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さて今回は、現在お預かりしている少し珍しくて、ちょっと“手ごわい”物件のお話です。
工場と倉庫が2棟建っている物件
今回の物件は、敷地内に工場と倉庫が2棟建っています。オーナー様からは「両方まとめて貸してもいいし、1棟ずつ別々に貸しても良いよ」という、柔軟でありがたいご提案をいただいています。
これなら、借りたい方のニーズに合わせて色々なご提案ができそうです!
……と、ここまでは良かったのですが、いざ募集の準備を始めようとすると、不動産業ならではの「壁」にぶつかりました。
正確な面積がわからない!?
この物件、非常に大きくて複雑な造りをしているため、現地でメジャーを当てて「はい、〇〇平米です!」と正確な面積を出すのがとても難しいのです。
「それなら、建物の登記簿(登記事項証明書)を確認すれば一発だね」
そう思い、さっそく法務局のデータを調べてみたのですが……。
なんと、建物が**「未登記(とうきされていない)」**状態であることが判明しました。
古い建物や、増改築を重ねた建物ではたまにあることなのですが、これでは公式な面積がわかりません。募集図面を作るにも、契約書を交わすにも、面積がわからないことには一歩も前に進めないのです。
「固定資産税評価証明書」に望みを託して
そこで次の手段です。
建物が未登記であっても、市役所(自治体)は税金を課税するために、独自に建物を調査して面積を把握しているケースがほとんどです。
その情報が載っているのが**「固定資産税評価証明書」**。
「ここに面積が載っていますように……!」と祈る思いで、まずはオーナー様に書類がないかお尋ねしました。しかし、お手元には見当たらないとのこと。
委任状を手に、市役所へ!
大切な書類ですから、そう簡単には見つからないこともあります。そこは私たちの出番です。
オーナー様から「代わりに取ってきていいよ」という委任状をいただき、これから市役所の税務課へ行ってきます。
不動産の仕事は、華やかな物件紹介ばかりではありません。
こうした地道な調査を一つひとつクリアして、貸主様も借主様も、全員が安心して取引できる土台を作ることが、私たちの何よりの大切な役割です。
無事に正確な数字が分かりますように。
いってきます(^^)
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