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僕は、道に迷った時、人生の転機の時、楽しい時、落ち込んでいる時、
暇なとき、忙しい時には(いつでもですね)
香取市の風土村の通称「竹とんぼおじさん」の野平さん
に逢いに行きます。
会うより逢うの方が僕の心が表現できます。
僕は最近ご無沙汰していますが、里山保全のボランティアの会長です。
風土村は産直レストランと直売店、
奥には広い芝のスペースがあって、
子供らを手放しで遊ばせられます。

その一角で野平さんが竹とんぼを作っています。
僕は竹とんぼを作るわけでもなく、
隣に座り、野平さんと意見交換。
話の内容は、物事の考え方や生きるうえでの面白い発見のことです。
「こんなことがあった」というと
的確なアドバイスをくれたり、
「そうだよな、面白い話だな~」
とのってきてくれます。
先週日曜日には、「矛盾による人生の豊かさやその大切さ」の話をしてました。
野平さんは話足りなかったのか、手紙をくれました。


今なら、メールや電話で済むようなものを
わざわざ手紙です。
この「わざわざ」というのも隠れたメッセージなのかもしれません。
手紙の内容を少し紹介しますね。
「矛盾について」
日本で暮らす人、暮らしたことのある人は弁証法をよくするという説があります。
これは大切にしたい資質だと思っています。
「東京ゲートブリッジ」のユニークな造形もその矛盾さゆえの産物です。
橋としての強度を保つため重くなければならず、
ゲートとして開閉の為軽くなければならない。
また、東京湾は羽田に離着陸する飛行機が低く飛び、
湾には大型船が出入りする。
在るものを先ず在るがままに受容し、在るものを在るがままに生かそうとする。
そうした事物の関わりようが弁証法をすることに
通じていくのかもしれません。
矛盾を矛盾として、一方を切り捨てることで矛盾を回避する方が
一般的だし楽ちんに思われます。
世の中は矛盾で溢れていてその矛盾があるからこそ、
バランスの調和がとれています。
これが心の豊かさだと思います。