・ブラッド 最悪で最強の、親子刑事(デカ)。DVD-BOX [ 佐藤健 ]ドラマを見ていた時に思っていたんです。「私の知っている雫井作品と違いすぎる」って。でも雫井作品を全部読んでいる訳でもなかったのでこういう作品も書かれるんだろうか???などと、思っていたわけなんです。で原作を読んでみたところ全然違うや~~~ん!!ドラマとの共通点は捜査1課五係の刑事さんたちの名前とニックネームと性格の基本的なところ少々事件の内容が部分的にかすってるという感じで雰囲気は違う。佐原の所属まで違う。前田、いない・・・貝塚・・・どう受け止めたらいいんだろう???ドラマの原作本プレゼントよくやったね・・・と思ってしまいました(笑)コメディのドラマと違って小説の方はかなりハードな内容であぁ、雫井さんの作品だ…と訳の分からない安心感。いきなりじいちゃん死んでるし貝塚は殺されるし係長は殺されるし「別物」を理解するまでは戸惑いまくりましたが割り切ったら今度はやめられない止まらない。寝不足要注意本でございます。
2014年12月30日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】ユダの柩 [ 福田和代 ]アフリカの小国マムリアから、アルカイダの資金洗浄担当が入国した。公安部の友利は、ほのかに思いを寄せる幼馴染の可奈から、マムリア出身のバイサコ教授を紹介してもらうが、彼が時折浮かべる物憂げな表情に戸惑いを覚えた。一方、マムリアでは、三枡物産の唐木が産業大臣・ムナの後ろ盾を得て、造水プラント建設に邁進していた。しかしその裏で、ムナの側近たちは秘かに来日し、不可解な行動に走る。異なる境遇に身を置く二人が最後に行き着く真相とは…。なぜか最近やたらめぐり合う公安ものしかしこの作品には目新しいものが!アルカイダとアフリカ+沖縄この視点は今まで読んできた作品にはなかったなぁ…ということでその点で多少難しく感じましたがきちんと読んでいくことで頭には入ってきました。でもなんだか理解したっていう気持ちにはなれなかったのは私の知識不足でしょう。事件が起こりその犯人を突き止めていくその流れ以外のアフリカが置かれた状況、遠い故郷に対する想いなどがこの作品の柱としていろいろ考えさせられました。ただし、この作品に出てくるアフリカの国は架空の国です。出なきゃ書けませんわな…
2014年12月26日
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【送料無料選択可!】埋れた牙[本/雑誌] / 堂場瞬一/著ベテラン刑事の瀧靖春は、自ら願い出て、警視庁捜査一課から生まれ育った吉祥寺を管轄する武蔵野中央署に移った。ある日、署の交通課の前でうろうろする大学時代の旧友、長崎を見かける。事情を聞くと、群馬から出てきている姪で女子大生の恵の行方がわからなくなっているという。新人女性刑事の野田あかねの“教育”もかねて、まず二人だけの「捜査」を始めると、恵の失踪は、過去の未解決事件へとつながっていった――。「私は、この街の守護者でありたいと思っている」愛する街とそこに住む人々を守るためにこんな警察官わが町にもいて欲しい~!!そう思わせてくれる主人公でした。吉祥寺が舞台で吉祥寺の風景などが事細かに描かれているのですがきっと地元民にはたまらないのでは???と吉祥寺に行ったことのない私が思ったのでした・・・主人公の両親が出てくるという堂場作品警察ものにはいまだかつてない展開にアナザーフェイスのように家族がそして介護がテーマなのか?と思ったのですが全く違う治まり方をしたのでそこに驚き犯人は何となく想像できる構成になっていたので少し残念感を感じていたところにちゃんと待受けていた驚き1本取られました。満足
2014年12月24日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】デッドエンド [ 柴田哲孝 ]笠原武大は、妻を殺害した罪で服役中。刑は無期懲役で確定しているが、彼は自分の力で一日も早く刑務所を出ると決意していた。綿密な計画を練り、カメラの監視をかいくぐって、笠原は高さ三・五メートルの塀を越えた。大胆な動きで警察の追手をかわしながら、「あるもの」を手に入れた笠原。そんな彼が接したのは、自分の娘が誘拐されたというニュースだった。読者にも主人公の目的はわからないまま物語が進行します。主人公がやたら賢いので感心しながら物語が進行します。リアリティーがあるのかどうかはわからないのですが全編にわたって迫力があるのは確かです。そして登場人物たちに顔があります。というか読んでいるうちに顔がイメージされていきました。役者さんの姿になったり漫画の登場人物になったり自分の頭の中だけにいる人が出来たり・・・なのできっと映像化しやすい作品なのでしょうと思った次第です。脱獄事件なのに最初から公安が絡んでいていろいろ想像しながら読ませてくれます。驚きの展開も多々あり・・・面白かったです。
2014年12月14日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】Another(エピソードS) [ 綾辻行人 ]「聞かせてあげようか、あなたの知らなかった、この夏のお話」少女は語り始めた。一人で過ごした海辺の町、そこで出会った幽霊との、不思議な探索行--。【楽天ブックスならいつでも送料無料】Another(上) [ 綾辻行人 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】Another(下) [ 綾辻行人 ]の続編読んでいると続きというか関連した別の話っていう感じでもあります。メイとサカキの会話の中で語られる物語という形をとっているので彼らが話しているのが本編の後日ということで続編・・・納得はいくのですがとても不思議な気持ちになります。同じ設定(世界観)の中の別の物語としても受け取れるので・・・とはいうものの本編を読んでからでないと読んじゃいけない気はしました。メインの語り部は幽霊さん不思議な雰囲気が文章の中から溢れてくるような独特の雰囲気を感じました。しっかり読み直していくと突っ込みどころがありそうな気もしましたがこの作品は雰囲気を大事にして読む方がいいような気がしたのでした。この作品のパターンから行くとアナザーはシリーズ化できそうな予感がいっぱいであります!楽しみにしていいでしょうか??
2014年11月30日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ]日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーそれが祖父だった。また読みました。何回目かな??読むたびに泣ける場面が増えていくんですが・・・本来は読むたびに太平洋戦争について詳しくなりたいのですがそこはなかなか至りませんで・・・今回読んでいて一番の変化は時々宮部が向井理さんになったところ我ながら影響されやすい~~(爆)はい!来年のドラマが楽しみです!そういえば向井理さんも御結婚ですね~~
2014年11月28日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】アクアマリンの神殿 [ 海堂尊 ]桜宮市にある未来医学探究センター。そこでたったひとりで暮らしている佐々木アツシは、ある深刻な理由のため世界初の「コールドスリープ」技術により人工的な眠りにつき、五年の時を超えて目覚めた少年だ。“凍眠”中の睡眠学習により高度な学力を身につけていたが、中途編入した桜宮学園中等部では平凡な少年に見えるよう“擬態”する日々を送っていた。彼には、深夜に行う大切な業務がある。それは、センターで眠る美しい女性を見守ること。学園生活に馴染んでゆく一方で、少年は、ある重大な決断を迫られ苦悩することとなる。アツシが彼女のためにした「選択」とは?【楽天ブックスならいつでも送料無料】モルフェウスの領域 [ 海堂尊 ]の続編表紙もリンク中学生から高校生アツシ君の成長物語アツシはともかくどうして周囲の普通の中学生が難解な単語を使いまくるのか?などと要らぬツッコミをしながらそれでも中高生だから読みやすい~~と思っていましたが曽根崎教授や西野さんが登場すると途端に難解度急上昇!私には完全理解はできない気がして上っ面を読み進めました orzしかし物語のクライマックス言葉は難解だけどこれ、そんなに理解できなかったかい?と登場人物たちに問いかけたくなったり・・・とにもかくにもまだ続くよね~と期待しながら読み終えたのでした。
2014年11月19日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】それは秘密の [ 乃南アサ ]罠と浮気。カネとライバル。煩悶と純心。明けない夜と、白茶けた朝。いつまでも瑞々しい老婆、フェティシズムに目覚めた小学生男子、結婚できないカップル、闇の中で胸をときめかせる政治家――。〈恋ごころ〉という厄介きわまるものを抱えた男たち女たちのミステリアスな心情と希望久しぶりの乃南アサさんの作品内容的には「好みじゃないかも?」と思ったり表紙に引き気味になったりしながらも読破(苦笑)短編集ですが長い、すごく短い、長い、すごく短い作品の繰り返し思いもよらない結末が待っていたりして読み進めるにつれてどんどんハマっていきました。一番印象に残っているのは「内緒」とっても短い作品ですが語り部がものすごく魅力的これ絶対覚えておこう!と思ったのでした。
2014年11月15日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】捜査組曲 [ 今野敏 ]お台場のショッピングセンターで、不審火との通報があった。安積班のメンバーが臨場した時には、警備員がいち早く消火活動を始めたので一大事にならずに済んだ。警備員に話を聞いた須田は、何か考え込んでいるようで……。三日後、またしても同じショッピングセンター内で、強盗未遂事件が起きる――。珍しく須田が、この事案をやらせてくれと安積に頼むが……(「カデンツァ」より)安積班のメンバーをはじめ、強行犯第二係長・相楽鑑識係・石倉安積の直属の上司・榊原たちが熱い想いを奏でる。安積班シリーズ第17弾短篇集収録されている10作品すべてのタイトルが音楽用語それぞれ内容にリンクしているはずですが用語の意味の方がよくわからない私…10作品それぞれに主人公・・・語り部が違います。事件を追っている…追われているのですがそれぞれの内面を描いているのでお久しぶりの安積班でも自然に、気持ちよく記憶が呼び起されてきます。それぞれが考えていることを読んでいるからものすごい連帯感って思うけれど登場人物たちはそれぞれがお互いに話をしたりしないから不安を感じたりしている安積係長の姿が結構見られる本シリーズですが今作では不安な様子は影を潜めている感じでした。なので信頼し合う仲間たちの姿がより鮮明となってとっても気持ちの良い1冊となっていました。おかげさまで一気読みでした。
2014年11月04日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】探偵倶楽部 [ 東野圭吾 ]探偵倶楽部政財界のVIPのみを会員とする調査機関。美貌の男女が秘密厳守で捜査に当たる・・・大手不動産会社社長・山上が自宅風呂場で感電死した。電気コードを用いた家政婦の計画的犯行と処理されるが、山上の妻・道代は夫の入浴の手順がいつもと違っていたことに疑問を感じ、倶楽部に調査を命じた…。探偵倶楽部の二人が関わった5つの事件が描かれています。事件と事件に関連は無し。あくまでの探偵倶楽部が関わったというだけ。読んでいるとこの二人がどうしても阿部寛さんと仲間由紀恵さんに思えてきた私…しかし2人の顔が並ぶとどうしてもTRICKを思い出し…(汗)事件の方は解決したと思ったらまだ裏があったり一筋縄ではいかないものばかりで読みごたえありました!!さすがの東野圭吾さん!!もう少し事件数が多くなったらドラマ化しそうな気がして仕方がない私です。
2014年10月25日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】テミスの求刑 [ 大門剛明 ]殺人現場付近で撮られた敏腕検事の衝撃の姿、その手には大型ナイフ、血まみれの着衣。無実を訴えたきり口を閉ざした彼に法の女神が下す審判とは?大門剛明さんの作品舞台は津地検津市です。四日市も亀山も伊勢も出てきます。そして大門さんの過去の作品に登場している津地検のエース 滝川イケメン弁護士 深町の対決!!しかし主人公は検察事務官の平川星利菜。彼女の視点で、物語は語られていきます。そこで滝川と深町に関しては読者の方が断然よく知っていますよ♪という事態も発生するわけであります。物語の中では、重大な事案が次々と起こります。日本中を震撼させるような事件が起こります。どうなるんだ?大丈夫か?ってハラハラしっぱなしで止められない止まらない作品です。三重県民として少々気になったのは移動時間そっからそこまでどうしてその時間で移動できる?と思うこと数回。一体どんなスピードを…(汗)
2014年10月20日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】廉恥 [ 今野敏 ]警視庁強行犯係・樋口顕のもとに殺人事件発生の一報が入った。被害者は、キャバクラ嬢の南田麻里。麻里は、警察にストーカー被害の相談をしていた。ストーカーによる犯行だとしたら、マスコミの追及は避けられない。浮き足立つ捜査本部は、被疑者の身柄確保に奔走する。そんな中、捜査の最前線に立つ樋口に入った情報公立中学や高校に送られた脅迫メールの発信源リストの中に、樋口の娘・照美の名前があったという。警察官の自宅に強制捜査が入れば、マスコミの餌食になることは確実で、処分も免れない。樋口は更なる窮地に立たされたー。【楽天ブックスならいつでも送料無料】リオ [ 今野敏 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】朱夏 [ 今野敏 ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】ビート [ 今野敏 ]に続くシリーズ第4弾またしてもお久しぶりの続編です。そして前作を3冊とも未読の私・・・(汗)ですが何の問題もなく読めました。読み進めていくうちになんだか感じるデジャブ感思い出すこの作品【楽天ブックスならいつでも送料無料】隠蔽捜査 [ 今野敏 ]主人公の行動にあれ?と思うのですが本作品の主人公は周囲に気を使うタイプ自分の言動が相手を傷つけたりするのを極端なまでに気にしてらっしゃいます。う~ん全然違う・・・根本的なところが似ているのかな???とはいえ全く別の物語どちらかというと気楽に読め大いに楽しめました。全3作品読もう~っと!
2014年10月17日
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淋しい狩人【宮部みゆき】東京下町、荒川土手下にある小さな共同ビルの一階に店を構える田辺書店。店主のイワさんと孫の稔で切り盛りするごくありふれた古書店だ。しかし、この本屋を舞台に様々な事件が繰り広げられる。平凡なOLが電車の網棚から手にした本に挟まれていた名刺。父親の遺品の中から出てきた数百冊の同じ本。本をきっかけに起こる謎をイワさんと稔が解いていく。連作短編集2作目の短編を読み始めた時には全然関係のない短編集?と思いましたがちゃんと関わっていました。稔とイワさんでもだからといってもの凄く行動的にいろいろなことを解決しちゃうというのとは少々違ってそっと触れるだけのような感じだったりしっかりおせっかい焼いたり様々で何だか落ち着いて読める感じがしました。稔とイワさんにももめごとが起きる所もなんだか親近感チェーンになっている大きな古本屋じゃなくて個人でやっている古本屋さん(最近はとんと見かけない…)に行ってみたくなるのでした。
2014年10月08日
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捜査一課 警部補児島要 (ハルキ文庫) (文庫) / 浜田文人/著桜の花も散った四月。神楽坂の一軒家で殺人事件が発生し、一報を受けた警視庁捜査一課の児島要警部補は現場へ急行した。被害者・岩崎康介の全身には六箇所の刺し傷があり、怨恨の線が疑われた。児島は同僚の立山加奈子巡査部長と捜査にあたることとなり、第一発見者でもある被害者の妻・岩崎桃子への事情聴取へと向かうのだが……。なにこれ面白い・・・始めて読んだ浜田文人さんの作品会話だけでなく全体的にリズミカルでハードな印象の中読みやすい・・・なんだ?この読みやすさは?つい、どんどん読み進まされてしまうといった感じでした。そして読んでいると過去の事件が出てきます。・・・やたら具体的に・・・そこで気が付きました。公安捜査シリーズのサイドストーリーなのですね、この作品。公安シリーズは全然読んだことのない私ですがこの作品は何の問題もなくしっかり楽しめました。そしてしっかり釣られました。公安シリーズ読みたいぞ!!それほどまでに登場人物たちに魅力を感じました。
2014年09月05日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】美しき凶器 [ 東野圭吾 ]安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子。かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった彼らには、葬り去らなければならない過去があった。四人は唯一彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、いっさいのデータを消去。すべてはうまく運んだかに思われたが…。毒グモのように忍び寄る影が次々と彼らを襲った!東野圭吾さんスポーツ系サスペンスとはいうもののスポーツ関係というだけで実際にスポーツしている場面はわずかですが・・・かなり怖いです。迫りくる恐怖人間改造の恐怖身勝手な人間への恐怖いろいろな恐怖がいっぱいの中ラストのほんの一言に揺り動かされました。怖いだけで終わらないところがさすが!でございました。
2014年08月21日
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KAPPA 徳間文庫 / 柴田哲孝 【文庫】ブラックバスを釣りに来た男が、上半身を引きちぎられた死体で発見された。猟奇殺人なのか?地元署の捜査は混迷、難航。宿無しルポライターと、引退間際の老漁師、引き篭もりの少年、はみ出し者の田舎刑事が、事件の謎を解くため活躍する。柴田哲孝さんデビュー作有賀雄二郎シリーズ第1弾ずっと以前に読んだのですが表紙を全く覚えていなくて、また手に取っちゃいました。以前に読んだ時とは違い川や海での生きもの調査に何度も何度も出かけるようになっているので感じる所も違う訳でブラックバスのリリースには大いに疑問を感じました。命は大事それはそうだけど日本古来の生きものたち絶滅に瀕しているたくさんの生きものたち彼らの命も大事実際に生きもの調査中にも何度も見かけました。こんな所にいるはずのない生きものたち・・・悲しいことです…作品については以前読んでいても夢中になって読めて満足でありました~~
2014年08月08日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】グレイ [ 堂場瞬一 ]著名な経済評論家・北川啓が主宰する「北川社会情報研究所」。日々の暮らしに汲々としていた大学二年生の波田は、街頭調査のバイトで見込まれ、破格の待遇で契約社員になる。それが運命を大きく狂わせる一歩だとは知らずに…今まで読んできた堂場瞬一さんの本とは全く違った作品読んでいて貫井徳郎さんを思い出すことしきりそれでも食べ物に関する記述の量に堂場瞬一さんを見たり!読後感はよかったとは言いにくく何だかモヤモヤしましたが社会に近づき、垣間見始める大学時代人生に大きく影響する何かを感じる時代といった部分には共感するものもあり。ただしこの作品の主人公は大きな出来事がありすぎ!人格変わりすぎ!動乱の大学時代!しかしそれでこそ読みごたえも出るというもの。社会は学生時代のように守られてないしその社会で自分の力で自分を守り、且つ、のし上がっていこうと思えば生半可な気持ちじゃ全然ダメってもの凄く訴えられた気がしたのでありました。
2014年08月05日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】献心 [ 堂場瞬一 ]綾奈の死の真相を知る決意した高城に長野が目撃者情報を持ち込む。十数年を経て得られた新しい証言。しかし会社員だというその男は一転証言を曖昧にした上で、弁護士を通じて抗議をしてくる強硬さだった。不可解な態度を不審に思いつつ、地道に当時の状況を洗い直す高城は、綾奈の同級生母子を追って一路東北へ向かう。警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ 第10弾にして最終巻やっと読みました。最終巻ですからついに綾奈の死の真相が明らかになります。その上総務課の大友鉄は出てくる追跡捜査係の西川と沖田は出てくるとかなり豪勢な作品となっています。何となく行き当たりばったり的な成り行きな気がしないでもありませんでしたがそこはもう突っ込みません(笑)読後は多少不完全燃焼な感じがしましたがこれこそがこのシリーズらしいのかも?と同時に思ったのでした。そしてもしかしてもしかしたらまた「高城賢吾」にお目にかかれそうな気もして嬉しく思ったのでした。
2014年07月28日
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【送料無料選択可!】私に似た人[本/雑誌] / 貫井徳郎/著小規模なテロが頻発するようになった日本。ひとつひとつの事件は単なる無差別殺人のようだが、実行犯たちは一様に、自らの命をなげうって冷たい社会に抵抗する“レジスタント”と称していた。彼らはいわゆる貧困層に属しており、職場や地域に居場所を見つけられないという共通点が見出せるものの、実生活における接点はなく、特定の組織が関与している形跡もなかった。いつしか人々は、犯行の方法が稚拙で計画性もなく、その規模も小さいことから、一連の事件を“小口テロ”と呼びはじめるー。小口テロ関係で身の回りに何かが起こった人物10人の物語10人それぞれが語り部となり読み始めには関係のない人々がそれぞれ、小口テロによる何らかの影響を受けたその「それぞれ」を描き出すことで読者に「私に似た人」を見つけさせるってな趣向かと思っていたのですがそれだけではありませんでした。さすが貫井徳郎さん!それぞれの個性も考え方も生活環境も違う人々が見事に描き出されている所にも感嘆符ですがラストまで読むと読者の期待の、予想のずっと上に行っている物語。まったくもって見事でありました!!
2014年07月20日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】ペテロの葬列 [ 宮部みゆき ]今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだがー。しかし、そこからが本当の謎の始まりだった!事件の真の動機の裏側には、日本という国、そして人間の本質に潜む闇が隠されていた!【楽天ブックスならいつでも送料無料】誰か [ 宮部みゆき ]【楽天ブックスならいつでも送料無料】名もなき毒 [ 宮部みゆき ]に続く杉村三郎シリーズ第3弾【楽天ブックスなら送料無料】名もなき毒 DVD-BOX [ 小泉孝太郎 ]に続いてドラマ化先日ドラマが始まりましたね。見ませんが…原作は辞書のような本でした。宮部みゆきさんの本は辞書級のものが多々あるので得に驚かなくなっている自分を発見・・・案の定事件の裏に事件あり事件の裏に人の過去ありそのまた他にも事件あり別のところにも事件あり思いもよらぬ事件ありてんこ盛りでございました。分厚い本で盛りだくさんの事件ですがそれぞれの登場人物がきっちり立ってくれているので読んでいて混乱することは皆無。サラサラと読んでいけます。今までのシリーズ作品はそれぞれに完結していた感がありましたが今作はもしかしてこのシリーズは続くの?長く続くの?と思わせるラスト。シリーズ中もっとも衝撃のラストと言って憚りません。もしかするとドラマをシリーズ化するための思い切った方向転換?と思ったりもした私です。
2014年07月09日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】虎の尾 [ 今野敏 ]渋谷署強行犯係の刑事・辰巳は、整体院を営む竜門のもとを訪れた。琉球空手の使い手である竜門に、宮下公園で複数の若者たちが襲撃された事件について話を聞くためである。被害者たちは一瞬で関節を外されており、空手の使い手の仕業ではないかと睨んでいたのだ。拳鬼伝シリーズが渋谷署強行犯係シリーズと改題してから初めての新刊シリーズ第4弾既に過去の作品の記憶が飛んでいます…(大汗)今作の主人公=語り部は竜門竜門の師である大城が登場沖縄での修業時代など竜門の過去が垣間見える作品となっています。そのため辰巳の出番がかなり少なくて「渋谷署強行犯係」のシリーズ名に違和感を感じるまでに…(汗)沖縄の武道空手などに詳しくなれる作品となっています。
2014年06月13日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】バベル [ 福田和代 ]201×年新型ウイルス『バベル』が蔓延する近未来の日本。そのウイルスに感染して発症した人間の大半は言語に障害を来たし、場合によっては意思の疎通まで不可能になる。感染拡大を恐れた諸外国は日本との貿易・渡航を制限、日本経済は大打撃を受けたーー。その後日本政府は巨大な壁「長城」を建設、「長城」の内と外で感染者と非感染者を隔離する政策を推進する。日本は一種の鎖国状態に入る。予備知識0で読み始めたためかなり早い段階で腰が抜けたわけですが、一体どうしたらこんな発想(設定)が生まれてくるのか?作者の想像力(創造力?)に脱帽って気持ちが読んでいる間中ずっと心の中にありました。科学であり人であり国であり狂気であり愛であり・・・たくさんの要素がぎっしり詰まっています。かなりの読み応えでありました。過去と現在が行き来しながら進んでいく物語なのに読みにくさをちっとも感じなかったのはもの凄いことだと思う。しかし個人的には心揺さぶられる内容のおかげで読むのに体力使った気が致します~~
2014年06月01日
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【送料無料選択可!】内通者[本/雑誌] (単行本・ムック) / 堂場瞬一/著千葉県警捜査二課の結城孝道は、護岸補強工事に絡む贈収賄事件の内偵中に、最愛の妻を病気で失ってしまう。彼は、ひとときでも悲しみを忘れようと捜査に没頭するが、いわれなき告発により、自らの立場は揺らいでいく。そんな中、唯一の肉親となった一人娘から助けを求める連絡が入り…。結城は刑事として、そして父親として、犯人と対峙していくがー。贈収賄の事件を追っていた・・・と思ったら一転、二転次々と別の出来事が起こってきて目まぐるしい印象あまりの盛沢山に読後ものすごい長編を読んだ気持ちになりました。贈収賄の事件そういえば読んだ記憶が見つかりません。それだけでは作品にしにくいのでしょうか?この作品では「家族」もテーマのひとつです。警察内と同様・・・もしかするとそれ以上に家庭内の出来事が多く描かれていて自然な流れではあるのですが少々驚くほどに食べ物の記述が多かったです。さすが堂場作品(笑)
2014年05月21日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】政と源 [ 三浦しをん ]東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌脱ぐことにするがー。弟子の徹平と賑やかに暮らす源。妻子と別居しひとり寂しく暮らす国政。ソリが合わないはずなのに、なぜか良いコンビ。そんなふたりが巻き起こす、ハチャメチャで痛快だけど、どこか心温まる人情譚!連作短編集国政と源次郎東京の下町で暮らす老境に差し掛かった幼馴染の二人彼らとその周りの人々の日常を描いています。語り手は政なので政の心情は読めます。しかし源の心は読めません。政が強がりをしながら内心羨ましく思う源の心も覗いて見たくなります。川に挟まれたY町の船を使った生活の様子などとても興味深いです。ところで挿絵に見る政と源があまりにもイケメン過ぎて途方に暮れそうです…
2014年05月18日
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【送料無料】ハイ・アラート [ 福田和代 ]宵闇の新宿。雑踏に色とりどりの風船が浮かび、大音響とともに爆発した!「十二神将」を名乗る爆弾テロリストの、それが東京への宣戦布告だった。さらに浅草寺、六本木ヒルズ、新丸ビルを襲撃後、突如、犯人は企業へと標的を変えた。「怒れる神々」と称する犯人の「怒り」はどこまで拡大するのか。東京が騒然とする中、一人のペルー国家警察テロ対策本部捜査官が新神戸駅に降り立った…。人探しに来たペルーの人彼を手伝う人テロを追う警察テロリストたくさんの人物が入れ代わり立ち代わりに語り部となります。最初混乱しそうな感じだったのですが彼らの語りは徐々にひとつの物語に集約されていって・・・徐々に1本になる物語ですが登場人物は徐々に増えていきました。当然メインキャラと脇キャラに分かれるのですが脇キャラたちにもちゃんと顔が見えてきてなんだか徐々に感情移入してしまいそうになりました。テロ関係の作品を読んで意外な読後感に浸ったのはこの感情移入に秘密か・・・まんまと作者の思惑にハマったような気も致しました。少々疲れていて最近なかなか本を読み進めないでいましたがこの作品で復活!読んでよかった
2014年05月14日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】凍る炎 [ 堂場瞬一 ]「燃える氷」メタンハイドレートの研究施設で起きた密室殺人事件。殺された研究員が開発していたある技術とは?中国人窃盗団による宝石店爆破事件に関わった刑事総務課の大友鉄は、夢のエネルギー資源をめぐる最悪の謀略に巻き込まれていく。アナザーフェイス シリーズ第5弾やっと読みました。先に読んでしまった【送料無料】刑事の絆 [ 堂場瞬一 ]と完全リンクしている作品です。「刑事の絆」だけを読んだ時にはこちらから読んでも大丈夫と思いましたがこれは絶対に「凍る炎」から読まないといけません!両作品はコラボというより「凍る炎」の続きが「刑事の絆」主人公は変わるけど、物語は上記の順に続いています!おかげで読後一番の感想はもう1回「刑事の絆」読みたいな、でございました。さて、本作品主人公の大友鉄、大きな転機です。優斗の登場頻度が・・・(汗)今までのアナザーフェイスのつもりで読むと多少違和感も感じるかもしれません。しかし、主人公自身も違和感を感じているのでやむを得ないでしょう。そんな中今後も女性への効き目抜群の特殊能力だけでなく異色の子育て刑事のスタンスはキープして欲しいと心の底から願うのでありました。
2014年05月03日
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】獄の棘 [ 大門剛明 ]獄の棘とは刑務所の鉄条網のこと。この閉ざされた内部では、外からは窺い知れない様々な事件が起こっている…いじめ、内部告発、偽装結婚、脱獄……新米刑務官・武島良太が見た、塀の仲の真実とは……? 連作短編集刑務所の中のお話個人的には読んでいて気持ちの良いものではなかった気がする。でも私の知らない世界でもあり、興味深い部分もあった。刑務官たちの内面そもそも刑務官が描かれる作品に出会ったのは初めて。主人公である良太が語り部となって様々な出来事が綴られていきます。醜い部分良くわからない部分共感できる部分人間だれでも様々な面を持っていると思いますが人の多面性のようなものが垣間見えてそんな中で自分がその人のどこを信じたいのか。揺れ動く心が淡々と描かれて居ました。1篇1篇がミステリーな描き方になっているので謎解きも興味深かったりします。
2014年04月26日
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【送料無料】永遠の0 [ 百田尚樹 ]日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りそれが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。映画を見てもう一度読みたくなって再読。映画は時間の制約もあり、原作通りではありません。証言をする人数が違ったり出来事がすっぽり抜け落ちていたりそれでも映画と小説の相互作用でイメージが膨らみました。前回読んだ時よりも注目したのは当時、戦が行われた場所の地名と位置関係地名は以前から耳にしたことのあるものが殆どなのですがその場所が分からない。なので表紙を開いてすぐにある地図を何回も何回も見返しながら読みました。数人の証言なので同じ出来事を複数人が語っていたり明らかな現実の出来事がいっぱい挿入されていたり読み進めば進むほどもう一回読もうかな・・・と思い始める魔法の書で、結局最後には号泣
2014年04月06日
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【送料無料】刑事の絆 [ 堂場瞬一 ]捜査一課・追跡捜査係の沖田大輝とかつて強行犯係で同僚だった、刑事総務課・大友鉄が最大の危機に見舞われた。ベンチャー企業が開発した、次世代エネルギー資源を巡る国際規模の策謀に巻き込まれたのである。仲間の身を案じた沖田は、追跡捜査係に協力依頼がないにもかかわらず、同係の西川と共に大友が手がけてきた事件を洗い始める。警視庁追跡捜査係シリーズ第5弾アナザーフェイスシリーズ第5弾【送料無料】凍る炎 [ 堂場瞬一 ]とのコラボ作品本来は「凍る炎」から読むべきなのですがやっちゃいました・・・もっとも、本作品の主人公たちも「凍る炎」事件は部外者知りえた事実は話してくれますのでこの作品だけでも大丈夫です。とはいえ本シリーズ第1弾の【送料無料】交錯やアナザーシリーズの過去作品【送料無料】アナザ-フェイス【送料無料】敗者の嘘【送料無料】第四の壁【送料無料】消失者 [ 堂場瞬一 ]などにもちらちらと触れられるのでシリーズを通して読んであった方がより楽しめます!!また過去に小説化されていない大友さんに関わった事件も登場。これに関しては、後味悪そうだけど短編でもいいから作品にして欲しいなぁ…などと思うのであります。それにしても本作品で目を見張るのは大友さんの人気ですね(笑)こういったコラボ作品ファンには嬉しい限りであります。
2014年04月05日
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【送料無料】祈りの幕が下りる時 [ 東野 圭吾 ]第48回吉川英治文学賞を受賞悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが…。加賀恭一郎シリーズ 第10弾やっと読みました。小説としては【送料無料】麒麟の翼 [ 東野圭吾 ]の次になるのですが年始ににドラマの新参者 加賀恭一郎 眠りの森(DVD)を見たおかげで舞台物が2作続いたような錯覚がありました(汗)ドラマの力は偉大で加賀は完全に阿部寛さんの姿で動きます。松宮もしっかり溝端淳平さん。しかし昔の加賀もこんな感じでしたっけ?ガリレオシリーズでも感じましたがこの方の小説はドラマ放送後にはドラマで確立したキャラに歩み寄っているような気が致します。なので原作とドラマの乖離感がなくて済む気がします。過去作との違和感は感じるんですが・・・(汗)今作は加賀にとっての大きな転機になる作品ですが松宮がメインで動きます。物語が進むにつれて加賀の出番も多くなってきますが主人公は松宮じゃないのか?ってくらいの働きです。そして物語は松本清張のあの名作が・・・と思っていたらあちらこちらで同じような論評がされていました。わかりやすい・・(笑)途中まではややこしくて、先も見えず加賀の「どれだけ無駄足を踏んだかで捜査の結果が変わってくる」を共に実感できそうなくらいです。それが案の定途中から目が離せなくなって寝不足です・・・作者の目論見にまんまとはまった実感たっぷりの読後でありました(笑)
2014年03月22日
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【送料無料】心霊探偵八雲(第9巻) [ 神永学 ]刑事を辞め、八雲と心霊専門の探偵を始めた後藤に持ち込まれたある相談。同じくして樹海で発見された身元不明の遺体、その時八雲は!?心霊探偵八雲シリーズ第9弾第8弾と同じくとっても分厚い1冊です。刑事を辞めた後藤さんの動向がとっても気になる作品です。後藤さんが刑事でなくなったことによって石井刑事の出番はどうなる?という心配も持っていた私。ちゃんと出てきました。石井刑事。新たな相棒もちゃんと登場!なので八雲サイド後藤サイド春香サイド石井サイドと場面転換が多岐渡り、少々面喰ったりもしましたが徐々に集合していって物語の殆どは石井サイドと八雲サイドの2グループ編成。石井刑事の成長を感じます~~またある変化も♡第8巻と同じく事件の方はかなりややこしく入り組んでいます。あの出来事と、その出来事と、この出来事が見事に入り組んでいます。本当にややこしい。でも謎は解けた!!と終わりを迎えるのですが1個謎が・・・作品中には特に明記されてはいないけれど1個忘れられている気がするんですよね…結構重要な事柄だと思うのですが・・・ということで大いに10巻に期待を寄せてしまうのでありました。
2014年03月16日
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【送料無料】心霊探偵八雲(8) [ 神永学 ]目を覚ました八雲の側にあった、血まみれの遺体。もしかして自分が!?混乱する八雲は、ひとまずその場を離れることに。一方、行方不明の八雲を探す後藤と晴香は、驚がくの事件に巻き込まれ!心霊探偵八雲シリーズ 第8弾ひさしぶりに手に取ったら今までの作品よりもとっても分厚い・・・読んでみても今までより記述が親切もしかしたらこの作品から読み始めても何とかなるんじゃないか?と思ってしまいましたがさすがにそれは厳しいか。分厚さと比例して(?)事件はかなりややこしく、読みごたえも十分またしても八雲は行方不明にそして後藤も・・・結局頑張る石井刑事と春香ちゃんそして新たな僧侶の登場もう、僧侶なしではやっていけないのかも知れませんこの物語(笑)と八雲の親族関係エピソード前作をもって、もう落ち着いたのかと思っていましたがしつこく続いていました。どこまでも続く因縁フィクションだからいいようなもののこれじゃあんまりじゃね?と思わずにはいられませんっ!シリーズとして大きな転換期となっている本作品今後の展開が気になるところです。
2014年03月13日
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