FGTH(FRANKIE GOES TO HOLLYWOOD)とa-haが思い浮かぶ。 特にa-haはデビュー曲を再リリースした“Take On Me”の、アニメと実写を合成したPVがちょうどMTV時代にマッチし、一躍人気バンドとなった。 ノー天気な米国バンドや、スカした感じの英国バンドとはどこか異なる、端正でミステリアスな雰囲気を漂わせるこの北欧美青年3人組(えッ!?)は、当時世界中の女の子の胸をざわめかせた。
そんな進んだ国から霧の立ち込める英国に渡った彼等は、85年に先の“Take on Me”で大ブレイク!但し、やっぱりノー天気な米国人には彼等のしっとりした音楽が合わなかったのか、この曲以降はあまりパッとしなかったが、同じウェット系の欧州では快調にヒットを飛ばし、同年にリリースした1stアルバム「HUNTING HIGH AND LOW」は全英2位(全米15位)を記録した。 “Take On Me”の手書き風アニメPVが受けたからといって、3rdシングル“Train of Thought”でも安易に同じ手法を使ったのが痛かった。a-ha人気に翳りが射した一端はこの手抜き(に感じた)PVのせいでは?と思わなくもない…
翌86年にリリースされた2ndアルバム「SCOUNDREL DAYS」は、全米チャートでは74位と惨憺たる結果だったが、母国・ノルウェーでは1位を、また英国でも2位を記録した。個人的には、彼等のアルバムの中ではこれが一番お気に入りで、今でもよく聴く♪ ともにシングルカットはされていないが、軽快でありながらどこか哀愁の漂うような“We're Looking for the Whales”と、モートンの抑えたヴォーカルが格好いいラストナンバー“Soft Rains of April”が特にお気に入り(*^^*) と半信半疑で観に行くと、バリバリの時流オーラを身に纏った本物のa-haであった。たしかポールとマグスもステージにいたように思うが(いないと困るっしょ)、モートンにしか目を向けていなかったのであまり記憶に無い…(^^ゞ
90年代以降はさほど名前をきくこともなかったが、近年活動を再開してヒットを飛ばしているそうで、嬉しいかぎり 今月19日にはニューアルバム「FOOT OF THE MOUNTAIN」がリリースされる。早いものでモートンも今年で50歳、どんな歌声を聴かせてくれるのか今からとても楽しみだ。
本日のひまつぶし
・a-haといえば、やはりこの曲!“Take On Me”→こちら ・私のお気に入りはこの曲!“We're Looking for the Whales”→こちら ・飛び出す絵本のようなPVが懐かしい♪“Cry Wolf”→こちら ・ファルセットもいいけど、低音も格好いい。“Here I Stand And Face The Rain”→こちら ・彼等はこういうしっとりした曲が実によく合う。“Manhattan Skyline”→こちら ・ニューアルバムからの1stシングル“Foot of the Mountain”→こちら モートンの甘~い歌声は今も健在(*^^*) 彼の声を聴いてると妙に癒されます~。