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2026年の春、私の運用する艦隊(ポートフォリオ)が、一つの大きなマイルストーンを突破した。年始の3,494万円から始まった今年の航海だが、ついに過去最高値を塗り替え、現在は3,632万円に到達している。
目標とする「1億円」という最終目的地に向け、ハイパ複利が本格的に加速し始めた感覚がある。
しかし、数字が増えるほどに、ある問いが自分の中で重みを増してきた。
「胡蝶の夢」と、現実の乖離
資産が1日で数十万円単位で変動するようになると、職場の日常がひどく非現実的に感じられる。在庫管理の不毛さや、上層部から降りてくる目標設定。それらはもはや、遠い銀河の出来事のようだ。
これが「胡蝶の夢」か。
投資が自分を自由にする夢を見ているのか、それとも今の労働という現実が単なる悪い夢なのか。
そんな浮遊感の中、私は改めて「なぜお金を増やしているのか?」という原点に立ち返ることになった。
子供の成長という「期間限定」の投資
わが家には中1の娘と、小5の息子がいる。
彼らのためにはジュニアNISAという堅牢な要塞をすでに構築済みだ。しかし、それ以上に価値があるのは、彼らが親と一緒に笑って過ごしてくれる「今」という時間である。
「資産が5,000万円になったら海外旅行へ行こう」
当初はそう考えていた。だが、子供たちの年齢を考えれば、3年後や5年後では遅すぎる。彼らが心から親と楽しく過ごし、目を輝かせてくれる時間は、砂時計のように刻一刻と減っているのだ。
そこで、一つの決断を下した。
「資産4,000万円を突破した瞬間、家族でカリフォルニア・ディズニーへ行く」
投資家としての葛藤:150万円の現金待機は「悪」か
旅行予算は約150万円。
投資家としての理性は「150万円を1年寝かせるのは機会損失だ。NASDAQ100で回せばもっと増えるのに」と囁く。
しかし、私は決めた。
現金を完全に分離して「待機」させるのではなく、**「4,000万円という雪だるまの中に、旅行代を含ませたまま転がし続ける」**手法をとる。
使う直前に、旧NISA口座などから必要な分だけを切り出す。それまでは1円たりとも遊ばせず、市場という戦場に全兵力を投入し続ける。これが、私なりの「のらりくらり流」の最適解だ。
結び:フォースは「今」この瞬間に
職場の評価シートが何色に染まろうと、知ったことではない。
私の真の目標は、職場のデスクではなく、家族のパスポートに刻まれる「入国スタンプ」にある。
4,000万円まであと368万円。
このカウントダウンを、日々の業務という名の「資金調達」をこなすためのガソリンにする。明日ものらりくらりと、優雅に戦い抜こう。
銀河の平和と、わが家の4,000万円突破を願って。
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